2026年10月31日土曜日

ホルボーンの新レストラン「カメリーナ」でイタリアンランチ 絶品の赤エビのタルタルとフリテッラ

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ブルーバッジガイドのお友達 Tちゃんとランチを楽しんできました。


朝ごはんから通し営業らしいのでカジュアルだと思っていたら、なかなか高級感があって、シーフードに力を入れているメニューはイタリアン。

テーブルにはクロスがかかっていて、サービスも丁寧です。

私たちは居心地の良さそうなソファー席に通されました。
上には豪華なシャンデリア。


シーフードに力を入れているということなのでとりあえずすっきりした白ワインを注文してからメニュー選び。


前菜はおすすめからスズキのティラード。
これはセビーチェとかカルパッチョみたいなもの。
スズキの身がとってもプリプリで美味しかったです。
ある程度厚みがある切り方なので、お魚の甘味もあって大満足。

そしてもうひとつの前菜はこのお店の看板料理らしい赤エビのタルタルキャビア乗せ。
甘エビの食感と、キャビアの組み合わせが最高!
キャビアも飾りで乗せているだけじゃなく、しっかり味がわかる量が乗っていました。
前菜に26ポンドは高いと思うかもしれないけれど、十分価値があると思います。
赤エビはシチリアから朝届いたばかりですって。
書きながら味がしっかり思い出せる。
また食べたいな~。

ここは何も言わなかったのに、取り皿を用意してくれて前菜を取り分けていただきました。

Tちゃんのメインはさんざん悩んだ末パパデッラ。
仔牛肉のオッソブッコが絡まって、パスタ自体もソースもとっても美味しかったそうです。
メインは取り分けってカンジじゃない。
一皿ずつちゃんと目の前に来ました。

私は天然のスズキを使ったグアツェット。
アクアパッツアの上品版という感じです。
しっかりした味なのに軽い。
お魚の火入れも完璧。

ふたりともパンを食べなかったので、まだお腹には余裕がある。
ということでデザートまで注文することにしました。
フリテッラ(ドーナツ)とティラミス。
これもふたりでシェア。
フリテッラはここの自慢だそうです。
ティラミスもおいしかったので、どちらかを選ばないといけないなんてことになったら悲劇(笑)
なので何人かで行って、ぜひ両方食べてみて!!

Tちゃんはコーヒー、私はデザートワインで〆。
こちらがボトル。
もちろんグラスに1杯だけです。

お店の人に写真を撮ってもらったのをAIでイラストにしました。
私のあごのラインが実物よりもかなりすっきりして嬉しい(笑)
Tちゃんは写真とあんまり変わらない。

こちらがオープンキッチンのカウンター。
ひとりで来たら、お料理ができるのを見ながらカウンター席もいいかな。

ボトルでワインを1本、前菜、メイン、デザートをそれぞれ1皿で大体ひとり100ポンド。
とっても美味しいランチでした。
最寄り駅は地下鉄ホルボーン。
リンカーンズイン広場の西側です。
ホテルの入り口の手前部分から地下に降りる階段が伸びています。
なのであんまりホテルレストランぽくないのもいいかなと思いました。

次回行っても赤エビの前菜とドーナツは絶対に注文すると思う。






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2026年10月29日木曜日

イギリスは大丈夫? 防衛大臣からのお知らせと備蓄しておきべきものリスト!


イギリス政府の防衛大臣から自然災害やサイバー攻撃に備える声明が発表されたのは10月22日のこと。
その時は本気にはしなかったのですが、SNSを見ると準備している人たちも多そうだし、なんだかだんだん怖くなってきました。

お水や食品の品薄はまだ大丈夫なようですが、アマゾンなどではおとといの時点で確認したガスボンベなどのお値段が今日比べると結構上がっているようでした。
例えば8本で15ポンドだったものが20ポンドとか。
日本大使館から、在英邦人に対するメールのお知らせも来ています。

今日の記事ではそんなイギリス政府からの発表の内容と、我が家での状況を書いてみました。


大規模な停電や災害などで生活に支障が出た場合、公的な支援はまず最も支援を必要とする人々に優先して届けられます。そのため、各家庭で最低3日間は自力で生活できる備えをしておくことが勧められています。
準備は思っているほど難しくありません。必要なものの多くは、すでに自宅にあるかもしれません。また、一度にすべてを揃える必要もありません。少しずつ買い足しながら、無理のない範囲で備えを進めましょう。

