2026年9月19日土曜日

イギリスのディナーパーティー

イギリス料理は美味しくない!
そう言われるたびに「かわいそうに、美味しいイギリス料理を食べたことがないんだなぁ」と思うことにしています(笑)

イギリスでは東京のように自国料理だけではなく、各国料理を楽しむことができます。
昔はお金持ちのお屋敷にはシェフがいて、パーティーともなれば腕を振るってゲストを楽しませることもその家の評判にかかわることでした。

そういったお屋敷でのパーティーの様子は映画やドラマでもよく見かけます。
そしてイギリス式のお料理のサーブの仕方なども独特のもので、とても興味深いです。

今日はそんなディナーパーティーのメニューのひとつを紹介してみようと思います。
ダウントンアビーとかに出てくる感じを想像してください。

そういったお屋敷では普通フランス料理が供されました。
一流のシェフといえばフランス料理を作ることが求められたのです。



さて、こちらは1896年11月27日、ヴィクトリア時代後期のブレナム宮殿での夕食です。
  1. 温かいコンソメスープ
  2. グリルしたラムのカトレット
  3. マスタードで下味をつけた雌の若鶏
  4. アスパラガスの穂先のサラダ
  5. キューブ状のフルーツサラダ
  6. 鶏肉のゼリー寄せ
  7. タンバル型に詰めたロブスター
  8. 鶏むね肉のクリームソース
  9. 詰め物をしたヤマウズラ
  10. 冷製の仔七面鳥
  11. 詰め物をしたヒバリの冷製
  12. 冷製牛タンと鶏肉のゼリー寄せ
  13. ティー・サンドイッチの盛り合わせ
  14. ゼリーの盛り合わせ
  15. プティ・フール
  16. 飾り菓子
  17. アイスクリームやシャーベット
なんだかすごい量ですね!
こんなに何種類も、手の凝ったものをヴィクトリア時代のキッチンで作っていたなんて!

何となく想像できるようなメニューの翻訳をしたつもり。
でも飾り菓子は少し説明が必要かもしれません。
これは、お砂糖、パイ生地、ヌガー、マジパンなどで作られた、精巧で巨大なセンターピースでお料理のハイライトです。
実際に食べるためというよりはみんなをびっくりさせる規模のものが求められました。
建物の形とか、動物をかたどったものとか、そんな感じ。

もちろんこんなに凝ったメニューを毎晩食べていたわけではありません。
これはブレナム宮殿が美食家で有名だった皇太子夫妻を招いたときのものですから特別中の特別。

そしてなんと給仕の見栄えももてなしの要素だったというから驚きです。
ブレナムでは給仕につく召使は身長180㎝くらいの人たちが集められたそうです。
身長を揃えるのには見栄え以外にもう一つ重要な理由がありました。

それは、お仕着せが高価だったために服にぴったりな人選が行われたのが理由だそうです。
今度ドラマで食事のシーンが出てきたら別の視点から眺めることになりそうです(笑)










イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年9月17日木曜日

AIで遊んでみた!

先日、コートールド美術館の紹介をしました。


この美術館は地下にショップとお手洗いがあります。

そのショップの一角に面白い機械があったので紹介します。

これです!
この機械の前に立ってアーティストを選ぶとその絵画風に写真を仕上げてくれるんですって。
ま、昨今は携帯でAI を使ってもできますけどね。
選択できるアーティストはこのパネルから選びます。

一番上の段が男性(1人か2人)でゴッホ、女性(1人か2人)、二人以上でゴッホ。
女性一人でゴッホを選んだらこれ(爆)
ほうれい線がひどいだけじゃなく、何着てるの、私?


