2009年8月31日月曜日

日本からのお土産


桃太郎君が日本から買ってきた「お土産」です。
手前のお箸と一筆箋は私がリクエストしたのですが、それ以外はお友達にあげるそうです。
イギリスのティーンエイジャーが日本から買ってくる価値があると思っているものって・・・。
ぬいぐるみはてっきり私にだと思ったら、違いました(涙)
ヘアワックスは自分のためにも買ってきたみたいですが、お洋服もたくさん買ってきました。
特にイギリスではコピーがたくさん出回っている、原宿の「Bape」のものを買ってきていました。
価格差がかなりあるそうです。

私は一筆箋をよく使うので、お土産にリクエストしたりします。
使い勝手がとてもいいのに、こちらでは見かけません。
だいたい2-300円です。
かわいい柄など選びがいがあります。
桃太郎君も「いいでしょう?僕が一生懸命選んだんだよ」だって。
それだけで嬉しい。

2009年8月30日日曜日

子供から大人へ

桃太郎君の学校の夏休みは2ヶ月以上あります。
7月はティムちゃんと私と一緒にスペインでホリデーを楽しみましたが、8月はひとりで日本の親戚のおうちにお邪魔しています。

そこで8月中はおうちにはティムちゃんと二人だけだったので、気軽にサフォークなんかにお出掛けしていたわけです。
DIYなんかも、桃太郎君のお部屋に邪魔なものを移動させたりして、随分スムーズにいきました。

9月から桃太郎君は5年生です。
桃太郎君の学校は11歳から18歳までの男子校です。
イギリスでは私立の中学校と公立の中学校は卒業の年齢が違います。
公立校は5年間で16歳まで。
もし桃太郎君が公立校にいっていれば、5年生というのは最終学年。
昔だったらそのまま就職したりする子達も多かったそうです。

桃太郎君が就職するところなんて、とても想像がつきません。
でもいつまでも子供のままでいるわけではなくて、少しずつ大人っぽくなってきているみたいです。
こんな時期に1ヶ月も会わないでいると、きっと背が伸びたり変化が感じられるんじゃないかな?
この休暇中にやり取りするメールや電話では、普段と変りありません。
かなりたくさん持っていったお小遣いは、お買い物ですっかり使ってしまったみたいです。
「マミィ、日本ってお洋服が安いから、たくさん買っちゃった」だって。
いいなぁ。

月曜日に帰ってくるので、ちょっとお部屋を片付けておこうと手をつけましたが、これが失敗でした。
ちょっと片付けるなんて、とってもムリ!
桃太郎君はモノを捨てるのが好きではないので、とりあえず何でもとってあります。
勝手に捨てるわけにもいかないので(実は結構捨てちゃったけど)箱詰めにして、かなりの量になりました。
置く場所にも困ったので、結局ベッドの下に収納しました。
この作業に費やしたのは3日!!

桃太郎君はぬいぐるみとかも好きで、たくさん持っていますが、ベッドの周りにはそんなぬいぐるみだらけ。
さすがに今は抱いて寝るようなことはしませんが、手を伸ばせば届くところにたくさん置いています。
一体どれくらいあるのか、ちょっとベッドの上においてみました。
これ、ダブルベッドなんですが、隙間がないくらいになりました。
ジャーン。

Pharyさんのところの、バンビちゃんの毛布みたいなものかも・・・(笑)
この写真を載せたことがバレたら、桃太郎君怒るだろうなー。

2009年8月28日金曜日

Mangotree

ティムちゃんとマンゴツリーでお夕食をいただきました。
ここはヴィクトリア駅のそばなので、お仕事の帰りにティムちゃんと待ち合わせするのに便利です。
今回もそんな風にただバーで飲むだけのつもりの待ち合わせだったんだけど、お夕食のお買い物が面倒だったので、そのままディナーになっちゃいました。
これはここのソムリエ、バーのマネージャーのリーさんです。お勧めの赤ワインを持っています。
ちょっといいワインなので、デカンターしてもらいました。
こんなデカンターから入れてもらったら、すごく高級なカンジ!!
普段あまり高価なワインは飲まないんですが、たまにはいいよね。
ワインの名前はFSM (FEDERICO SECONDO MATTA)イタリアのワインだそうです。
レストランではロブスターのパッドタイとか貝柱の焼いたのとか、たくさん食べて満足でした。
ここはバッキンガム宮殿のすぐ裏です。

