2026年5月29日金曜日

フィッシュアンドチップスはお持ち帰りが本来の姿って本当?

今日は金曜日なのでお魚の話題をどうぞ!

こちら、ロンドンのフィッシュアンドチップス屋さん、ケネディー。
ロンドン内に何店舗かあります。
かなりリーズナブルにフィッシュアンドチップスが食べられるお店。

ロンドンのレストランでは20ポンド以上になってしまうことが多いフィッシュアンドチップス。
ここでは約半額で食べることができます。
そして味も悪くない。


何店舗かあると書きましたが、いずれの立地もちょっと庶民的な場所。
わざわざ遠くから行くのではなくて、近くにいるのならどうぞってお店です。

この間立ち寄ったのはフルハム支店。
プレミアリーグ、チェルシーのスタジアムから歩いて10分弱といったところ。

お客様が試合の観戦中に私の晩ご飯。
運転手さんは車から離れられないのでお持ち帰りにしてもらいました。

この支店は場所柄チェルシーFCに来る人達がお客様。
ということで試合中は結構ヒマなようです。
他に人がいなかったので揚げている側の写真を撮らせてもらいました。
へぇ〜、こんな感じなんだ。
たっぷりの油で揚げるのでカリッと仕上がるんですね。
左端が私のために揚げられた部分。
油をきっているところ。

こういった規模はおうちではできないなぁ。

実際イギリスの家庭ではフィッシュアンドチップスを自作する人は少数派だと思います。
買ってきたものを食べるか、外で食べるか。
だって油の量も凄いし、油でお台所が汚れますからね。

古くからあるフィッシュアンドチップスのお店は主に持ち帰り用で、食べる場所がないところも多いです。
テーブルがあっても数個しかなかったり、みんな持って帰るんだなぁっていうのか可視化されていて面白い。
昔はブラックキャブがお店の前に並んでいたら本格的なお店だって言われていました。
もちろん運転手さんは買って車の中で食べることが普通。

ケネディーはテーブルもあるので中でも食べられますが、私は車に戻りたかったのでお持ち帰りにしました。

こんな箱に入れてくれます。
ビネガーとお塩をかけて冷めないうちに食べると美味しい。
昔(といっても20年位前?)までは新聞紙に包んでくれるところが多かった。
それがプラスティックのトレイになって、最近は紙製の箱が主流です。

蓋をするとどんどん蒸れてしまうので、なるべく早めに食べるか、蓋をせずに持つのが美味しく食べるコツのひとつ。

ケネディーではお店によってメニューの金額は微妙に違いますが、大体10ポンド前後でフィッシュアンドチップスが楽しめます。

近くに行く用事があれば是非どうぞ。



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2026年5月27日水曜日

暑すぎ!!

ロンドンはヒートウェーブの真っただ中!

もう暑すぎて何もする気がおきません。
昨日なんて35度ですよ!
寒ければコートを着るとかいろんな対応ができるけれど、暑くても脱ぐには限度があります(笑)
脂肪の層を脱ぐことができるなら(爆)っていつも思います!

イギリスのおうちは窓さえ開けなければ室内の温度が保てるようにできています。
30度を超えてもカーテンを閉めていれば涼しいまま。

ところがこれが通用するのは3日以内。
それ以上になると外壁が熱を保ってしまうので、おうちがオーブンのようになってしまいます。
そして、そうなると中の熱気が逃げないという悲惨な結果が待っている。
冬はいいんだけど、夏にこうなると思わずに建ててしまっています。

暑い日が続いたら、夜中から夜明けにかけて外気が下がる時に窓を開けて外の冷たい空気を入れると少しマシになります。
その時に窓際に窓に背を向けて扇風機を置くと効果的。

我が家もそうですが、扇風機があってもクーラーはないおうちが大多数(多分)
というのも外観を保つために室外機が置けないからです。


そんな暑い時、私が気に入っているおうちで飲む冷たい飲み物はミントティー。
この間紹介したニワトコ(リンクします)も時々ならいいけれど、甘くないものの方が私には合っている。

ミントの葉を5本分ぐらい洗って用意したら500mlくらいのお湯で2分くらいゆでます。
それを葉っぱごと1㍑のボトルに入れて500mlの湯冷ましを入れたら冷蔵庫へ。
これ、全部水道水で大丈夫。
湯冷ましというのは別に特別なものじゃなくて、湯沸かしポットに残っているお水ってことです。

