2026年10月17日土曜日

記録更新!ロンドンのフィッシュアンドチップスのお値段😱

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一昨日、久々ティムちゃんとお出かけをしてきました。
贅沢なフィッシュアンドチップスを食べに!

場所はチェルシー、地下鉄のスローンスクウェア駅から徒歩数分。
これ、お店の看板なんですけど、全然何だかわかりませんよね。←写真が下手なだけ😅
コレヌコピアという名前で、クレア・スミスのお店。

彼女はロンドンのコアというお店で一躍有名になりました。
その姉妹店としてこちらがオープンしたのは去年の冬のこと。

私は何回か行ったことがことがありますが、ティムちゃんは初めてです。
先月、お客様と行った時にどんなだったかお話ししたら行きたいとなって今回の訪問。
ティムちゃん、最近あまりレストランに行きたがらないので、早速予約して行ってきました。

コンセプトはブリティッシュ・ビストロということでイギリス料理を中心にメニューが組まれています。

なので、食前酒にはグラスでイギリスの発泡酒を注文したんですが、それ以外はイギリスのワインは置いていませんでした。
ちなみに唯一置いていたイギリスワインはサセックスのラスフィニーというワイナリーのものでグラスワインが25ポンド。

前菜には二人ともハリス島の貝柱。
ハリス島はルイス島とつながっている島でスコットランドの西側、シーフードが美味しいところ。
昔ホリデーに行った時にもシーフード三昧だった。
ルイス島で食べるべきもの(リンクします)

最近はおうちでお肉ばかり食べているので、この日はふたりともお魚の気分。
ということでティムちゃんが選んでくれたワインはバーガンディーの白。
きりっとしているけれどふくよかで貝柱にもメインのお魚にもピッタリ。

メインにはティムちゃんがフィッシュアンドチップス。←これを食べにわざわざ来ました😁
私はヒラメのクリームソースにしました。
フィッシュアンドチップスはイギリスを代表するお料理だけど、ヒラメのクリームソースってどこら辺がイギリス料理ってカンジでしょ?
でもね、二人とも同じものを食べるのは芸がないし。

で、前菜のお皿が下がったら、こんな人がテーブルに来ました。
たくさんのボトルを持ってきた。
これ、全部ビネガーのボトルです。

そして、どんな種類のビネガーなのかのメニュー。
7種類のビネガーから好きなものを選びます。
そしてフィッシュアンドチップスにかける。
モルトビネガー、
樽で寝かせたシェリービネガー、
シャルドネビネガー、
シャンペンビネガー
バローロビネガー、
バルサミコビネガー、
そしてアイスサイダービネガー。

ミシュランレストランになるとフィッシュアンドチップスって、お酢にしか工夫するところがないのか(笑)という疑問😂

さてお待ちかねのフィッシュアンドチップスです。

お魚とマッシーピー。
そして、チップス。
チップスはホクホクでとっても美味しかった。
マッシーピーはミントがかなり効いています。
私は好きだけど、嫌いな人も多そう。

お酢以外の工夫もされています!
お魚はなんと舌平目、それにロブスターのムース。
お味見させてもらったけど、食感の組み合わせがとっても美味しかった。
というか、これはフィッシュアンドチップスとは言わない気もします。
ティムちゃんはせっかくだからと舌平目を選んだけれど、ブリル(ヒラメ)も選択可能。
でもムースとの組み合わせは絶対に舌平目の方が相性がいいと思いました。

私はメインにブリルのお料理を選びました。
ジロール茸とあさりとベーコン。
ティムちゃんはあさりのアレルギーがあるのでこれは全部私の!
ソースのバランスがとっても良かったです。
お魚の火の通り具合とか、とっても美味しい。
ただ、骨付きなのは意外でした。
イギリスのお魚料理で骨付きのものが注意書き無しに出てくるのはあまり見ません。

この辺でワインが終わってしまったので、グラスで追加したのはこちら。
私のクリームソースにも合うフルーティーな白でした。

デザートにはティムちゃんがチーズとポートワイン。
私はイチゴのパブロワとデザートワイン。
コーヒーは無しでお会計は564ポンド。
飲み物を入れなければひとり100ポンドちょっと。
最近のロンドンで雰囲気がよくて美味しいレストランといえば、食べ物だけで100前後というのが相場です。
それにしてもヘストンのパブ(31ポンド)の倍以上という、これまでのフィッシュアンドチップスの中で一番高い(65ポンド)レストランでした(笑)
でも素材もいいし、倍以上美味しかった!


