2026年4月15日水曜日

ジェーン・オースティン体験に行ってきた!

ロンドンのオックスフォードサーカスそばに新しい観光地ができました。

温泉やジョージ王朝の街並みで有名なバースにある観光地の支店としてひと月ほど前にオープンしたばかり。
早速ガイドのお友達さっちゃんを誘って行ってきました。

さっちゃんは私が公認ブルーバッジガイドの資格を取る前からのお友達で、お互いの結婚式にも招きあった仲。
気の置けないいいお友達です。

さて、このジェーン・オースティン体験館(←日本語にすると変ですね!)どんな風だったか紹介したいと思います。

先ず外観はこんな感じ。
お花が飾られた、アーチをくぐると入り口です。

中に入るとギフトショップ。
限定版のマグやエコバッグ、テディーベアなどロンドンらしいお土産のジェーンオースティン版がたくさん並んでいます。
このギフトショップに入るだけなら無料。

上の階へ上がるのにはチケットが必要で、その場でも、オンラインでも手に入れることができます。
現在の入場料はこちら。

気をつけないといけないのは時間制だということ。
シャーロックホームズミュージアムのように随時入場できるわけではなくて、1時間ごとのスロット制で、はじめにオースティンの生涯についての簡単な説明があってガイドと一緒に各部屋を回る仕組み。

私たちが行った時には、まだあまり知られていないこともあって、3人、ひとり、そして私たち二人の合計6人という少人数で回りました。
でも将来は最大20人くらいで回ることを想定しているそうです。

3階まで階段で(リフトは無し)上がるとお部屋がふたつ。
ひとつは待合室で、もうひとつがイントロのお部屋。
難しい英語が話されるわけではないので、オースティンの基礎知識があれば問題ないと思いますが、ガイドは結構早口でした。
こんな風にお部屋以外の場所でもいろいろ説明がある。
私にとって一番楽しみだったのは衣装を着て写真を撮ること!
ということで、それは2階部分。
ここから好きな衣装を選んで身に着けます。
サイズは気にしなくて大丈夫。
後ろで結ぶだけのスタイルだから。
ボンネットや扇といった小道具もあるので楽しいです。

準備ができたらこの背景の前で撮影。
観光地でよくある「それでは写真は後でお会計」とかではなく、自分の携帯で撮ります。
そして撮る手伝いもしてくれるので、一人参加でも安心。

見て見て~😆

立っているところも撮ったよ~。
お次はさっちゃんと一緒!
さっちゃんは男性用の衣装にしました。
圧倒的に女性の来館が多いので、衣装は男性用の方が状態がきれい(笑)


このお部屋以外にもたくさんの小道具を置いて、館内のいろいろな場所で写真が撮れればもっと楽しいだろうなぁと思いました。
これは経営側に意見として出してみようと思っています。

例えばこのお隣は羽ペンを試してみるといった趣向のお部屋なんです。
こんなデスクが2机置かれています。
ここで座ってお手紙を書いているところとか、さっきの衣装で写真が撮れたら面白そう。

羽ペンは結構書くのが難しかったです。
これはさっちゃんが書いているところ。
ジェーンにお手紙を書いて周りに飾ってみよう、みたいなコーナーです。

さて、さらに下に降りるといきなりミスター・ダーシー(笑)
この作品(BBC制作の高慢と偏見)からもう30年なんですね。
毎週楽しみにして観ていたなぁ。
色々展示されているものは、そのほとんどが階下のギフトショップで購入可能です(笑)

さてこのお部屋には1801年のロンドンの地図がかかっていました。
オースティンに所縁がある場所に標が付けられていて、もうなくなってしまった建物もあれば、現存しているものも多くて興味深かったです。
例えばトワイニングの本店。
ストランド通りのお店はオースティンも訪れたことがあるそうです(驚)

そんなことには関係ないけれど、私の興味を引いたのはバッキンガム宮殿。
1801年当時は女王の宮殿っていう名前だったんですね。
貴族のお屋敷バッキンガムハウスの後、ジョージ3世が買い上げてそのままバッキンガム宮殿とよばれたと思っていました。
彼の購入目的が妃のための別邸でしたから、当然といえばそうなんですけれど、知らなかった!