Fourth Plinth

昨日は久しぶりにバスでロンドンの一日観光をしました。
私はロンドンが初めてのお客さまに、ロンドンの中心地を三つ葉のクローバーにたとえてご案内します。
上の葉っぱはカムデン区、大きな建物はロンドン大学の関係で「お勉強の葉っぱ」です。
その次は右の葉っぱ。
お金を作る葉っぱで、真ん中がセントポール大聖堂、一番端っこがロンドン塔です。
それ以外は銀行、証券会社保険会社といった、お金にかかわる会社がいっぱい。
さあお勉強もしたし、お金もあったら最後は使うしかないでしょう?
3つ目の葉っぱはお金を使う葉っぱです。
誰が使うかっていうと「国会議員」と「女王様」です。
そこで国会議事堂とバッキンガム宮殿のあるところ。

それで、この3つの葉っぱの中心はというと、トラファルガー広場です。
ここは1805年のトラファルガーの戦いの勝利を記念して作られました。
広場は四角なのですが、その四隅にいろんな像が建っています。
そのうちの3つはいつもたっている像。
でも北西の角の台は常時同じものが建っているわけではありません。
10月の半ばまで、芸術家のアントニーゴームリー提案の「One & Other」で選ばれた一般人がここに立ちます。
昨日は案内の途中で「普通はツマンナイ人がただ立っているだけなんだけど、1時間ごとに変るので、ラッキーだったら面白いものが見られるかもねー」なんて案内をしていました。
そして実際広場にさしかかったら、鳩の着ぐるみ!!
これは面白いので、お客様に案内がてら私も写真を撮りました。
いつもこういった写真は携帯で撮るので、手元にすぐあったのがラッキー。
今10月に参加できる人を募集中なので、応募してみますか?
私も出してみようかなー?

2009年8月25日火曜日

気候変動のデモ

8月26日から9月2日に、ロンドンで「気候変動を考えるグループ」の「ゲリラデモ/キャンプ」が予定されています。
場所は未定で、直前に参加者に携帯電話のテキストメッセージで場所が指示されるそうです。

ロンドンの警察はG20に反対するグループのデモの際の過剰防衛のために死者を出していて、今回のゲリラキャンプに対してとても敏感になっています。

観光中に周りに異様な雰囲気があったら、速やかにその場を立ち去った方がいいと思います。
ロンドンでは「人が多くなりすぎた」などの些細な原因で地下鉄の駅が封鎖になったりしますから、移動はバスや徒歩など小回りの聞くものがお勧めです。

万が一取り囲まれてしまったら、落ち着いて、デモ隊とは反対の方向に歩いていくといいと思います。
間違ってもデモ隊と行動を伴にしたり、警察官に対して誤解を生むような態度は控えるべきです。


現在発表されているデモのスタートポイントです。
お昼前から参加者が集まりますから、以下の場所には近づかない方が賢明です。
1、ウォータールー橋南側,最寄り駅ウォータールー on the South Bank, by the National Film Theatre
Shell building in Waterloo.

