イギリスの長距離列車には、通常ファーストクラスとセカンドクラスがあります。
主要駅の中にあるファーストクラス専用ラウンジで列車を待つこともできるし、列車内での飲み物やお食事のサービスなどもあります。
私は長距離の場合はファーストの切符をとることが多いです。
プライベートでもお仕事でも。
特にロンドン以外で開始といったお仕事の場合、混みあっているスタンダードだと落ち着かないので、お仕事のクオリティーのためにも差額の価値はあると思っています。
でも旅行会社がガイド分として手配してくれると普通はスタンダードなんですよね(涙)
先日もそんなスタンダード席がアレンジされていました。
2時間以上の長距離列車。
自分で取ったわけではないので変更したくてもできません。
さて、そんな時はどうするか。
まず、利用の2日前にその列車会社のサイトでファーストクラスの切符を買うようにサイトでチェックしてみる。
自分の持っているスタンダードチケットと同じ時間(もちろん同じ日)のチケットを確定したら普通は座席指定が自動で出てきます。
そうしたら「座席を変更」を選択して画面を見るとどれくらい席が埋まっているかがチェックできます。
空きが十分あるようなら、Seatfrog(リンクします)のサイトで同じ列車を探す。
このサイトでは既に持っている席のアップグレード分のみを購入可能なんです。
扱っているのは以下の会社。
Avanti
CrossCountry
EMR
Grand Central
Greater Anglia
GWR
LNER
Northern
TransPennine Express
公式サイトからアプリをダウンロードしてさっそく開始。
アプリの画面はこんな感じです。
すると、こんな画面に代わります。
これは試しにリバプールからユーストンまでを入れてみました。
日にちを選びます。
そして人数。
その後、緑のバーをタップ。
この画面で見ると上の3つはアップグレード可能。
そして下の3つは売り切れで不可になっています。
購入したい列車を選んで支払いたい金額を入れる仕組み。
自分で選んだ金額に手数料の3ポンドを加えて支払い。
このアップグレードは、あくまでもすでにチケットを持っている人向け。
なので途中でチケットはお持ちですか?という質問が出てきます。
最低のビッド価格が表示されるのでそれよりも高い金額を入れて購入するという建前ですが、40ポンドくらいでそのまま購入になるケースもあります。
もしくはビッドせずに最初からアップグレードを購入という選択(路線にもよるけれど、70ポンドくらいから?)もあって、手間や金額にあった購入ができます。
購入が成功するとQRコードが送られてくるので、列車内の検札時にはオリジナルの切符とアップグレードのQRコードを見せるだけ。
改札ではこのQRコードは意味をなさないのでオリジナルの切符も必要です。
そしてこのアプリで購入できなくても、座席に余裕があれば、差額を払うことで列車内でアップグレードもできる場合も多い。
その際はファーストクラスの空席に座っていれば検札の時に車掌さんからアップグレード券を購入できる鉄道会社がほとんど。
ファーストがいっぱいいっぱいということはかなり珍しい。
でも念のために上で紹介した鉄道会社のサイトでの事前チェックはしておいたほうがいいです。
空席かどうかは座席の窓側のインフォメーションで空席を確認してください。
予約が入っている席なのか、空席なのかが表示されています。
イギリスの列車は日本と違って、指定席と自由席といった風に分かれているわけではなくて、同じ車両内に予約が入っている席と空いている席が混じっています。
クリスマス時期などの混みあっている時には最初からファーストを予約するのが一番なのは言うまでもありません。