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2026年10月15日木曜日

オックスフォード通り、いったいどうなっちゃうの?

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登録しているので、毎週お知らせが来るロンドン交通局からのメール。
昨日届いたお知らせにびっくり。
今月後半から、ロンドンのオックスフォード通りの大部分が歩道化されるんですって!
写真はウィキペディアから

するかもね、みたいなニュースは聞いていました。
でも、公共の乗り物が利用できない人たちの通りへのアクセスを考えると、実現は難しいだろうと高をくくっていました。

以下はロンドン交通局からのお知らせ。

オックスフォード・ストリートの歩行者専用化

2026年10月26日(月)から、オックスフォード・ストリートのOrchard Street ~ Great Portland Street間が車両通行禁止になります。

通行可能な南北道路

以下の道路はオックスフォード通りを横断可能なままです。

  • Orchard Street / North Audley Street
  • Duke Street
  • Stratford Place / Davies Street
  • Vere Street / New Bond Street
  • Holles Street / Harewood Place
  • Regent Street
  • Great Portland Street

※工事のため一時的に閉鎖される場合があります。

主な交通変更

10月19日(月)22:00から

  • James StreetからOxford Streetへの進入禁止
  • Oxford StreetからGilbert Streetへの進入禁止

10月25日(日)20:00から

  • Portman Street ~ Winsley Street間でバスや一般車両を迂回
  • Binney Streetは双方向通行になります

自転車など

10月26日(月)以降は、以下の利用時に歩行者専用区間を通行できません。

  • 自転車
  • ペディキャブ(自転車タクシー)
  • 電動自転車
  • 電動キックボード

ただし、

  • モビリティスクーター
  • 緊急車両

は通行可能です。

配送車両

深夜0時~午前7時は、配送・荷卸し車両の進入が認められます。

来訪者への案内

  • オックスフォード・ストリートへは公共交通機関の利用を推奨
  • 最寄駅:
    • Bond Street
    • Oxford Circus
    • Tottenham Court Road
    • Marble Arch
  • タクシー・Uberなどの送迎場所が変更される可能性あり
  • 事前にTfL GoアプリやJourney Plannerでルート確認を推奨
ロンドンがマヒしそう。
特にメイフェアやマリルボーンに泊まるなら注意が必要。
そして、渋滞が本当に悪化しそうです。

オックスフォード通りにはたくさんの路線バスが走っています。
 2, 13, 73, 74, 113, 159, 189, 274, N2, N8, N15, N73, N74, N25, N109, N136 のバスはルート変更がされて、オックスフォード通りの車両閉鎖部分に元々あったバス停は変更になります。

慣れるのにしばらくかかりそうです。



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2026年10月13日火曜日

世界遺産のブレナム宮殿に行こう!

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久しぶりにブレナム宮殿に行ってきました。

ここは単なる観光地というわけではなく、本物の公爵家の方々が現在もお住まいのお屋敷です。

その宮殿を包むように広大な景観が広がります。

この後ろ姿はそんな宮殿に努めて約20年というアキコさん。
ブレナムでは、宮殿内はオーディオガイドで観光するのが決まりで、観光の案内をすることを許されているのは宮殿専属のプライベートガイドだけ。
私たちブルーバッジガイドはバックグラウンドのご案内を外でするのみ。
オーディオガイドじゃなくて、一緒に歩いてガイドしてほしい時は宮殿のプライベートガイドを雇うことになります。
日本語ができるのはアキコさんだけなので、彼女をプライベートガイドとしてリクエストすることもできます。

料金はちょっと高い(2026年現在、250ポンド)ですけれど、価値はあるので是非。
ひとりから30人までで同じ値段だから人数が少ないほど割高になる仕組み。
この間そんなアキコさんのガイドを聴く機会があって、一緒に宮殿を回ったのでとても勉強になりました。
彼女が向かっている方向には人口の湖があって、その向こうに有名な木があります。
この木のことは以前紹介しました。
上のリンクの記事中にも出てきます。
ハリーポッターの木。
この写真を撮った時には向こう側までお散歩を楽しみました。
でも今回はお屋敷の中だけ。
それでも2時間くらいかかりましたけどね。

ブレナム宮殿はウィンストン・チャーチルの生家です。

そんな彼の生い立ちにまつわる展示のコーナーも興味深いです。

これ、チャーチルの髪の毛です。
大人の時代の写真や映像しか見たことがなければ、こんなかわいい巻き毛が生えていたなんて嘘みたいですよね(笑)

