2011年7月30日土曜日

リッチモンド公園

昨日はティムちゃんとウィンブルドンビレッジに行ってきました。
ウィンブルドンというと、テニスで有名なところですが、ビレッジもとてもかわいくて、お散歩やお買い物にも最適。
おしゃれなブティックやパブが並んでいます。

ウィンブルドンの駅よりも、もっとずっとコモンに近いところです。
駅前はチェーンのハイストリートショップがいっぱいで、安っぽく、雑多なカンジ。
ビレッジはすぐ横のコモンで乗馬ができるので、馬に乗ったままパブに来る人たちもいます。
もし私が日本に住んでいたら、イギリスのイメージってウィンブルドンビレッジとか、リッチモンドみたいなところを想像するだろうと思います。

私たちがよくお買い物に行くブティックのひとつに、Matchesというお店があります。
リッチモンドにもお店があるんだけど、そこは最近女の子のお洋服しか扱わないようになりました。
レディースの方はリッチモンドのセレクションが上。
でも、メンズはウィンブルドンまで来ないといけません。
今、セールの最終で、ほとんど70-90%引き。
中には半額にしかなってないものもあるけど、元が高いので、結構お得感があります。
いろいろ掘り出し物を買って、帰路に着きました。

リッチモンドとウィンブルドンは、公園をはさんでいるので、緑の中をドライブする楽しみがあります。
制限速度は20マイルだけど、障害物もないし、渋滞にもならないので、のんびり走るには最高です。

ところが帰り道、車が動かなくなりました。
理由はひとつしか考えられません。
鹿です。
たまに道路をこんな風に横断するのです。何となく、前の鹿が渡ったから渡ろうかなーみたいなカンジです(笑)
こんな風にちょっと迷ってる鹿もいるし。
どうする?ってお友達に聞いてるのかな?渡ることに決めたみたいです(笑)で、こちら側はティムちゃんが撮ってくれました結構近くで見ることができます。
でも、赤ちゃんが生まれたすぐなんかは、母性本能が強くて、人にかかってきたりするそうだから、近寄るのはお勧めではありません。ロンドンというと、都会ってカンジかもしれないけど、こんな風に緑の中で鹿を見たりできる場所もあるんです。

2011年7月29日金曜日

オリンピック気分!


来年のロンドンオリンピックまで1年を切りました。
東ロンドンではどんどん建物が出来上がって、ニュースなんかでもよく取り上げられています。

じゃあ西ロンドンには何も面白いことがないか、といえばそうでもないのです。
8月14日にロンドンにいる人。
一足早く、オリンピックを味わってみませんか?

一月ほど前に、カウンシルからおうちにお知らせが届きました。
その時はちゃんと読まなかったのですが、さっき読んでみると、リッチモンド区で本番に先駆けて、サイクリングレースのリハーサルが行われるというのです。

ロンドン2012、ロンドン-サリー、サイクルクラッシックというタイトルです。
この日には約140人の世界級のサイクリストが競技に参加するそうです。
そのために、リッチモンド区の主な道路は封鎖、そして近くにあるヒースロー飛行場にも渋滞などの影響があるようです。
このページから、道路の封鎖、その他いろいろな地図や、どこで競技を見るのがいいかなどの情報が得られます。
観光への影響は、ハンプトン宮殿。
周りの道路が全て封鎖されますから、列車とボートでのみアクセスが可能です。
それ以外にも、リッチモンドの観光やサイヨンパーク、キュー植物園などにも影響がありそうです。

併せてこの日にヒースローから出発する場合は、多めに時間を取っておくことをお勧めします。

2011年7月28日木曜日

Cyprus Mangal

ピムリコに住んでいるお友達が「安くておいしくてお勧め」というので、ティムちゃんと「Cyprus Mangal」というトルコ・レストランに行ってきました。
ピムリコというのは、ロンドン・ヴィクトリア駅の裏手からテムズ川までのエリアです。
200年位前のおうちが並んでいます。
この一帯は、元ウエストミンスター公爵領だったのですが、戦後、代が変わった時に相続税の代わりに物納されたところ。
ですからそれ以降は政府が貧しい人たちのための公団を建てたりもしています。
また、安いB&Bが多いところ。
日本の人がよく泊まるB&Bのひとつも、そんな公団の1室で、無許可で営業をしています。
ウェブサイトとか見たことあるけど、無責任に、旅行の達人みたいな人が勧めていたりするので、まずいんじゃないの?とは思いますが、ここでは名前は出さないでおきます。