2、BP ヘッドクォーター, 最寄り駅ピカデリーサーカスSt James' Square, SW1Y 4PD. Nearest tube: Piccadilly Circus

3、英国銀行, 最寄り駅バンク、Threadneedle Street, London EC2R 8AH. Nearest tube: Bank

4、ストラットフォード駅、 Nearest tube: Stratford

5、リオティント社、最寄り駅モーゲイト Aldermanbury Square, EC2V 7HR. Nearest tube: Moorgate

6、ストックウェル駅 Nearest tube: Stockwell

これ以外にも金融街全域は避けたほうがいいでしょう。
世界的な大会社(本社や本店など)なども避けたほうがいいと思います。

2009年8月22日土曜日

Lavenham

今回私たちがベースにしたのはラヴェナムといって、サフォークの小さな町です。
木骨造りのおうちが並んで、とてもかわいらしい町並み。
この町の中心にスワンというホテルがあって、今回はそこに宿泊しました。いろんな割引のパッケージがあるので、注意して選ぶとかなり安くなります。
古い建物で、お部屋にはかなりの差があります。
朝、お掃除の人が入りそうな時間に、ホテルをうろうろして(笑)他のお部屋も覗いてみたりしました。
基本的にはスタンダード、フィーチャー、スイートの3カテゴリーがあります。
私たちはスタンダードのお部屋でしたが、そんなに悪くありませんでした。
でもスタンダードのお部屋全てがOKかどうかは、ちょっと怪しいかも。
私たちの下の階には、階段の下にお部屋への入り口があって、ハリーポッターみたいとかって思っちゃいました。スイートは覗けなかったけど、フィーチャーはステキに天井が高くて、いい感じでした。
でも差額を払う価値があるかどうかは・・・。
どのスタンダードと、どのフィーチャーを比べるかで、ビミョーです。

お勧めはレストラン。
とっても美味しかった。
ひとり20ポンド追加(ホテルの予約時)で35ポンドの夕食をコミにすることができます。
でも何泊かするなら、他のレストランも試してみる価値はありそう。
すぐそばにインド料理のお店があって、私たちは一晩ディナーをいただきましたが、美味しかったので、ここもマルです。

レヴァナムの町並みはこんなカンジ。幾つかの建物は「ホワイトウォッシュ・石灰などを塗って、木が悪くなるのを防ぐ作業のこと」したばかりなので、ちょっと変な感じに見えるかも知れませんが、古い木骨造りには欠かせない作業です。
5-6年ごとに行うそうです。こんなのも趣があって、大好き。

Swan@Lavenham

今回のサフォークの小旅行で、ここが私たちが初日に夕食をいただいたレストランです。
ラヴェナムのスワンというホテル宿泊したホテルのダイニングなのですが、普通35ポンドの夕食が、ホテルの予約と同時にテーブルを予約すると、20ポンド(ひとり)の追加のみです。
ちょっと暗いけど、これは私の前菜、貝柱です。
リチャードのレストランでは「3つしかないじゃん」と思いましたが、ここはたったのひとつだけ(笑)
でもとっても美味しかった。ティムちゃんはカルパッチョを頼みました。そして私のメインはラム、ちょっとレア気味。
やわらかくって、いい素材だなって思わせる味でした。ティムちゃんはビーフステーキ。
メニューには書いていなかったのに、マッシュルームソースがかかっていました。
実はティムちゃんはきのこ類があまり好きではありません。
でも、お肉が美味しかったので、ぺろりと平らげてしまいました。デザートにはサヴァランとアイスクリーム。
普段甘いものは食べないんだけど、何となく注文してしまいました。
甘さ控えめで、無理なく食べられました。ティムちゃんはイチゴサンデー!
名前に惹かれて注文したようです(笑)
チョコチップの入ったビスケットが付いてきました。
これ以外に前菜の前に小さなスープ、デザートの前にレモンムースが出てきました。
はっきり言ってその二つはそれほど美味しくなかったけど、私たちが注文したお料理は、全て美味しくいただきました。
ちょっと量は多かったかな?
メインにはお野菜なんかはついていたんだけど、追加でグリーンを頼みました。
サヴォイキャベツだったんだけど、これが二重丸でした。

