2014年6月29日日曜日

コッツウォルズのモデルコース1 後半

これが、バーンズリーの村のパブ。

お庭がきれいなバーンズリーハウス(リンクします)の斜め向かいです。
ここは、素材もいいし、お勧めパブのひとつ。
ただ、混むことも多いので、予約をお勧めします。
それからサービスはゆっくりめだから、急いでいるならお勧めしません。

毎月メニューは変わります。
更に、その日のおすすめが加わるので、メニューを選ぶのも楽しい。

メニュー構成はおつまみ、前菜、前菜にもメインにもできるもの、メイン、デザートといった風。

これは私が注文した前菜の貝柱サラダ。
 ビートルートの葉っぱがきれいでしょう?
量もちょうどよかったし、おいしかった。

これはプレイスというお魚。
お客様が注文されたんだけど、カレイみたいな平魚です。

 今回一番好評だったのはムール貝。
 日本ってムール貝が高いんですってね。
イギリスではそれほど高くはありません。

これは、コーンウォールのFowey というところで採れたムール貝です。
私、その近くで採れる牡蠣が好きなので、地名を覚えていました。

もうプックリして、ジューシーですごくおいしいムール貝。

イギリスでは産地がメニューに書いてあれば、自信を持ってお勧めできるものが多いので、いくつか覚えておくといいです。

これもおいしかった。
イギリス名物のフィッシュアンドチップス。

簡単に言えば、白身魚とジャガイモのフライ。
衣もカリッと仕上がって、なかなかのお味でした。

ご飯の後は5分ほどのドライブでバイブリー。
石造りのコテージが並ぶ、とてもきれいな村です。

そしてバーフォードでちょっとお買い物をして帰途につけば、2時間弱でロンドンです。

ということで、ちょっとまとめます。

9時ロンドン発
ハイワース、レッチレード、フェアフォードなんかを通過してバーンズリーへ。
バーンズリーでお庭とランチ。
バイブリーで写真休憩。
バーフォードでお買い物。
ロンドンに5時帰着。

これはひとつのアイディア。
コッツウォルズの南側を中心に軽くまわる方法です。

次はコッツウォルズの北側を紹介します。



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2014年6月28日土曜日

お庭を見る、コッツウォルズのモデルコース1 前半

「 コッツウォルズに行くので、どこか手軽に寄れるガーデンはどこでしょう?」

そんなご質問をいただくことがよくあります。


でも、コッツウォルズのどの辺に行くのかで、答えはずいぶん変わってきます。

また、どれくらい時間が取れるのかでも。

ほとんどのお客様はロンドン発でロンドンに戻ります。
なので、コッツウォルズに着くまでと出る時間を引いたら、それほど時間はありません。

コッツウォルズというのはかなり広いエリア。
コッツウォルズの大きさは?なんてよく聞かれます。

私がよく使うコッツウォルズのエリアの定義は、

ロンドンからまっすぐ西に2時間半でバースという町。
その町と、ロンドンから北西に1時間半上がったオクスフォードを線で結びます。

次にオクスフォードからそのまま北西にさらに1時間上がったストラットフォードを結んでください。
その3つで作った三角形がほぼコッツウォルズの範囲。

大体ですけれど、何となくわかっていただけました?

淵に当たる街にはロンドンから列車で簡単にアクセスできますが、エリアの中は無理。
車でないと行けない村や町がほとんどです。

9時から5時まで車をチャーターしても実際に使える時間は3時間強。
それで3つも4つも村を巡ると、一つの場所で写真をちょっと撮るのが精いっぱいになります。

あれもこれもと欲張らずに、エリアを狭めるか、訪れる村の数を減らすかするといいです。

例えば、まずロンドンを9時に出ます。
まっすぐM4 の高速でスウィンドンまで行って、そこから北に上がります。
小さな町をいくつか抜けて、目指すのはバーンズリー村。

ここにはチャールズ皇太子の庭師だったローズマリーさんの邸宅がホテルになっています。
お庭がとてもチャーミング。
バーンズリーハウス(リンクします)

ちょっと写真を載せておきますね。
どの角度から写真を撮っても絵になります。
 規模はそれほど大きくありません。
私は普通お庭だけで30分から45分、それくらいあるとゆっくり楽しめます。