トルコのお料理は、他の地中海系アラブ料理と似ています。
例えばレバノン料理とか、ペルシャ料理とか。
グリルで焼いたものが多いので、あっさり系。
サラダもあるから日本人には向く味だと思います。
ただ、ここ、量は多い。
ま、でもこの地域で上品な出し方だとお客は満足しないかもね。

量が多そうなのはわかっていたから、前菜は取らなくてもいいんだけど、この手のレストランで好きなのがハルミチーズ。
だから、残すことになるのはわかってたけど注文しました。
独特な歯ざわりが病みつきになります。
これは水につけて塩を抜いてから、グリルしたもの。これはティムちゃんのチキンドナー。
ドナーはラムとチキンがあります。
お肉を重ねたものを串に刺して、縦にグリルしています。
それを削ぐように切り取ったもの。
場末の「ケバブ屋」でよく見られます。
飲みに行った帰りに、おなかがすいたら食べたくなるお料理・・・(笑)
それは薄いパンに包んで食べます。
でもここはレストランだから、ちゃんとお皿に乗ってきます。ティムちゃんはパンに包んだものをかぶりつきたかったみたい。
これは私のミックスグリル。
チキンとラムとコフタ(ラムのミンチ)のセットです。
こういうの注文すると、欲張りだってバレます。トルコ料理のいいところは辛いチリが必ず用意されていること。
ここでもヨーグルトとチリソースがこんな風に出てきます。
チリはおかわりしました。私のメインコースは10ポンド弱、ティムちゃんのは8ポンド弱。
食べきれないくらい出てきます。
B級グルメってカンジだけど、お肉の質はよかった。
ロンドン、お金がなくても食べるところはあります。

2011年7月25日月曜日

ココロのラーメン

今日は桃太郎君とお買い物に行きました。
日本の親戚のところで8月を過す予定なので、お土産を買いに行ったのです。
私の妹は大阪に住んでいて、彼女のところにもお世話になります。
そこで、彼女の大好きな紅茶やビスケットを選んできました。

お昼時だったので、何を食べたいか桃太郎君に聞いたら、
「三越でお鮨食べたい」
デモね、残念ながら、板さんの大島さんは日曜日と月曜日がお休みなので、今日は三越ではお鮨ができません。
「じゃあ、ラーメン」
そこで、ココロに挑戦してみることにしました。
この間のラーメンの話題はこちら
ここは、グルメで酒飲みのお友達からラーメンがおいしいと聞いていたので、ずっと行きたかったところ。
でもいつも何となく行きそびれていました。
このレストランの前にある美容院で、いつも髪を切ってもらうのに、タイミングが合わない時は合わない。

さて桃太郎君はカルピス。
私は梅酒の小さいのを頼んで、豚骨ラーメンセットを2つ注文しました。

最初に出てきたのはこれ。
前菜3種ですって。右端はなます。
ちょっと甘かった。
真ん中はなんだかポロポロしたもの。
何だったのかはいまだに不明(笑)
左はサラダ。
食べ終わってしばらくすると、こんなお皿が。
ラーメンの具らしいです。そして、更にしばらくすると、待望のラーメンが・・・
うーん、見た目はギトギトに脂っぽい。とりあえず、具をいろいろ載せてみる。
出来上がりはこんなカンジ。お味ですか?
ギトギトに脂っぽかったです(爆)
桃太郎君も「Too Oily(脂っこすぎ)」との意見です。
麺は悪くはないけど美味しいとは思わない。
ナゴミの方がずっといいというのが結論。

