2025年6月14日土曜日

バタシー発電所からロンドンを一望!



バタシー発電所は1983年に閉鎖された火力発電所で、現在VNEB開発地域(リンクします)の一部として注目を浴びている場所。

ロンドンの再開発地域としてはキングスクロスが有名ですが、規模でいえばVNEBの方がはるかに大きいです。

私はお仕事で視察に行く場合、この両方を見て比べることをお勧めしています。


そして実際に現場を観た後に高い場所から改めて観察するとその規模がよくわかる。

ここはチケットを取るのは面倒だけど、無料だし長くいても問題ありません。

発電所の煙突の上からロンドンを眺めるというアトラクションです。

今日はそんな「リフト109」の紹介です。

こちらが当日のチケット料金。
事前に買うと割引があるとウェブに出てくるけれど、15分刻みだし、変更不可だし、その場で買った方がいい気がします。
前売りチケットは購入時に1枚当たり2ポンド追加で時間の変更ができるらしい。
お値段も16ポンドからって書いてあるけれど、実際はほとんどのチケットが20ポンド前後なのでそんなに割り引かれていない(笑)

ロンドンらしく、お金を積んで(笑)貸し切りにできるサービスもある。

貸し切りとかじゃなく、普通にその場で購入したチケットの場合、入り口でお金を払ってエキシビションエリアへ進みます。

ロケ地として使われた際の映像なんかもあります。
バットマンとか、スーパーマン。
他にもレコードジャケットの背景にもなったことがあるとか。

ここではバタシー発電所の歴史などを簡単におさらい。

15分ほどのエキシビションエリア散策の後は小さなお部屋に入ります。
映像でワクワク感を高めるってことかもしれないけれど、特に内容がない時間(笑)
火力発電所だったってことで火花がいっぱい。
このお部屋にいる時間は5分くらいかな。
計っていたわけじゃないから正確ではありません。

そして今度は階段を上る。
階段の壁にこの表示。
多分アトラクションの109という数字は煙突の高さだと思う。


その後普通のエレベーターに乗ってからリフト109に乗り換えます。
これが煙突の中を上がってそのまま外に出る仕組み。
上がガラスなので煙突を上がっていく様子がよくわかる。
煙突の外に出る様子を私も携帯で撮ったんだけど、Youtubeにもっといい動画があったからそっちをリンクします。



今にも雨が降りそうな曇りの日でも見晴らしがいい。

国会議事堂も見えるしロンドンアイも。

金融街のビル群にシャード。

バタシー発電所には住宅が入っているんだけど、そのいくつかにはルーフテラスがあります。
ソファーなどの家具が置かれているので広いのがよくわかる。
向こう側にはアートホテルの屋上。
プールやガーデンがあって、そこもこれからの季節は気持ちよさそう。

下まで降りて煙突を見上げたら、リフトが少し見えました。
上に出ている時間は12分間。
朝一番のリフト(10時のもの)は少し長めが設定されているそうです。
そして、夜の一般の部が終わった後はスケッチができる特別イベントもあるらしい。

貸切のパッケージにはプロポーズ用なんてものがあって、シャンペン2杯と記念写真が付いた貸し切りが439ポンド(約8万円)

答えがノーだったら付き添いの係員は気まずいだろうなぁ(笑)









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2025年6月12日木曜日

美の館、レイトンハウスに行ってみよう!