準備のポイント

1. まずは家にあるものを確認する

食品庫や収納を見直し、すでに備蓄している食料や日用品がないか確認しましょう。

2. 定期的に見直す

半年に一度は備蓄品を点検し、賞味期限切れや使用期限切れのものを交換しましょう。家族構成や生活環境の変化に合わせて内容を更新することも大切です。

3. 地域とのつながりを大切にする

近隣の住民と連絡先を交換し、停電や緊急時にお互いを支え合える関係を築いておきましょう。


具体的な3日間の備蓄チェックリスト

水

  • 飲料水を3日分
  • 目安は1人あたり1日3リットル
  • 調理や衛生用途には別途水が必要

食料

  • 3日分の保存食
  • 冷蔵や調理が不要で、長期間保存できるもの
  • 例:
    • 缶詰(肉・魚・野菜)
    • ドライフルーツ
    • ナッツ類
    • シリアルやクラッカー

普段から食べ慣れている食品を選ぶと、非常時でも安心です。

衛生用品

  • アルコール消毒液
  • ウェットティッシュ
  • 生理用品
  • 歯ブラシなどの日用品

明かりと防寒

  • 懐中電灯
  • 予備電池
  • 毛布
  • 寝袋
  • 暖かい衣類

情報収集と通信

  • FMラジオ(電池式または手回し式)
  • 充電済みのモバイルバッテリー

現金と重要書類

  • 現金(紙幣と硬貨の両方)
  • クレジットカードやデビットカード
  • 身分証明書のコピー
  • 重要連絡先一覧
  • 常用薬と服用量の記録

医療用品

  • 救急箱
  • ばんそうこうや包帯などの応急処置用品
  • 常備薬・処方薬
  • 必要な医療用品

赤ちゃんがいる家庭

  • ベビーフード
  • 液体ミルク(そのまま飲めるタイプ)
  • おむつ
  • おしりふき

※停電時にはお湯を沸かせない可能性があるため、液体ミルクが推奨されています。

ペットがいる家庭

  • ペットフード
  • ペット用の飲料水
  • 必要な薬やケア用品


そしてイギリスらしい最後の付けたしがこちら。

「助け合いも大切です」ということで書かれている箇所。

  • もし余分な備蓄品がある場合は、自力で備えることが難しい人への寄付を検討してみましょう。
  • また、高齢者や一人暮らしの方のために、重要書類のコピーを手伝ったり、情報を共有したりすることも地域の助け合いにつながります。
  • 備えは「特別な防災対策」ではなく、日常生活を少し見直すことから始まります。まずは水と食料を3日分確保することから始めてみましょう。
我が家では豆類やお魚の缶詰はかなりの量を普段から保存しています。


ティムちゃんが糖質制限している関係で、ふさわしいベイクドビーンズを常に10個以上常備。
他にも小麦粉からパンを焼いているのでそういった材料も2週間分くらいローテーションで常備しています。
他にも缶詰のスープとかを病気になった時などのために結構な数常備しているので生鮮食料品以外はまず問題ないと思います。
お水も大丈夫。
生活用のお水(水道のお水)がストップすることはかなり考えにくいのでまだ何も対処していませんが、ミネラルウォーターは数日分くらいは大丈夫。
お手洗いを流す用とかの生活用水はバスタブに貯めようかと思っています。
それはフラット(集合住宅)に住んでいるので、貯水タンクもあるからその時で大丈夫かな。

でも電気がない生活って想像できない。
冷蔵庫や冷凍庫の中にあるものはごみになっちゃうってことだし、オーブンも使えない。
歯ブラシや髭剃りもダメ。
アロマオイルのディフューザーも(必須ではないけれど)使えないし、アイマッサージのマシーンもダメ。テレビも携帯電話も使えない。

天候の問題とかなら何とかしのげるけれど、戦争とかサイバーアタックとかは終わりが見えないこともあるだろうし「3日間くらいの備蓄で大丈夫なのかなぁ」というのが気になります。
岩谷のガスコンロもあるし、おうちのキッチンは電気のみだけど、お料理は食べるためだけなら何とかなりそう。

でもオーブンがなければパンも焼けないし、小麦粉とイーストはあるからフライパンで焼けるパンの練習でもしておいた方がいいかなぁ?というのが気になるところ。
携帯の充電をどうするかも考えないとね。

本当にそんな準備が必要になるのかどうかは疑問だけど、イギリスの場合は自然災害よりはサイバーアタックでクレジットカードが使えないとか、ロジスティックの関係で商品が手に入らないとかはありそう。

1年後のブログ記事で結局何にもなかった」なんて笑いながら書ければいいなぁ。


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2026年10月27日火曜日

ラムの骨付き肉、極上ローストレシピ!

