2015年6月29日月曜日

ルイス島からスカイ島へ

私がこの記事を書いている時(2015年6月26日)フェリー会社はストで大変みたい。

住んでいる人たちにとって、フェリーは生命線です。
ほとんどの生活必需品はフェリーで島まで運ばれています。

私たちが実際にルイス島を出たのは先週の土曜日。

僻地に行くにはもちろん飛行機もあるけど、いろいろトランクに積んでいけるので、車がやっぱり便利。

今日は2週間滞在したおうちに別れを告げて、ハリス島のタバートへ。

雲が少し多かったけれど、ドライブ日和かな。

 晴れていると、いつも見ている景色がよりきれい。
高台はかなり雲が低いなぁ…。


そう思っていたら、やっぱり僻地のお天気は侮れない(笑)
 いきなり10m先が見えないくらいの霧!
ハリス島は高低の差が激しいのでこういったことも多いそうです。


スローダウンして高台から降りてきたら少しましになってきました。
 タバートの港のあたりは全然平気。
フェリーが港に入ってきました。
港には何にもない。
新聞屋さんと銀行とお土産物屋さん。
ツーリストオフィスもあるんだけど、私たちが行ったときは閉まっていました。
「お葬式に出席しますので今日は午後からしか開きません」
そんな張り紙がドアに貼ってあった。

ハリス島のちょっとしたお土産なんかをここで買おうと思っていたので、ちょっとがっかり。
フェリーに乗る車は、指定の場所に駐車して、大体30分くらい待たないといけないので、時間つぶしにもいいと思っていたら甘かった。

さていよいよ時間になって乗船。
タバートからスカイ島のアイグへのフェリーは、アラプールからストーノウェイのもの(リンクします)より少し小ぶりでした。
タバートからアイグまで1時間半。
船内にはパブとカフェがあってご飯も食べられます。
スカイ島が見えてきた。

どんなところかなぁ。
桟橋が見えてきました。
ストーノウェイよりも小さそう。

さて、スカイ島に到着。
フェリーにサヨナラして、1時間くらいのドライブで借りているおうちに向かいます。




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2015年6月27日土曜日

ルイス島で絶対に食べた方がいいもの3つ!

 ルイス島で絶対に食べた方がいいもの。

第一はまず手長エビです。

島なんだから、どこにでもお魚屋さんがあると思ったら大間違い。

何と大手スーパーマーケットのテスコとコープが島中に配達してくれるので、小さめの小売店はどこも存在危機。

かろうじて首都ストーノウェイに2つのお魚屋さんを発見。

ひとつはFishermens' Co-opのもの。
品ぞろえはいまいち。

もう一つはインフォメーションセンターの北側。
ロイヤルホテルのお向かい、海岸沿いです。
ウェブサイトはないんですが、電話番号は01851-706772。
Islander Shellfish というお店です。
外観はこんな感じ。

中に入るとカウンターにいっぱいお魚が並んでいます。
日曜日と月曜日はお休みだから気を付けて。

2~3日おきに、ここで生の手長エビを買うのが私たちの日課になりました。

お店屋さんも覚えていてくれて、
「手長エビを1㎏ちょっと」
そんな風に注文するとにっこり笑って対応してくれました。
 これで15ポンド弱。
ロンドンに比べると半額から3分の1くらい。
しかも、生きています。
大きなお鍋をグラグラさせて、大きさにもよりますが、7~8分茹でます。

するとこんな風。


もちろん生きているのをそのまま食べてもおいしい。
 生醤油を持っていっていたので、手長エビのお刺身。
これはロンドンではなかなかできない贅沢。

茹でたものは、頭のクリーミーなところも爪の部分も全部食べます。

30分くらい、ティムちゃんも私も無言で(笑)

2回目からはおしゃべりの余裕もできたけど、初回はホント、黙々と食べました!
将来、手長エビを食べにだけルイス島に来るかもしれない。



 さて、2つ目に絶対食べた方がいいもの。
それは、ブラックプディング。
正直なところ、ブラックプディングって好きじゃなかった。
イギリス風の朝食につきもの。
豚の血のソーセージです。
レバーみたいな風味がどうしても好きになれない。

だけど、ここのは違います!
気持ちスパイシーで、オートミールいっぱいだから全然臭くない。

スーパーマーケットでも売っているけれど、お肉屋さんで買うのが一番。
ストーノウェイのブラックプディングは有名なので、どこでも売っています。

私たちが贔屓にしていたのはフランシス通りのお肉屋さん。

 スコットランドだなぁ、と思うのがこれ。
左が鶏むね肉の中にハギスを包み込んだもの。
右はブラックプディングが包まれています。
買わなかったけどね。


 最後はスコットランドの牛肉。
サーロインのロースト用塊肉はロンドンの半額以下。

私たちは何回もローストビーフを作りました。

というわけで、ルイス島をエンジョイするならやっぱりキッチンが必要。
レストランはほとんどありません。





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2015年6月26日金曜日

宝物が見つかるかもしれないビーチ?