2009年8月17日月曜日

Anchor Inn

Naylandに行ったついでに、この辺りで評判のAnchor Innというパブに行ってきました。
地元の素材を使って、素朴なお料理を出すパブです。
日曜日のランチタイムということで結構混んでいました。
このパブは燻製所も持っているということで、私は燻製のプラッターを注文しました。チーズとお魚の燻製が少しずつ。
ビールのアテにはいいかもね。
でもワインにはあまりあわずにちょっとがっかりでした。
ティムちゃんはラムのローストを頼みました。
こちらは二重丸。
パブの外、ストア川沿いでアルフレスコもいいのですが、(実際私たちはそのつもりで外に座ったのですが)蜂がたくさんいたので中の席に移りました。
都会に住んでいるとつい屋外での食事にあこがれますが、実際食べる時には屋内の方が落ち着いて食べられます(笑)

Nayland


Dedham から10分ほどのドライブで、Naylandという小さな村にたどり着きます。
ここにはパブが2軒あるだけで、随分ひっそりしています。
でもちゃんとあるのが不動産屋(笑)
脇を入ったところに、地区教会への入り口があります。この地区教会にコンスタブルの描いた最後の晩餐があるので見に行ってきました。
最後の晩餐といえば、いろんな画家がいろんな構図で描いていますが、こんな風にキリストだけに焦点をあてているのはちょっと面白いと思います。

2009年8月16日日曜日

Dedham


4週間もホリデーに行っていたのに、ティムちゃんはまだ遊び足らないらしいです(笑)
別に何をしたいというわけではないのだけれど、何となくお出かけしたい、という気分みたい。
私もクローゼットが出来上がったしちょっと一休み、ということで、3日ほど小旅行に出かけることにしました。
一体ティムちゃんの有給休暇は何日あるのかといった、イギリスらしくない詮索はおいておいて(笑)

今回選んだのはサフォークです。
南サフォーク。
イギリスでは、コンスタブルにゆかりのある地方、で通じます。
コンスタブルはDedhamからストア川を挟んだ、East Bergholtというところで生まれました。
そこも含めてこの辺りをたくさん描いた画家です。
生まれたのはターナーの1年後1776年。
コンスタブルの作品は以前紹介したので、ぜひ読んで下さい

これは町の小さな教会。

これはパブの裏側(笑)
街道沿いで市が立ったので、馬車ごと裏に回れるように入り口があります。
こういった宿屋兼飲み屋をコーチインとよんでいます。
ここでいっぱい飲んで次の町に向いました。

ストア川。
この地域のおかげで僕は画家になった、とコンスタブルは言いました。

2009年8月14日金曜日

Brasserie St. Jacques

今日は久々にティムちゃんとロンドンでお昼ご飯を食べてきました。
お友達のリチャードが経営にかかわっているレストランで、ロンドンのセントジェームス地区にあります。
レストランではなくブラッセリーと名前がついています。
Brasserie St. Jacques

リチャードは「このエリアは高級レストランがいっぱいあるから、もっとカジュアルにお料理を楽しんでもらえる場所にしたい」と言っていました。
リチャードはワインコンサルタントなどもやっていて、時々テレビに出たりもします。
すごく存在感のある人で、一度会ったら忘れられないんじゃないかな?

1時ごろに行く予定だったんだけれど、バタバタしていたら2時近くになってしまいました。
ここはお昼のサービスの後、そのまま閉めずに軽食に移るので、その点、気が楽です。
イギリスでは従業員の就業時間がうるさくて、予約をしていても遅れるとご飯にありつけないことがたまにあります。
「キッチンは閉まりました」と冷たく言われるだけ。