ロンドンにある、隠れ家的な美の館。
それがレイトン・ハウス。
残念ながら有料なのですが、一般的な観光地は行ったことがあるというならぜひ足を運んでみてください。


場所は閑静な住宅街として知られるケンジントン地区。

このエリアは昔、洋館といった体のお屋敷が多かった地域。
そんなひとつがレイトンハウスで芸術家の彼が住居兼アトリエとして建てたもの。

左の建物の中はショップとカフェになっていて、こちら側だけなら無料です。
地下では10分ぐらいでレイトンハウスについてのビデオを見ることができます。
月曜日と火曜日はお休みなので気を付けて。


レイトン卿はヴィクトリア時代の芸術家で王立アカデミー学院の会長も務めた人物。
その他の会長たちと同じくセントポール大聖堂に眠っています。

そんな彼が住んだ美の館がレイトンハウスなのです。

お玄関から入ってすぐ、階段の間がこちら。

いきなり孔雀(本物ではありません)で圧倒されますよね。

美の価値というのはもちろん人によって違いますが、時代にも大きく左右されます。
ヴィクトリア時代の豪勢な美は、現在では好き嫌いの幅が大きそう。
私はこういった内装、住みたいとは思わないけれど(笑)嫌いではありません。

レイトンハウスで一部屋だけを選ぶとすれば、アラブの部屋。
異国情緒たっぷりなお部屋で圧倒されること請け合い。
壁に張り巡らされたタイルも圧巻だし、息をのむ美しさです。
お部屋の中央には小さな噴水があしらわれていてその静寂さが周りの豪奢さと対照的。
このお部屋ではゆっくりとディテールを観賞してほしいです。
上の階はレイトン卿がアトリエとして使っていたお部屋がいくつかあります。
意外に質素だった彼の寝室。
豪奢なお部屋の数々と同じ人物のものというのが不思議な感じがします。

入場料は大人14ポンド、子供は5ポンドです。
アクセスはハイストリートケンジントンから徒歩で10分弱。

是非どうぞ!





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2025年6月10日火曜日

本日のローストを食べてきた!





実はここはレストランでもあるので、9時から11時までが朝食、3時までがランチ、そして1日を通してティーも提供しています。
12時から3時まではひとり22ポンドのミニマムチャージがあるので気を付けて。

ということで、ランチでイギリスらしいロースト料理を食べてきたのでちょっとどんな感じか紹介しますね。

内装は英国風でこじんまりしています。
誰もいませんね(笑)

平日の12時ちょうど。
しかも雨だったからです。
いっぱいの時もよく見るので、予約していくことをお勧めします。
公式サイト(リンクします)から簡単にオンラインで予約できます。

ここには本日のローストというメニューがあります。
大概の日は二つから選べて、うちひとつはビーフであることが多いです。
でも絶対じゃないのでどうしても食べたいなら予約の時に確認することをお勧めします。

私が行ったこの日はチキンかビーフを選ぶことができました。
ヨークシャーまでついた本格的な本日のローストビーフ。
白いソースはホースラディッシュです。

お肉は柔らかく仕上がっていましたが、ミディアム強ってく焼き具合。
焼き具合を選ぶことはできませんが、素朴でなかなか美味しいです。
お野菜は人参とブロッコリーは硬めの仕上がり。
私はこれくらいが好きなんだけど、ティムちゃんだったらきっと「火が通っていない、硬すぎる」って文句言うと思う(笑)
キャベツは柔らかめ。
ローストポテトは今ひとつ(ローストする前の茹で時間が足りなくてホクホク感が足りない感じ)です。

でもこれが18ポンドはかなりお得感がある。
しかも平日は15ポンド。


わざわざロンドンから行く価値があるとは言わないけれど、このエリアにいるのならお勧めです。
ワインとメインにデザートにコーヒーで40ポンド切るというのは昨今のロンドン、なかなかないです。

仕切っているマネージャーが気の強いタイプなので、人によって合う合わないはあるかもしれない(笑)けれど、サービスは悪くないです。
例えばランチタイムの予約なしの人に「ミニマムスペンドはひとり22ポンドよ」みたいなことを言うところとか。
私はそういうの、はっきりしていていいと思うけれど、失礼に感じる人がいるのは想像できる(笑)


他にもピクニック用のパッケージがあるのでこれからの季節はここでバスケットをピックアップしてキューでランチとかも素敵なアイディアだと思います。
時間を問わずアフタヌーンティーできるのもいい。
ティーのセットは普通のものが24.50ポンド。
他にも甘くないものとか、シャンペンを付けるとか、内容はいろいろ選べます。

是非どうぞ!