このお部屋の隣にはオースティンの蝋人形が置かれています。
5'7"(170cm) ということで、私よりも数センチ身長が高かったらしい。
蝋人形のお部屋には彼女が身に着けていたアクセサリーの模型なども展示されていて、ご丁寧にケースの中だったから本物かと思ったらレプリカでした。
これはそんなひとつ、金とトパーズの十字架。
弟のチャールズからプレゼントされたものらしい。
こちらもギフトショップで購入可能です!

それではギフトショップに売られているものをいくつか紹介しておきます。
ここのオンラインショップでも手に入るようです。

嵩張らなくて記念になるといえばキッチンマグネット。
ひとつ約800円。


オースティンが思春期に冗談半分で書いた「イギリスの歴史」
手にとって思ったこと「薄っす!(笑)」ヘンリー4世からチャールズ1世までカバーしています。
アクセサリーも色々ありました。
陶器のペンダントは結構かわいかった。
お値段も数千円からとお手ごろ。

紅茶やマグのコーナー。
テディーもオースティン仕様です。
ラバーダックはいろんな種類があって、ミスター・ダーシーとお風呂に入りたければいいんじゃないかな(笑)
エコ・トートはしっかりした作りで22ポンド(4500円くらい)。
上のマグは限定版で1万円くらいでした。
ということでジェーン・オースティンのファンだったら行ってみるといいと思います。
1時間ちょっと、あっという間に経ってしまいます。
何人かでジョージ王朝風にコスプレして遊びに行くのもいいかも。

バースのものはティールームがあるけれど、ロンドンのものにはありません。
館内にお手洗いは3か所、ただしギフトショップにはないのでミュージアム部分に入場した後です。
リフトがないので身体が不自由な人には不向きです。
階段はこんな感じで、ツアー開始の3階までかなりあります。
階段の先は2階ではなく折り返し地点です(笑)
それではぜひ楽しんできてくださいね!


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2026年4月13日月曜日

ブロッコリーがアートならレンガだってアート!

どう思いましたか?

「あれがアートだったら何だってアートじゃん」そう思う人もいるでしょうね。
しかも元々は本当にスーパーマーケットで買ってきたブロッコリーを半分に切って壁に貼り付けただけだったんですから。
「アート素材として野菜を使うなんて、素晴らしいアイディア」
そんな風に肯定的にとらえる人もいるかもしれません。


レンガ大のサイズのカラフルなアートが東ロンドンのいろんな場所で観られます。

この間のブロッコリーと共存している壁もある。

レンガは彼の作品だってわかりやすいんですが、実はレンガ以外のモチーフもあるので少し紹介しますね。

これ、なんだと思いますか?
東ロンドンの道の標識。
Scalater が道の名前で ST はストリートの略、E1というのはロンドンの郵便番号です。
その下にはベンガル語で通りの名前。
このエリアは移民の町として知られている場所のひとつ。
ロンドンの中華街に漢字で通りの名前が入っていたりするのですが、それと同じようなもの。
つまりベンガル語を話す人たちが多いエリアってことです。
ベンガル語は主にバングラデシュの人たちが使っている言葉で、このエリアにインド料理屋さんが多いのも頷ける。

ストリートアートに話を戻すと、道の標識の下にほぼ正方形の銀色のアートが見えます。
浮き彫り?
よく見ると頭でっかちな恐竜がスケートボードに乗っている化石風アート。
これもロンゾの作品です。

彼の生み出したキャラクターのひとつ、スケーターザウルスはこんな風に化石になったり、絵になったり、立体になったりして東ロンドンに点在しています。

スケーターザウルスに似ているキャラクターでお金を食べているモンスターもいる。
ロンゾはドイツから来たアーティストで2000年ごろからロンドンの街角に彼の作品が出始めたらしいのですが、お金を食べているものは不況をもじったもの。
ロンゾは有名なので企業とコラボしたりもするようです。

これなんかはコラボ作品でQRコードでウェブサイトに飛ぶことができるようになっているのが今ってカンジ!