ここはフランス料理のお店です。
セットメニューがあって、2コース14ポンド、3コースだと19ポンド。
ロンドンのこの地域の割にはお得感たっぷりです。

私たちはアラカルトから注文しました。
私の前菜。
貝柱です。
カリカリのベーコンと一緒に出てきました。
緑色のはグリーンピースのピューレ。
ティムちゃんのは3種類のカニ。私のメインコースは羊のお肉。
メニューにはマトン(年寄りの羊)って書いてあったけれど、ラム(子羊)みたいな柔らかさでクセもありませんでした。
私も頼むときに躊躇したので、人のことは言えないけれど、やっぱり「マトン」って書いてあるとちょっと引いちゃう人が多いんじゃないかな?
リチャードはこのお料理は注文する人が少ないから、メニューから外すって言ってました。
美味しいのにもったいない。ティムちゃんはほろほろ鳥を頼みました。気軽にフレンチしたい人にはいいと思います。
フランスにありがちな雰囲気。
ランチとディナーの間には軽食が食べられるそうです。
これはお手洗い。リチャードにみきのブログを見てきた、と言えば何かおまけしてくれるかもしれません。
デモしてくれないかもしれないので、期待せずに言ってみてください(笑)

2009年8月12日水曜日

DIY


私は物を作るのが大好きです。
お料理とかイラストとか、桃太郎君の学校の宿題の工作とか(笑)

日曜大工も結構好きだったりします。
でもイギリスでDIY(日曜大工のこと)が好きなんて言ったら、定年を迎えたおじいちゃんみたい。
でも数年前にピンクのDIYセットが、クリスマスプレゼントの売り上げベストテンに入ったことがあるから、女の子でもこんなことが好きって結構いるのかもね。

ホリデーから帰ってきてから、最初の週はちょっと忙しかったんだけど、今週は何にも予定無し。
金曜日にはティムちゃんとランチデートなので、それまでに小さなベッドルームにクローゼットを作ることにしました。

このお部屋は桃太郎君が小さい時に寝室に使っていました。
明るくかわいくコーディネートしたんですが、桃太郎君はもう15歳。
中学校に入った時に大きなベッドルームにお引越しをしました。
今ではこのお部屋はベッドルームなのか物置部屋なのか解らない状態です。
そこでこのお部屋をスッキリさせようというのが今回の目的です。
まずベッドを捨てることにしました。
だって使わないのに結構なスペースです。
このお部屋にはシングルベッドとその下に入る簡易ベッドがあったのですが、簡易ベッドのフレームとちゃんとしたマットレスは捨てずに利用することにしました。

そこでクローゼットは、ベッドのフレームとマットレスが縦に納まるサイズにして、脇に収納のスペースを加えることにしました。
横が168cm、縦は266cmです。

他のベッドルームにあるクローゼットを見ると、収納の部分の上下に基礎部分があります。
そこでそういったテクニック(?)も真似ることにしました。

簡単な設計図を書いて、必要な材料とそのサイズを割り出します。
メモにまとめて、さあ、お買い物です。

ところが私は運転しないので、こういった材料を運ぶのが大変。
近所に住む、便利なお友達(昔、アッシー君とかって言いましたよね?)に電話しましたが、あいにく今週彼は忙しいそうで、役に立ちませんでした。
そこで1マイルほど離れた木材屋さんに配達してもらうことにしました。

この木材屋さんは、何となく素人には入りづらいものがあったのですが、実際足を運んでみると対応もよかったし、行ってみて◎でした。
担当してくれた人に
「ここって建築関係の人専用だと思っていたから、こんなに丁寧に対応してくれてびっくりだわ」って言ってみました。
そうしたら返ってきた答えは
「そうだよ、君みたいな客って面倒なだけで、儲からないから嫌がるのさ」
正直。
日本だったら、きっとこんなことは、思っても言わないだろうなぁ。

これがもとのお部屋どんな壁の色にしようか、サンプルを塗ってみました。
こういった目的のために、ペンキ屋さんはサンプルの小さなボトルを売っています。
マニキュアのビンを大きくしたカンジで、中にブラシがついていますから簡単。
左からソフトストーン、オルモスト・オイスター、アーモンドホワイト
壁はソフトストーンで、クローゼットはアーモンドホワイトに決めました。

丸一日使ってこんなカンジになりました。明日はドアをつけます。
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2009年8月9日日曜日

イギリスのパイ

久しぶりにパイを焼きました。
スペインから帰ってきてから、我が家でのメニューは超ブリティッシュ(笑)が続いています。
ローストビーフ、バンガー&マッシュ、ローストラムにローストポークなどなど・・・。
イギリスのお料理は、手順自体は簡単なものが多くて、味は素材で決まるってカンジ。
まあ、どこの国のお料理でもそうなんでしょうけど、イギリスと日本は特にそうなんじゃないかな?