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最近おうちでよくお料理するラム。
French trimmed lamb 
「フランス風に準備したラムラック」という部分です。
今日はそんなラムの骨付き肉の極上ローストレシピを完璧なピンク色に仕上げる温度と焼き方のコツを含めて紹介したいと思います。

この部位は見栄えもいいし、調理も簡単だし、二人分にぴったりのサイズ。
お肉屋さんによってサイズは多少変わりますが、500gから600gくらいが一般的。
お値段は25から30ポンドくらい。
私達が最近よく使うお肉屋さんソルター&キング(リンクします)はちょっと大きめ。
ポークもラムもそうですが、ゆっくりちゃんと育てられた家畜は脂の層がどっしりあって、ローストするととてもジューシーに仕上がります。
スーパーマーケットで売っているお肉とは全く違うので是非試してみてください。

まずは塩を振ってフライパンで各面を焼き付けます。
お好みで黒コショウやローズマリーのみじん切りを振っても。
脂肪の上にデイジョンマスタードを混ぜたパン粉を乗せてもいいけれど、この時は何もなし。
予熱した、200度(ファン)のオーブンで20分焼くだけ。
取り出したら内部の温度をチェック。
55度前後でちょうどピンクに仕上がります。
もし50度以下だったらフォイルに包んでティータオルでくるんで20分ほど置けば大丈夫。
ちょうどいい温度でも切る前に15分ほど置いた方がいいです。
でも、その場合は包まなくていい。

骨に沿ってきれいに切れます。
ジャガイモは茹でてミントとバターで仕上げたものやマッシュポテトがよく合います。
お好みで塊のままお皿に乗せても。
身は柔らかくて、甘くて、ラムのとりこになること間違いなし。
ソースは使ったフライパンにワインとストックとレッドカラントジェリーを入れて作ります。
焦げ目が残っているところへワインやストックを入れるとスルっと全部ソースになるので後で洗うのも楽。
クリステルというフランス製のフライパンなんですが、最近の我が家のお気に入り。
お値段もそんなに高くないので、いくつかサイズを揃えておくと便利。
食洗器に入れても大丈夫なのがうれしいです。



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2026年10月25日日曜日

ロンドン旅行に現金は必要?最新キャッシュレス事情とスコットランド紙幣の罠

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最近ロンドンでは現金が使えない場所が増えています。
カードのみなんていうお店が多い。
特に飲食店。


誰が触ったのかわからない現金は、やっぱり汚いですからね。

お店にとってキャッシュレスの利点はいろいろありそう。
おつりの受け渡しなどで現金の数え間違いが起こりにくい、おつりの準備や銀行への行き返りなどの手間が省けるなどもプラス。
あ、贋金を受け取らなくて済む(笑)というのもある。
お店に現金がなければ、泥棒も来ないからセキュリティーにもいいかも。

でも、日本からのお客様は現金を使いたい人も多いです。
一番多いのは、現金を持っているから。
両替してしまった、前に旅行した時のお金が残っているなどその理由はいろいろ。
他にも匿名性(つまり使った履歴が残らない)やセキュリティー(カード詐欺に遭わない)を理由にする人もいます。
海外旅行でスキミングの被害に遭ったなんて話を耳にすると、使いたくない気持ちもわからなくない。

でも、もし自分が旅行する立場なら、カードは便利。
レストランやホテルの予約のギャランティーもカードだし、多額の現金を持ち歩くリスクもないし。

ではどんなカードが便利なのか。

イギリスではいろんなカードが使えますが、どこでも使えるということならヴィザかマスターですね。
アメックスやダイナースは小さなお店では受け取ってくれないことが多いです。
手数料が高いのが理由と聞いたことがありますが、本当のところは知りません。
そういったカードは、裏技でグーグルやアップルのウォレットに入れて使うことはできるようです。