ウィンストン・チャーチルは絵心があったことでも知られます。
これはあるクリスマスに彼が描いた絵。
たくさんのボトルを開けた記念(笑)
でね、真ん中のグラスに彼自身を描いています。
思い出に残るパーティーだったんでしょうね。

こちらが彼が生まれたお部屋です。
そしてその脇に飾られていた死亡証明書。
せっかくなら場所がら出生証明書の方がよさそうな気もします(笑)

宮殿の昔のキッチン部分から豪華なタペストリーがかかっている装飾のお部屋など見応えたっぷり。

イギリスのお屋敷ならではの呼び鈴!

今でも使われているお部屋がいくつかあるそうです。

お庭も広いので1日がかりでも見きれません。
サッと見るだけでも半日は滞在する価値があるところです。

観光の時間以外に公爵ご一家が実際に使っている部分は写真禁止になっています。
そのためにソファーの位置をずらしたりといった準備も観光の前後にあって大変だそう。

そんなお話もアキコさんから教えてもらいました。

オックスフォードや宮殿があるウッドストックに泊まってのんびり観光がおすすめのところ。
ぜひ足を運んでみてください。



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2026年10月11日日曜日

ロンドンのガイド料金っていくら?

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最近はインターネットのおかげで情報が手に入りやすい。
旅行の各パーツのお値段もわかるようになりました。
飛行機代がいくら、ホテルがいくら、観光地の入場料がいくら、ガイドがいくら。
全部たしたら旅行の費用、そんな風に考えてしまいます。

でもそんなに単純じゃない。
一番大事なプランニングの費用を考えない人が多い。
いつ飛行機に乗って、どのホテルを何泊予約して、そこまではどんな方法で行って、といった行程を考えるという時間や頭脳の費用です。

この間も「旅行会社に頼んだら実際の費用よりも高かった」というお客様がいました。
こんな風に思う人は自分で全部アレンジしてみればその大変さがわかるかもしれません。

例えば私は観光地のチケットを事前購入したりする際には5%の手数料を取っています。
ネットで簡単にできる手続きですが、手間がかかることは確かだし。
予約するためにはその日の行程を決めて、何時にそこへ行くのかも考えないといけません。
ただ、パーセンテージだと無料のチケットの場合に手数料がただなので、来年から無料のチケット用に一定額をチャージしようか考えているところ。
というのも往々にしてそんなチケットの方が予約するのが大変だから。


ところで、夏の間にプロフェッショナルガイド協会で決められた来年のガイド料金が出そろいました。

イギリスの日本語観光ガイドはフリーランスです。
全員。
「特定の旅行会社でよく仕事をしている」とかっていうガイドもいるけれど、基本はひとつひとつのお仕事を契約してお仕事します。
私が知る限り、社員として旅行会社から雇用されているガイドはいません。

なぜかというのは、単純に費用の問題。
雇用関係になると社会保険とか有給とか、いろんなお金がかかりますからね。
コンスタントに必要があればいいけれど、ガイドのお仕事って毎日何人必要といった風に決まっていません。
ロンドン中の旅行会社がひとりもガイドを必要としない日もあれば、同じ日に同じホテルから出発で20人必要なんてこともあり得ます。
アウトソーシングしないといけない職業のひとつ。


フリーランスなので、自分の値段は自分で決めればいいわけですが、ある程度の目安になる金額として、毎年の最低ラインがプロフェッショナルガイド協会から発表されます。

来期(2027‐28年)の外国語ガイド(日本語ガイド含む)の料金は半日が268ポンド、終日が427ポンドとなります。
円に換算すれば半日で5万円ちょっと、1日だったら9万円弱。

もちろん旅行会社を通すとお客様が払う金額はそれよりも高くなります。
それは旅行会社がお客さまやその行程を考慮してアレンジしている安心なガイドだからという理由。
私はお客様から直接予約を受けるだけではなく、旅行会社からお仕事を請ける場合もあります。
日本語ガイド協会に載せている私の紹介写真をイラストにしてみた😉