ロースト料理なんかは、お肉の塊りをオーブンに入れるだけなので、誰にでも簡単にできちゃいます。
ローストビーフは高いお肉の方が美味しいけど、ポークやラムは安い部位でも美味しくできます。

比べると、パイは少し手間がかかります。
でも難しくはありません。
1、パイの中身を作る
2、パイ生地を作る
3、オーブンで焼く
それだけです。

パイの中身はなんでもOK。
今回はリークとビーフにしました。
リーク(長ネギ)は1cmくらいに切って、サラダオイルでゆっくりと炒めます。
オーブンに入れられる厚手のお鍋で、とろ火にして1時間ぐらいかな。
長ネギを取り出した後、オイルを少し足して、小麦粉と塩コショウをまぶしたビーフを入れて焼き色をつけます。
長ネギを戻して、赤ワインを少し入れて、低めのオーブンで2時間ちょっと。
オーブンから出さずにそのまま冷まして、冷蔵庫で一晩置きます。
オーブンから出したての熱いうちに次の段階に進んでもいいんだけど、一晩置いたお肉の方が私は好き。
特に煮込み用の安いお肉を使ったら、このひと手間で味がぐんとよくなります。

次はパイ生地。
市販のものが便利という声もありますが、手間もかからないし、変なものも入らないので、私はいつも自分で作ります。
特に塩分が全く違ってきますから、私には市販のものはしょっぱすぎ。
パイ生地に入れる油分が多いほど、焼き上がりがさくさくします。
私はパンもパイも材料を計らずに適当に作るので、これもいい加減な数字です。
ラード180gをお湯で溶かします。
お湯の量はラードよりも少なめ。
お鍋に入れて少し火を通したら簡単に溶けます。
薄力粉をボウルに入れて(多分250から300gだと思う)卵黄をひとつ加えます。
ラードとお湯のミックスをざっとボウルに加えて、ゴムベラでひとまとめにします。
やわらかすぎても心配しないで。
厚手のビニール袋に生地を入れて、冷蔵庫で2時間以上寝かせます。
生地を寝かせるとハンドリングがすごく楽になりますから、これはスキップしない方がいいです。
袋から取り出したら、薄力粉をふった台の上で、麺棒を使って延ばします。
延ばして畳んで、延ばして畳んで・・・(そんなにたくさんする必要はありません、私は10回くらい?)
耐熱性の浅いお皿に生地の半分強を敷きます。
パイの中身をつめて、残りの生地を上にかぶせます。
淵の生地を落として、丸め込んで、合わせ目を閉じます。
私はフォークでぎゅっと抑えます。
残った生地で葉っぱを作って、ときたまごで貼り付けます。
全体にときたまごを刷毛で塗って、200度のオーブンで4-50分。
これがオーブンに入れる前。
これがオーブンから取り出したところ。盛り付けはこんなカンジ。
マッシュポテトと茹で野菜。
カリフラワーと人参とグリーンピースです。

2009年8月7日金曜日

バッキンガム宮殿の内部見学


国会議事堂と同じように、バッキンガム宮殿も8月と9月の2ヶ月間は内部の見学が可能です。
今年は7月26日から9月の30日まで。
8月6日にお客様をご案内してきました。

チケットをバッキンガム宮殿の公式サイトで購入して、予約番号と使用したクレジットカードを持って、バッキンガム宮殿ショップ(ロイヤルミュウズのお向かい)でチケットと引き換えます。
混みあうことがあるので、少し早めにいった方がいいかも。