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2025年6月8日日曜日

イギリスで宮大工さんの技術を観る!




外国にいることで改めて日本ってすごいなって気付かされることがあります。

そんな「日本スゴイ!」が体験できる場所のひとつジャパン・ハウス。

これまでにもこのブログで紹介しました。



このジャパンハウスで今「木の命を汲む人」という展示をやっていて宮大工さんたちの技術の紹介を観ることができます。

展示のドアをくぐるといきなりのこぎり!
色々な技術が丁寧に解説されています。
じっくり見ている人も多い。
細かな細工物もあれば、道具類もあるし、
これなんかは薄い木でできたテンプレートの数々。

指物のコーナーでは小箱なんかでよく見る90度に木を組む時の見本がずらっと並んでいて面白かった。
普段あまり見ることができない柱の組み方とかはビデオが流れていて非常によくできた展示だと思いました。
何回も何回もビデオを見ながら「わ~すごい技術なんだ!」って再認識。
折り紙は世界に誇る日本の芸術のひとつだと思うけれど、立体の組み込みはその創造性や正確さ、美しさで同じかもしくはそれ以上に素晴らしく感じました。


たくさんの技術を堪能した後にグラウンドフロアに戻るとウインドウのそばに実際に触って楽しめるコーナーが設けられています。

組み込まれた木を外したり戻したり。
外すのは簡単だけど、元に戻すのはちょっとコツがいるものも。
またショップでは木にまつわるということなのか、それとも単にお庭の季節ということなのか、お庭関係のグッズも多く販売されていました。
「春菊を育ててみよう」みたいなパッケージもあった。
種でも入っているのかな?
私はお庭がないから見るだけ。

そんな私でも買えるのは手ぬぐい。
木の名前がたくさん書いてあって面白い!
手ぬぐいはティータオルよりもお布きんとして使い勝手があります。
イギリスの人は漢字が好きだからプレゼントにいいかもね。
22ポンドでした。

手ぬぐいを見て思うんだけど、22ポンドもとるなら縁は縫ってほしいなぁ。
それが手ぬぐいって言われればそれまでなんだけど、いつも気になります。

ちょっと検索したら理由がわかりました!

一つは乾きが早く、衛生的に保てるということ。
手ぬぐいは、本来汗を拭ったり、手を拭いたりするための布です。
生地の端を縫ってしまうと、その部分の生地が厚くなり、乾きが遅くなったり、水分がたまり雑菌が発生する可能性があります。
端を縫っていないことで、早く乾き、衛生的に使えるというメリットが生まれます。

また、手ぬぐいを手で簡単に割けるようにという理由もあります。
応急処置の包帯替わりにする、使い古した手ぬぐいを掃除に使うなど、手ぬぐいは、さまざまな用途に活用されてきました。
緊急事態でも簡単に手で割くことができるように端が縫われていないのです。

こちらは浜松染工さんのサイト(リンクします)からのコピーです。

へぇ~、理由がわかるとほつれも気にならなくなりますね。
今度からプレゼントするときにこれも一緒に伝えるようにしようっと。
やっぱり日本ってスゴイなぁ。

この展示『木の命を汲む人」は7月6日まで、入場は無料です。


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2025年6月6日金曜日

英国風のティールーム




今日はイギリスらしい雰囲気のあるティールームを紹介します。

キューガーデンのヴィクトリアゲートから徒歩で数分という場所なので、キューガーデンに行く前か後に時間を合わせるといいと思います。



今から約500年ほど前、この国の王様はヘンリー8世。
彼の2番目のお妃さまがアン・ブリンという女性(エリザベス1世のお母さん)で彼女のお付きの女性(メイド・オブ・オナー)が作ったというお菓子がとても有名。