私はおうちでラーメンを食べる時は「中華三昧」の赤いパッケージのものです。
それにキャベツとモヤシを思い切りたくさん入れます。
コクはあっても基本さっぱり味の方が好みのようです。

デモね、最近ロンドンで「中華三昧」売られていません。
この間もジャパンセンターはもちろん、他も探してみたんだけど、どこにもありませんでした。
円高だから、買い控えているのかな?
桃太郎君に日本で買ってきてもらおうか思案中です(笑)

2011年7月22日金曜日

バッキンガム宮殿の一般公開

今日は明日からのバッキンガム宮殿の一般公開に先駆けて、ガイド用のプレビューがありました。
ゲストを一人連れてきてもいいということだったので、ティムちゃんと一緒。

バッキンガム宮殿は、夏の約2ヶ月間、公用のお部屋の一部を公開しています。
以前にも、ブログの記事にしました
ただ、毎年、少しだけ内容が変わるので、こういったプレビューはなるべく行くようにしています。
今年はなんといっても、ロイヤルウエディング関係のものが目玉です。
たくさんのガイドがいて、宮殿の正面のほうまで行列が連なっていました。
門の中でいったん待機です。バッキンガム宮殿へ入る時には、エアポートスタイルのセキュリティーチェックを受けます。
それを待っている間。
退屈なので、ティムちゃんに写真を撮ってもらいました。
だって、今日はお客様と一緒じゃないし、観光客みたいなもの(笑)この先は写真は禁止なので、本物を見に行ってください。

いつも、勲章授与式で使われる大きなお部屋があるのですが、そのお部屋の真ん中にケイトさんのウエディングドレスが飾られています。
デザインした、アレクサンダーマックイーンのデザイナー、サラ・バートンがキュレーターの質問に答えるという形で、ウエディングドレスの細かな説明をする映像が、同じ部屋で繰り返し流されています。
ケイトさんとの細かな打ち合わせの話などが聞けて、結構面白かった。
やっぱりそういった説明を聞いてから、本物を見るとよくわかります。
レースの細かさから、ドレスのすそ、ベールとの相性など。
ダイヤモンドのイヤリングも展示されていました。
ブーケはレプリカ。
でも小さなケースなので、近くでよく見ることができます。

びっくりだったのはウエディングケーキ。
これ、絶対に入場したお客様から「本物?偽物?」って聞かれるだろうなぁ・・・。
答えは両方!!
8段重ねなのですが、上の3段がレプリカです。
つまり半分以上は本物。
私もイギリスで結婚したから知っているんだけど、イギリスのウエディングケーキってお酒やドライフルーツがいっぱいで、腐らないケーキなんです。
もちろん食べたり配ったりするので一部は無くなります。
それで上3段がレプリカというわけ。
一番下の段にはちゃんとケーキカットの後が残っていました。
写真が撮れなくて、本当に残念。

1時間ちょっとで外に出ると、カフェがあります。ちょっと見にくいかな?
これはメニュー。ティムちゃんにアイスクリームを買ってもらいました。
3ポンド。
私ここのアイスクリームが好き。
イチゴ味がお気に入りです。お庭にはおみやげ物屋さんもあります。
今年のお勧めはやっぱりウエディングケーキかな?
もちろんこれはレプリカだけど、ケイトさん達がどんなものを食べたか、ちょっとは想像できるかもね。少し重いけど、長持ちします。
フルーツケーキと書かれています。

実は今日、ちょっとしたハプニングがありました。
私たちが宮殿の中に入ってしばらくしたら、先に進めなくなってしまったんです。
なんと女王様がケイトさんと一緒にプレビューに来られていたんですって。
予定よりも長めにご覧になられていたので、私たちが待つ羽目になりました。
担当の係りが、「ごめんなさいね、想定外のことなので。しかも相手が相手ですから、急いでとはいえないので」
それはそうでしょう。

一般公開は7月23日から10月3日まで。
公式サイトをどうぞ

2011年7月17日日曜日

おめでとう!