そんな場合は「みきさんがぴったりだと思います」ということで打診がきます。
直前の依頼でなければ、誰でもいいというわけじゃなく、ちゃんと合いそうな人選をしてるってこと。
旅行会社を通すのが嫌なら、自分でガイドを選んで、何回もメールのやり取りをして、自分にぴったりなガイドを探すという選択もあります。
旅行会社経由の手配はそういった煩雑な手間を省略できる分、割高になります。
旅行という、非日常な場所や時間を共有するガイドとは、性格や価値観が合う合わないで体験値が大きく変わります。
日本語のガイドを探しているならイギリスの公認日本語ガイド協会のサイトを見てみるといい。
たくさんいるのできっと自分にぴったりなガイドに出会えると思います。
自己紹介を読むだけでもバラエティー豊かで興味深い。

もしくは信頼している旅行会社に相談するのもいいと思います。


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2026年10月9日金曜日

プレミアムボンド3年目の結果

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さて、2023年の秋から持っているイギリスのプレミアムボンド。
写真は今回の記事には関係はありませんが、お金の話なので英国銀行(笑)




お待ちかねの今期の結果発表です!
誰も待っていないのは知っていますが、もう毎年恒例ということで(笑)

2025/26年の結果
11月 1つの賞金
12月 賞金無し
1月  賞金無し
2月  賞金無し
3月  1つの賞金
4月  賞金無し
5月  2つの賞金
6月  賞金無し
7月  2つの賞金
8月  賞金無し
9月  賞金無し
10月 1つの賞金

賞金がなかった月が7か月!
そして今期の賞金最高額はたったの50ポンドでした。
去年の1000ポンドと比べると、まったく惨めな結果となりました。

賞金のトータルで年利を割り出したら、何と0.83%という結果になりました。
元金は無事とはいえ、インフレ率を考えるとかなり目減りした計算になります。
初年度が年利換算で3.25%、翌年は6%以上だったので甘くみていましたが、こんな年もあり得るんですね。
もちろん、0.83%あっただけましで、最悪のケースだとまったくゼロの可能性もあるわけです。
どうしようかな。
利子がちゃんと付く定期預金に入れようかな。

今現在、イギリスで普通に預けることができる口座だと、4~5%といった年利が一般的。
だけど、その利子には所得税がかかります。
ま、大した額じゃないけれど、税金を払った所得を銀行に入れて、さらに税金とかって気分的に嫌←利子は所得なんだから仕方ないけど。
そして、インフレ率を考えるとそういった預貯金は魅力があるとは言えない。

というのも利子が無税になるISAの枠が来年から小さくなるので、お金をどこに入れようか悩みどころ。
これまで ISA は年間2万ポンド(約400万円)が無税で利用できたのに、来年からはその額が12000ポンド(約240万円)に減額になります。
その分も含め、リターンを考えると投資に余分に回してもいいんだけど、リスクも伴うし、キャッシュ化のタイミングとかも考えないといけない。
やっぱりある程度の金額は手続き無しでサッと出せる口座に置いておくのが安心。
多分このままずるずると「プレミアムボンドを持ち続けることになりそう(笑)

来年はどんな結果になるのかなぁ?


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2026年10月7日水曜日

お庭拝見!

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みなさんはイングリッシュガーデンってどんなものを想像しますか?
英国式のお庭、その規模によってイメージはずいぶん変わります。
例えば自然な風景を大切にした景観式庭園というスタイルが幾何学で庭を飾るイタリアやフランス式に代わって人気になったのが18世紀。

イギリスでお屋敷のお庭を観ると建物のすぐそばには花壇が中心のお庭が置かれ、さらにハーブガーデンや果物が壁沿いに植えられたキッチンガーデンなどが楽しめます。
それらとは全く別に広い敷地に目をやると、遠くに池があったり、そこに橋がかかっていたり、なだらかな丘が臨めたり、そういった景色が風景式庭園で、ほとんどの場合は人工的に造園されたものだったりします。
規模が大きいので、庭と認識しない人も多い(笑)
具体的に聞いてみると、郊外や田舎の小さなお庭に芝生を敷いて縁にボーダーといわれる帯状に草花を植えたものとか、奥行きのあるお庭の突き当りにベンチを置いて、そこまでの間に植え込みを巡るように踏み石を並べたりして曲がりくねったルートを作ったりとかをイングリッシュガーデンとイメージしている人が多いようです。




イギリスのお庭が観たいというリクエストを旅行会社にあげるとキューガーデンとかウィズリーとかを勧められたりするんですが、お客様が観たいものは一般のお庭だったりするケースが多いです。