次はモネで試してみました。
パステルカラーにして麦藁帽をかぶせたらモネなのね(笑)

今度はドガ。
かわいいバレリーナにしてくれたら買ったのに←うそ。

ひとつの絵画を作る処理に1分くらいかかるので、お時間に余裕があるならどうぞ。
私は遊ぶだけで購入しなかったので、それぞれの写真にウォーターマークが入っていますから少し見づらいかもしれませんが、雰囲気はわかってもらえたと思います。

プリント代は4ポンド。
気に入った写真になったらお遊びで買うにはいいかも。

何度でもやり直しができます。
ただ、機械はひとつしかないので、他にも興味を持っている人がいないか気を付けた方がいいと思います。

因みにこの日はどんな格好だったかというと…
鏡に映った写真だからちょっとわかりにくいけれど、白いシャツにピンクの短パン、そしてジェリーキャットのバッグ(リンクします)といういでたち。
テイトモダンとかにあったらもっとポップな絵にしてくれたかもね!
アンディーウォールホール風とかならいいけど、セザンヌ風とかピカソ風はちょっとイヤかも(笑)
ここまで書いてCopilot に作画してもらうことを思いつきました。
でもやってみた結果、セザンヌ風もピカソ風もそれほどよくなかった。

こちらがシャガール風にしてもらった作品。
実際よりも華奢な感じがナイス!←そこ?


そしてこちらが「タヒチのゴーギャン風にして」っていうコマンド。
これが一番いいかな。

これが出てきていたら買ったかも🙂‍↔️



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年9月15日火曜日

バイユータペストリー(本物)観てきました!

今日の記事はバイユータペストリーをこれから見に行く人は必見!
というのも、通常の大英博物館の展示とは全くシステムが異なるので、通常の展示のつもりで行くと楽しめない可能性があるから。


見に行くお知り合いがいるならぜひ記事をシェアしてあげてください。

もうすでにチケットを取った人はラッキー。
これから取るのは結構ハードルが高いです。
大英博物館のメンバーですら、オンラインの長い行列で数時間かけて取ったという人がほとんど。

次のチケットリリースはメンバーの優先オープンが10月6日、そして一般の受付が10月21日です。

その前にやっておいた方がいいこと。
大英のサイトにログインして、何か買ってみる。
実際にアクセスできるかどうかお試しってことです。
メンバーになっていても、何も買ったことがなければアクセスする手順を体験しておいた方が絶対にいいです。
お金を出して何か買うんじゃなくても無料チケットを買ってみるとか、とりあえずログインの体験をしておいた方がいいってことです。

でなければ、何でもお金で解決できるロンドン、他にも方法はあります。
提携しているホテルに泊まればいい。
以下はホテルのウェブサイトから。
史上最高の物語が、約千年ぶりにイギリスの地に舞い戻る。
コベントガーデンとブルームズベリーを少し歩くと、大英博物館に到着します。この記念すべきシーズンにおいて、私たちは大英博物館と提携できることを誇りに思っています。ここでは、私たちの生涯で最も待ち望まれた文化イベントの一つ、バイユーのタペストリーが展示されます。これは、歴史的な、まさに一世代に一度の協定に基づき、フランスから貸し出されたものです。

全長70メートル、58の場面、600体以上の刺繍された人物像で構成されたバイユーのタペストリーは、イングランド最後の征服であり、歴史上最も偉大な物語の一つであるノルマン征服の物語を描いています。今回初めてロンドンの中心部で展示されるこのタペストリーは、かつてないほどの姿で、二度とない貴重な機会となるでしょう。

物語の世界観を体感できる宿泊プラン、2名様分の展覧会チケット、そして物語の筋書きにインスパイアされたロビーバーでのカクテルをお楽しみください。


へぇ~すごいじゃんと思っても、甘い!
ホテルのサイトへ行ったらすべて連日満室です。
通常は空いているはずの年明けや春先までずっと。

もう、1日コンピューターに張り付いてチケットを買って転売したら儲かるんじゃないかって本気で考えちゃうレベルですね!(メンバーとして追加有料チケットが10枚購入できる)
面倒なのでやりませんけど。

さて、チケットが手に入ったら、その前にレディングのコピーを見ておくといいです。
レディングにヴィクトリア時代に作られたコーピーが展示されていて、ゆっくり鑑賞することができます。
しかも無料。

レディングまで行く時間なんてない、という方は特別展示の売店(西階段の脇)に行ってガイドブックを買ってから入場がおすすめ。

いろんなガイドブックが売られているけれど、私のお勧めはこちら。

中が屏風のようになっていて、すべてのシーンが網羅されています。
タペストリー内にラテン語でいろんな事が書かれてあるのが英語に翻訳されています。
文字はほとんどありませんから、タペストリーにどんなシーンがあるのかを見ることができるというわけ。
そしてそんなに重くない。
250g。