レンガだけならわかりやすいけれど、こんな風にいろんなキャラクターが増えていったりコラボ作品が現れたりするので、ストリートアートは奥が深そう。


そういえば、以前バンクシーの動物シリーズのヤギを紹介したことがありました(リンクします)
このヤギさんは建物の改装でその後見られなくなってしまいました。
同じ時期に描かれたお猿さんのアートがこの近くにあるのですが、そちらも残念ながら消されてしまったようです。
何となくうっすらと跡が残っているのが見えますか?
下の写真と比べてみてください。


こんな風にストリートアートは姿を消してしまうものも少なくありません。
消されたり、上書きされるだけではなくて、風化して見えなくなってしまったり、壊れてしまったりするものも多い。

ただの落書きといってしまえばそれまでですが、いくつかのストリートアートはハッと何かを気付かせられたり、美しさを感じるものも多い。
どのあたりに落書きとアートの線を引くか、というのが難しい。
カラフルでグレーな世界、というのがぴったりなのかも。

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2026年4月11日土曜日

パスポートの申請はオンラインがお得?

比較的最近始まった在外邦人向けのオンラインパスポート申請。

条件がいろいろあって、領事館に在留届が出されていることは必須条件のひとつ。
オンラインの申請は写真も自分で撮ったものが使えるから、写真屋さんに行かなくてもいいのも便利です。

ただ、スマートフォンを使うので、そういった操作がしにくい人や、スマートフォンを持っていない人にはハードルが高いようです。


オンライン申請から約1ヶ月で在英国日本国大使館の領事班からメールが届き、パスポートが準備できたと連絡が入りました。
受け取りは予約制なので、予約専用のページ(リンクします)から予約。
以前は無記名だった窓口の予約システムが、3月中に記名式に変わっていました。
ダミーでいくつも枠を取ったりすることに歯止めをかける目的だと想像しますが、本当のところは問い合わせたわけではないのでわかりません。

以前のシステムと違って登録したメールアドレスに予約番号と併せて確認メールが届くのも便利。←以前のシステムは無記名で、予約番号が表示されるのを、ページが変わる前にスクリーンショットしたり書きとったりする必要がありました。

さてパスポートの申請費用、現在は15900円です。
数か月後には約9000円になるのでちょっと惜しい(笑)
でも期限を切らせるわけにはいかないのが海外在住の辛いところ。
日本に住んでいるのなら、海外旅行に行かないのなら必要ないパスポート。
でも、海外に住む日本人にとって、パスポートは大切な身分証明書です。
私のイギリスの無期限在留資格もE-Visa というカタチでパスポートに紐づけされていますから、期限が切れるとイギリスでの身分も証明することが難しくなってしまいます。

ヨーロッパの国によっては外出の際に身分証明の携帯が義務付けられているところもあるそうです。
でも、イギリスはそうではありません。
私は旅行以外の業種の会社からの業務依頼などでヴィザのステイタスを証明しなくてはいけないことが年に数回あります。
就労可能ヴィザを持たない人を雇うと、その会社が処罰を受ける仕組みなので、たとえ1日だけのお仕事でも、まともな会社ほどその辺はきっちりと調べます。
旅行会社がなぜガイドのヴィザを調べないかというのは、公認ブルーバッジガイドの資格を取る時に就労ヴィザがあることがコース受講の条件だと知っているのが理由じゃないかな?

さて、この申請費用ですが、イギリスの通貨はポンド。
というわけで、費用も英国通貨での支払いです。
これまでは現金でおつりが無いように用意して窓口で支払うシステムでした。
申請した時の案内によれば、英国貨で85ポンド。
円安で現在 1ポンドが200円以上なので、単純に計算しても17000円以上支払っていることになります。
この金額、やはり為替の変動などのために見直しがされているようです。
というのも受け取りのお知らせ時に大使館のサイトを見ると84ポンドに値下がりされていたからです。
金額変更の頻度は知りません。

この英国貨での申請費用、オンライン申請ができるようになってからはクレジットカードの利用も可能になりました。
そして、オンラインだと現在の費用は窓口での申請84ポンドに対して82ポンドだと書かれています。

ところが、そんなに単純じゃない。

このオンラインでの引き落としって円建てなんです。
そう、ポンドじゃないので各カードの両替レートで金額が変わってくるのです。
そして、カードによっては外国貨(日本円はイギリス発行のカードからすれば外国の通貨)の場合の手数料が加わる場合もあります。

