2023年12月8日金曜日

宝くじと貯金が合わさったみたいな、イギリスのプレミアムボンドを買ってみた!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


もう、12月2週目。

来年はすぐそこです。

イギリスではこの季節、クリスマスの準備で大忙し。
プレゼントを買ったり、クリスマスの日のお食事をどうするのか決めて、お肉屋さんに注文を出したり。
おうちの飾りつけや、その前のお掃除も大変です。
ま、お掃除は普段からちゃんとやっていれば、それほど慌てなくてもいいんですけどね。
我が家は慌ててやる方に属しています(笑)

日本だと12月は宝くじの季節?
この頃、日本のニュースを読んでいるとよく見かけます。

イギリスには、年末でなくとも、普段から大きな金額が当たるロッタリーがあるので、特に年末の話題という気はしません。
ただ、ロッタリーの売り場(スーパーマーケットの有人カウンターとか)には「クリスマスに宝くじをプレゼントしましょう」みたいなステッカーが貼ってあったりします。

利子が低くてインフレが激しいといった時には、コツコツ貯金するのがバカらしくなって、一攫千金を狙いたくなる気持ちもわからないではないですが、やはり確率を考えると「お金を溝に捨てるようなもの」だと思います。

日本の利子、高くなってきたとはいっても、まだまだイギリスとかと比べれば低いです。


因みに今現在(2023年12月)のイングランド銀行の金利は5.25%です。
私が利用している、引き出しが自由な貯金の利子は4.76%。
これは利子収入に税金がかからないタイプのもので、預入額に制限があります。

そういった特別な預貯金以外のものに対する税金は、その人の所得によって変わります。
イギリスの所時税には4つのランクがあって、かなり簡単にまとめると;
所得税免除 12570ポンド以下=0%
ベーシック 37700ポンド以下=20%
高額 125140ポンド以下=40%
トップ 125140ポンド以上=45%

このどこに属するかで、預貯金の利子にかかる税率も変わってきます。
ベーシックなら1000ポンドまでの利子収入は無税なんですが、高額所得なら500ポンドまでが無税、トップだと免除額はありません。
そして、利子収入の税率はその人の所得税に準じます。




さて、それでは今回紹介するプレミアムボンド。
まず、これは銀行の商品ではありません。
何とイギリス国債の一種なんです。
といっても取り扱いが難しいわけじゃない。

今回、私は9月末に購入してみましたが、手続きはすべてスマートフォンで完結しました。
以下、この商品の購入に関する10のポイントです。
  1. イギリス(UK)在住、16歳以上、UKの銀行口座を持っていることが購入条件。
  2. 発行元は NS&I 、英国の国債などを発行、管理している政府の部門なので、元金は保証されています。
  3. 保有額は25ポンドから50000ポンドまでで、追加購入も引き出しも自由。
  4. 利子は0%、その代わりに抽選で賞金が当たり、賞金の元金に対する還元率は2023年12月の時点で4.65%。
  5. 抽選は保有額1ポンド=1口として登録、その登録番号が毎月の抽選に参加。
  6. 賞金は保有金額が50000ポンドを超えない範囲でボンドの再購入か指定の口座に振り込みかの選択制。
  7. 最高賞金は£100万(1.85億円)で当選は毎月2口、最低賞金は£25(4600円)
  8. 当選(£25~£1m)確率は 21000分の1。
  9. 当選のチェックは専用アプリを利用。
  10. 賞金は無税!

さて、9月末の購入で(丸1か月保有後に抽選に参加できるルール)これまで11月と12月の2回分の抽選を体験しましたが、今のところ勝率(というか、元金に対する賞金の率)は11月分の賞金が年利に計算すれば5%、12月分の賞金が年利に直せば10%と、銀行金利と比べても、なかなか好調なスタートです。

アプリでチェックしたら当選の場合はこんな画像が出てきます。


ただ、こういったことはいい記憶だけが残って、あとで思い出すときには正確な数字ではない場合もあるので、エクセルで計算表を作ってちゃんとモニターすることにしました。
賞金や元金の推移とかのデータを入れると勝率や年利換算などの数字が出てくるようにしたので、来年の秋ごろ、1年を通してどんな結果になったか振り返るのが楽しみです。

無利子の預貯金枠がいっぱいで、投資の元金リスクが怖いなら、お遊びで買ってみるのにいいと思います。
ただお金のことは個人的にいろんな条件があると思うので、こんなブログを読むよりも、資格があるファイナンスアドバイザーとかにちゃんと相談するのが一番です。









  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2023年12月5日火曜日

どんなピッツァが好きですか?