一番上の黄色いのがそうですからね。
見本があるからわかると思うけど、写真を撮るために置いた下の本ではありませんから間違えないで。

お値段は同じ、15ポンドです(リンクします)

このガイドブックを見ながら本物を見るのではないです。
そんな時間の余裕はない!(後で触れます)

実際の展示に行くまですごく並ぶんです。
なのでその待ち時間の退屈しのぎにちょうどいいから。

「じゃあ携帯に解説ビデオを読み込んでそれを見ながら・・・」
甘い!
私もそれは考えて準備もしていきましたが携帯の利用は禁止。
写真もビデオもダメ、解説もなし。

なので事前に全体像を理解してどのシーンを見たいのか、考えておいた方がいいです。
楽しみにしているシーンの、実際の本物を見ているんだっていうのが感慨深い。

さて、それでは実際の流れを紹介しておきます。

まずは大英博物館の入場。
特に朝1番の場合は混みあいますが、チケットがあれば優先レーンが利用できます。

レーンはメンバー、バイユー含め有料チケット保持者、それ以外の3つです。
館外に伸びている行列はそれ以外というカテゴリーの場合がほとんど(9時45分よりも後は)なのでまっすぐ正面に行ってチケットを見せれば通してくれます。
その際は紙に印刷したものでも、携帯の画面でも大丈夫。

そして、手荷物検査を受けます。

その後屋内に入ったら、必要ならトイレを済ませておいてください。
特別展示室にはお手洗いはありません。
ガイドブックなど買うものがあれば買って(でもそれを持って歩くので荷物は少ない方がいいです)
入場時間が3時半以降の場合は展示を見終わった後は館内のほかの部分は閉まっている可能性が高いです(金曜日を除く)なので、他のギャラリーも見たいとかであれば、早めに来てください。
セキュリティーチェックの際のチケット確認は時間は関係ありません。

ということで準備が整ったら特別展示会場へどうぞ。
場所はグレートコートの北西角、南正面入り口から入場したら白い大きなお部屋に進んでいって左手奥。
チケットに書かれている時間の5分前から受け付けてもらえます。

チケットのスキャン→行列に並ぶ→約10人程度で1グループにされて写真がダメだとの説明を受ける→ドアをくぐる→これで展示が始まると思ったでしょ?

甘い!
1分ちょっとの映像が流れる部分に通されて「あなたに与えられた時間は今から40分です」と宣告されます。

私のチケット時間は3時40分で、このお部屋を出た時間が3時55分でした。
次は階段を上がって(リフトもあります)えらく細長いお部屋に入ります。
左手に幾つか展示がありますが、大したものじゃない(笑)
このお部屋、幅はあるのにみんなその展示よりも右側の壁近くを歩いています。
それはお部屋の半ばまでくると、壁がなくなって階下の展示が見えるから。
タペストリーを観ている人たちと、タペストリーが見えます。
行列は遅々として進みません。
このお部屋にいる時にもしガイドブックなどがあれば読みながら進むと良さそうだなって思いました。
特に一人で行く場合。
私はお友達と一緒だったのでおしゃべりしながらだったから退屈しませんでした。
でもガイドブックを持っていたら、それを一緒に見ながら「これ面白そう!」とかってシーンの話ができたのになぁって思いました。

あとで売店を見た時にこれなんか良さそうだなって思ったのがこちら。
屏風のように折りたたんであるのでシーンの流れが把握できます。
ただ、これは解説じゃなくて、タペストリーのところどころに出てくる文字が書かれているだけです。

他にも解説付きがよければレディングで買ったガイドブックも悪くないと思います。
大きなものや重いものはこの目的には不向きです。

さぁ、どんどんお部屋の終わりが近づいてきました。
楽しみですね、ワクワク(笑)
階段を下りてタペストリーのお部屋へ!
これで4時25分。
でもタペストリーのあるお部屋の端っこに並ばされて、タペストリーは見えません。
もうすぐ40分が終わっちゃう。
でもどこにも行き場はない。
そうこうしてるとやっとタペストリーの展示ガラスの目の前まで来ました!