煮出すので色は麦茶みたいな色になりますが、味はミントティー。
飲むたびに湯冷ましを追加して冷蔵庫へ。
2日くらいを目安に新しいものと取り換えています。

私はパイントの大きなグラスに氷を入れて飲んでいます。
さっぱりするし、朝も夜もこれ一択。
ま、ごはんの時はワインだけど(笑)

外国にいると、多分麦茶よりも安いんじゃないかな。




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2026年5月25日月曜日

イギリスらしい飲み物ならニワトコ!

週末からいいお天気が続いているロンドン。
昨日も30度くらいまで気温が上がりました。
今日も明日も外出するときには水分補給に気を付けてくださいね!
お酒が大好きでも暑い時にはソフトドリンクの方が身体には良さそう。

私だって、たまにはアルコールの入っていないものを飲むことがあります(笑)
公園のお散歩でのどが渇いてカフェで休憩なんて時です。
ロンドンはヒートウェーブの真っただ中だし、こんな時にアルコールを飲んでお散歩したら、ゆでだこのようになりそうで怖いです。

スッキリ爽やかで、でもお水じゃないものというならエルダーフラワーはいかがでしょうか?
日本ではニワトコというらしいです。

この季節、イギリスの民家の垣根でよく見かける花。
先週おうちの近所で撮った写真です。
少し大きくして見ました。
小さな白いお花がたくさんかたまって咲いています。
イギリスではこの花でシロップを作ったりワインを作ったりもします(←やっぱりお酒の話😂?)

これはロンドンのセントジェームス公園のカフェで。
エルダーフラワーのレモネードです。

このブランド Cawston (リンクします)はリンゴジュースで有名。
スーパーマーケットにも置いていると思うので見かけたら是非どうぞ。
我が家ではここのリンゴジュース(ショウガ入り)とトマトジュースを愛用していて必ず冷蔵庫に入っている。


エルダーフラワーは実も花も薬効成分があるんですって。
なので東洋でも西洋でも古くから民間療法で使われることも多かったようです。
学名にサンブッカとあるように、同名のお酒の材料としても知られています。

魔法の杖になるのも理解できますね!(ハリーポッターの校長先生ダンブルドアの杖の材料として有名)

以前、キクラゲができる木として紹介しましたよね!

晴れているのはうれしいけれど、暑すぎるのも困るので早く元に戻って!



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2026年5月23日土曜日

チェルシーフラワーショーに行ってきたよ!

お客様と一緒にチェルシーフラワーショーに行ってきました。
もう100年以上続いているイベントで、中止になったのは第1次世界大戦と第2次世界大戦の時だけ。
コロナの時はオンラインで開催されました。

かなり大規模な催しなので、初めてお越しになられたお客様はまず間違いなく「こんなに人がいるとは思わなかった」っておっしゃいます。
他にもその大きさ!
べニューはロイヤルホスピタルという350年位前に建てられた退役軍人さんたちの住居のお庭。
チェルシーペンショナーとよばれている彼ら退役軍人さんたちは伝統的な真っ赤なユニフォームを着てここで生活しています。
一昨日もたくさん見かけましたよ!

さてチェルシーフラワーショーの目玉といえば主に3つ。
まずは社交の場であるということ!
そして2つ目は実際に会場で見ることができるショーガーデンの数々。
小さな規模のものもありますが、ベテランの庭師が創り出す大掛かりなお庭は毎年話題を作っています。
そして3つ目は会場中央のテントタイプのパビリオンでは各エキスパートがそれぞれのエリアに特化したディスプレイを行っています。

日本人が活躍しているのも嬉しいところ。


今年の彼のお庭は「床の間ガーデン」というタイトルが付けられています。

こちら、今年はちょうどチャールズ3世のチャリティートラストの斜め向かいという立地。
角枠ということもあってたくさんの人が周りを取り囲んでいました。
そうです、ショーガーデンは外から見るだけ。
テレビなどで紹介されるときには中を歩いているシーンなどがありますが、普段は周りから眺めるというスタイルで楽しみます。

え、それなのになぜ私はお庭の中にいるのかって?
政府公認ブルーバッジガイドだから?
お庭の中でモデルをしてくださいってその場でスカウトされたから?
有名ブロガーだから?