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


桃太郎君とリッチモンドのピザ屋さんに行ってきました。

何でティムちゃんと行かなかったか?

それは、絶対にティムちゃんの好みではないピッツァのお店だから(笑)

私は生地が薄いカリッとしたピッツァも好きだし、薄すぎずにもっちりしたタイプも好き。
自分でも生地から作るので、全くこだわりがないわけじゃないけれど、偏見はあまりない。
しいて言えばモッツァレッラとかはいい素材を使って欲しいな、というくらい。

でもティムちゃんは薄くてカリッとしたピザで、具が少なめのもの(できればマルガリータ)以外は邪道という意見です。

ま、家族みんなピッツァは好きなので、ヨーロッパのピザトップ10に選ばれたシェフがリッチモンドにお店を開けると聞いたときには「絶対一緒に行こうね~」なんて言っていたのです。
ティムちゃんはレビューとか写真で自分の好みではないと悟ったようで、行きたくないって。

私ひとりで行くのも何なので、桃太郎君に「マミーが行きたいレストランがあるから、ごちそうして💗」っておねだりして連れて行ってもらいました。

レストランはリッチモンドのレッドライオン通りにあります。
この通りにはすでにピザ屋さんが2軒、イタリアンが1軒あって、ここに開店なんてすごい自信。
といってもピザ屋さん2軒はチェーン店。
2軒のピザ屋がやっていけるくらいピザが好きな人がいる地域だから、クオリティーを前面に出せば「楽勝」という感覚なのかもしれません。

お店は結構小さめ。
多分キャパシティーは40人くらいかな?

天井にはレモンの飾りがたくさん。
南イタリアってことでしょうね。

ということで注文したのはスペイン料理でおなじみのパドロンペッパー(笑)
桃太郎君も私も大好き。
桃太郎君が写真を撮ってくれました。
そうこうしているとお待ちかねのピッツァが来ました!
こちらは桃太郎君が注文したセントアグネス。
ここのピッツァメニューは3つのカテゴリーに分かれています。

伝統的なピッツァ、ヴィーガンピッツァ、そしてシェフミケーレのお得意ピッツァ。
桃太郎君はやっぱり有名なシェフのシグネチャーから選ぶべきといってこれに決めたようです。
チーズにソーセージにお野菜と盛りだくさん。


私はここは初めてなので、伝統的なメニューからマルガリータのモッツアレッラ乗せ。

これが絶品でした!
中心部分はナポリ風のトロトロ仕上げ。
そしてまわりのクラスト部分はふわふわでもっちり。
全体がとても軽くていくらでも食べられそうな感じ。

トマトソースはフレッシュなトマトをすりおろしたような軽さ。
そしてモッツァレッラもおいしい。

ふたりでおいしいねって食べながら「きっとティムちゃんが来ていたら文句タラタラ言いそう」とかって笑いながらエンジョイしました。

もうお腹いっぱいなんだけど、レビューにピスタチオのティラミスがおいしいとあったので二人でシェアすることにしました。
スプーンも2本来たんだけど、写真を撮る前に桃太郎君が取っちゃいました。


グラスワインを2杯とビールを2本でお会計はこちら。


ホールのスタッフは3人。
フレンドリーで気持ちのいいサービスでした。
日曜日の2時半という遅めなタイミングだったけれど、私たちが入った時は満席、回転は速くて席が空くとすぐ次が来るって感じ。
4時過ぎに出る時にもまだいっぱいだったので、予約は絶対した方がいいと思います。



こんな風に桃太郎君とデートするの楽しいな。
ティムちゃんはフットボール観たいからっておうちにいたんだけど、逐一写真を送っていたら、やっぱりピッツァが好みじゃないとか言っていたので、二人だけで来て大正解でした。




  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2023年11月30日木曜日

ビッグベンに上ってきたよ!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


ロンドンで一番アイコニックな建物は?

そう聞いたら、いろんな返事が返ってきそうです。

バッキンガム宮殿、セントポール大聖堂、ウエストミンスター寺院、ロンドン塔とかが人気?