大きなスポーツイベントになると、スポンサーがカード会社だったりすることもあって、スポンサー以外のカードが使えないなんて特殊事情があったりもするので、私は念のためにヴィザとマスターの両方のクレジットカード、そして両方のデビットカードも持ち歩いています。

そして、外国旅行をするとお店によっては決済の通貨が選べるようになっていたりもします。
が、私のお勧めの決済は現地通貨で。
なぜかというのはレートがいい場合が多いから。
現地通貨の決済はカード会社のレートですが、その他の通貨で決済すると、お店のレートが適応されて、普通はカード会社のレートよりも悪い場合がほとんど。
他にもカード会社の手数料やお店の手数料にも違いが出ます。
ただ、絶対とは言い切れないので大きなお買い物であれば、レートを確認してみるのもひとつの手です。
外国の通貨でのお買い物に手数料がかからないなんていうカードもありますね。

この間、スコットランドからロンドン入りされたお客様のご案内をした時に、手持ちのスコットランド紙幣が使えないことがありました。

観光地のパブでランチをした時に、お持ちのカード(アメックス)が使えなかったので現金が使えるかどうかを聞いたら大丈夫とのこと。
そこでお客様がお財布から出したのがスコットランド紙幣で、見事にお店から拒否されました。
お客様はビックリ。
だってスコットランドは英国の一部なのに、同じ通貨であるポンド、それが使えないなんて!
実はスコットランドのお札は政府の中央銀行ではなく3つの民間商業銀行(Bank of Scotland、Royal Bank of Scotland、Clydesdale Bank)が独自に発行しているもの。
法律上の位置づけは「約束手形(Promissory Notes)」に近いもので、発行銀行が同額のイングランド銀行券や金を担保として保有することで価値が保証されているそうです。

結局、私がイングランドのポンドとお客様のスコットランド紙幣を両替してあげました。
手元にあるお札を確認してみたら、発行元が違うものがあったので紹介しますね!

青で四角く囲んだところを見てください。
上の紙幣がロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、下の紙幣はバンク・オブ・スコットランドの発行。
両方20ポンド札なんですが、デザインもちょっと違いますね!
何だかもうひとつの銀行のものも見てみたくなりました。
ネットのオークションサイトで発見(笑)
左上に発行元の銀行名が描かれています。

それにしても気になって調べてみたら、こんな事実があったなんてビックリです。

他にもイングランド銀行のサイトを見ていたら、イギリスではお店の人が何を受け取って何を受け取らないかを決める自由があるそうです。
なので受け取られなかったカードやお金のことでお店の人に怒るのは筋違いであることも確認できました。

それではどれくらいのお店がキャッシュレスなのかもついでにどうぞ!

大手決済システム会社 Squareの調査によると、イギリス国内のフード&ドリンク分野(レストラン、カフェ、バー)の約46%がすでに現金を一切受け付けない完全なキャッシュレス店舗として運営されています。

ATMネットワークLinkの2026年調査によると、イギリス全土の平均では、個人商店やカフェを含め約77%がまだ現金を受け入れていますが、ロンドンは他の都市に比べてキャッシュレス化のスピードが圧倒的に早く、現金お断りの比率は確実にこれより高くなっています。

そして、観光客が集まるロンドン中心部のレストラン、パブ、カフェ、そしてフードマーケットに限ると、95%以上の店でカードやスマホ決済が「必須」または「強く推奨」されています。
あと、大事なのは渡航前に必ず4桁の暗証番号を確認しておいてください!
小さな金額はタッチ決済ですが、金額が大きくなると暗証番号を求められます。



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2026年10月23日金曜日

大改装中のリッツホテル、アフタヌーンティー最新レポ!