全部ハズレ(爆)!!
「お客様がVIPで中に入れてもらったので、ちゃっかりついていったから」が正解です。

こちらが庭師の石原和幸さんとのツーショット!
これもお客様が「みきちゃん、石原さんと写真を撮ってもらいなさい」って声をかけてくださったので実現しました。

お庭の中で本物のお抹茶を淹れていただいて、100万年ぶりぐらいに正座をしました。
(お客様が映っている部分はAIを使ってモザイク化してあります)
和服の素敵な女性はこのお庭のテーマになっている呉服屋さんの方で、彼女がお茶を点ててくださいました。
立てなくなったらどうしようと不安でいっぱいでしたが、美味しいお茶菓子とお薄をいただいて、周りの人たちからたくさん写真を撮られて面白い体験でした!


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2026年5月21日木曜日

豚が好き!

私がティムちゃんと出会うまで食べたことがなかったもの。
そんなひとつがローストポーク。
日本では豚肉は薄切りにして使うことが多いのであまり見ないお料理だと思います。
塊だとチャーシューとか角煮ってイメージですね。

ローストポークはその部位で全く違う美味しさがあります。
なのでぜひ好きな部位をを探していろいろ試してみてください。

私にとって、レストランで食べるよりも自分で作ることが多いお料理のひとつです。
我が家ではロインかレッグの部位を使うことが多いです。
ベリー(豚バラ)もおいしいんだけど、脂身が多いのでティムちゃんが嫌がる。
なのでこの部位をお料理するときはティムちゃんにお任せ。
低温でじっくりというのがティムちゃん流です。

ローストポークはどの部位をお料理するのでも、まず、スーパーマーケットじゃなくてお肉屋さんでちゃんとしたお肉を買うことが重要。

ロースト料理はなんでもそうなんですが、調理法がシンプル(←適温にしたオーブンに入れるだけ)なので素材の質がそのまま味に反映されます。
はっきり言ってお料理の腕は関係ないです。
丁寧に育てられたお肉かどうかは食べるとわかる(と思う)

こちらは1.5㎏ちょっとのロイン。
すごい脂の層でしょう?
この層のおかげで皮の部分がカリッカリに焼き上がります。
ファンアシステッド200度で30分、その後は170度まで落として合計1時間半くらい。
手前の白い部分はオーブンから出した時に味見用にもいで食べちゃったから!(笑)

ロースト料理はテーブルで切り分けます。
皮の部分は先に外しておくと切りやすい。
お野菜とアップルソースとグレイヴィーソースでいただきます。
これは私のお皿。

ティムちゃんのも見たい?
こちらがティムちゃんの。
自分で好きなものを好きなだけ取り分けるので個性が出ます(笑)
ぐちゃぐちゃに見えるけれど、これは彼なりに美味しそうな盛り方らしい(でなければ写真を撮らせてくれない)

こちらはレッグのロースト。
オーブンに入っているところはまるでナウシカに出てくるオーム(爆)
この、皮に細かな切り目(幅1.5㎝前後)を入れることがクラックリング(カリカリの皮のこと)成功の秘訣です。
レッグの切り身はロインと違ってお肉がいくつかの筋肉に分かれます。

こういったロースト肉にはボルドーを合わせることが多いです。
我が家のボルドーはカビネソーヴィニヨンよりはマーローが主流。
重すぎないのでどんなローストにも合います。

1.5㎏のお肉は1回目はこんな風に食べて残りは冷蔵庫へ。
その後は薄切りにした冷肉をサンドウィッチにしたり、お野菜といため物にしたり、単にお腹が空いたときにつまんだり、大体3‐4日でなくなる感じです。
なのでちょっと高くても十分楽しめると思います。
これくらいのサイズで20ポンドから30ポンドくらい、ラムやビーフに比べてずっと安価なのも嬉しいところ。

是非お料理してみてください。

熱いうちにパンに挟んで食べてもおいしいです。

2026年5月19日火曜日

知らないおうちのお庭拝見イベントに行ってきたよ!

イギリスといえばお庭!

