2014年2月26日水曜日

ニューフォレスト

ロンドンの近くで、イギリスらしい田舎といえば真っ先に「コッツウォルズ」が思い浮かぶのでは?
日帰り観光のバスツアーなどもよく出ていますしね。

コッツウォルズもいいんだけど、私がお勧めしたいのはニューフォレスト。
え、聞いたことないって人も多いかな?

ニューフォレストはロンドンから南西に降りたハンプシャーの一角です。
小さな村が点在していて、ポニーやロバが村の中を歩き回っています。

森やムーアもあるし、歩くのが好きな人にお勧め。
村でお勧めなのはビューリー(Beaulieu)かな?
村はずれにモンタギュー卿のお屋敷、博物館、僧院跡などがあって、観光の要素もバッチリ。

特にモーター博物館はコレクションが幅広くて、たぶんイギリスでも一番すばらしいもののひとつ。
昔のバスが走っていて、乗車も出来ます。
スピードはそれほどでないけど、かなり揺れるので上の階はスリル満点(笑)

これは僧院の跡。
日本で言うと鎌倉時代くらいに建てられました。
修道僧たちは粗食だったらしいけど、ビールをたくさん飲んでいました。
「生水が危なかった時代だから」という言い訳がちゃんと書いてありました(笑)
この建物の中が、僧院博物館。
 こちらの豪華な建物はモンタギュー卿のおうち。
一部が公開されています。

ここへ行くまでの道のりでもたくさんのポニーを見かけました。
写真を撮るために車を降りたら道を渡って近づいてきました。
 結構人懐っこいので、撫ぜたりしちゃいました。
大きな目で、本当にかわいい。


 イギリスへ来たら、ロンドンだけじゃなく、田舎にも行ってみることをお勧めします。





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2014年2月22日土曜日

RED LION

3月2日にチャリティーツアーを行います。



多分、イギリスのパブの名前で一番多いのが「RED LION」
日本語にしたら、赤獅子亭(笑)
「RED LION」のパブがひとつのチェーンとかではありません。

今日紹介するのは、ニューフォレストの Boldre にあるRED LION(リンクします)
ロンドンから南西に2時間弱ドライブした、ハンプシャー州にあります。


定番のパブらしいメニューからティムちゃんが選んだのは、
The Red Lion's famous homemade steak and Ringwood ale pie served with homemade mash and vegetables  £11.45
なかなかおいしかった。

私はこの地方のお勧めというメニューに惹かれました。
「Prime locally sourced Meat Dishes 」
ニューフォレストの名物はきのこと鹿肉、ファームも多いので、牛肉や豚肉もおいしい。
そういった素材を使ったお勧め料理です。

 その中から私が選んだのは・・・
Homemade Beef Wellington - fillet steak, homemade venison pate and mushroom baked in pastry, served pink only, with a rich redcurrant gravy. £18.95 *
 ビーフウェリントンというのは、フィレの柔らかいところをマッシュルームのパテで包んでパイ生地をかぶせて焼き上げたお料理です。
パイ生地をカリッと、中のフィレ肉をしっとりレアに仕上げるのが難しいお料理。
イギリス料理の高級店でよくメニューに載っています。

ここはパブだけど、ちゃんと上手にお料理してありました。
ほらね。
 これ、レシート。
サービスもすごくよかったので、チップを入れて60ポンド払いました。

おまけ。
入り口に置いてあった置物。
赤いライオンってことでしょうね。
そう見えないのがご愛嬌(笑)



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2014年2月19日水曜日

今年もチャリティーウォーク!

