私のお客様の半分以上はリピーターの方々です。
何度もロンドン(そしてイギリス)へお越しの方々。
理由はお仕事だったり、プライベートだったりいろいろなんですが、お食事を楽しみにされている方も多いです。
移り変わりが激しいロンドンのレストラン界では「この間行ったあのレストラン、また予約しておいて」といわれても「すみません、閉店してしまいました」という場合がよくあります。
レストランが潰れたということではなく、ほとんどの理由が「物件のリースが延ばせなかった」という理由で、人気店なんかだと本当にお気の毒。
レストランじゃないけれど、ピカデリーサーカスのそばにあった三越が閉店したのも同じ理由。
地主はクラウンエステートといって王家ゆかりの不動産です。
最近、これもピカデリーサーカス近くのクラウンエステートに入居している老舗のインド料理「ヴェラスワミ」(リンクします)のリースが切れそうで延長に際しての陳情に署名する動きがあります。
このお店はティムちゃんも私も好きなレストランなので、二人で署名と少額の寄付をしました。
1926年にオープンした、来年100年を迎えるレストランです。
この並びに、これまた老舗のシーフードのお店「ベントリーズ」があります。
生ガキを食べさせる、オイスターバーがあるお店。
オープンが1916年、それなのにオスカーワイルドが顧客だったとウェブサイトに出ていますから幽霊が出る(ワイルドが亡くなったのは1900年)お店かもしれません(笑)
私がお客様と行くときには普通2階のレストラン部分に席を予約します。
お友達やティムちゃんと一緒の時は外のテラスに座る。
ということでバーに座ることは稀ですが、最近そんな機会に恵まれました。
なぜバーに座らないかという一番の理由は人数です。
バーに座って楽しめる人数は、私は2人までだと思います。
ぎりぎりの許容範囲で3人。
それ以上は会話を同時に行うことが難しい。
お客様と一緒の時は4-5人という場合が多いのでバーでは楽しめない。
私が二人で食事といえばティムちゃんか桃太郎君と一緒。
ティムちゃんはバーでご飯を食べるのが嫌い(飲むのは好き)
桃太郎君は高級なお店が嫌い。
ということで私がベントリーズに行く時はプライベートでもお仕事でもほとんどがテーブル席という結果になるのです。
でもここはオイスターバーが歴史がある部分なので、本来なら牡蠣を剝いている中の人と会話しながら楽しんでほしいです。
この間行った時に接客してくれたのはここに努めて6年になるというルイージ君。
「写真撮ってもいい?」って聞いたら「もちろん!」って笑顔で答えてくれたのですが、あとで見たらボケボケ。
ごめんね、ルイージ君。
暇な時でも1日に800個くらいの牡蠣を剥くそうです。
クリスマス前後の週末にはその倍近くを剥くこともあるとか。
目の前であっという間に剝いてくれました。
これはアイルランドのガルウェイの牡蠣で、とっても美味しかったです。
5月から8月というのはイングランドの生ガキはあまり一般的ではありませんが、アイルランドのものは手に入ります。
プックリした甘い身と海の香りのコンビネーション。
私はレモンをほんの少し絞るだけでいただくのが好きです。
後で、他のスタッフにルイージ君と一緒の写真を撮ってもらいました。
今月もベントリーズには数回行く予定なんだけど、全部2階のテーブル席。ひとりでフラっと立ち寄って生ガキ半ダース食べてこようかな?
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毎年9月にここで牡蠣の早剥き大会が行われます。
そして優勝するとアイルランドのガルウェイで行われる世界大会の出場権を手にすることができるのです。
牡蠣を剥くレッスン(リンクします)もあるのでお友達同士で参加してみると面白いと思います。
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