係員からは「立ち止まらないで」場内のアナウンスも「立ち止まらないで」
ひっきりなしでしつこいのにうんざりします。
挙句の果てに「あなたたちが時間を取ると、あとの人たちが時間切れで見られなくなります」なんて言われたりして、それは私たちの責任ではないって言い返しそうになりました(笑)

ということで早い時間のチケットだと、そういったことにはならないかもしれません。
でもどんな風なのかはどれくらいの人たちがどんなスピードで見ているかによるので、その日によって違う可能性大。

結局この日は3時半過ぎに大英に行って5時過ぎに出てきました。
出てきたときは既に閉館していて、裏の北出入り口に誘導されました。
でも、お友達が南入り口わきのクロークに荷物を預けていたので、チケットを見せたら取りに行かせてくれました。
係員のエスコート。
セキュリティーの関係で自由には行かせてくれないようです。

バイユータペストリーを観た感想。
いろんな意味で、いい経験になったなぁ(笑)


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年9月13日日曜日

サンデーローストのイチオシはここ!

イギリスのごちそうといえばサンデーロースト。

日曜日のお昼に家族やお友達が集まってロースト肉を囲んで食べるランチです。
本来はおうちで食べるものですが、レストランやパブなどで日曜日のメニューとして旅行者でも体験可能。

今日紹介するのはそんなサンデーローストのおすすめレストラン。

レストランと書きましたが、パブのレストラン部分といった方が正確です。

時々お客様から「パブとレストランはどう違うのか」聞かれるんですが、特にここ最近そのボーダーがわかりにくくなっています。

パブというのは、基本、飲む場所。
そしてレストランは食べる場所。
例えばレストランだと飲み物だけ頼んでお料理を注文しないのはルール違反。

ところが最近のパブはレストラン部分が有名になっているところも多くて、予約したテーブルでは人数分の食べ物をオーダーすることがルールになっていたりします。
もちろん飲むだけのエリアにいるのなら特に食べ物をオーダーする必要はありません。
でも飲むだけだったら予約はできないというパブが多い。

さて、私の大好物のひとつはローストビーフ。
平均すると、少なくとも週に一度は食べている。
我が家のローストビーフはとっても美味しいので、お外で食べてがっかりすることも多いんです。

そんな私がおすすめする「サンデーローストだったらここ!」というお店は…….

ローストビーフが好きだったら、ぜひ行ってほしいお店です。
というか、日曜日のお昼にはローストビーフ以外の選択はない(笑)
こちらがメニューです。
真ん中の四角く囲ってあるのがメインで、ローストビーフとその付け合わせ。
その上が前菜(選べます)
そして下がデザート(選べます)

それでは先日楽しんできた様子を写真で紹介しますね。

席の予約ですが、お勧めはファーストフロアです。
薪のオーブンが突き当りにあって雰囲気が最高!
このシルバーのトロリーはお肉を切るところ。
そういったのが観たいならこのフロアがいいと思う。
ただ、暑いので日を選ぶかもしれない。

こちらは貝柱とベーコンの前菜、18ポンドです。


こちらはカニサラダで16ポンド。



イギリスらしいのは小エビのバター寄せ、14ポンド。
グルメだったことで知られる小説家イアン・フレミング(007の作者)が好物だったことで有名なお料理。
といっても彼はスコッツというレストランのものが好きだったらしいけど。


さて、前菜を食べ終わったらお楽しみのメインが来ます。
ちょうどいい焼き具合のローストビーフ。

ヨークシャープディングとローストポテトはサーブしてくれるので、それ以外の付け合わせは自分で好きに盛り付けます。
ポロねぎのクリーム煮、人参、グリーンピースとベーコン。
そしてグレーヴィーソースをかけたら出来上がり。
美味しそう!!
お肉はとっても柔らかいし、ポテトも最高の具合。
つまり外側がカリカリで中がホクホク。
このメインが29.50ポンド。

デザートはお腹いっぱいで入らないかもしれませんが、注文してほしいのがイギリスの伝統的なデザート。
シェアしてもいいと思います。
スプーンを人数分持ってきてって言えばいい。