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先日、お客様とリッツでお茶する機会がありました。


ということで、豪華な内装を見て!
以前お茶したことがあったり、リッツにお泊りしたことがあれば「あれっ」って思うかも。
アフタヌーンティーのお部屋が変わっているからです。

今リッツは大改装中。
建物のピカデリー通り側(北側)は工事の覆いがかかっています。
そこで南側にこの初夏できた新しい入り口からのアクセス。
ドアをくぐった後、階段を数段上がってまっすぐ進みます。
途中左手の明るいお部屋はダイニングルームで、それを通り過ぎたらクローク、そしてその脇の階段を降りるとお手洗いに行くことができます。
その階段は映え写真の舞台と化していてひっきりなしに誰かが写真を撮っています(笑)


お茶には職業柄何度も来ていますが、リッツの強みはサンドウィッチ。
他の場所よりも頭一つ抜きんでて美味しいです。
パンが美味しいだけじゃなく、中身とのコンビネーションもいい。

でも今回はケーキ類の見た目が全て茶色だったスタート地点から「あれっ」と思いました。
以前はもっと華やかだった。
そしてテーブルの間を美しいケーキ類が乗ったトロリーが運ばれてきたものでしたが、今回は見かけませんでした。

最初に出てくる3段トレーに乗ったケーキ類は3種類、手前からパイナップルのケーキ、ブラウニー、シューペイストリー。
ウェブで他の人たちの写真を見るとブラウニーだったものがイチゴのケーキとかだと色がアクセントにもなっていますからたまたま全て茶色の日だったのかもしれません。
私はパイナップルのケーキがとっても美味しいと思いました。
お客様はブラウニーが一番おいしかったそうです。
甘いものは苦手なのでお替りを聞きに来てくれたのですがお断りしました。
キャロットケーキなどもあるということですが、それも茶色だろうし(笑)

残念だったのは、スコーン。
ふわふわだったんです。

よく日本でスコーンのことを「ふわっと軽い」とか「ふわふわ」とかって表現したりするのを見かけるんですが、それはスコーンじゃない!
どうしても食感を表現したいなら「もさもさ」かなぁ(笑)


見た目はスコーンそのものなのに、パンみたいな食感。
どうしちゃったのリッツ???
本場のイギリスでガラパゴス・スコーンに出会うなんて、ちょっと残念。
でも日本で日本の人が求める味がこれだったら、日本のお客様にはいいのかも。
ただ、本場のここ英国で、しかも伝統的なリッツで、このスコーンはちょっとどうかと思いました。

実は私たちのテーブルの横が日本語を話す人たちだったんですが、そこにシェフの格好をした人が登場。
どうやらお友達みたいです。
ということはこのふわふわスコーンは彼女が作ったのかも?
もしかしたら日本人らしいテーブルにはふわふわスコーンが出されるのかもしれない。

ということでリッツにメールしてみましたら、F&B(食べ物と飲み物セクション)担当の方からお返事がきました。
長いので肝心な部分だけ紹介すると;
リッツでスコーンを作っているペイストリーシェフは8年前から同じ人。(国籍は書いていなかった)
スコーンは同じものをすべてのテーブルに出している。


ということで柔らかめのスコーンがお好みならリッツがおすすめです。

それにしても高くなりましたよ!
リッツのアフタヌーンティー、いくらくらいすると思いますか?

何とひとり95ポンド。
それにサービスチャージが付くのでふたりだと合計は 213.75ポンド。


この話をお友達のガイドにしたら、ちょうど同じ週にティーの予約ができなかった方をリッツのシークレットガーデンバーにお連れしたんですって。
お茶とサンドイッチとサラダでお茶をいただいたらミニマムチャージが75ポンドでトータル200ポンド以上だったと聞いてびっくりでした。
しかもガーデンなので、他のテーブルでは葉巻を吸っている人もいたらしいです。
どうしてもリッツに行きたかったらしいけれど、コロナ前まではロビーやバーでお茶だけ10ポンド以下でいただくこともできたことを考えると、ちょっとお値段の上がり方に驚愕するばかりです。

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2026年10月21日水曜日

大英博物館のロゼッタストーンと象形文字の秘密

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大英博物館は私が大好きな場所のひとつ。

もう2000回以上足を運んでいるのに、それでも新たな発見が毎回あります。

でも、私がガイドになったころに比べるとずいぶんいろんな変化があります。
まず、見に来る人が増えた!