もちろん国会議事堂とビッグベンも外せませんね。

ビッグベンというのは国会議事堂の時計塔のニックネームと思われがちですが、実はエリザベスタワーという時計塔の中にある鐘の名前。
なので、外からは見えません。
ただ、エリザベスタワーの知名度と比べると、段違いに広がっているニックネームですから、そうよんでも正そうとする人は少ないです(多分ガイド位?)


国会議事堂ではいろんなツアーが催行されていますが、そんなひとつにこの時計塔に上がるものがあります。
私は国会議事堂の中を案内する資格を2000年に取ったのですが、その時には一般の人が入ることのできる場所は、ほぼすべて実際に入って研修を受けました。
時計塔は一般人は入ることができなくて、そのために中を観たことはありませんでした。

それが最近ツアーがあるというので調べてみたら、ひと月にいちどだけ、数か月先の予約がリリースされることが分かりました。
春の終り頃だったかなぁ?

早速、予約開始の数日後にウェブサイトをみてみたら、全部売り切れ。
次の月の予約開始日もその日にチェックしたのに売り切れ。
これはリリース時間と同時に予約しないといけないみたい。

なので8月のリリース日(11月のツアー)にタイマーまで設定して、やっとチケットを手に入れました。

因みに次のリリースは12月13日の10時、3月のチケットです。

運よくチケットが手に入ったら、ツアー開始の30分前までに国会議事堂に集合。
エアポートスタイルのセキュリティーチェックがあります。
セキュリティー後はウエストミンスターホールへ。
ここにはお手洗いやカフェもあるし、写真もオッケーです。
が、手荷物はツアー前にロッカーに入れて、手ぶらで参加、写真は禁止。

私はゆっくり写真を撮りたかったので50分前くらいに入場しました。

去年お亡くなりになられたエリザベス2世のご遺体が安置されたのもこのホール。
その後何回かここを訪れましたが、その記念プレートをまだ見ていなかったのです。
これがそう。
5枚のプレートは左上がジョージ5世、右上がその王妃メアリ女王。
左中がジョージ6世、右中がクイーンマザー。
そして中央下がエリザベス2世の記念プレートです。


そうこうしているとツアー出発の10分前。
鍵付きのロッカーに荷物を入れて、この先は90分間写真撮影もお手洗い休憩もありません。

ツアー参加者は15人。
ガイドは二人、今回は先導するガイド、キャロラインさんと最後尾の見張り(笑)ガイド、ディヴィッドさん。
緊急事態にも対応できるように二人ともファーストエイドの資格を持っているようでした。
途中で気分が悪くなったり、歩けなくなったりする人がたまにいるそうです。

ツアー参加の条件にも、334段の階段を自力で上がれる体力があること、閉所恐怖症や高所恐怖症などの人には不向きであることなどがありました。

ウエストミンスターホールを出て、時計塔の入り口へと向かいます。
私は実は高所恐怖症なのですが、屋内の階段だから大丈夫だろうと高をくくって参加しました。
でも時計塔の中のらせん階段にはたくさんの窓があって、しかもらせん階段の真ん中が吹き抜けなので、途中でリタイヤしようかと何度も思ってしまいました。

ちょっと大きくしました。

この文字盤の内側もぐるっと歩きましたよ!

その下の階には時計の心臓部、メカニズムのお部屋があります。

そして文字盤の上の階がビッグベンのベルとあと二つの小さめの鐘が配置されているお部屋。
鐘が下げられているお部屋は窓がなく柱のみで半分屋外みたいなもの。
眺めがいいと言えば聞こえはいいですが、風が吹き抜けるので寒いし怖かったです。

そして、ビッグベンの鐘が鳴るのを鐘の横で聞くのはさすがに感動しました。
耳栓が渡されるのですが、それでも大音響。
でも聞くというよりもおなかに響くって感じです。

こればっかりは体験してみないと分からないんじゃないかな。

そして、参加するなら10時のツアーがお勧めです。
なぜかって?
ビッグベンの音色が11回聞けますからね。
12時のツアーだと1時の鐘だから1回だけ。
2時のツアーだと3回、5時のツアーは6回聞くことになります。

国会議事堂が出しているメカニズムの部分の動画を貼っておきますね。

それではツアーに行ってみたい人は国会の公式ページからどうぞ(リンクします)