火が噴き出るオーブンを見ながらおしゃべりしてデザートを食べる。



こちらがブレッド&バタープディング 9ポンド。


こちらはスティッキートフィープディングのアイスクリーム添え、9ポンド。
両方とも伝統的ではあるものの、かなり軽い仕上がりなのでお腹の負担にはなりません。
甘さも少し控えめだと思う。

ここまで褒めてきましたが、マイナス面もある。
このお店は人気なので予約が取りにくいのが玉に瑕。
毎週木曜日の朝10時半に3週間先までの予約が可能です。
お昼過ぎに見たら、結構埋まって希望通りに予約できない日も何日か。

レストラン部分はこんな感じです。
この上のフロアも満席。

そして飲むだけならグラウンドフロアで。
バーエリアの雰囲気はこんな感じです。
場所はピカデリーサーカス。
予約出来たらラッキー。

何を飲むかでお値段は変わるけれど、二人で多分150ポンドくらいだと思います。
ということでロンドンではこのクオリティーならリーズナブル、そして何よりも美味しいのでお勧めです。




イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年9月11日金曜日

2001年9月11日のメモリアル

今日からちょうど25年前、私はコッツウォルズの終日観光のガイドをしていました。
バーフォードという、坂道が特徴のマーケットタウンにバスを駐車する時、ティムちゃんから携帯に電話がかかってきて、ニューヨークでテロがあったことやロンドンに戒厳令が出されるかもしれないというニュースを伝えてくれました。

まだスマートフォンもなかったので、事情の収集は誰かと電話で話すだけ。
旅行会社に連絡を取って、ロンドンに戻った後のお客様の行動などを色々相談したのを憶えています。
私が観光のご案内をしていたグループは、夜は自由行動で夕食もばらばらにとる予定だったのを、戒厳令など万が一のことを考えてホテルでグループとしてのディナーに替えたり、お友達がテロに巻き込まれているかもしれないと心配されている方のケアをしたり忙しく過ごしました。
幸いにもバーフォードが最後の訪問地だったので、その後は帰路につくだけ。
お仕事が終わった後は列車とかではなく、タクシーで帰宅したんだったと思いますが、その辺のことはあまりよく憶えていません。

この事件でお亡くなりになられた方々はアメリカ人だけではなく、他のたくさんの国籍の方たちがいました。

中にはイギリス人やイギリスの住人も含まれます。
その67人を含む、このテロで亡くなったすべての人たちを記念するメモリアルガーデンがロンドンには存在します。
場所はグロブナー広場。
ロンドンの中心地、メイフェアの真ん中です。

以前、この広場に面してアメリカ大使館が建っていました。
広場にはルーズベルト大統領の像もあります。
この像は第二次世界大戦後、英米の友好を記念してイギリスの市民たちの寄付で設立されたそうです。
この像の脇には日本の桜の木があって日英桜植樹プロジェクト(リンクします)で日英親善のためのもの。

また、広場の南側には第二次世界大戦の記念碑、イーグル飛行隊記念碑が建っています。
ポートランド石の柱とアメリカのワシを模ったブロンズ像の記念碑で、バトル・オブ・ブリテンの際にイギリス空軍の3つのイーグル飛行隊に所属した244人のアメリカ人戦闘機パイロットと16人のイギリス人戦闘機パイロットを追悼しています。

そして広場の東側に今回紹介する9月11日のメモリアルガーデンがあって、これはテロから2年後の2003年に除幕されました。



木製のパビリオンの前面にある柱は、樫の木。
3枚のブロンズ製の銘板は、命を落とした67人の英国市民の名前が記念されています。


そして、詩が刻まれた記念碑の下には、樹脂で保存された世界貿易センターから回収された鉄骨の一部が置かれています。

ガーデンといわれるだけあって、周りにはいろいろな植物が植えられて、それらには英国種と米国種の両方が含まれているそうです。
ローズマリー -は友情と追悼、
ツタ は忠誠の象徴、
ユリ -は純粋さと魂、
フロックス -は伝統的な愛の証、
コーンフラワー -は治癒力、
そしてホワイトローズ・サリー・ホームズ は9月に咲く白いバラで、メモリアルガーデンの中心です。
ベンチもあって、ゆったり座って物思いにふけることができる場所。

