リヴァプールには大聖堂が2つあります。
英国国教会のものはこの国で最大の規模を誇っています。
私はこれを見るといつもフランケンシュタインを思い出してしまいます。
でかくてブキミ。
丘の上に建っていて、結構威圧感があります。
リヴァプールの人たちが小柄で陽気で親切なだけに、何だか対照的。
塔の高さは100mほどで、エレベーターを2つ乗り継いだ後、階段を108段上がるとリヴァプール中が見渡せるそうです。
私は高所恐怖症なので、上がったことはありません。
中はロンドンの教会に比べるとガランとしています。
イギリス名物の電話ボックスを作ったGGスコットの建築ですからお土産物屋さんには電話ボックスのキーホルダーが一杯。
第2次世界大戦をはさんで20世紀の4分の3をかけて作られた教会です。
古いものはないかと歩き回るとこんなものが。
1880年から1900年までここの司教をしたライルさんの記念碑です。
リヴァプールは2007年で800年を迎えますが、市になったのは1880年ですから随分新しいわけです。
英国では市と呼ばれるためには司教さんがいないといけないわけです。
なぜかと言うと司教様が地区教会の管理をするからで、地区教会が人間の管理をしていた時代からのしきたりです。
いまだに戸籍謄本のない英国では、出生届と婚姻届、死亡届が各登記所に保管されています。
登記所の出来る前は地区教会の管理でした。
だから宗教が違うと町で生活できなかったわけです。
教会を認めない新教徒の人たちは誰も管理できません。
そこであちこちの国から迫害されたわけ。
この中で見逃さないで、と言うのはレイディチャペルとオルガン。
本堂とは打って変わってエレガントです。
オルガンは1万本近いパイプ、5段もある鍵盤が見事です。
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英国公認日本語観光ガイド協会ではチャリティーツアーを行っています。
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