 せっかく素敵なお庭を歩いているのに、時計を見ながらなんてナンセンス。
 車の込み具合にもよりますが、12時前後に到着できるので、お庭見学の後はランチ。

こんなお庭を見ながら、ここで食べてもいいし。
 でもぐるりと正面までまわって、道を渡ったところにある村のパブもおいしい。
このホテル「パーティーで貸し切り」なんてこともよくあるので、電話で確かめた方が無難です。

それじゃあ、次の記事は村のパブのお食事を載せますね。





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2014年6月23日月曜日

スペルトのリゾット

バースのおすすめレストランで紹介したDower House (リンクします)
メニューの中にあったスペルトのリゾットを思い出して、無性に食べたくなりました。

リッチモンドにある Whole Foods でスペルトを買ってきました。
お米のリゾットもおいしいけれど、お米が水分を取りすぎるのを防ぐのが手間。
ちょっとずつスープを足していくのが面倒なので、あんまり作りません。

その点スペルトだとスープを一気に注いでも大丈夫なので楽チン。

これはみじん切りの玉ねぎとニンジンをオリーブオイルで炒めているところ。
ニンジンは小1本、玉ねぎは半分。
セロリを忘れちゃったけど、あれば少し加えると美味です。
 そこへスペルトを加えます。
一人50g もあればいいと思うけれど、お好みで。
 ざっとお野菜と一緒にします。
そこにスープストックを1ℓ加えて、沸騰させてからコトコト20分。
私は蓋はしません。
時々かき混ぜて、20分後に塩コショウで味を調えます。

その間に、フライパンで片側を焼き付けた鳥の胸肉にパン粉を押し付けます。
 このパン粉にはマスタードとオリーブオイル、塩コショウが混ぜられています。
オイルは多めに入れた方がサクッと仕上がります。
グリルオーブンで10分くらい、きれいな焼き色が付いたらOK。
スイッチを切ったオーブンの中でしばらく休ませておきます。

 鞘から出したソラマメとグリーンピースをリゾットのお鍋に加えます。
5分後におろしチーズを少々お鍋に加えて火を止めて、さらに5分置きます。
お皿に盛って出来上がり。

簡単だし、ヘルシーな家庭料理。
冷凍のグリーンピースやソラマメも使えますが、やっぱり生の季節に試してください。
ぷっくり、もちもちのスペルトと、チキンの上に乗ったさっくりパン粉がおいしいです。

濃い味がお好きなら、パン粉に少しマヨネーズを加えてもいいです。
でもしつこい味になるので、いれすぎないように気を付けて。





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2014年6月21日土曜日

観光地、バースのおすすめレストラン

優雅なジョージ王朝の街、バースでお気に入りのレストランを紹介します。

上の写真はバースのポンプルームというレストラン。
有名なローマ浴場跡博物館の建物の中にあります。
ここは観光客がいつも横を通るので、落ち着いてランチできません。
見るだけで、食べるのは別の場所をお勧めします(笑)


さて、バースの観光で人気のあるロイヤルクレッセント。
この真ん中にあるロイヤルクレッセントホテルのレストラン。


量も多すぎないし、丁寧なサービスでいつも満足。
ただ、サービスはゆっくりだから、急いでいる人にはお勧めしません。


まず、飲み物を楽しみながらメニューをじっくり吟味します。

そしてはじめはアミューズ。
今回は初夏のメニューということで、さわやかな色合い。
エンドウ豆の入ったヴィシソワーズ。


 これは前菜、カモの卵です。
Duck Egg at 63c, Artichoke, Summer Truffle, Pata Negra Ham, Cep and Leek
 低温でゆっくり火を通してある卵にトリュフがあしらわれています。
揚げパンが添えられているので、卵に絡めていただくと美味。


こちらは同じく前菜のスモークサーモン。
Hay Smoked Loch Duart Salmon, Parsley Cream, Radish, Samphire, Salmon Caviar
 イギリスでは定番の前菜だけど、こんな風にサラダ風に出されると新鮮。

こちらも前菜でトマト各種。
Heritage Tomato, Feta, Red Onion Cigar, Olive, Chilled Tomato Consommé
トマトをいろいろ工夫して出しています。
トマトのコンソメまであって、楽しめる一品。