今週は有名なチェルシーフラワーショーが開催されます。
それには直接の関係はないんだけど、週末にリッチモンドで個人宅のお庭を見学できるチャリティーイベントがあったので観てきました。

イギリスで一般のお宅のお庭を観る機会は NGS(リンクします)を利用する方法があります。
NGS は全国規模です。
それとは別にこういった地域のチャリティー活動のために公開している個人宅もあるのです。

ということでどんな感じだったかちょっと写真を紹介したいと思います。

私はオンラインでチケットを購入しました。
お天気が気になるなら当日購入することもできます。
チケットとの交換(もしくは新たな購入)はいくつかのお庭(すべてではないので注意)もしくは本部として使われているセントマサイア教会で行います。
リッチモンドの丘という立地に加えて高い尖塔があるので、遠くからでもよく見える教会。
中にはお茶とケーキが用意されていました。

この教会のお玄関で予約名を言って受け取ったチケット。
中には公開されているお庭の地図が入っています。
サイトの中の地図は大まかなもので番地などが載っていませんが、これにはちゃんとした住所が記載されています。
そして各おうちの前にはこんな看板が出ているので間違えることはないと思います。


このおうちは自然科学のドキュメンタリー番組で有名なDAさんのおうち。
この通りは素敵なおうちがずらっと並んでいます。
彼のおうちは残念ながら公開されていません。


それではまず一軒目!
公開されているお庭はほとんどが裏庭。
かなり奥行きがあるのを全部オープンにせず、垣根を作ったり、アーチを作ったり、ベンチを置いたりしてわざわざ曲がりくねって進んでいきます。

小さな吾妻やもありました。19世紀中ごろのものだそうです。
シャクナゲが満開でした。

石が敷かれていたり、遊び心があって楽しいお庭でした。
アヤメかな?
きっと他の季節にはまた違ったお花がこのお庭を彩るんでしょうね。
お庭の突き当りはガラス張りのスタジオになっていて、絵をかいたりする場所のようです。
それほど幅はありませんが、いろんな場所から違った楽しみ方ができて素敵だなって思いました。

他にもたくさん写真を撮ったので、また改めてご紹介したいと思います。




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2026年5月17日日曜日

歴史が詰まったお屋敷ホテル、クリブデンハウス


この間すごく久しぶりにクリブデンへ行く機会がありました。
以前は夕方空港で終わるVIPのお客様をランチにご案内することが多かった場所。
ヒースローも近いし、景色もきれい、そしてお料理もおいしいと3拍子揃った場所です。

ここはハリー王子がメガンさんとウインザー城で結婚式を挙げた前夜、彼女がお母さんと泊まったホテル。
入り口はこんな感じです。


中に足を踏み入れると少し暗い。
入って左手の北のドローイングルーム(居間)
こういったお屋敷は明るいと雰囲気が出ません(笑)
暗いのがちょうどいいんです。

お仕事までまだ時間があったのでコーヒーを持ってきてもらいました。
メニューなんて野暮なものは置いてありませんでした(頼めばもちろん持ってきてくれるとは思うけれど)
イギリスでは欲しいものを言って、なければ何ができるのるか聞く人が多いように思います。
日本からのお客様は最初に何があるのかを見てから決める人が多い。(←だからメニューを読む時間がかかる)←さらにみんなが何を注文するのか見てから決める人も多いです。
時間の効率を重んじる日本と、それほどではないイギリスといった構図が逆転する事例のひとつだと私は思っています。

朝のコーヒーを5つ星のホテルで注文すると大体7ポンドから10ポンドというのが最近の相場。
ここは無料でした(笑)
そういったこともよくあります。
ロンドンでも宿泊客のためにロビーに飲み物のセットがあって、泊っていなくてもその関係者だったら好きに飲んでも文句を言われることはないと思います。
私の経験なので、ご自身で判断してください。
気になるなら係に聞けば判断してくれます。

このお部屋にはこのお屋敷に住んでいたある女性の肖像画がかけられています。
ずいぶん久しぶりに来たのに、同じ場所にかかっていて、ようこそって迎えてくれたみたい。

サージェントという画家が描いたナンシー・アスターの肖像画です。
ちょっと顔の部分をアップにしてみましょう
したたかで、気の強そうな女性に見えます。
ナンシー・アスターは女性で初めてイギリスの国会議員になった人。
男性ばかりの世界でいろいろ大変だったと思います。