国会議事堂は私のチケットも買う必要があるのですが、ガイドから入場料を取るのは、そこと、ハイゲート墓地くらいかな?
バッキンガム宮殿も含めて、その他の宮殿やアトラクションは、ブルーバッジガイドは無料で入場できます。

エアポートスタイルのセキュリティーを抜けて、オーディオガイドを受け取って中に入ります。
宮殿内に数字が書かれていますから、その番号を入れると日本語で案内が聞けます。

今回のお客様によると(私は聞いたことがないので)男の人の声で、なんだかアクセントが変だそう。
聞いてみればよかった。
宮殿内は大きなグループでのガイドはできませんが、小さなグループ(今回のお客様は3人)で小声でお話しする分には問題ありません。
部屋のつくりや歴史、壁にかかっている絵画などをお話しながらすすんで行きます。
中を見るにはやっぱり1時間半から2時間は必要です。
組み込みのツアーなどでは1時間くらいでサーっと通り抜けているみたいですが、人気のあるアトラクションでかなり混んでいますから、ゆっくりと時間に余裕を見ておいた方がいいと思います。
途中で日本人が何人も、時計を見ながら人ごみを掻き分けていきましたが、ちょっとヒンシュクってカンジでした。

宮殿を抜けると出口の脇にカフェがあります。
お手洗いは仮設のマーキー(テント)ですが、設備は整っています。
次いで仮設のお土産物やさんもあって、庭を抜けて外へ出ます。
入り口とはかなり離れたところが出口ですから、入場する前に正面からの写真などは撮っておかないと、また戻るのは、ちょっと距離があって大変です。

上の写真はお庭から見たバッキンガム宮殿。
正面とは随分違います。
この写真は、バッキンガムに入場するか、女王様主催のガーデンパーティーに呼ばれるかしないと撮れません(笑)

国会議事堂の内部見学

イギリスの国会は毎年8月と9月がお休みです。
数年前からこの二ヶ月間、内部見学のツアーが組まれています。
国会議事堂の中は「議会の傍聴」というカタチで入ることはできますが、その際は衆議院の議場のみをガラス越しに見るだけ。
比べると、このツアーは女王様が国会議事堂で国会の開会宣言を行われるときのコース(ヴィクトリアタワーから貴族院の議場)に加えて、衆議院側も含まれる、全く規模の違うものです。

国会議事堂の中をガイドするには特別なライセンスが必要で、通常のブルーバッジのみではその資格はありません。
3ヶ月間に及ぶ専門のコースを受講して、資格試験に受かる必要があるのです。
しかもこのコースは定期的にあるわけではないので、国会議事堂のライセンスを持っているのはホンの一握りのガイドだけです。
日本語のガイドは5人いないと思います。

ブルーバッジガイドのエージェントである、「ツアーガイド」という会社が主催して「チケットマスター」という会社が代行しているのですが、残念ながら英語でのツアーになります。
セキュリティーの関係上、25人のグループで行動をしなくてはいけませんから、一旦入ると勝手に外へ出たり、違う部屋に行ったりすることはできません。
同じ部屋にいても、グループから離れることは許されていないので、ちょっと窮屈かもしれませんが、それだけの価値はあると思います。

私は2000年にこの資格を取ったので、時々内部のガイドをすることがあります。
その際は25人分のチケットを買い占めて、本来の英語ガイドは付き添いのみ、実際のガイドは私が日本語でするといった形をとります。
人数が少ない場合(5人未満)は、横で私が日本語で説明したりするのですが、あまりおおっぴらにすると、メインのガイドの迷惑になるので、そういったことが理解してもらえるお客様でないと、せっかくリクエストがあってもお断りしています。

今年は8月3日からはじまったので、早速4日に行ってきました。
セキュリティーのシステムが毎年変るのですが、今年は手荷物検査の前に一人一人写真を撮られました。
そして、その写真がすぐにプリントされて、それを首から提げてもらって身分証明にしていました。
この簡易身分証明はツアーの後返却しませんから、にっこり笑って撮ってもらって下さいね。
いい記念になると思います(笑)
これはそのときの写真と、私の国会議事堂のガイド資格証明書。写真の小さなバッジはツアーの最後に自由に持ち帰りできるようになっています。
私はもらいませんでしたが、ロゴ入りの鉛筆もありました。
数の制限はないそうです(まあ常識程度ということで)

