ヨーロッパの絵画を観る時に、ある程度知識があったほうが楽しめるのが、聖書の大まかな内容や、キリスト教の主要人物です。ということで、英国の守護聖人、セント・ジョージってご存知ですか? この絵はナショナルギャラリーにありますが、これ以外にもいろんなところに登場します。
スポーツのワールドカップの時なんかに長方形の赤十字の旗を見るでしょう?あれは彼のしるしです。
彼は今から1700年ほど前に亡くなった実際の人物で、今で言うとトルコの出身です。
セント・ジョージはもともと蛇退治で活躍していたところから悪者をやっつけるというイメージが定着して伝説が色々生まれたようです。
彼はドラゴンを退治したことになっているのですが、このお話も、彼の蛇退治の職業が尾ひれがついて話されていったものでしょう
初期のキリスト教信者は、人々を改宗させるために、いろんな地方を回ったのですが、ジョージさんも「この蛇を退治したら洗礼してね?」なんてことをやっていたのかもしれません。
ドラゴンを退治するときも、王様と騎士たち、兵士たち15000人が約束して洗礼したことになっています。
このおはなしは英国では既に7世紀以降には知られていたようですが、カクストン(15世紀にこの国に印刷機をもたらした人)の印刷で「黄金伝説」の中に取り入れられたために、他のハナシよりも広がり方がよかったようです。
カクストンよりも前、十字軍の頃から悪者退治イコール騎士道精神という図式で、兵士や武器の守り神になりました。
そしてエルサレムでは、十字軍の軍隊の守護聖人でした。またセント・ジョージの旗はキリストの復活のシンボルです。(中世ではペストやらい病などにもご利益があるとされました。)
そこで騎士の勲章として、14世紀に英国で作られた、ガーター勲章もセントジョージとかかわりを持たせたわけです。
英国の守護聖人となったのは1415年、100年戦争中、アジンコートの戦いに勝利した際のヘンリー5世のスピーチで「英国はセント・ジョージの庇護下にある」と言う言葉からです。
ちなみに英国には160以上のセント・ジョージ教会があって、外国で有名なものはフランスのクレモン・フェランド(水で有名なヴォルヴィックの近く)の大聖堂、パドヴァ、ローマ、コンスタンティノープル、ヴェニス、ヴェローナなどです。
1969年にローマ・カソリックが祭典のカレンダー(守護聖人の日をお祭する取り決め)を改定してからはあまり重要ではないとみなされるようになりました。
スポーツのワールドカップの時なんかに長方形の赤十字の旗を見るでしょう?あれは彼のしるしです。
彼は今から1700年ほど前に亡くなった実際の人物で、今で言うとトルコの出身です。
セント・ジョージはもともと蛇退治で活躍していたところから悪者をやっつけるというイメージが定着して伝説が色々生まれたようです。
彼はドラゴンを退治したことになっているのですが、このお話も、彼の蛇退治の職業が尾ひれがついて話されていったものでしょう
初期のキリスト教信者は、人々を改宗させるために、いろんな地方を回ったのですが、ジョージさんも「この蛇を退治したら洗礼してね?」なんてことをやっていたのかもしれません。
ドラゴンを退治するときも、王様と騎士たち、兵士たち15000人が約束して洗礼したことになっています。
このおはなしは英国では既に7世紀以降には知られていたようですが、カクストン(15世紀にこの国に印刷機をもたらした人)の印刷で「黄金伝説」の中に取り入れられたために、他のハナシよりも広がり方がよかったようです。
カクストンよりも前、十字軍の頃から悪者退治イコール騎士道精神という図式で、兵士や武器の守り神になりました。
そしてエルサレムでは、十字軍の軍隊の守護聖人でした。またセント・ジョージの旗はキリストの復活のシンボルです。(中世ではペストやらい病などにもご利益があるとされました。)
そこで騎士の勲章として、14世紀に英国で作られた、ガーター勲章もセントジョージとかかわりを持たせたわけです。
英国の守護聖人となったのは1415年、100年戦争中、アジンコートの戦いに勝利した際のヘンリー5世のスピーチで「英国はセント・ジョージの庇護下にある」と言う言葉からです。
ちなみに英国には160以上のセント・ジョージ教会があって、外国で有名なものはフランスのクレモン・フェランド(水で有名なヴォルヴィックの近く)の大聖堂、パドヴァ、ローマ、コンスタンティノープル、ヴェニス、ヴェローナなどです。
1969年にローマ・カソリックが祭典のカレンダー(守護聖人の日をお祭する取り決め)を改定してからはあまり重要ではないとみなされるようになりました。
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