私は日本に銀行口座を持っていないので、手持ちのクレジットカードは全て英国のもの。
そのひとつは外国の通貨で引き落としの際に手数料がかからないもの。
イギリス発行のほとんどのカードは為替手数料が約3%ほど加算されます。
なので、海外旅行の際や、オンラインで日本を含め外国のサイトから何か購入の時に、この手数料なしのカードを利用しています。

今回も引き落としが日本円だという案内が大使館のページにあったので、手数料なしのカードを利用しました。
後でカードのアプリで実際の引き落とし額を見たら、75ポンド弱。
ということで、現金で窓口で支払うよりも約2000円得をする計算になります。

ま、たった2000円なんですが、7月の値下げを待てずに申請しなければいけなかった悔しさが少しだけ報われた気分です(笑)
2000円で気分が変わるなんて、安上がりな人間だなぁ。

ということで、これからパスポートを申請する人へ。
待てるのなら7月の値下げを待ちましょう!
海外での申請はオンラインが便利。
カードでの支払いはレートの確認と為替手数料の確認が必須。

新しいパスポートは以前のものがIC ぺージが中央にあったのに対して見開きの2ページ目に移動しました。
パスポートを上から見たらこんな感じ。
上が以前のもの、下が新しいもの。
分厚いページがICチップのページです。

これが新しいパスポートの表紙を開けたところ。
中もイラストがかっこよくなりました。
これから10年間お世話になるパスポートだけど、写真はあんまりきれいに撮れていなかったので、それが残念(笑)



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2026年4月9日木曜日

イギリスは万引き天国?

ここ数日、イギリスで話題になっていることのひとつが「万引き」

日本もイギリスも法治国家ですが、私は窃盗に関する考え方にはかなりの開きがあると思っています。

もちろん個人差がある問題なので「イギリス人は」とか「日本人は」といった風にまとめる気はありません。
でもこの間、何かの折に「日本で有名人がサンドウィッチを万引きしてニュースになった」という記事を読んで「今のイギリスだったらきっと問題にはならないだろうな」とは思いました。

食べ物を盗んで社会的な制裁を受けるというフレーズで私が真っ先に思い浮かべるのは小学生の時に読んだ「ああ無情」という物語。
この作品は日本で育った普通の子供にはかなり理解しがたい物語だと思います。
泥棒はいけないことだと教えられてきたのに、主人公は泥棒です。
そしてその彼を追いかける警察の方が悪者のような扱い。
しかも、ひたすら暗くて救いがない。
実際、私は高校生になるまでこの作品がよく理解できませんでしたし、嫌いな作品のひとつでした。
本を読むことが大好きで何度も読み返すことが多かった子供時代「嫌いな本」がほぼなかった私にとって、珍しいので良く憶えています。
アルセーヌ・ルパンのようにヒーロー級の泥棒の物語は好きだったので、モラルの問題ではないと思います(笑)

日本には「謝って済んだら警察は要らない」と主張する人もいますが、対してキリスト教の国々では「懺悔すれは赦される」という考え方があります。

私は英会話を勉強し始めたころ、英語の理解の助けになるように聖書を読むこととイギリスのコメディーを見ることに時間を使いました。
変な高校生だったと自分でも思います(笑)
でもおかげで高校の授業で見る英語の世界とは全く違う世界が存在することはわかりました。

そんな私の高校生時代、忘れられない思い出のひとつに「英会話の先生の万引き事件」があります。
私が高校生の時に通っていた英会話教室にはたくさんのネイティブの先生たちがいました。
その中のひとり、イギリス人のある先生と何人かの生徒たちでコンビニに行った時、その先生がヘアジェルを万引きしたんです。
後で私が見ていたことに気づいたその先生は「みきちゃん、僕はかっこよく見せるためのこのヘアジェルが必要。かっこよければみんな僕の話を真面目に聞いて英語がうまくなる。そうするとこの国が良くなる。だからこのヘアジェルは日本の幸せのために手に入れた」とにっこり笑いながら片言の日本語でいいました。
あらゆる理由で突っ込みどころ満載ですが、その当時まだ16歳くらいの私は大人でしかも先生という立場の人に何て返していいのかわかりませんでした。
これ、作り話じゃないですよ。
学歴を詐称していた先生も多かった(←お教室を辞めてから知った)し、とんでもない英会話教室でしたが個性的でおもしろい先生が多くて、ここに通った2年間で私の英会話は格段に上達しました。