今年もチャリティーウォークをやります。
3月2日日曜日。

10時30分にセントマーガレット駅前に集合。
約1時間半のウォークで、テーマは「ターナーの時代」
18世紀後半から19世紀中頃のターナーの時代と今を比べながら歩くツアーです。
景色のきれいなところを歩きます。
お子様連れも歓迎します、歩きやすい靴でご参加下さい。

私のツアーにご参加いただける方は、私までメール下さい。

楽しいウォークにするために、準備もいろいろ。


この地図、1811年のものです。
昨日、リッチモンドのリファレンス図書館で見せてもらいました。
英国陸地測量部による地図は、まだリッチモンドエリアはカバーされていなかった時代。
やっぱり現在の地図に比べると、かなりお粗末。


リファレンス図書館というのは、閲覧のみの図書館です。
私は調べ物のあるときによく利用します。


見たいもの(文献や地図など)を受付で言うと、係員がいろいろ持ってきてくれます。
私が今回言ったのは「1800年から1850年ごろのマーブルヒルエリアの地図が見たい」

すると上の地図と、この下の地図を持ってきてくれました。
この地図はもうちょっと新しい。
カバーの端っこにあるラベルを見ると・・・
1846年です。

この図書館では5ポンド支払うと、写真の許可を出してくれます。
何枚でもOK。

それを自宅で編集したのがこれ。

一部を拡大して、ちょっと印をつけてみました。
星印がターナーの建てたおうち。

でも、1826年には彼はこのおうちを売ってしまっています。
でも近くに土地は持っていたようで、それが四角で囲ったところ。
後にこのすぐ脇に鉄道が通るようになって、ターナーは土地を鉄道会社に売却しました。
赤いひし形が、今回待ち合わせ場所にするセントマーガレット駅です。

売却前なので、ターナーの名前が土地台帳に残っています。
写真はクリックすると大きくなります。

少し手前には、女王陛下なんて言葉も(笑)
ノーサンバランド公爵も、このエリアにたくさんの土地を持っていました。

たくさんの人がツアーに参加してくれるといいなぁ。

よかったら、この記事リンクしてもらえるとうれしいです。


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2014年2月14日金曜日

お散歩ランチ

 イギリスに住んでいると、歩くのが大好きになります。

私の知っている、どのイギリス人もお散歩が大好き。
お天気が悪くっても、平気でお散歩。

そしてロンドンのような大都会でも、お散歩に最適な公園があちこちにあるのです。

最近雨が多いイギリスは、芝生の下がぬかるんでいるようなので、汚れてもいい靴でどうぞ。



この間、ケンウッドハウスに行った時も、少し離れた駅で降りてお散歩を楽しみました。
地下鉄を乗り換えたり、バスを乗り継ぐこともできるんだけど、折角のお天気だったし。
ケンウッドの南側には広大なハムステッドヒースという公園が広がっています。

結局3マイルくらい歩いたかな?

普段履きの靴で行ったので、汚れるのはいいんだけど、芝生の上を歩いたら深くまで足が入ってタイツまでドロドロになってしまいました。
「高慢と偏見」のエリザベスになった気分。
残念ながらケンウッドでダーシーが迎えてくれるわけではないけど(笑)

ヒースの真ん中にアベニュー(木立の並んだ通り)があります。
脇にはこんなプレートがありました。
このアベニューは1987年の嵐の翌年、倒れた木々の代わりに植樹されたんですって。

 森のような部分もあれば、拓けた部分もあって歩いていても飽きません。
リッチモンドパークと違って携帯がつながるので安心。
道に迷ったら携帯の地図が役立ちます。

だけど、こういった公園を歩いているのはみんなご近所さんだから、迷ったら聞くのが一番。
ワンちゃんのお散歩の人たちが、いつもたくさん歩いています。


歩き疲れた頃にたどり着くのがケンウッドハウスのレストラン。
名前は「ブリュ-ハウス」
 ここの経営は「Company of Cooks」という会社です。
定番メニューではなくて、その日のお勧めメニューなのがいいカンジ。

このメニューは私が行った日のランチ。
お値段も良心的だし、素材にこだわりが見えます。

これは入り口にかけられた、使っている材料の説明ボード。

私はソーセージを注文しました。
 ボリュームもあったし、なかなか素朴で美味しくいただきました。
クウォーターのワインとで15ポンドくらいだった。

カフェもあって、そちらは古いキッチンの部分でいただきます。

Company of Cooksは、他の場所でも評判がいいので、見かけたらどうぞ。

あんまりたいした情報は載っていないけれど、一応ウェブを載せておきます。



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2014年2月12日水曜日

テムズ川

テムズ川はグロースター州がその水源でロンドンを抜けて北海に出て行きます。
河口はずいぶんと広くて潮の満ち干きをもろに受けますから水位の上下が激しい川です。
ロンドンのテディントンというところまで潮が入ってきます。
ロンドン橋の傍位で、干満の水位の差は7メートルほどです。
1日に2回上がったり下がったり、その時々で景色が変わってしまいます。
この潮の影響が1年中で一番激しいのが春なんです。
だから、春の満潮時のことをスプリングタイドと言って、雨が多いときなんかに警戒したりします。