調べてみると私がガイドを始めた1990年代には400万人ほどだった年間入場数が現在は650万人。
どこのギャラリーも混んでいるわけですね。
現在は混みすぎないように入場は無料ですが予約が必要になっています。

各ギャラリーも混雑に対応してルールが設けられていたりする。

例えばミイラの部屋のいくつかはガイド禁止。
5人以内の少人数であってもダメという決まりです。

そして、ロゼッタストーンの周りもガイド禁止。
いつもすごい人だかりだから、これも仕方ないです。

では実際ロゼッタストーンのガイドするときはどうするか。
実は別のギャラリーにレプリカがあるので、そこで詳しくお話をしてから本物を見に行きます。
こちらがそう。
本物と同じ大きさ。
レプリカだから触ってもいいしね。
場所はエンライトメントギャラリーといって、もともと図書閲覧室だった部分。



この碑石には3種類の文字が刻まれています。
赤で囲んでみましたよ!
上から象形文字、デモティック、そして古代ギリシャ文字の3種類。
というのもこの碑石が彫られた約2000年前のエジプトではこの3種の言葉が利用されていたから。

象形文字は英語でヒエログリフといいます。
「神聖な彫刻」という意味で、5000年ほど前からエジプトで石に刻まれたものが存在しています。
ロゼッタストーンが彫られた時代、象形文字はエジプトの僧侶たちが使っていました。
民間の文字を使わないので彼らの間だけで知識を保つのには好都合。

民間の文字は真ん中のデモティック。
文字が進化していくと、象形文字よりもっと簡単に書くことができるように絵が少なくなっていって民間の人たちが使いやすくなったものがデモティックです。

そして一番下は当時のエジプトの王族、マケドニア系なので古代ギリシャ文字。

さあ、それでは古代ギリシャ文字からデモティック、そして象形文字といった風に訳せるんじゃないかと思いますよね。

でも失われている部分がかなりあります。
特に象形文字の部分。
なのでそんなに簡単に翻訳は進まなかったのです。

ところでイギリスがこのロゼッタストーンを手に入れる前にフランスのエジプト科学研究所は碑石の表面にインクを縫って紙に写し取ったコピーを何部も作っていました。
ですから碑石の研究はフランスとイギリスとで、別々に同時に進行していました。


さて、象形文字の部分を一部拡大しますね。
丸で囲まれた文字群が識別できますか?
いつも通りピンボケ写真で失礼(笑)
なるべく自分で撮った写真を使いたいので←腕を磨けばいいのでは?

実はロゼッタストーンに出てくる象形文字の丸で囲んだ部分には長いものと短いものがあって、こちらは短いもの。

こういった丸で囲んだ文字群はカトゥーシュとよびます。

イギリスのトマス・ヤングという学者が象形文字に魅入られたのは1814年ごろのこと。

トマス・ヤングはこのカトゥーシュが「プトレマイオス(Ptolemy)」というファラオの名前を表すことに気づきました。

当時の学者たちは「ヒエログリフはすべて絵(概念)を表す表意文字だ(つまり漢字のようなもの)」と考えていました。
でも彼は名前などの固有名詞は、文字がアルファベットのように特定の「音」を表している(つまり平仮名やカタカナのようなもの)と考えました。
トマス・ヤングはその後、象形文字の複数の文字の音価(発音)を正しく特定しました。
そして、ロゼッタ・ストーンに刻まれていたデモティックの研究を進めて、その多くを解読・翻訳することに成功しています。
また、デモティックがヒエログリフから派生したものであるという文字の連続性も発見しています。
彼はこういった内容を1819年にブリタニカ百科事典の「エジプト」に匿名で発表しました。

ところがフランスではジョアン・シャンポリオンが1822年9月27日パリで開催された碑文・文芸アカデミーの会合で象形文字の解読を発表しました。
まるで一人で謎を解いたかのような発表に気を悪くしたトマス・ヤングは1823年に『象形文字文学とエジプトの古代遺物に関する最近の発見の報告(リンクします)』を出版しました。
そして、挑発的な副題「シャンポリオン氏によって拡張された著者のオリジナルのアルファベットを含む」を付けています。

その後もシャンポリオンは象形文字の研究を続け、1836年(死後4年後)に『エジプト語文法』が出版されています。
そしてヤングの方はイタリア人言語学者アメドロ・ペイロンからの助言がきっかけで晩年の数年間をデモティックの研究に費やしました。
そしてこちらも彼の死後、1831年に『古代エンコリアル文字によるエジプト語辞典の基礎』として出版されました。

1829年にヤングが亡くなった後、彼の未亡人はウェストミンスター寺院に彼の功績を称える銘板を設置するよう運動しました。
そこには、彼の数々の業績の中でも特に、「エジプトの象形文字を長きにわたり覆い隠していた謎を初めて解き明かした人物」として彼の名が刻まれています。

ライバル同士だったヤングとシャンポリオンですが、イギリスとフランスが敵対していた時代でなければ協力してもっとたくさんのことをもっと早く世に出せたかもしれません。

ところで象形文字って右から読むか、左から読むかご存じですか?
答えは両方!
象形文字の中に鳥や動物が出てくるので、その顔の向いている方向から読むというルールがあります。




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2026年10月19日月曜日

トマス・ヤングって誰?