さて、イギリスの現在の万引き事情に話を戻すと、つい先日ロンドンのクラッパムで若者が集団で万引きを含めた反社会的行動をするという事件がありました。

映像を見たい方はトーク・ニュース(保守派のオンライン・ニュース番組)の映像をどうぞ。

これはかなり特殊な例ですが、問題視されているのは万引きがあまりにも普通になっていること。

イギリスでは現在200ポンド以下の窃盗に関しては罰則がないと思っている人も多いです(もちろん罪ではないという事ではありませんが、検挙されない場合が多いのは事実)
というのも2014年反社会的行為・犯罪・警察法のために、盗まれた商品の総額が200相当以下の場合、通常の窃盗犯罪とは別の「簡易罪」として扱われてきたからです。
加えて、スーパーマーケットで働いている店員や警備員も、万引きは見て見ぬふりをするというポリシーのお店が存在します。(これは窃盗犯と対峙して従業員がケガなどを負うリスクを減らすため)
実際、数日前にウェイトローズの店員が万引きをとがめたことがお店のポリシーに反するといって解雇される事件が起こり、あちこちから非難の声が上がりました。
ウェイトローズ以外にもコープも同じようなポリシーだといわれています。
興味深いのは、広告戦略に評判があるアイスランド・スーパーマーケットのCEOがその人を雇用する用意があると発表したと話題になったことです。

国家統計局の公式統計によると、2024年12月までの1年間でイングランドとウェールズで警察が記録した万引き事件は516,971件で、前年の429,873件から20%の増加になりました。
この数字は、2003年3月に現在の警察の記録方法が始まって以来の最高水準です。

英国小売協会の犯罪調査によると、小売業者は2023/24年に窃盗だけで22億ポンドという前例のない損失で、前年の18億ポンドから22%増加したそうです。

これを受けての「セーファー・ストリート(安全な街)」ミッションとして、2025年2月に法案が提示され、3月より審議が進んでいます。
審議の主な内容は;
*リスペクト命令(Respect Orders)の導入:
  • 反社会的行動を繰り返す人に対し、特定の場所(商店街や公園など)への立ち入りを禁止する強力な命令。
  • 年齢制限の引き下げ: 従来の成人(18歳)以上から、16歳以上の若年層にも適用拡大。
  • 罰則強化: 違反に対する罰則が強化され、最長5年の拘禁刑が科される可能性。
  • 警察権限の拡大と即時対応:
*反社会的行動に関与した車両を警察がその場で差し押さえる権限の強化。
  • 200ポンド以内の万引きを警察が軽視しないように2014年法のセクション176を廃止。
*住宅関連の対策:
  • リスペクト命令を受けた犯罪者が公営住宅の入居待機リストの最下位に回されるなどの住宅関連のペナルティを検討。
どんな結果になるかはわかりませんが、イギリスの社会問題は地域差や階級の問題など深いところに根があるので簡単に解決できそうにもありません。

実際、万引きの実態にもそういった問題が浮かび上がっています。
ちょっと長くなったので、そんなお話はまた今度紹介したいと思います。


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2026年4月7日火曜日

イースターのチョコレート


母の日に桃太郎君からもらったチョコレートがあるので、ティムちゃんには「イースターにはチョコレート欲しくないからね」って伝えていました。←いつも食べきれずに捨ててしまう。
でも、イースターが近づくと、やっぱり卵型のチョコレートがないと寂しいって思い始めた(笑)

なのでイースターの前日に「やっぱりイースターのチョコレート欲しいかも」って言いだしたら露骨に嫌な顔をされました。
日本語にすれば「まじで?」みたいな顔。
やっぱりイースター前の土曜日に言うべきではなかった。

「僕はね、おいしそうなチョコレートをみきちゃんのために買ってあげたかったんだよ」
「どれを買おうかも決めていた。だけど、要らないって言うから買うのを諦めたのに、いまさらそれはないよ」
「また来年ね」だって。

なのでイースターサンデーに起きてお茶を入れようとキッチンに行って食器洗浄機からマグやお皿を食器棚に入れていたらイースターエッグを見つけてびっくり!