今、イギリスでは、長引く雨のおかげでたくさんの川沿いの町が冠水しています。
でも、ロンドンの町はテムズバリアーで守られているのです。
そこでテムズ川沿いの冠水している町や村は潮が届かないテディントンよりも上流ということ。


テムズ川沿いのパブには、よく川に面した表玄関とは別に少し高いところにある「Flood 洪水」用の入り口があります。
写真のテムズはかなり潮が引いているところ。

リッチモンドでは普段から満ちているときは芝生に少しかぶるまでになります。

ロンドンのお天気を調べるとTide(潮の満干)のページもあって日常生活にかかわりの深いことがわかります。

テムズ川沿いや、セヴァーン川沿い、サマセット州の広範囲にわたって洪水です。
鉄道の路線にもかなり影響が出ているので、観光の際は前もって調べたほうがいいです。

加えて今日は強風のために高速道路や橋、学校などの閉鎖も相次いでいます。






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2014年2月10日月曜日

250年前のダイニングルーム

 今日は日本語ガイド協会主催の勉強会がありました。

日本語ガイド協会は、日本語でガイドするブルーバッジガイドの集まりです。
ブルーバッジは、イギリスのプロのガイドライセンス。
私もそのメンバーです。

今回の勉強会は、長い間修復のために閉鎖されていたケンウッドハウス。

ケンウッドハウスは約250年前のお屋敷です。
100年弱前にこのお屋敷を手に入れたギネス家によって国に遺贈されました。
レンブラントやフェルメールといった超有名な画家の作品がずらり。
なので、小規模で品のいい美術館として楽しめます。

お屋敷が有名建築家ロバートアダムによって建てられたのが1760年ごろ。
当時は現在のお玄関でお客様をもてなすことも多かったそうです。
なので、お玄関の天井を見上げてください。
ブドウの彫り物や、ワインや豊穣の神様などが描かれています。


1760年頃、お食事に招かれた人たちは自分用のカトラリーを持ち歩いていました。
でも、当時の持ち主マンズフィールド伯爵はお客様用のカトラリーを用意していたそうです。
今日案内してくれた、ハウスガイドのキースさん。

この中に、カトラリーが収められていたわけ。
キースさんは、こんな風にハウスガイドならではの細かな案内に徹してくれました。
失礼かもしれないけれど、ハウスガイドはあたりはずれがものすごく大きいのです。
基本的な知識(今日は全員ガイドなので既に知っている)よりも、プラスアルファの部分。
そこでとても充実した時間になりました。

 これは入り口左手に置かれたテーブルとワインクーラー。
どうやってワインを冷やしたか知りたい?

ケンウッドハウスの南側の湖から、冬の間に氷が集められました。
それを敷地内の氷室に保存して、次の冬まで使ったそうです。

このテーブルの上に食べ物が置かれて、おもてなしにはビュッフェ形式をとったそうです。

でも2代目のマンズフィールド伯爵はフランスで大使をしていただけあって、これでは不満足。
そこで1790年ごろお屋敷に両翼を加えて、現在の大きさに建増ししました。

このお部屋はその部分で、ダイニングルームとして使われました。
ケンウッドの最も重要な絵画がこのお部屋に集められています。
そのひとつ手前のお部屋は吹き抜けになっています。
吹き抜けの上の階では、ゲストのために生演奏が奏でられたそう。