  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2023年11月9日木曜日

チャールズ・ディケンズ博物館に行ってみよう!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


チャールズ・ディケンズというのはイギリスの作家で、生まれたのは1812年、亡くなったのは1870年です。

日本の歴史でいうと、版画で有名な北斎や広重が活躍した時期。
また天候不順による不作や噴火、火事、地震などで飢饉が起こり打ちこわしなどの社会問題があった時期でも。

ロンドンにあるチャールズ・ディケンズ博物館は、彼が1837年から数年だけ住んでいたおうちを利用した博物館。
内装や展示物などでその時代が体感できるようになっています。
何と彼の子孫だという人がオーディオガイドを担当しているのも面白い。
残念ながら、日本語は無し、英語のみですが途中に彼の作品の一部が引用されていたりと、ディケンズファンにとっては多角的に楽しめる内容です。

ディケンズの有名な作品の中でも、真っ先に浮かぶのは「クリスマスキャロル」。
特にこの季節のイギリスでは、クリスマスのイルミネーションや、クリスマス広告が始まる時期でもあるので、スクルージや小さなティムを思い起こしたりするわけです。
それから「オリバーツイスト」。
映画やミュージカルで見たことがある人が多いこともあり、有名な作品です。
1968年の映画「オリバー!」ではマーク・レスターという俳優がオリバー役を務めました。
日本では「小さな恋のメロディー」でも人気が出た俳優さんです。
意外ですが、イギリスでは「小さな恋のメロディー」は日本ほど有名ではありません。



庶民の生活を描写することに長けていたチャールズディケンズ。
出身が労働者階級で、父親が債務者監獄に入れられていたこともあり、実体験をもとにした記述も多いです。

そんな彼が貧しさのため苦労した少年時代をバネにして、ジャーナリズムの世界で出世をしていくわけですが、20代半ばという若さでこのおうちを借りて、召使いを3人も抱えていたのです。

こちらは地下のキッチン。
ロンドンではたくさんのおうちに地下があって、昔はお台所として利用されていました。
でも完全な地下ではなく、こんな風に窓からの明かりも入ります。

現在、ロンドンの中心地では値段が上がったので、昔は一軒として使われていた住宅が中を分割してフラットになっています。
なので地階がお台所というところはあまり見かけません。

でも住宅地を歩けば、まだまだ地下がお台所というおうちを見かけます。
地下には使用人のためのドアがあって、表通りの主玄関の脇から伸びた、地下への階段からのアクセスです。

奥の部屋はお洗濯などに使われた部分。
備え付けのお鍋があって、いつもお湯が用意されていました。
必要に応じて、このお湯は2階や3階の寝室の洗面やお風呂のために運ばれていきます。
もちろん階下では召使いが利用します。
お洗濯のためにも使われるわけで、階下のお部屋は召使いが1日の大半を使う部分。

年に一回、クリスマスにはこのお鍋で大きなクリスマスプディングが茹でられ、そんなプディングの香りをディケンズは作品に細かく描写しています。

以下はスクルージの下で働くボブクラチェット氏のクリスマスの様子。
この中に出てくるコパーというのが上の写真のお部屋の角にあるいつもお湯が沸かされている銅製のお鍋です。
ちょっと大きめの写真をどうぞ。
Hallo! A great deal of steam! The pudding was out of the copper. A smell like a washing-day! That was the cloth. A smell like an eating-house and a pastrycook's next door to each other, with a laundress's next door to that! That was the pudding! In half a minute Mrs. Cratchit entered—flushed, but smiling proudly—with the pudding, like a speckled cannon-ball, so hard and firm, blazing in half of half-a-quartern of ignited brandy, and bedight with Christmas holly stuck into the top.
お洗濯日の匂いというのはお洗濯の時にお湯で布を炊く匂いだと思います。
というのもクリスマスプディングは布に包んで茹でますからね。

客人をもてなすのが大好きだったディケンズ。
地下にはワインセラーもありました。

そしてこちらが食卓の様子。
食事の後は2階の居間に移動して、ディケンズが自作を朗読してお客様たちを楽しませたそうです。
これはそんなディケンズが特注した朗読のためのテーブルです。
背を低く作らせて、彼の上半身が台で隠れることがないように工夫されています。
身振りや手ぶり、声音などを駆使して、まるで俳優のように各キャラクターになりきった朗読はこの部屋だけにとどまらず、ディケンズの公開朗読は大人気だったそうです。