自分のお庭と比べたりしたい、一般の個人のお庭を観てみたいってことです。

そんな時に役立つのがNGSのシステム。
NGS というのはナショナルガーデンスキームの頭文字です。
個人宅の美しい庭を一般公開して、その入場料などをチャリティー団体に寄付する歴史ある組織です。

今ではネットでの検索が主になりましたが、以前は黄色い本にリストアップされることが庭自慢の人たちの夢だったりしました。


つい先日もそんなお庭のひとつを訪ねる機会がありました。
この季節には珍しいリクエスト。

ロンドン郊外の、よく手入れされた個人のお庭。
お庭を見せてもらいながらお話ししたり、お茶をいただいたり、素敵な時間を過ごすことができました。

話題に上がったのは気候の変化。
というのも、こちらのお宅では以前は芝生を敷き詰めていた部分があったのを今年の春先に暑さに強いハーブ類を中心にした今のスタイルに切り替えたそうです。
また、鉢植えには全てコマを付けた台座をセットして移動が簡単にできるように工夫してありました。
そういった工夫はお天気に合わせて鉢の位置を柔軟に変える時にとても役立つそうです。

オリーブの木はまだ数年という若さですが、高さを出すためにリングが使われていました。
リングに土を入れることで、地植えなのに高さをかさ増しすることができるテクニックです。

今年はヒートウェーブが何回もあったロンドン。
暑さだけではなく急な寒さに対応したり、粘土層があるために地中の水分があるということも留意しないといけないとか、ただ好きなお花を植えるだけではないんですね。

大きな木の陰にあった、何年もかけて育っていた苔が全てダメになってしまったのが今年一番残念だったこと、だそうです。
そういえば日本の庭師の人たちもイギリスで苔が人気だけど、乾燥して中々育てられないという話を聞いたことがあります。

こういった個人宅は春に観る機会が多いのですが、今回お邪魔したのは秋。
探せば対応してくれるおうちがあるかもしれないので、イギリスのお庭に興味があったらNGS (リンクします)を利用してみるのもいいと思います。





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2026年10月5日月曜日

鴨を焼いて中華の夕べ

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多分、日本の家庭料理で鴨を丸ごと焼く機会はそう多くないんじゃないかと思います。

イギリスではチキン、鴨、ホロホロ鳥、ひな鳥、他にもこの季節には雉やヤマウズラといった野鳥などもスーパーマーケットやお肉屋さんで買うことができます。
チキンや鴨の場合は切り身もありますが、その他はほぼ丸ごと買う選択のみ。


我が家で鴨を丸ごと焼くのは数か月に一度かな?
お肉を食べるのも楽しみですが、鴨からはとても良質な脂が採れるので、それも目的のひとつ。

今回焼いたのはこちら。
約2.5㎏。

丁寧に飼育している鴨農家から直接送ってもらったもの。

イギリスでは一般のスーパーマーケットでも丸ごとの鴨を買うことはできますが、やっぱり小さな農家でちゃんと育てられた鴨がいいとティムちゃんが選びました。

食べる前の日にローストラックに乗せて冷蔵庫に入れておきます。
そうすると少し乾燥する。
お腹の中には小さめのオレンジを入れておく(丸ごとじゃなくて半分に切って)
そして焼く前に皮の部分に浅い切込みを1.5㎝間隔ぐらいで入れてから塩コショウする。
むね肉共元の間は脂肪が厚い部分なので、その辺りは特に切込みは深めに。
そして200度(ファン)のオーブンで20分、その後オーブンの温度を170度(ファン)まで下げて1.5時間。
これはオーブンに入れてすぐ。
この焼いている間に油がどんどん落ちるんです。
もっと温度を低くして4時間くらい焼くレシピも試したことはありますが、私たちは2時間以内に仕上げる方が好みの焼き具合です。
各家庭のオーブンによっても、好みの仕上げにかかる時間や温度は違うんじゃないかと思います。
時間が来たらオーブンの温度を200度(ファン)に戻して、いったんローストパンを取り出します。
そして、フォイルを敷いた別のローストパンに網ごと鴨を移します。

フォイルは2番目のローストパンを汚さないためなので、洗うのが嫌じゃなければ別に要りません(笑)
そして鴨をオーブンに戻して15分。

オリジナルのローストパンには鴨の油がたっぷりなので熱いうちに瓶詰にします。
個体によって違うけれどいつも2瓶位になります。
これは冷蔵庫に入れておけば数か月は大丈夫。
ローストポテトやヨークシャープディング、炒め物やチャーハンにどうぞ。