彼女の政敵だった一人で有名なのはウィンストン・チャーチル。
禁酒を広めようとしていた彼女とお酒が大好きなチャーチルだからそりが合わないのも想像できます。
ナチスドイツに対する考えも彼女のサークルとチャーチルは真逆のものでした。

ふたりが毒舌でやり合ったというエピソードには事欠きませんが、私がいつもご案内するのはある夜の出来事。
いつものようにお酒をたくさん飲んでいたチャーチルとそこにやってきたナンシーとの会話です。
👗「まぁウィンストン、あなたベロベロの酔っぱらいじゃないの!」
✌「マダム、私は確かに今はひどい状態ですが、明日になったら素面になります。ところがあなたは明日になってもひどい(≒見た目がひどい)まんまじゃありませんか」
👗「ウィンストン、もしあなたが私の夫なら、コーヒーに毒を入れてやるわ!」
✌「マダム、もしあなたが私の妻なら、喜んでそのコーヒーを飲むよ」

さて、このお屋敷はナンシーと夫のウォルドルフ・アスター子爵が住んだ場所です。
もう一度お玄関の写真を出しますね。

北にむいた正面玄関です。
屋根の近くにはラテン語で掘られた文字。
POSITA INGENIO OPERA CONSILIO CAROLI BARRY ARCHIT A MDCCCLI と書かれています。
各ラテン語の意味は;
Posita: 建てられた
Ingenio: 天才
Opera: 努力
Consilio: 計画
Caroli Barry Archit[ecti]: 建築家チャールズ・バリー
A[nno] MDCCCLI: 西暦1851年

ということで建てた建築家バリーを讃えたもの。
因みにこのバリーは国会議事堂(ビッグベン)の建築家でもあります。
ネオゴシックの国会議事堂とはえらく違うスタイルですが、火災で焼失してしまった元の建物のスタイルを遺すためのデザインです。

ビッグベンと少しだけ似ている時計塔もちゃんとある(笑)
どう?何となく面影があるでしょう?


こちらがお屋敷本体の設計図。
下の横に細長いのはテラスで、南側の眺望のため。
景色がどんなだか見たい?
ちゃんと写真を撮ってきましたよ!(←さすがブロガーって褒めて!)
もっと晴れていれば水面が青いテムズ川がはっきり見えるんだけど、この写真だとわかりませんね。
お屋敷の周りをぐるっと歩くこともできます。
小さな階段が見えるでしょう?
こんなかわいらしい燭台が飾られています。

このドアの脇には侯爵の私室がありました。
なので、この燭台はそこへ行く階段と侯爵専用のお庭への道を照らすために備えられたそうです。
スタイルは19世紀にイギリスで人気だったエジプト様式で1870-1890年頃に作られたもの。
古代エジプトで奴隷にされていた黒人を象徴しています。
こういったアートはイギリスでは負の遺産として考えられていますが、隠して無かったことにするのではなく、過去を学習して正面から向き合おうという姿勢が取られることが多いです。

この燭台の脇にもそういった内容が書かれた小さなパネルが設置されていました。
パネルに書かれている一部を紹介しますね。
「今日、ヨーロッパの彫刻における黒人の描写は、多くの人々に動揺と苦痛を与えています。私たちは、植民地時代の歴史が私たちの場所の根幹に織り込まれているという事実を検閲したり否定したりするつもりはありません。これらの彫像を含むクリブデンは、国にとって重要なものとして指定されているグレード1に登録されています。そのため、私たちは奴隷制度と奴隷貿易の恐ろしい歴史を認識する形で、これらの彫像を再展示し、再解釈する作業に取り組んでいます。これらの彫像がイギリスと世界の歴史について何を表しているのか、ぜひ考えてみてください。」

週末にのんびり泊るのには少し重い話題かもしれませんが、イギリスのいいところはやっぱり歴史がある建物を普段使っているところだと思います。

ま、この建物は19世紀半ばなので、正直イギリスでは古いうちには入らないんですけどね。

ロンドンの街中を歩いていて建物にラテン語が書きこんであったらぜひ訳してみてください。(AIを使ったり、グーグルレンズで見れば簡単!)
いろいろな歴史がわかって面白いと思います。



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