このグロブナー広場が、今日は午前7時から午後6時30分まで一時閉鎖されます。
ここでは毎年9月11日の追悼式典を行っているのですが、今年は25周年記念ということもあり、規模が大きい式典だそうです。

この追悼式典は、2001年9月11日のテロ攻撃で命を落とした67人の英国市民の遺族とその招待客、要人、そして地域社会の人々が集まって敬意と追悼と哀悼の意を表します。
追悼式典の安全のために閉鎖ということです。



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年9月9日水曜日

緑の線の道をたどって!


オズの魔法使いに会いに行くには黄色いレンガの道をたどっていきます。
平坦な道ではなく、いろんな冒険が待ち受けていますけどね。

では緑の線の道をたどっていくと何処へ行くか。

それはモーフィールズ病院。
そしてこちらの道は平坦(階段はありますが、リフトもある)
ここは眼科のスペシャリスト病院。
イギリスでモーフィールズへ行くといえば、特に何も付け加えなくても眼を診てもらいに行くってわかります。

この病院の最寄り駅はオールドストリートという地下鉄駅。
以前は公団が建っている以外何もない場所というイメージだったんだけど、ここ最近はオフィスやマンションがたくさんできて、おしゃれなレストランなんかもあります。
テック系の会社も多い。

地下鉄の改札を出ると緑の線が目に入ります。
看板も出ています。
「モーフィールズに行くんだったら床の緑の線をたどって」

そして、その通り、5分くらいで無事に病院の中まで入ることができます。

病院内は写真禁止なので撮りませんでした。
患者さんとかのプライバシーのためです。
他の病院では写真がダメとかビデオがダメってサインはあまり見ないんだけど、この病院ではあちこちにありました。←特にビデオがダメっていうサインは初めて見ました。
撮ろうとする人が他よりも多いのかも。←調べたわけじゃないです。

この病院には網膜のレーザー手術に来たことがあります。
多分ブログに書いたと思う。

今回は手術じゃなくて電気生理検査に来ました。
私、昔から暗いところが苦手なんですが、そんな話を病院でしたら検査しましょうってことで呼ばれたわけです。
必要な検査というよりは念のためって感じ。
正直なところ、こんなことに貴重なNHSの予算を使ってもらうのは多少心苦しい。
リッチモンドの隣町、キングストン総合病院にも眼科はあるのですが、ロンドンだとこの設備はモーフィールズにしかないそうです。
こういった専門性の高い、それでいて緊急ではない検査というのはイギリスだと半年から1年後くらい先に予約されることが多いようです。←当社比(笑)
予約のお手紙には場所と時間、そして電気生理検査だということが書かれていました。

初めて聞く検査名。
まず最初に調べたのはお注射するかどうか!←だって怖いから😅しないってAIが言うからホッ😂
見たものが目から脳に送られるその経路に異常がないかどうか検査だそうです。
暗いお部屋でマシーンにおでこをつけて光の点滅を見るだけなんですが、1時間以上かかりました。
不自然な姿勢なので結構疲れます。
結果は1ヶ月後位に別の予約で説明があるそうです。

その後、別のフロアで眼底検査をしておしまい。
こちらは数分で終了です。
技師の人から「日本人?」って聞かれたのでそうだと言ったら「あなたの国には素晴らしい機械がたくさんある」と言われました。
何のことかと思ったら、眼底検査の機器がニコンのマシーン。
ブログに載せる写真撮っていい?ってちゃんと聞いてから撮りましたよ(笑)

おうちで写真をAIに読み込んだらニコンの子会社のオプトスという会社のもので何とスコットランド製でした。

スコットランド訛りがある技師さんにあたったら「あなたの国には素晴らしいマシーンがある」って言ってみたい(笑)



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年9月7日月曜日

王道の展望台はやっぱりシャード?

久々にシャードへ行ってきました。

ここ最近、このブログでも無料の展望スポットをいくつか紹介しています。
そういった場所と比べると、有料のシャードはどうか?