時間が来たらオーブンから鴨を取り出して食卓へ。
特に寝かせる時間は要りませんが、冷める前にどうぞって感覚です。

温度を上げたオーブンに入れている間にさっと炒めたチャーハン。
材料を準備しておけば炒め合わせるだけなので5分ちょっと?
下準備はスナップエンドウを茹でて切っておく、玉ねぎと人参を微塵に切っておく、卵を炒り卵にしておく、お米を炊いておくって感じです。
ま、中身はお好みで。

他にもキュウリとおネギを切っておいて春餅を蒸しておく。

鴨は食卓で切り分けます。
皮がカリカリサクサクで身はジューシー。
春餅にキュウリとおネギと一緒に巻いて食べてもおいしいし、好きなソースを用意してチャーハンと食べてもおいしいです。
スープ(具なし)もあるといいと思います。



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2026年10月3日土曜日

オイスターカードの返金が大変だった!

​このあいだ、所用でノービトンという町に出かけました。
ここはリッチモンドからサウスウエスタン鉄道で20分くらい。
地下鉄ではなく鉄道ですが、オイスターカードが自動ゲートで使えます。

オイスターカードというのはロンドン交通局の交通系カードでプリペイドで引き落としていく方法や購入した定期券をカードに入れて使うことができます。
オイスターカード以外にも携帯やクレジットカードなどいろんな支払い方ができるロンドンの交通機関ですが、安全を考えるとやっぱりオイスターカードだと思います。
万が一の時にも、すでにカード内に入っているお金の分しか被害に遭わないというのは大きい。

さて、用も済んでの帰り道、お昼くらいだったかな。
行きに利用したオイスターカードをタッチしても自動ゲートが開きません。
接触が悪かったのかと思って、もう一度タッチしても開かない。
何回やっても開かないので、あきらめてクレジットカードをタッチして駅に入りました。
リッチモンドで降りる時にも同じクレジットカードで改札を抜けました。


嫌な予感はしていたので翌日オイスターカードの履歴を見るとリッチモンドからノービトンのチャージが4ポンド、そして次の乗車はノービトンの駅から入って出た駅が未明ということになっていました。
そしてそのチャージが 7ポンド(約1500円)
帰りに利用したクレジットカードの方には 3.20ポンドのチャージ。
ロンドンの地下鉄や鉄道を利用するときには 出発と到着の両方でカードをタッチする必要があります。
どちらかのタッチがないと「終了していない乗車」という括りになって最大のチャージになります。
普通はタッチし忘れが最も多い原因で、私も経験があります。
幅の広いタイプの自動改札は荷物が多かったり子供連れだったり身体に不自由な人でも大丈夫なように改札口が長く開くようになっています。
そこを通る時はタッチしても読み取られないことが多く、しかも改札口は開いているので気がつかないわけです。
でも終了していない乗車の罰金が付いたら、携帯のアプリにタッチし忘れた駅の名前をインプットすれば簡単に返金してくれます。
今回もアプリで返金の手続きをしようとしたら、返金の理由を選ぶ段階で「改札でゲートが開かなかったから、別のカードを使ったのにチャージだけされている」という選択がなくて、カスタマーサービスに電話をすることになってしまいました。

ロンドン交通局は以前ハッキングの被害に遭ったことがあります。
そのためなのか、久しぶりにログインしたらセキュリティーがひどく複雑になっていました。
本人確認のための証明が別アプリからのコード入力とか、本当に徹底していました。
そして、カスタマーサービスの電話にしても、本人確認の質問が以前は住所の郵便番号くらいだったのに、今回は 3つくらいありました。
その上、オイスターカードの問題とそれ以外の銀行系カードの場合は部署が違うそう。
なので、はじめにオイスターカードの返金セクションを選んで待ちます。
2分くらいで係が出たので事情を話したら「同時間にクレジットカードで支払ったことが確認できたら返金するので、銀行系カードの人と話してください」とそのまま別セクションに回されました。
そこからが長かった。
25分後くらいにやっと係が出て、事情を話してオイスター係の人からもらったリファレンス番号を渡して、同時間に別カードで支払いがあったことを確認してもらって、オイスターカードの返金手続きをしてもらって・・・。
このひとつひとつの手続きの度に電話口で数分待たされるわけです。