他にも彼の主寝室など見どころはたくさん。
ヴィクトリア時代の生活を体感できる博物館としておすすめです。

場所は地下鉄ラッセルスクウェア駅から徒歩5分くらい。
是非どうぞ。







  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2023年11月4日土曜日

しゃぶしゃぶ用のお肉を買ったよ

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)



最近、在英邦人の間で話題になっているのは大手スーパーマーケットが売り出した薄切り肉。

イギリスにはスーパーマーケットのチェーンがいくつかあって、その中のひとつセインツブリーズで売っているらしいです。

私は普段セインツブリーズは利用しないので、店舗ではなくネットで調べてみました。
これですね。

200gで10切くらい入っているみたいなので十分薄いと言えます。
これまでにもイギリスのスーパーマーケットで見かけた「薄切り」には厚みが1㎝はあるようなものも見かけられたので、合格といっていいレベル(笑)

どの部位かなと思ってよく見るとシルバーサイドという部位です。
この図の緑の部分。
赤身のお肉で、経済的な部位のひとつ。
イギリスではポットローストとかにする人も多いです。
トップサイドやシルバーサイドは柔らかさが今ひとつなので、我が家ではあまりお料理しないんですが、こんなに薄いならサッと炒めたり、お野菜を巻いて焼き付けたりするのには利用しやすいと思います。


この間はおうちでしゃぶしゃぶをしたんですが、そういったのにはちょっと使えないかな?
我が家では、しゃぶしゃぶにはサーロインかリブアイを使います。
西ロンドンだとHG Walter (リンクします)がおすすめ。
イギリス産の和牛も扱っていて、とてもおいしいです。

今回は和牛がなかったので、イギリスの牛肉を薄切りにしてもらいました。
やっぱり部位はリブアイ。
配達でもよかったんだけど、お仕事で中心に出たので、事前に電話で注文して、ピックアップしました。
お値段は500gで35ポンドくらい。
駅のすぐ横だから便利です。
ひとパックに10枚ちょっと入っていて、お皿に広げたらこんな感じ。
1人分にちょうどいい量です。
たれはジャパンセンターで買ってきました。

ゴマダレって、いつもはイギリスで簡単に手に入るタヒ二で作るんだけど、ポン酢を買いに行ったついでに買ってみました。

私の好みよりも甘口なので、やっぱり今度から手作りします。

どんどん便利になるロンドン生活。
特に今は円安なので日本からのものは買いやすくなりました。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2023年10月31日火曜日

今年のハロウィーン

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


フラット(集合住宅)に住んでいるために、知らない人からの訪問はかなり稀な我が家。

なので、ハロウィーンの子供たちがドアをノックすることはほぼありません。

以前、フラット内の子供たちが来たことはありますが、慌ててありあわせのフルーツやお菓子を出したのもいい思い出。
桃太郎君が子供の時にもフラット内でお菓子をもらったことはありません。

イベント時には、チェーン店ばかりのリッチモンドよりも、個人商店が多いトゥイッケナムの方が盛り上がりを見せることが多いご近所。
特にチャーチストリート。
こんな感じです。
写真を撮ったのが曇りだったので、ちょっと地味ですね。
お菓子屋さんの店先はこんな感じです。
お洋服屋さんも結構努力しています。
毎年用意するランタン、今年はちょっと大きめのカボチャだったので少し努力してみようと思って、下描きをまず書いてみました。
請求書の裏にササっと描いただけですが、普通は直接カボチャにナイフを当てるので、かなり張り切った感じ(笑)

その後約2時間ほどかけてカボチャを彫りました。
下描きをみなかったら、何なのかさっぱりわかりませんね!
自分ではお鍋の火が一番良かったと思っています(笑)

来年はどんなランタンになるのやら。





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2023年10月20日金曜日

お得なセットメニュー

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)