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トマス・ヤングの名前を聞いたことはありますか?

彼のお墓はケント州にあるのですが、それとは別に記念碑がウエストミンスター寺院にあります。

ウエストミンスター寺院に観光で個人として入場すると、北側の入口(ガイドと一緒の時は別)から入場します。
記念碑は北入口の東側に位置する小さなセント・アンドリュー・チャペルにあるので、もし訪れる機会があれば見逃さないで。
赤い矢印が入り口で、その上の部分がセント・アンドリュー・チャペルです。

「別に、行かないし~」という方のために写真を載せておきます(笑)

細かい字でいろいろ書かれていますね。
トマス・ヤング医学博士、王立協会フェロー兼外務担当書記、フランス国立学士院会員の追悼碑。あらゆる学問分野において卓越した人物。文学と科学の最も難解な研究においても同様に傑出した業績を残し、光の波動説を初めて確立し、エジプトの象形文字を長きにわたり覆い隠していた謎を初めて解き明かした。家庭的な美徳で友人たちに愛され、比類なき学識で世界に称賛された彼は、正義の復活を希望して亡くなった。1773年6月13日、サマセットシャー州ミルバートン生まれ、1829年5月10日、ロンドンのパークスクエアにて56歳で死去。

一般にはトマス・ヤングは物理学者として広く知られています。
アルバート・アインシュタインは彼をアイザック・ニュートンになぞらえました。
彼が一番よく知られるのは、光の波動性を初めて確立した人物として。
でもそれ以外にも若い頃にお医者さんの資格も取っています。
自分の眼を研究して、1801年の王立協会の講演で、初めて「乱視」の症状を科学的に記述・報告したことでも知られています。。
他にも言語学者としても有名で、印欧語族という言葉は彼が作りました。
光や視覚の研究から三色説「ヤング=ヘルムホルツ理論」が知られるようになったり、本当に幅広く活躍した人。

ロンドンで住んでいたおうちであるウェルベック通り48番地には当然ブループラークがかけられています。
そして、そこには「Man Of Science(科学のひと)」と記されています。
彼の肩書を全部書いたら文字数オーバーですからね(笑)
シャーロック・ホームズの作者であるコナン・ドイルも眼医者さんでしたが、このおうちから2分もかからないところに住んでいました。(時代はちょっと違います)

ロンドンにはトマス・ヤング・センター(リンクします)という学際的な研究ネットワークがあります。
インペリアル・カレッジ、キングス・カレッジ、クイーン・メアリー大学ロンドン校、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、ブルネル大学ロンドン校、ロンドン・サウスバンク大学など約100の研究グループが提携して科学、産業、社会における課題に取り組んでいます。
各分野にわたって研究をつなげる役目みたいな感じで、それをひとりで行ったトマス・ヤングそのものですね。
トマス・ヤングは自伝の中で、「一部の研究者の研究は狭い範囲に限定される一方、他の研究者はより広範な研究領域を迅速に探求する。後者が人類にとっておそらく最善だろう」と残しています。


ところで私は大英博物館に行くと、必ずトマス・ヤングの名前をご案内します。
なぜかって?

それは、彼が象形文字の解読の第一歩を進めた人物だからです。
ロゼッタストーンの解読には、フランス人のジョアン・シャンポリオンの名前が出されることがほとんどです。
でも実際にはトマス・ヤングがいなければ、彼の功績はもっと遅れることになっただろうと言われています。

ということで、ロゼッタストーンのおはなしはまた今度。


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2026年10月17日土曜日

記録更新!ロンドンのフィッシュアンドチップスのお値段😱

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一昨日、久々ティムちゃんとお出かけをしてきました。
贅沢なフィッシュアンドチップスを食べに!