なでしこ、本当によく最後まで戦ったと思います。
えらいなぁ。
やればできる。
「あきらめちゃだめ。日本ってすごい」って再確認。
この「おめでとう」が日本の被災地の人たちの元気に繋がりますように。

2011年7月16日土曜日

Borage

またまた珍しい食材の紹介です。
正式な名前は「Borage」、通称スターフラワーです。
ウェイトローズで見つけました。
ハーブのコーナーはよくチェックするので、以前は置いてなかったことは、ほぼ確実。
多分、新商品だけど、知名度もそれほどないので、キャッチが「今月のハーブ」らしい(笑)

イギリスのスーパーマーケットの中で、私が普段使っているのはウェイトローズというお店です。
ここのコンセプトは「食べ物が好きな人のためのスーパーマーケット」
よく、面白いものに出会います。

パッケージには「夏の飲み物に入れたり、サラダなどに」と書かれています。
花の色がきれいなので、サラダのトッピングにはぴったり。
ピムスとかにもいいと思う。
味はちょっと青臭いかな。
それよりも産毛みたいなトゲがいっぱいなので、触ると少しだけ、チクチクします。
でも口の中ではそれほど気にならないのが不思議。

2011年7月15日金曜日

ベトナム風生春巻き

13日の夜は、なでしこの活躍をテレビで観ながら、ごはんを食べようと思いました。
そこで、何がいいのか考えた挙句、生春巻きを作ることにしました。
ティムちゃんは何か自分で作るって言うし、桃太郎君はお友達と遊びに出かけたので、私の分だけ。

生春巻きは、ベトナム料理のお店で食べたことはあるけど、自分で作るのは初めて。
何となく、食べたいなーと思って、乾燥したライスペーパーを2-3日前に買ってありました。
後は冷蔵庫にあるものを適当に。
誰にでも作れそうな感じはしたんだけど、実際はちょっとコツが必要でした。

私が使った材料は、むき海老(解凍したもの)、レバノンきゅうり、ハム。ヴァーミチェーリを茹でようとお湯を沸かしたところで「季節なんだから、グリーンピースも入れてみよう」と大慌てで鞘から出しました。歯ざわりのレタス、風味のコリアンダー、彩りはスターフラワーこれがライスペーパー。
裏を見ると、お水に数秒つけて、柔らかくしろと書いてあります。言われた通りにするなんて、とりあえず大嫌いな天邪鬼な性格なので、お水じゃなくて、お湯につけてみました。
そうしたら、見事に失敗しました(笑)
くっついちゃって、どうしようもない・・・。2枚目からはちゃんとお水で柔らかくしました。
で、それをまな板の上に広げて、いろいろ乗せてくるりと包むだけ。
最初のはコリアンダーの茎か、きゅうりが刺さって破れてしまいましたが、他のは大丈夫。一番上が完成のお皿なんだけど、どう、美味しそう?
タレはナンプラーとレモンを半々にして、お砂糖をひとつまみ、そして、みじん切りのきゅうりとチリを入れました。
食べてみて思ったけど、レストランのものの方が、キッチリ巻かれているので食べやすい。
今度は固めに巻く練習をしないと。
夏の食欲のない時なんて、あっさりしているからいいかな?
ふと思ったんだけど、手巻き寿司みたいに、テーブルでそれぞれ好きな具を取って、自分で巻いたりするのも楽しいかも。

2011年7月14日木曜日

なでしこ決勝進出!

昨日の夜は、ティムちゃんと二人で女子ワールドカップを楽しみました。
試合が始まる前に、異例の(ですよね?)スピーチがあったりで、何となく、いつもの試合っぽくなかった。
クローズアップにならなかったから、確証はないけど、スピーチの時に、何人かの選手は泣きそうだったのかな?
試合前からあんまり感傷的になってたら、良くないんじゃないのなんて心配してしまいました。

スピーチは日本語だったので、訳が入るかなーと思っていたんだけど、結局はちゃんと訳されないまま。

はじめの10分くらいは、対ドイツの時のようなキレが見られなかったので、得点を入れられた時には「がっかり」というよりも「ドイツ戦がただラッキーだったのか」不信感に煽られてしまいました。