ガイド資格に書いてあるように、国会議事堂の正式な名前はウエストミンスター宮殿といいます。
この日のお客様は、おひとりだけだったので、キモチ、グループから離れて、ゆっくりガイドできました。
所要時間は75分という案内になっていますが、その時々で違います。
この日は90分ちょっとかかりました。
入場してしまえば休憩なし、座る場所(殆ど)なしという状態になっちゃうので、体力と足に自信のある方のほうがいいです(笑)

大人11.70ポンド。
お勧めです。

2009年8月5日水曜日

Old Bank of England

早速仕事はじめです。
今回のお客様は、子供の頃にイギリスに住んでいたことのあるビジネスマンです。
そこでお食事は(懐かしい?)イギリスらしいパブで取ることにしました。
ロンドンにはたくさんパブがありますが、いいパブと悪いパブの差が激しいのがちょっと珠にキズ。

今回紹介するのは、私のお気に入りのパブのひとつです。
Old Bank of England はフリート通りにあるパブで、内装がとってもステキです。
天井が高くって、とても豪華。
こんなにステキなのに、メニューなんかはちゃんとパブなんです。

ミュージカルを見に行く前、まだ早い時間だったので、パイのプラッターを頼みました。これは5種類のイギリスらしいパイのテイスティングメニューです。
ちゃんとマッシュポテトやグレイヴィー、グリーンピースもついてきます。
これで一皿16ポンド。
2人以上で食べないと多すぎますからご注意(笑)

「イギリスは高くてまずい」と思っている人にお勧めです。

ホリデーの終に

今回私たちの滞在したヴィラはウェブサイトでみつけました。
同じ場所に行ってみようかなーという人のためにディテールを紹介しておきます。

レドンデーラのヴィラ
オーナーはイギリス人夫婦でジョンさんとヘイゼルさん。
ベッドルームの数は3つ、バスルームの数は3つ、うちひとつはオンスイートです。
キッチンの設備はまあまあ。
ミネラルウォーターが冷蔵庫とメインの水道にひかれているので、買う必要がなかったのはとてもプラスでした。
全室エアコンつき。
外のテラスにガスのバーベキュー設備。
プールのサイズは9x5m。
お掃除のメンテナンスは週2回。

これはレドンデーラの教会。
コウノトリの巣が見えますか?
レドンデーラには、スーパーマーケットがひとつ、お肉屋さんがひとつ、お魚屋さんが3つ。
バーが5つ、レストランがひとつ。
マーケットは水曜日です。
ヴィラからはのんびり歩くと20分強。
ビーチまでは更に2kmくらいです。
車は必要だと思いますが、運転しない人はレドンデーラにはタクシー会社があるようです。
スペインの他の場所に比べて、物価は安いほうだと思いました。
あまり観光ずれしていないので、そういった場所が好きな人にはいいと思いますが、退屈しちゃうかも。
でも車があれば結構いろんなところにいけます。
スペインで一番大きな国立公園まで1時間かかりません。
バードウォッチングなどにはとてもいいと思います。
コウノトリがいっぱい飛んでいます。
最寄の飛行場はポルトガルのFaro。
45分くらいのドライブです。

あっという間のホリデーでした。
7月中留守にしていたイギリスに帰ってくると、寒いです。
お天気もよくないし、湿度は高いし・・・。
飛行機の中でシートベルトをしているジャック。ジャックは海外旅行は4回目です。
ガトウィックに到着したら、トロリーがコインを入れるタイプのものだったので驚きました。
出発の時にはポーターを使ったので気がつかなかったのですが、ポンド、ユーロ、アメリカのセントでも大丈夫なようです。