場所はチェルシー、地下鉄のスローンスクウェア駅から徒歩数分。
これ、お店の看板なんですけど、全然何だかわかりませんよね。←写真が下手なだけ😅
コレヌコピアという名前で、クレア・スミスのお店。

彼女はロンドンのコアというお店で一躍有名になりました。
その姉妹店としてこちらがオープンしたのは去年の冬のこと。

私は何回か行ったことがことがありますが、ティムちゃんは初めてです。
先月、お客様と行った時にどんなだったかお話ししたら行きたいとなって今回の訪問。
ティムちゃん、最近あまりレストランに行きたがらないので、早速予約して行ってきました。

コンセプトはブリティッシュ・ビストロということでイギリス料理を中心にメニューが組まれています。

なので、食前酒にはグラスでイギリスの発泡酒を注文したんですが、それ以外はイギリスのワインは置いていませんでした。
ちなみに唯一置いていたイギリスワインはサセックスのラスフィニーというワイナリーのものでグラスワインが25ポンド。

前菜には二人ともハリス島の貝柱。
ハリス島はルイス島とつながっている島でスコットランドの西側、シーフードが美味しいところ。
昔ホリデーに行った時にもシーフード三昧だった。
ルイス島で食べるべきもの(リンクします)

最近はおうちでお肉ばかり食べているので、この日はふたりともお魚の気分。
ということでティムちゃんが選んでくれたワインはバーガンディーの白。
きりっとしているけれどふくよかで貝柱にもメインのお魚にもピッタリ。

メインにはティムちゃんがフィッシュアンドチップス。←これを食べにわざわざ来ました😁
私はヒラメのクリームソースにしました。
フィッシュアンドチップスはイギリスを代表するお料理だけど、ヒラメのクリームソースってどこら辺がイギリス料理ってカンジでしょ?
でもね、二人とも同じものを食べるのは芸がないし。

で、前菜のお皿が下がったら、こんな人がテーブルに来ました。
たくさんのボトルを持ってきた。
これ、全部ビネガーのボトルです。

そして、どんな種類のビネガーなのかのメニュー。
7種類のビネガーから好きなものを選びます。
そしてフィッシュアンドチップスにかける。
モルトビネガー、
樽で寝かせたシェリービネガー、
シャルドネビネガー、
シャンペンビネガー
バローロビネガー、
バルサミコビネガー、
そしてアイスサイダービネガー。

ミシュランレストランになるとフィッシュアンドチップスって、お酢にしか工夫するところがないのか(笑)という疑問😂

さてお待ちかねのフィッシュアンドチップスです。

お魚とマッシーピー。
そして、チップス。
チップスはホクホクでとっても美味しかった。
マッシーピーはミントがかなり効いています。
私は好きだけど、嫌いな人も多そう。

お酢以外の工夫もされています!
お魚はなんと舌平目、それにロブスターのムース。
お味見させてもらったけど、食感の組み合わせがとっても美味しかった。
というか、これはフィッシュアンドチップスとは言わない気もします。
ティムちゃんはせっかくだからと舌平目を選んだけれど、ブリル(ヒラメ)も選択可能。
でもムースとの組み合わせは絶対に舌平目の方が相性がいいと思いました。

私はメインにブリルのお料理を選びました。
ジロール茸とあさりとベーコン。
ティムちゃんはあさりのアレルギーがあるのでこれは全部私の!
ソースのバランスがとっても良かったです。
お魚の火の通り具合とか、とっても美味しい。
ただ、骨付きなのは意外でした。
イギリスのお魚料理で骨付きのものが注意書き無しに出てくるのはあまり見ません。

この辺でワインが終わってしまったので、グラスで追加したのはこちら。
私のクリームソースにも合うフルーティーな白でした。

デザートにはティムちゃんがチーズとポートワイン。
私はイチゴのパブロワとデザートワイン。
コーヒーは無しでお会計は564ポンド。
飲み物を入れなければひとり100ポンドちょっと。
最近のロンドンで雰囲気がよくて美味しいレストランといえば、食べ物だけで100前後というのが相場です。
それにしてもヘストンのパブ(31ポンド)の倍以上という、これまでのフィッシュアンドチップスの中で一番高い(65ポンド)レストランでした(笑)
でも素材もいいし、倍以上美味しかった!


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





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