 すごく大きな砂浜でしょう?
 前回の記事で他二つのビーチを紹介したルイス島。

ここ、Uig のビーチも、引潮時間に行けば果てしなく広がる砂浜。
そんな砂浜で乗馬している女の子がいたり。
なんだか物語のシーンみたいでてステキ!
この先で、漂流してきた謎の王子様がビーチに横たわっていたりとか…

…は残念ながらありませんでした(笑)

でもね、昔このビーチの端っこで横たわっていた石の箱があったんです。

その中にはセイウチの牙で作られたチェスの駒が入っていました。
見たことあるなぁって人、多いんじゃないかな?

ハリーポッターと賢者の石の中で、ハリーとロンが遊んでいたチェスのセットはこれがモデル。
見つかった93の駒のうち、82個が大英博物館に一部が展示されています。

ビーチの近くの村に、小さな博物館があります。
コミュニティーセンターと消防署も同じビル。

その片隅にひっそりと…
というか、なんだかいきなりのチェスの駒(爆)

博物館の中はそんなに大したことはありません。
でも、こんな世界の端っこみたいなところで、細々とありがとうって感じです。
入場料の2ポンドプラス少額の寄付もしてきました。

スコットランドの僻地まで、チェスの駒が見つかったというだけで、わざわざ来たいっていう人たちはそれほど多くないだろうに。

博物館のサイト(リンクします)
 開館時間はチェックしてからどうぞ。
カフェもあって軽食が出されています。

さて、そこからビーチまでは数分のドライブ。

ビーチの手前に、またチェスの駒(笑)

ビーチはどこまでも広く、ぼーっとお散歩するのには最適。
 でも、くれぐれも潮が満ちてくる時間を考えて。

 こんなところで石の箱が見つかったんだ…。
よく大英博物館でガイドしているだけに、ちょっと感慨深い。

12世紀にセイウチの牙で作られたチェスの駒。
どんな人たちが使っていて、なぜここに漂流したんだろう。

紹介した博物館のショップで、レプリカを買うこともできます。
大英博物館でも買えるけどね。

このセットが100ポンド。
 この村の人が手作りで、とかってことなら買ったけど。

商売はそんなにロマンチックじゃない(笑)
 料金表も載せておきます。




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2015年6月25日木曜日

ルイス島の見どころ 一番のお勧めはビーチ!寒くて泳げないけど(笑)

スコットランドの本土から、2時間半も船に乗らなきゃたどりつけない僻地、ルイス島。

北の端っこで、6月の末はほぼ白夜状態。
そんなルイス島の一番ステキな場所は意外にもビーチ。

私たちは滞在中に3つのビーチに行きました。

それぞれ趣が異なるので、お好みで選んでください。
引潮の時間を調べていかないと、広大なビーチが楽しめないのでご注意!

まず一つ目のお勧めは Luskentyre。


ここは英国で一番のビーチに選ばれたことがあります。

浜に打ち上げられた海草を食べている羊さんがいます。
海藻を食べる羊って、話に聞いたことはあったけど、実際見たのは初めて!

お天気は残念だったけど、桃太郎君はあちこちで写真を撮っていました。

この写真は私の作品。
桃太郎君とガールフレンドの B ちゃんです。

お天気が良かったら、水の色がもっときれいだったと思いますが、これでも十分。

このビーチはハリス島側にあって、ドライブもすごく素敵でした。
ストーノウェイからは1時間くらい走らないといけません。
1車線のところもあるし、安全運転でどうぞ。


お次に紹介するのはGarry Beach。
Tolsta というところにあります。

ビーチのウェブサイト(リンクします)

すぐ横にもっと広いビーチがあるんだけど、こちらの方がワイルド。
写真を撮ったりするのには、こちらの方がいいと思います。

ね、スコットランドの北の果てには見えないでしょう?

洞窟みたいになってるので入ってみました。
なんだか冒険気分(笑)
そして、一番いいのはほとんど人がいないことかな。
素敵なビーチを独り占めできます。


そして、最後におすすめするのがUig のビーチ。
ここから話は長くなるのでこの次に!













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2015年6月24日水曜日

ルイス島の見どころ 2千年前の住居跡

カリナッシュの石列のすぐ近く(車で10分かからない距離)に、Dun Carloway という場所があります。
2千年前に作られたおうちらしい。

もちろん今は元の姿ではありません。
ずいぶん崩れていますが、これでも保存状態はいい方だそう。



駐車場の脇にビジターセンターがあって、そこで見た説明の絵。

真横まで行けるし、よじ登ることもできます。

入口の一つに入ろうとする桃太郎君。
壁が2重になっていて、その間に人が入れるだけの隙間があります。
写真はないんだけど、この上の方まで登りました。
周りの景色もきれい。

こういった建物は broch と呼ぶそうで、シェトランドも含む北スコットランドの島々にいくつも残っています。

カリナッシュの石列と併せて、昔の人々の生活に思いをはせるのがお勧め。
ビジターセンターにはお手洗いもあります。

オフィシャルウェブサイト(リンクします)



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