でも、先発点を入れられて良かった。
その後から動きにキレが出てきたし、パスがかなり通るようにもなったし。
イギリスでのコメンテーターは事情通らしいけど、アクセントがあまり上品ではない女性と軽めの男性のペア。
特に女性のコメンテーターは日本びいきらしくて、彼女たちのプレーが、バルセロナ風だと褒めていました。
実際横パスが多くて、かなりテクニック的には頭脳戦。
バルセロナもそうだけど、(上手くいった日には!)アーセナルもこういった戦い方なので、個人的に見やすい試合でした。
それにしても、やっぱりなでしこ、キーパーがすごい。
勇気もあるし、意気込みが違う。
特にスウェーデン側のキーパのミスが目立ったので、その差は歴然ってカンジでした。
ドイツ戦の時よりも良かったと思ったのは攻撃。
それがもちろん得点にも繋がって、同点後はワクワクしながら観ていました。

観客の中の浴衣姿の子供たちとか、お祈りしているみたいな女性とか、いろんな人たちも映っていました。
ハーフタイムの後、観客数が出ていましたけど、5万人弱でしたっけ?
空席も目立って、もっと少ないと思っていたので、ちょっと数字を聞いた時には意外でした。

さて、次は決勝戦。
17日の夜、場所は同じくフランクフルト。
楽しみです。

2011年7月13日水曜日

これ、キモチ悪い?

タイトルそのままです(笑)
こういうの苦手な人にはごめんなさい。
デモね、私も生まれて初めて触ったんですよ。
もちろんお料理したのも初めて。

レシピを探す時にネットでみたら、日本では普通のスーパーマーケットで真空パックになったものが売られていると書いてありました。
本当?
ロンドンでは「スーパーで普通に」売られていません。
フランス人が多い地域のお肉屋さんとかで、以前見かけたことがありましたが、やっぱり気持ちワルーイと思いました。
フランス人のお友達は、煮込んでゼリー寄せみたいにするって言ってました。
でもお肉屋さんの表には出ていなくて、彼女が注文すると、いつも奥から出してくれるそうです。

そんな「Pigs' trotters(豚の足)」ですが、最近「安くて栄養があるグルメ食材」みたいな扱いで、なんとウエイトローズで、ごくたまにですが見かけるようにまでなりました。
で、つい、好奇心に負けて、買ってしまったのです。
2本で約1kg、1.5ポンドしかしませんでした。

ところがお料理どころか、食べたたことさえないので、一体どうすればいいのかわかりません。
で、ウェブでいろいろ検索すると、
1、スープにして、足そのものは食べない
2、よく煮てゼラチンを溶け出させて、骨を外してテリーヌにする
3、よく煮て冷やして薄切りにして食べる
4、中華風の味付けで、温かいものを食べる
この4つがよくある食べ方のようです。
1は、ちょっと折角のPigs' trotters が見えなくなっちゃうのでダメ。
2は、面倒なのでちょっとね。
3は、やっぱり見た目がキモチワルそうなので、勇気が出ませんでした。
そこで4でがんばってみることに(笑)

初めての食材なんだから、他の人のレシピどおりに作ればいいんだけど、正確さにはどうせ欠けるので、自己流で作ってみることにしました。

これはお鍋に入れたところ。
とりあえず始めは茹でこぼしたほうがいいみたいなので、しょうがとおねぎを入れてみました。沸騰して5分ほどで、足を取り出して流水できれいに洗います。
煮汁は中身も全部捨てました。

次に大きめのお鍋に足を移して、出し昆布をひいて、おねぎ、しょうが、八角、クローブ、ブラックペパー、唐辛子、お砂糖、おしょうゆを適当に入れて、沸騰させて、あくを取ったら蓋をしてコトコト煮込みます。5時間くらい弱火で煮た後に、ふたを取って少し煮詰めたらこんなカンジ。皮とゼラティンの部分を食べました。
でも骨も多いし、食べにくいので、人前ではちょっと食べたくないな。
面倒でも、お料理の途中に骨を外す「テリーヌ」の方がスマートだと思いました。