さぞかしステキな晩餐会だったでしょうね。

ケンウッドハウスは入場料無料。
ロンドンの北側に位置しています。




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2014年2月4日火曜日

イギリスのスーパーで売られている日本食料品

今日の話題はスーパーマーケットで普通に買うことができる和食材。

イギリスも地域によっていろいろだろうから、ロンドンではって書いたほうがいいのかな。

私の住んでいるリッチモンドの中心部には、ウエイトローズとホールフーズがあります。
日本米、板のり、わさび、お酢、おしょうゆといった、おすしの材料は以前から購入可能。
加えて、枝豆(冷凍とすぐに食べられるものの両方)、おすしのお弁当なんかも売っています。

ところが最近、本当に幅の広い食材が手に入るようになりました。
梅干のピューレとか、七味唐辛子、干ししいたけ、糸こんにゃく・・・。
えのき、しめじ、お豆腐、お味噌、乾麺だけどおうどんなんかもある。

私のお気に入りは、スーパーマーケットのウエイトローズで手に入るようになったユズ果汁。
手のひらに乗るくらいの小さなサイズで、お値段は4.99ポンド。
開封後は冷蔵庫に入れて、一ヶ月以内に使い切らないといけないそうです。

我が家ではよく使います。
下準備よりも、仕上げに使うことが多い。
サラダのドレッシングとか、焼いたお肉やお魚に振りかけるとかって風。
きのこのワイン蒸しなんかにも、ちょっとかけるだけで和風になるのが不思議。


先日はこんなものも見つけました。
近づいて読んでみましょう・・・。


カツカレーキット。
キットなんて書いてあるから、これだけでできるのかって思うでしょう?

・・・イギリスでの生活はそんなに甘くないです(爆)
中に入っているのはカレーソースとチリとパン粉だけ。

ラベルにも堂々と書いてある通り、チキンを自分で買ってカツを作ります。
それだけではなく、ごはんも(別に買ってから)炊いて一緒にどうぞだって。



 これは焼きそばキット。
というよりも、やき蕎麦キット(笑)
うっすら見えているとおり、麺がお蕎麦なんです!!!
 こちらは海老を別に買って炒めろと書いてあります。

干ししいたけのようなものがパッケージに入っているのが見えます。
一体どうしろというのでしょうか?

実はまだ購入をためらっているので、作り方まではちゃんと見ていません。
お値段は両方とも4ポンドくらい。

絶対に美味しくなさそうなものに4ポンド出すのはイヤだなぁ・・・。
食べたことのある在英の皆さん、情報お待ちしています(笑)


さて、イギリスには、店舗のない配達オンリーのスーパーがあります。
オカード(OCADO)という名前。
以前はウエイトローズと提携していてカードにポイントも付いたけど、今は別会社。
注文してから配達まで結構早いので、月に何回か利用します。
お天気の悪いときとか、お外にでたくない時に便利。

ネットのスーパーは、膨大な量の在庫なので、欲しいものを検索するスタイル。
そこで、探していないものを目にすることは稀です。
でも、何かの拍子にみかけて、つい注文してしまうということも。

実は昨日、オカードのサイトで、味の素がタイで作っている冷凍餃子を見かけました。
冷凍餃子は日系食料品店で見かけたことはありましたが、買ったことはありません。
そこで試しに注文してみました。
ところが配達の数時間前に来るテキストで、残念ながら、品切れのお知らせ。

オカードでは、注文したものが在庫切れの時、代用品を代わりに持ってきてくれます。
配達の時にはこんな明細書が同封されます。
ちょっと部分的に拡大しますね。
「品切れのための代用品」
味の素のチキン餃子10個入りの代わりに、ユタカ製チキン餃子12個入り。

こういった代用品は、もちろん、いらないといって断ることができます。
でも面白そうなので、食べてみることにしました。
袋を開けたところ。

 焼き方は普通の餃子と同じ。
フライパンでちょっと焼き色をつけてから・・・

・・・お湯を足して、蒸し焼きにします。

 はい、できあがり。
見た目はまぁまぁ。
お味ですか?

冷凍の、というより出来合いの餃子って初めて食べたけど・・・


おいしくな~い!!!
中身がグニャっとしていて、何が入っているのか得体が知れない。

味の素のは試したことがないけれど、多分買わないと思う。
餃子は(皮は買うけど)やっぱり自分で作ったほうがいいみたい。



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