コロナ明けから値上がりが激しいロンドンの観光地。

特にレストランの値上がりがすごいです。

以前なら50ポンド前後で食べることができた高級レストランのセットランチは100ポンド越えのところも多いです。

それでも探せばいくつかのレストランでは50ポンド以下のセットランチが用意されています。

私がお勧めするレストランのひとつはコリガンズ。

注文しなくても出てくるものがアミューズ。
日本風に言えばお通し。

今回はチェダーで有名なモンゴメリーを使ったカナッペと、鴨とイチジクコンビの2種。
食前酒に合わせておつまみにします。

ここはバターがおいしい。
まろやかで風味がいいバター。

パンの盛り合わせを注文するとついてきます。
黙ってても出てくるけれど、通常パンは有料のところが多い。
ここでは4ポンド。
もっと高いところもあります。
お水ももちろん有料。
炭酸入りと無しとどちらがいいですか?って聞かれるので、欲しければ希望を、要らなければいらないと言えばいい。
でもお酒を頼むなら水無し(もしくは水道水)でもいいけれど、飲まないのならミネラルウォーターを注文するのがマナーだと思います。

こういったことに納得できかねるのなら、レストランのグレードを落とした方がいいです。
レストランのレベルで常識も変わってくるから、自分で納得できる場所を選ぶのは大切。
特に同伴者が自分と同じ価値観を持っていない場合は、どちらかがイヤな思いをしたり、恥ずかしく感じる場合もあります。
イギリスではお勘定にサービスチャージが含まれていて、追加する必要は普通はありませんが、アメリカでのチップに関する意見などで、「自分は払いたくないし、払わない」なんていう意見を読むと、一緒に行った人も同じ意見なのか気になります。

コリガンズへランチに行くと、アラカルトのランチメニューが出てきます。

そこから好きなものを選ぶわけですが、いくつかのメニューに小さな印が付いている。
その印のものから前菜、メイン、デザートを選ぶとセットメニューの料金が適応されるという仕組み。

普通にアラカルトで注文すると80ポンドくらいになるものが、セットが適応されると44ポンドなのでかなりお得です。

でも食べたいと思うものに印はついていないケースが多い(笑)
食べたいものについていればラッキーかなってスタンスがベスト。


今回注文したのは燻製の鰻とクリームスープ。
こってりだけど、量がそれほど多くないので前菜にはぴったりでした。
私は燻製の鰻が好きなので、メニューにあると注文します。
サラダとして出てくることが多いかな。
こちら、お値段は26ポンド。

こちらの前菜はカエルのてんぷら。


そしてメインはスコットランドの北、シェトランド諸島で獲れた天然のオヒョウ。
しっとりプックリした質感で、言うことなし。

3人でアラカルトから前菜とメインをひとつずつ取って、安めのワインを1本、お水を1本、食後にコーヒー。

デザートはペティフォアが出てくるので注文しませんでした。

合計で380くらい。
もしセットメニューになる組み合わせだったら、100ポンド以上安くなると思います。

あと、ここは金曜日と土曜日のランチタイムには、ワインの持ち込み可。
(ただし期間限定なので要確認)
その際はコーケージ(ワインの持ち込み料)がひとり10ポンド。
それを使えばさらにお得に食べることができます。

ただ、レストランで食事をするのには「お得に食べたい」というよりも「そこで食べたい」「非日常を味わいたい」といった場合もあるので、あくまでも金額は要素のひとつにすぎません。
楽しめるかどうかは、その人の価値観に拠るので、同席者やサービス内容、メニューの種類など吟味に時間をかけるべき。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2023年10月12日木曜日

エリザベス線に乗ってみた!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


先日お客様からホテルのおすすめの問い合わせがありました。

ご予算やロンドンでの目的でお勧めは全く変わってきます。
あとはホテルに何を求めているかにも左右されます。

2‐3日といった短期間の滞在であれば、場所が占める重要度が増します。
空港からのアクセスも短時間で済む方がいいです。

現在ロンドンとヒースロー空港を結ぶ交通の手段で最短のものはヒースローエクスプレス。
何と15分で空港とパディントン駅をつないでいます。
パディントンで宿を取るなら特にその利便性が際立ちます。
例えば駅中のヒルトンとか。

去年から市内中心地までエリザベスラインという地下鉄が通っています。
これはヒースローにも駅がある路線で、途中まではヒースローエクスプレスと同じ線路を通ります。
但し、パディントンで終わらずに、そのまま地下鉄のセントラル線に加わるようなラインで中心地を通っていきます。