ティムちゃんも、桃太郎君も、私がキッチンを実験室に使うのは黙認してくれていますが、今回はかなりキモチ悪がっていました。
鳥のガラなんかは平気なくせに、やっぱり足はインパクトあるみたいです。
また作る?
明日のお肌の状態で決めようと思います。
もし、お肌ぴかぴかとかだったら、手間をかける価値があると思うけど、そうでなければ手間の割には味は普通。
手羽先とか、中華の鳥の足をレストランで食べれば十分だというのが感想。

2011年7月12日火曜日

Red Fort

今日は、ティムちゃんがジャーミンストリートにお買い物に行くというので、一緒について行きました。
ジャーミンストリートは紳士用品店が並んでいます。
どのお店にもセールの文字。
テーラーに行く用事があったのですが、お店の人が「さっぱり不景気だ」とこぼしていました。
お買い物が終わった後、お昼を食べようとソーホーまで歩いて、お気に入りのレストラン「Red Fort」へ。
ここは、お向かいにカールマルクスが住んでいました。
昔は貧民街だったところです。
ディケンズの小説、二都物語でも、この近所(50mくらい北)のソーホースクウェアーに貧しいマネット親子が住んでいた設定になっています。
現在ではこのあたりは歓楽街の一部で、怪しいお店の間に、レストランやバーなどがひしめき合っているところです。
Red Fortはインド料理。
といっても結構上品な部類のインド料理です。
数年前、火災でしばらく閉めていましたが、またきれいになってオープンしました。

私はどちらかというと、前菜をたくさんの種類食べるほうが好きなのですが、ティムちゃんは(インド料理は特に)前菜をあまり食べたがりません。
前菜、メインなんて食べ方は、カレーを食べに来た雰囲気がしないんですって。
そこで、前菜は取らずに、メインだけいくつか持ってきてもらいました。

これはおつまみで最初に出てくるポポドム。
横のソースみたいなのは、上からマンゴ、パパイア、タマリンドです。
どれもちょっと甘め。食べ終わったころを見計らって、メインが来ました。
これは「BAINGAN MIRCHI KA SALAN(Baby aubergines with whole chilli in peanut, sesame & tamarind sauce)小茄子とグリーンチリのカレー」
これ、前に食べた時はもっと甘かった記憶があるんだけど、今日はどちらかといえば苦味があった。
何でかな?これは「KHARGOSH ACHAARI
(Rabbit laced with mustard, tempered with fennel & onion seeds)ウサギのカレー」
クセもないし、誰でも好きな味だと思う。これは「NALLI ROGANJOSH(Scottish lamb shank in nutmeg, mace, cinnamon & bay leaf sauce)ラム・シャンクのカレー」
ラムのすねのところをじっくりと煮込んであって、いつも注文します。
こってりして、お肉が柔らかくて、あまり辛くありません。「BHINDI ASPARAGUS( Stir-fried okra and asparagus with coriander, tomato & green chilli)オクラとアスパラガスの炒め物」
これは、コリコリして、とてもおいしい。
前はこんなにソースがなくて、ざくろが入っていたんだけど、季節で変わるのかもしれない。
今日は、ワインを少し奮発して、バーガンディーの赤を選びました。
Gevrey Chambertin ドメイン名は忘れました。
まろやかで、品があって、10年位前のヴィンテージなんだけど、まだ、フルーツがちゃんと残っていました。
ボルドーと違って、バーガンディーは古いヴィンテージは美味しくないこともあるので、開ける時はちょっとドキドキ。
これは合格。
ごちそうさま。

2011年7月10日日曜日

パオル2世

ローマ法王とかじゃないですよ。
タコの名前です。

去年のフットボールのワールドカップ、覚えていますか?
あの時話題になったのは、ゲームそのものはもちろんだけど、ドイツの水族館で飼育されていた「タコのパオル」の勝敗予想でした。