一説によれば、ヘンリー8世がひどく気に入ったこのお菓子、そのレシピだけではなく、作り方を知っている女性も宮殿から出ることを許さなかったとか。

18世紀初頭にはこのお菓子のレシピがリッチモンドのベイカリーに伝わって、それが今ではキューガーデンそばにあるというわけ。


大きさはポルトガルのエッグタルトを少し浅めにした感じです。
お味はもっと甘さを控えてレモンの風味が加わります。
軽いので何個でも食べられるんじゃないかな。


因みにヘンリー8世が住んだハンプトンコートパレスのカフェでも「メイド・オブ・オナー・のタルト」を食べることができます。

ここのハウスガイドになるためのコースを取っていた2016年。
何か月か通ったので、中で食べられるものはほぼ全部試しました(笑)
中にはレストランやカフェがあって、タルトは軽食専門のカフェに置いてあります。
ディスプレイはこんな感じ。
この写真は2016年にコースを取っていた時に撮ったものだから、今はお値段が変わっているはず。
最近行っていないので現在のお値段はわかりません。
10年近く前なのに3.75ポンドっていいお値段だなぁ。

それなのにプラスティックのトレイで食べるなんて、味気ないですね。
タルト生地もハンプトンコート宮殿のものはごく普通。
中のカスタードはレモン系でさっぱりして美味しいけれど。


メイドオブオナーのお店で食べると、ずいぶん雰囲気は違います。
ペイストリーがこちらはパイ生地みたいに層がある。
ね、ポルトガルのエッグタルトに似てるでしょう?
こんな風にちゃんとしたお皿から食べるとよりおいしい。
そして、このタルトはイートイン(店内での飲食)で 3.50ポンド。

ぜひ行ってみてください。





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2025年6月4日水曜日

お得な銀行口座を開けてみた!



日本ではどうか知らないんだけど、イギリスでは時々お得な銀行口座の開設案内があったりします。

イギリスのお金情報を扱った Money Saving Expert (リンクします)のサイトで見つけたお得情報で「これいいな」と思ったのがTSB銀行のもの。

他にもあったオファーの中からこれを選んだのはDD(自動引き落とし)の設定をしなくてもいいから。

口座を自社の銀行に替える代わりに特典が付いてくる場合、よくあるのがその口座に紐づけられた条件。
お給料が毎月振込まれること、とかDD2件以上とか。

私が自動引き落としの手続きをしてあるのは大概お仕事関連のものなので違う口座にすると経理上すこし面倒。

今回のようにそういった紐づけがないなら今使っているメインの銀行にスペアの普通口座を開設してそれを利用すれば簡単。

今回のオファーは普通口座をTSB銀行に移動させるだけで 100 ポンドが振り込まれるらしい。
その後、デビットカードを月に20回使うと6 か月間に月額 15 ポンドのキャッシュバックがあって、さらに 12月にデビットカードを20回以上使うと2026 年 1 月に追加の特典があるんだって。

TSB Spend & Saveというアカウントで、2022 年 10 月 1 日以降に TSB からスイッチ ボーナスを受け取っていないことが条件。

とりあえずオ口座は開けてみたので後はメインバンクからの切り替えを7 月 19 日までにすればいいらしい。
100 ポンドは 8 月 2 日から 16 日の間に支払われるそうなので楽しみ。
1月のリワードはキャッシュじゃないからそれを入れずに計算しても190ポンド。
日本円なら4万円弱。
大した金額じゃないけど、口座の開設は5分くらいだったし、特に何もせずに手にできる収入って嬉しい。
オンラインで質問に答えるだけで、ID確認もなくてビックリ。
ただ、まだアプリを入れていないのでそこでチェックが入るのかも。

半年したら、また調べてどこか別の銀行に乗り換えてもいいと思うかもだけど、あまり頻繁に口座の開設をすると金融関係の信用度が落ちる可能性があるとどこかで読んだことがあるので、その辺は自己判断でどうぞ。








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