今日はリッチモンドの町に聖火のリレーがやってきました。
今回のロンドンオリンピックでは、いくつか「上手いなー」と個人的に思ったことがあります。
そのひとつが聖火リレー。
ロンドンは言うまでもなくイングランドの首都。
「何もかもがロンドン」ということを面白くないと思っている人たちもたくさんいます。
この国の田舎を訪れると、たくさんの人たちがロンドンの悪口を言ったりします。
オリンピックがロンドンに決まった時も、地方の人たちは冷めた目で見ている印象がありました。
ところがこの聖火リレーのおかげで、ロンドンから遠く離れた人たちも、オリンピックを身近に感じることが出来たみたいです。
聖火を持つ人たちは、セレブだけではありません。
その地方でチャリティー活動をしている人だとか、昔のスポーツ選手だとか、
地域にゆかりのある人たちがバランスよく選ばれています。
今朝は8時半ごろにキングストンを出発した聖火が、9時20分位にリッチモンド入りしました。
折角なので、同じフラットに住んでいるお友達を誘って見に行きました。
リッチモンドの中心を通るのは10時ごろだろうと思ったので、
キモチ早めに行っていい場所をとろうと思ったら甘かったです。
この写真は9時半ごろのリッチモンド橋の脇。
もう、すごい人。
10時を過ぎたくらいから、いろんな先導がありました。
これは聖火のオフィシャルカー。
スポンサーの車も3台。
これはコカコーラ。
お友達は、こういったスポンサーが配るグッズを集めている子を知っていると言っていました。
私たちが立っていた場所では何にも配っていなかったので、
「やっぱり不景気なのかなー」と思っていましたが、
後で帰るときにコカコーラのフリスビーを持っている子供たちがいっぱいいました。
聞いてみると、配っていたのをもらったって。
これは電化製品のサムスン。
今回パナソニックもオリンピックのスポンサーだけど、よく喧嘩にならないなぁ。
これはロイズTSB銀行。
白バイのおまわりさんも手を振ったり、クラクションを面白く鳴らしてお祭り気分。
で、ふと見ると、次のリレーの人が待機しているのも見えました。
この聖火リレーは8000人が参加するだけあって、ひとりが走る距離はとても短いのです。
声援がちょっと大きくなったなーと思うと、あ、走ってきた。
みんな写真を撮るのに精一杯。
私はタイミングが悪くて、こんな風に後ろを向いているところを撮りました。
もう一枚、がんばって撮ったけど、ギリギリ(笑)
でも一緒にいたEちゃんは、聖火の写真を1枚も撮れなかったって。
他の人たちのブログを見るときれいに撮れているので、もっと簡単かと思っていました。
そんなに早くはないのに、やっぱり動く被写体は難しい。
でもこのリレーを観たので、オリンピックムードに気持ちが切り替わりました。
わざわざ(といっても5分も歩いていないけど)きてよかった。
明日から3週間ほどみっちりお仕事です。
ほとんどが、オリンピックのために来られるお客様。
でも場所はいろいろで、例えば明日あさってはコッツウォルズでのんびりです。