残念ながら、あのパオル君は死んでしまったのですが、NHKのニュースによると、ドイツではその後継者を現在探しているというのです。

以下はNHKのニュースのコピーです。

なでしこ勝利 タコの予想的中
7月10日 14時30分
サッカーワールドカップの試合の勝敗を次々と的中させ、人気者になったタコの「パオル」と同じ水族館で飼育されているタコが、なでしこジャパンのドイツ戦の勝利を予想して的中させていました。
去年、南アフリカで行われたサッカーのワールドカップでは、ドイツ西部のオーバーハウゼンの水族館で飼育されていたタコの「パオル」が、予想した8試合の勝敗をすべて的中させ、一躍人気者になりました。このパオルの死後、ドイツでは後継者を選ぼうと、ドイツ各地の水族館のタコ8匹が参加して、現在、ドイツで開かれているサッカーの女子ワールドカップで、試合の結果を予想させるコンテストが行われています。なでしこジャパンが、強豪ドイツと戦った準々決勝については、8匹のうち、パオルと同じオーバーハウゼンの水族館で飼育されている「パオル2世」と名付けられたタコが唯一、日本の勝利を予想し、見事に的中させました。この予想コンテストでは、女子ワールドカップの期間中、最も多く予想を的中させたタコが、晴れてパオルの後継ぎの座を与えられることになっていますが、「パオル2世」はこれまでに2度予想をはずして、ベルリンの水族館のタコにリードを許しているということで、今回は本家の意地を見せた形となりました。


ちょっと調べてみると、オーバーハウゼンの水族館では、オリジナルのパオルが死んでしまった1週間後に、フランス生まれのタコ(生後6ヶ月)を同じ水槽で飼い始めたそう。

今日のお昼過ぎ、スウェーデン対オーストラリアの試合があって、その勝者となでしこジャパンの試合が13日8時45分。
ティムちゃんが言うには、スウェーデンだって、オーストラリアだって、体が大きいから、日本選手の小回りのよさで、面白いゲーム展開になるんじゃないかって。
実際昨日の試合も(イエローカード続出だったけど)ドイツの目の前でボールを上手く奪っていました。
一番感心したのはディフェンス。
キーパーもよかった。
もちろんドイツの甘い詰めのおかげもあるけど(ペナルティーエリアのキックは殆どオフターゲットだったし)運と努力の結果かな?
13日の試合が楽しみです。
因みに各国の優勝の倍率ですが(イギリスでは何でも賭け事の対象になります)
上から;
ブラジル 9/4
日本 3/1
アメリカ 16/5
フランス 9/2
スウェーデン 13/2
オーストラリア 28/1
の順です(ウィリアムヒルの場合)
これを参考にすると、日本、決勝も夢ではないってこと。

2011年7月9日土曜日

明日、何してる?

明日、ロンドンにいる人!
何か、予定はありますか?

ガイドのお友達、真美ちゃんが、チャリティーウォーキングツアーをやります。
人数に制限があるので、早い者勝ち。
以下の情報は真美ちゃんからです。
とってもとってもお勧めです。


7月10日 日曜日 11時 

コートールド美術館とテンプル地区ガイドウォーク
Somerset House, Strand,London, WC2R 0RN

マネ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、等々珠玉の名作ぞろいの、ロンドン自慢の美術館。 英国公認日本語ガイド(ブルーバッジ)と一緒に楽しく観賞してみませんか?( 最寄駅Temple, Charring X, Covent Garden)

コートールドから,この度の被災された方がたへのご支援の一部として、
通常の入館料は無しでご配慮いただいております

赤十字を通しての義捐金として、おひとり10ポンドの寄付をお願いします。
定員15名。
お申し込みは、mmshioda@btinternet.com 塩田まみ宛でお願いします。


ドイツ、ミュンヘンでもチャリティーイベントがあります。
こちらはコンサート,7月15日金曜日です。

ステキな絵を観て、ステキな音楽を聴いて、ヨーロッパの良さを再確認するいいチャンスです。

2011年7月7日木曜日

Midsummer House

今日紹介するのは、大学で有名なケンブリッジの街にあるレストランです。
Midsummer Houseという名前。
といっても中心地の建物がたくさんある地域ではなく、緑が広がる公園の脇、ケム川のほとり。
上の写真が外観なのですが、普通のおうちみたいでしょう?