結局、電話から解放されたのはかけた時から40分近く経っていました。
ま、待ち時間はハンズフリーだから何かしようと思えばできるけれど、集中できないので手持無沙汰。

今回の教訓。
もしオイスターカードに不備があったら係員を読んで開けてもらう。←今回はいなかった。
お財布に予備のオイスターカードを入れておく。←オイスター同士だったら多分もっと早くことが済んだ。
利用履歴は確認しない方がいい。←知らなければ返金したいと思わないから。
7ポンドのために40分も使うなんて本当にばからしい時間の使い方だと思いました。

ただ、気をつけないといけないのは「終了していない乗車」の最大のチャージは駅や路線によって違って、ゾーン6までなら9.60ポンド、それ以外なら30.40ポンドにまでなり得ます。
今回は駅がノービトンだったから7ポンドで済んだけれど、これがヒースローとかピカデリーサーカスとかなら9.60だったってこと。
もしくは鉄道の始発駅だったら30ポンドになっていたかもしれない。
やっぱりチェックはした方が良さそう(笑)

他にも、時間はかかってもいいからこういった時に返金とかちゃんとしたいと思うなら、ロンドン交通局で使うカード類は交通局に登録しておく方がいいです。
でないと返金の手続きはできなかったと思います。
他にも履歴が確認できる期間が登録していないと短いので気を付けて。
あと、返金の請求期間は8週間以内です。

記事を書いた後に変更もあり得るので、詳しくはロンドン交通局の公式サイト(リンクします)で調べてください。


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2026年10月1日木曜日

ロゼッタストーンはどうして大英博物館にあるの?

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パリの観光をすると、ガイドから「これはナポレオンが~」みたいな話をたくさん聞きます。
ナポレオンはフランスの英雄のひとりですが、イギリスではあまり英雄としての扱いは聞きません。
イギリスの敵だっただけではなく、ヨーロッパとその周辺を戦禍に巻き込んだ人物ですからね。
それだけでなく、世界一の美術館をパリに作るという目的のため、ありとあらゆる征服先の施設から美術品を略奪しています。
例を挙げると、
ヴァチカンを含むイタリアから;
  • 60点以上の彫刻(ヴァチカン、カピトリーノ美術館等) 
  • 西暦900年以前のすべての写本(ヴァチカン図書館) 
  • サン・マルコ寺院のブロンズの馬4頭と翼のあるライオン像 
  • モデナ公国・パルマ公国から絵画各20点ずつ 
  • ヴェネチアからはヴェロネーゼの描いたカナの婚礼
ベルギーやオランダからもたくさんの絵画が略奪されました。
  • 約200点の絵画(うち30点のみパリ、残り170点は地方へ分散) 
  • アントワープからルーベンスの名作3点(『十字架降架』等) 
  • ルーヴェン大学から書籍約5,000冊
ドイツ・プロイセン地方;
  • カッセル・ギャラリーから絵画299点(最初の徴収で48点、のちマルメゾンへ) 
  • シュヴェリーンから絵画209点 
  • ブラウンシュヴァイク公から絵画約78点(ラファエロ、ティツィアーノ等) 
  • ベルリン&ポツダムから絵画60点、50万マルク相当のメダリオン、76点の彫刻宝石 
  • ブランデンブルク門のクアドリガ 
  • アーヘン大聖堂から大理石の柱10〜12本、プロセルピナの石棺
オーストリアからは;
  • ベルヴェデーレ宮殿だけで絵画250点 
  • ザルツブルクなどからも物品が撤去

(略奪品目やその数は資料によって違います。私が参考にしたのは The Art Confiscations of the Napoleonic Wars という文献で1945年の Dorothy Mackay Quynn さんのもの)

それらが集められたのは現在のルーブル美術館。
(もちろんナポレオンの掠奪に関係のない所蔵品も多くあります)

こんなことを書くとじゃあ大英博物館はどうなのって思いますよね。
正直なところ、ガイドをしていて返すことを考えたほうがいいんじゃないのって思うものはいくつかあります。

でも返さなくてもいいかなって思うものもあります。←誰も私には聞いてくれないけど😁

そんなひとつがロゼッタストーン。
人けが無い時にさっと撮った写真でちょっとボケてます(笑)
それ自体が貴重な遺跡であることを否定はしません。
でも同じ碑石は5つ以上エジプトで見つかっていて、エジプトカイロ博物館にロゼッタストーンよりも完全な形の同じ碑石もあります。
そして、石そのものの価値よりも、発見後のこの石の研究とその成果に意味があると思うので、価値はあと付けだといえるのが、別にエジプトに返す意味があるのかと考える理由のひとつ(これも私の個人的な意見なので反対する人もいると思います)