ティムちゃん、ちゃんとイースターエッグを用意してくれていました。

原材料も厳選されていて、手作り。
箱を開けたらこんなジョークが書いてあるのも楽しい。
このエッグ、ダークチョコなんだけど塩味でラズベリーとピスタチオが練りこまれている。

チョコレートって、いつもは一口食べたら次の日までいらない←なので賞味期限を切らして捨ててしまう羽目になるんだけれど、これはすごく後を引く味で危ないことこの上ない。
日曜日だけで1/3くらい食べてしまいました。
イースターエッグ以外にも取り扱いがあるようなので、他のものもおねだりしちゃおうかな~と企んでいます。

近々とある知人にお礼をしなきゃいけないことがあるので、この会社のチョコレート送ろうかな。
郵便受けに入るサイズの箱型プレゼントとか、いろいろあるようです。



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2026年4月5日日曜日

発電所のフードコート

最近のロンドン、毎週のように土曜日にはデモがあります。
その週によって規模は色々なんですが、場所にも変化があるので事前のリサーチが必須。

なので私は土曜日のお仕事は受けないようにしています。
例外はリピーターのお客様と郊外の観光。

先週、久々の土曜日のお仕事はリピーターのお客様。
大掛かりなデモが予定されていたので、センターは避けてテムズ川の南、バタシー発電所にご案内しました。
バタシー発電所は近くにアメリカ大使館はあるものの、アメリカに抗議したい人たちは中心地のデモに参加していて、この日のお昼ごろ、大使館の周りは平和そのもの。
普段たくさんいる、大使館前でプラカードなどを掲げた人たちも殆どいませんでした。

バタシー発電所やそのエリアには「まちづくり」などをテーマに視察のお客様をご案内することが多いです。
でも、それだけではなく、コンパクトなモールとしての利用価値も高い。
因みにこの時買った時計は何回か着けただけで何処かにしまったまま。
時間が見辛いという、時計にとって致命的な欠陥がその理由(笑)

元発電所内外にレストランやカフェも色々あって、フードコートで色んな種類のご飯を楽しむこともできます。
フードコート以外にレストランもいくつか入っていて、イタリア料理のノチやヨーロピアン料理のブレッドストリートも入っています。

この発電所のフードコートは自由に出入りするスタイルではなくて、入り口でレストランのように人数を確認されて席に案内されるシステム。←行ったのが土曜日だったからもしかしたら週末だけのシステムかもしれないけど。
私が利用した時は中が混みすぎたりしないのがとても良いと思いました。
ただそのために並ぶ必要はありますが。

私はこの日お客様とは別にひとりだけのランチだったので小さなテーブルに通されました。
テーブルにはQRコード。

これを読み取ってオーダーするので、席を立ってうろうろする必要はありません。
子供連れや体が不自由な人がいるなら、すごく便利なシステムじゃないかと思います。

え~、そういうテクノロジー系はの苦手かも。
そんな人も安心して。
こんなメニューも持ってきてくれます。
そして注文も手伝ってくれるみたい。
私はQRコードを通して食べ物は注文しましたが、飲み物は席に来てくれた係に無料のお水をお願いしました。

それもちゃんとテーブルまで持ってきてくれるので、食事中に席を立つ必要は全くありませんでした。
人はたくさんいるけれど、ちゃんとオーガナイズされているのでガチャガチャした印象はありません。
席取りの必要もないし、こんなフードコートは悪くないなって思いました。

私はカモン(リンクします)が入っていたのでサーモンのお寿司セットを注文しました。
メニューの金額は15.50ポンドだけど、サービスチャージがついて17.44ポンド。←席まで持ってきてくれるから。
ロンドンに数多くある、テイクアウェイのチェーン店よりはずっと美味しかったです。
特にサーモンの厚みが全く違いました。
そして野菜巻きにはお漬物が入っていて、これもおいしかった。
このお店は Yashin の系列。
レシートはメールで送られてきます。

食後のコーヒーは別のお店で注文して、こちらもレシートはメール。

だんだん紙のレシートがなくなりつつあるロンドンです。
ポケットに入れてぐちゃぐちゃになったり、無くしたりしないのはとても便利かもしれません。






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