すごくこじんまりしていて、テーブルの数は多くありませんから予約は絶対に必要です。
メニューの選択は限られますが、どのお料理も丁寧に作られているので、ゆっくり楽しむことができます。
ここでは普通、お勧めコースを取ることがほとんど。
テーブルで全員同じコースを注文する必要がありますが、好き嫌いやアレルギーなど、細かな対応もしてくれます。

今回は「おいしいものが大好き」というお客様とご一緒させていただきました。
ケンブリッジを軽く観光してから、ランチ、そしてロンドンまでといった行程です。
折角イギリスに来ても、予定をたくさん詰め込みすぎて、忙しい旅行になってしまう人も多いです。
もちろん短い時間の間に、思いっきり、たくさん見て回ろうという気持ちを批判する気はさらさらありません。
でも、もし時間が許すなら、ぜひイギリスでゆっくりしてみてください。
たくさんものを見るのも面白いけど、日本ではなかなか出来ない体験というのは「のんびり時間を気にせず、3時間くらいかけてランチする」とか「何もせずに小船に乗って移り変わる景色をゆっくり眺める」なんてことだと思います。
日差しが暖かい時に、公園でゆっくりと寝転んで、行きかう人を眺めるなんてのもお勧め。

さて、お客様と同席しているにもかかわらず、いつものずうずうしさで、出てくるお料理の写真をたくさん撮りました(笑)
紹介していきますね。
まずはじめはきれいなカップに入ったシャンペンとグレープフルーツのムースです。
食前酒の代わりってカンジ。
早く食べちゃわないと、すぐにふわふわ感がなくなってしまいます。
6人のテーブルだったんだけど、みんな色の違うカップ。
こんなアソビ心ってステキだなぁ。お次は「Pea, prawn and seaweed jelly グリーンピースと海老と海草のゼリー」
てっきり冷たいものがでてくると思っていたら暖かかったのでちょっとびっくり。
ゼリーはゼラチンではなくて寒天が使われていました。「Salmon rillettes, pickled vegetables, lime and wasabi サーモンのタルタル、ラディッシュ、ライムとわさびのシャーベット」
期待したほどわさびの味はしなかった。
でもかえって後味がさっぱりなので、それもいいかな。「Confit chicken wings, endive 手羽先とエンダイブ」
これは多分日本の人にはウケる味。
カリカリのとり皮が、クリーム状のマッシュに刺さっています。
お肉は手でつまめるように、小さな骨がついていました。「Red mullet, parmesan, artichoke and olive ヒメジとパルメザン、朝鮮アザミとオリーブ」
オリーブのピューレがお魚とチーズにすごく合っていました。「Duck, sweet potato and orange purée, cherries and iceberg 鴨、スイートポテトとオレンジのピューレ、チェリーとレタス」
これがすごくおいしかった。
特にレタスが最高。
もちろん鴨もすごく柔らかくて、ソースもよかったし、私的にはこれが一番かな。「Lemon posset, raspberry jelly レモンのポセットとラズベリーのゼリー」
さっぱりしてお口直しにぴったり。
中に砕いたメレンゲが入っていました。
だから食感の面白さが楽しめました。最後は「Salad of English strawberries, elderflower, lemon sorbet イチゴのサラダ」
かなりおなかが一杯で、しかも普段は甘いものをそれほど食べないので、全部食べ切れなくて残念。はじめにフランスのソーヴィニヨン、その後はボルドー。
Château Cos d'Estournel 2003 というヴィンテージです。
久々にいいワインを飲んで、幸せなひと時でした。お仕事で有名なレストランに行く機会は時々あるけれど、格式ばっかりで寛げないところもたくさんあります。
ここは気取らないのに、なんとミシュランの星を2つも持っています。
普通のおうちみたいな外観もそうだけど、一緒にお食事させていただいたお客様も気さくな方たちだったので、余計にそう思えたのかもしれません。