中心地までは30分前後。
ヒースローから乗ると、普通の地下鉄よりは値段が高め。
ヒースローの駅は在来の地下鉄駅ではなく、エクスプレスが出る駅を利用して、そのために違う料金が適用されるのに便利になっています。
地下鉄駅と構内が同じであれば料金は他の地下鉄と同じ様です。
料金をいくつかのパターンで調べてみましたが、すべてのパターンを調べたわけではないので、料金チェックはご自分でも確認してくださいね。

もし、ボンドストリートとかトテナムコートロード、ファリンドン近辺のホテルなら、エリザベス線が早くて便利。
これらの駅なら、多分、エクスプレス利用でパディントン駅で乗り換えとかをするよりも、エリザベス線の方が速いと思います。
料金もエクスプレスより安くで済みます。

ヒースローからは在来の地下鉄、ピカデリー線が出ていて、こちらはエリザベス線の半額くらいで中心地に行くことができます。
但し、各駅停車なので1時間くらいかかるのが残念。
もちろん西側(ハマースミスやケンジントンエリア)に泊まるならそれほど苦ではないかもしれません。

タクシーだと中心地まで80ポンドから100ポンドくらい?
ホテルの場所や混み具合によって左右されるので一概には言えません。

私は専用車の手配をすることも多いのですが、車種やホテルの位置、到着時間なんかで料金は色々です。

ということで、やっぱりお客様の予算その他でお勧めの方法も変わってくるんです。

先日、初めてエリザベス線に乗る機会がありました。
区間はアクトンからファリンドンまで。
30分かからなかったので、びっくりの速さ。
そして車内は広くて空調も効いていて、普通の地下鉄と比べるとかなり快適でした。

ちょっと写真を載せておきます。
途中までは地上を走っていて、これはアクトン・メインラインの駅。
車内はこんな感じ。
リッチモンドを走っている、ディストリクト線と同じような感じです。
気持ち、広いかも。
停まる駅が少ないので、本当にあっという間に中心地に着きました。

機会があればぜひ乗ってみてくださいね。








  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2023年10月6日金曜日

マカトン法をお勉強してみたよ!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


ガイドのお仕事は観光だけではなくて視察にお供することもよくあります。
視察先では通訳を、その前後の車中では、お客様のご希望の内容でお話を差し上げることになります。

先日、イギリスの特別支援小学校を訪れる機会がありました。
ここへ来たのは2度目。

ロンドンの西側にある学校です。

この学校ではマカトンシンボルがいろんなところに表示されていたり、先生方がマカトンサインを使って子供たちと話すのを見学したり、専門の先生から簡単なサインを習ったりしてとても有意義な時間を過ごすことができました。
お客様がマカトンサインを習うシーンでは、私も一緒にいろいろ学ぶことができました。

マカトン法というのはイギリス発祥のコミュニケーションツールです。

簡単な言葉に手話のようなマカトンサインを合わせて、コミュニケーションが困難な人と健常者が意思の疎通をはかることができます。
また、マカトンシンボルというのは簡単な図で物事を表していて、子供たちが指さして使ったり、ドアのそばに掲げてその中がどんな部屋なのか、文字よりも簡単に認識できるように使ったりします。

サインやシンボルは核になる300ちょっとの言葉。

私が覚えているのはそのうちのごく一部ですが、少しずつ語彙を広げていきたいなと思っています。

日本には日本マカトン協会(リンクします)があって、そこでコースを受けたりすることもできるようです。

黄色や青色といった色の種類や、働くといった動詞、おうちや学校といった場所を示す言葉など、たくさんの核になる言葉があります。

例えば黄色を例にとると、英語では Yellow。
ヘタクソな絵で失礼。
左手で親指以外の指を揃えて、右手で人差し指を出したら、イエローの頭文字Yを形作ります。

じゃあ青色はどうするか。
ブルーは Blue だから、Bの文字を作るかというとそうじゃないんです。

左手の甲を表にして、右手の人差し指で手首から指の付け根に向かって人差し指をスライドさせます。

何でだと思います?

甲に浮き出る静脈が青いからですって!!
イギリスのマカトンチャリティーで、今週のことばというページ(リンクします)があって、少しずつ覚えられます。
興味がわいたらぜひ試してみてください。

ただ、日本語と英語ではサインが違うようです。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。