一言で言えば快適です。

先ず並ばないのがいい。

これはタイミングにもよると思います。
ただ、無料の展望台がいくつもある今、明らかに以前よりも空いている印象です。

観光地が混むタイミングというのはチケットを買うふりをすれば大体わかります。
あと何枚残っているとか、まだ余裕がありますとか、色んな情報が出てきますからね。
買うふりというのは購入サイトでチケットの日時を決めてお買い物かごに入れるまでをシュミレーションするって意味です。
その時に選んだ日時が売り切れだったら混んでるってこと。

展望台が混むのは開館時、それからランチ後、それから日没の前後。
この間シャードに行ったのは日曜日の10時開館と同時。
15人くらい、同じ時間帯の人たちがいましたがスムーズに入場できました。

チケットは印刷してもいいけれど携帯のウォレットに入れていたり、添付をその場で開けて見せるといった人たちが殆ど。
自動改札にかざすだけで、係員もいるから、わからなければ手伝ってくれます。

その後エアポートスタイルのセキュリティーを抜けたらリフトへ。
シャードの展望台へはエレベーターを2基乗り継いで、そこから階段で展望フロアにアプローチします。
エレベーターから階段に変わるこのフロアにお手洗いがあります。

これはオープン時にはビジターには開放されていなかったもの。
なので昔はセキュリティーを抜ける前、売店のフロアにお手洗いを案内していましたが、今は必要なくなりました。

展望フロアにバーを作ったし、シャンペン付きのチケットも売るようになったから必要になったんでしょうね。
イギリスでは何にでもシャンペンを付けて客単価を上げようとします。
お茶(アフタヌーンティー)にもシャンペンを付ける国ですからね(笑)

因みに普通のチケットは 28ポンドからで、シャンペン付きにするなら25ポンドの追加です。
バーではカクテルなんかも作ってくれます。

お茶やコーヒーも注文できるカウンターがあって、小さいテーブルもありますがお食事の提供はありません。
多分火を使えないんじゃないかな?
他にも、エリアが小さいので食事を出してもコストがかかるだけで収益につながらないんだと思う。




この日は晴れていたので遠くまできれいな景色が楽しめました。

タワーブリッジもクッキリ。
遠くウェンブリーのスタジアムも臨めました。←写真には撮らなかった(ブロガー失格)

こっち側にウェンブリーが見えたんだけど、遠くに焦点が合っていないので拡大して切り取る価値がなく諦めました(笑)
肉眼ではきれいに見えたので、写真の腕が悪いのか、私のXperia 10 の機能かは謎(絶対に腕の方)

テムズの北のスカイガーデンもちっちゃいね!

このバーがあるフロアのさらに上にも展望フロアがありますが、この日は少し遅くから開くようで時間的に待てなかったから行きませんでした。
そこはシャードの最上階で、壁がない部分もあり、結構スリルがあるフロア。


さて、お土産屋さんなんですが、ロミオのぬいぐるみがなくなっていて、小さなピンバッジと絵本にロミオの名前があるだけ。
シャードとロミオの組み合わせのバッジ。
スタッフにロミオのことを聞いても古株のひとりが知っているだけでした。

古い記事(2013年)ではチケットのお値段が30ポンド弱だったようですが、その後35ポンドくらいだったのが記憶にあります。
ということで今現在(2026年)に28ポンドというのはビックリです。
他の観光地のチケットはこの10年で倍くらいになっていますから、実際の感覚ではシャードの価格変動は半額って感じです。
やっぱり無料の展望台の存在が大きいんでしょうね。

ガイド目線からすれば、お金に余裕があるならシャードがおすすめ。
でも晴れていないならもったいないかも。
晴れていたらその場で行ってみるというスタンスが便利だと思います。

無料にこだわるなら3週間前に頑張ってスカイガーデン(リンクします)のチケットを取るか、120フェンチヤーチ(リンクします)の低いけれど快適な展望台がいいと思います。

リンクしたスカイガーデンの記事はまだ知名度が低い頃で空いていましたけど、今はとても混んでいるので、入る時も出る時にもお手洗いにも、何もかも並ばないとけません。
エレベーターもぎゅうぎゅうで快適とは言えない。
なのでそういったことも含めるとシャードの方が今はいいんじゃないかと思います。


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。