日本のことわざに「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉がありますが、ほぼ同じようなことわざがイギリスにあるのをご存知でしょうか?
「5月のアスパラガスは姑に食わすな」
イギリスのアスパラガスは5月と6月のホンの一時しか手に入らない、貴重なものです。
お姑さんなんかには食べさせないわよって感じです。
金気を嫌うのでフォークやナイフは使わずに指でつまんでいただくのが正式です。
この野菜はミネラルとヴィタミンが豊富で何と野菜のヴァイアグラと呼ばれています。
これは最近発表されたことでもなんでもなくて何と17世紀ごろから知られている事実です。
"Asparagus stirs up lust in man and woman"
アスパラガスは男女の欲望を燃え上がらせる(Nicholas Culpepper 1616-1654, ニコラス・カルペパー、ハーブ研究家、リーズ城を所有していたカルペパー家の遠戚).
ということはお姑さんに食べさせない理由というのは味には関係がないのかも。
なんだか奥が深そうなのでこの辺にしておきましょう。
ヨーロッパの大陸では白いアスパラガスが人気ですが、これは日に当てないように土を盛って育てるだけで種類が違うわけではありません。
世界で一番多くアスパラガスを輸入しているのは日本ですが、残念ながら英国産ではありません。
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