さて「ロゼッタストーンがなぜ大英博物館にあるのか? 」というのが今日のおはなし。

はじめにナポレオンの話を持ってきたのは理由があります。
1799年、ロゼッタストーンが見つかった時、エジプトはオスマントルコ帝国の一部でナポレオンの遠征先でした。
正式にはナポレオンが将軍という立場で引き連れていたフランス政府軍です。
まだ彼が皇帝を名乗る前ですからね。
このエジプト遠征はイタリア遠征が大成功だった彼の人気を恐れて、フランス政府がナポレオンを遠くへ追いやったという説もあります。
その信ぴょう性はともかく、フランスがエジプト遠征をおこなった最も大きな目的のひとつは、エジプトを完全に支配下に置くことでイギリスの船が紅海へ入れないようにするため。
するとイギリスがインドを含むアジア各地に行けなくなるので経済的なダメージを与えることができて、その後にイギリスを征服する、みたいな予定だったそうです。

そんなわけでロゼッタストーン発見の前年 1798年、地中海を渡ってアレキサンドリアに上陸したナポレオン軍は、南下してカイロを占拠、カイロの宮殿を総司令部兼住居にしました。

イタリア遠征で数々の美術品をフランスに持ち帰ったことに味を占めていたたナポレオンですが、エジプトではヨーロッパにはまだ未知のエジプト考古学や民族学の分野を開拓しようとしていたようです。
というのもイタリアには美術品の鑑定のためにわずかな美術専門家を連れて行っただけなのに、エジプト遠征には160人という巨大な「エジプト科学芸術委員会」を引き連れていったから。
そしてその委員会の本部もカイロの別の宮殿に設置されました。

皮肉なことに、ロゼッタストーンはこのエジプト科学芸術委員会の発見ではなく、砦の修復工事現場から一般の兵士が見つけました。
場所はカイロから200㎞以上離れたロゼッタという町。←なのでロゼッタストーン。
この修復工事の指揮にあたっていた軍人の名前はピエール・フランソワ・ブシャード。
彼は陸軍の工学エンジニアとしてロゼッタにいたわけですが、エジプト科学芸術委員会とかかわりもありましたから、碑石の発見が報告されたあと、すぐにカイロに連絡を取ることができました。
彼がいなければただの石材として砦の基礎部分に消えてしまったかもしれません。

ロゼッタストーンは艶のある表面に3種類の文字が彫られています。
そして完全な形ではなく上部がかなり欠けています。
古い砦の材料としてリサイクルされていた、ただの石だったのをヨーロッパの研究者たちが価値を見出したものなのです。

さて、フランスで政権が揺らいでいるとのうわさを聞き付けたナポレオンは 1799年10月に軍を離れてクーデターのために帰国します。
残された軍隊はナポレオンがいないまま、彼からあとを任された別の指揮官の元、戦いを続けます。
しばらくしてその指揮官は殺されてしまい、無能のメヌー将軍が次の指揮官になりましたが、1801年にイギリス・オスマントルコ軍に敗れてしまいます。
その戦後協定がアレキサンドリア条約で、その16条に「フランス共和国のために収集されたアラビア語の写本、彫像、その他の収集品は、公共の財産とみなされ、連合軍の将軍たちの処分に委ねられるものとする」とあります。
メヌー将軍はロゼッタストーンを自分の私物として隠してフランスに帰国しようとしましたが、すぐにバレてしまいました。

この戦後協定に対するフランス側のエジプト科学芸術委員会の抵抗は激しいもので、彼らとの協議の結果、学者たちが自ら採集した「生物の標本(昆虫や動物)」や、自ら執筆した「研究ノート、スケッチ、図面」などは、最終的に個人の財産として認められ、フランスへの持ち帰りが許されました。
そしてロゼッタ・ストーンを含む「古代の彫像、碑文、考古学的遺物」や「アラビア語の古文書(写本)」は、弁明の余地なく「公共の戦利品」として完全に没収されました。

この協定でロゼッタストーンは正式にイギリスの戦勝品となって、現在は大英博物館に置かれているわけです。

そしてフランス軍が持ち帰った研究資料は1830年に「エジプト誌」として全23巻(テキスト9巻、巨大な図版11巻、地図などを含む)の壮大な出版物になり、ヨーロッパ中にエジプトブームが起こりました。

それではロゼッタストーンを読み解くのはまた次の機会に。




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