どの前菜もとてもきれいに盛り付けられていて、食事が楽しい。
これは何かしら、なんておしゃべりも弾みます。


お次はメインコースです。
こちらはタラ。
Roast Pollock, Salt Cod, Peas, Broad Beans, Brown Shrimps and Marjoram in Duck Fat,
Parsley Puree
 2種類のたらを調理してあって、マッシュポテトとパセリのピューレでいただきました。
丘ひじきやそら豆がちょっとあしらわれて、きれいなアクセント。


これは豚肉料理。
Roast Loin, Braised Belly, Pork Cracker and Stock Cube, Leeks, Sage Polenta, Compressed Apple
ローストされた腰肉や、じっくり火を通したバラの部分などいろいろ楽しめるお料理。
リンゴもポークもサマセット州(バースのあるところ)の名物です。

そしてこちらはスペルトのリゾット。
Creamed Thyme Spelt, Red Chard, Heritage Carrots, Sherry Jelly, Walnut Vinaigrette
これがなかなか評判が良かった。
やっぱり食べたことのない触感というのがポイント高かったみたいです。

スペルトは古品種の麦です。
最近注目を浴びるようになった素材で、確か前に記事にしたような気がします。


スーパーマーケットで見かけて、早速リゾットを作った時のレシピです。

ちょっと長くなってきたのでデザートは写真だけにします。
イギリスの定番、チーズの盛り合わせ。
 こちらは季節のいちごをふんだんに使ったデザート。
Lavender Crème Brulee, Gariguette Strawberry Salad, Strawberry Curd and Crisp, Lemon Balm

こちらのランチメニュー、お値段は以下の通り。
Three Courses £ 27.00, Two Courses £ 23.00
コーヒーや紅茶を頼むとちょっとお菓子が付いてきます。
Selection of Teas & Coffees with Petit Fours £ 5.00
(All prices are inclusive of VAT)






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2014年6月15日日曜日

クリケットを見に行こう!

あら、バスケットを持ってどちらにお出かけ?

先週の金曜日、26度まで気温が上がった晴天のロンドンでした。



答えはここ、オーヴァルクリケット場です。

フットボールと違ってアルコールの持ち込みが緩いので、ピクニックにはピッタリ。
 でも安全上の規制のために、ガラスのボトルは持ち込めません。
だから、ミネラルウォーターのペットボトルに詰め替えたワイン。

これで、ワインボトル2本分、冷凍庫で凍らせてあります。
おつまみはサンドウィッチ(笑)

もちろんそれだけでは足りないので、温かいものは現地調達です。
これなんかは鶏肉の丸焼き。


場内にたくさんの屋台が並んでいますから、食べたいものを選べます。
この屋台は串刺しのお肉をジュージュー焼いていました。
 おいしそ~う。


おじさん、ひとつ下さい。
 は~い、と出てきたのがこちら。
 チキンとラムが両方で、かなりボリュームがあります。

クリケットのお話は?
と思いました?

今回はピクニックがメインなので(笑)


 でもとりあえず写真を載せておきますね。
これが、オーヴァル。
 最寄駅はヴィクトリア線のヴォクソール駅です。
ここはサリークリケットチームのホームグラウンド。
 下町らしく昔のガスワークのフレームが残っているのも風情があります。

ロンドンにはもう一つ、セントジョンズウッドにローズというクリケット場があります。
そちらはマリボーンクリケットクラブのグラウンド。
格式が高くて、メンバーになるのは大変。


オーヴァルのほうが簡単に入れるのでお勧め。
メンバーでなくても買えるチケットがたくさん出ています。
私たちが見に行ったのはT20というゲームで、金曜日の6時半から。
本格的な試合、テストマッチは5日間にわたるので、旅行者にはちょっと難しい。
なので、このT20 が2時間半から3時間と気軽に楽しめる長さです。

野球のナイター観戦の気分と言えばわかりやすいかも。
時間的にお仕事帰りの人たちも多く見に来ます。

試合に熱中している人がいないわけではありません。
が、飲んだり食べたりおしゃべりしたりといった、ノンビリ型観戦。

フットボールのような早い試合展開ではありませんし。

ノンビリは観客だけでもない。
なんと外野選手(プレー中)がファンにサインしていたり・・・。
 フットボールだとありえないでしょう?

あ、後姿を見たら、なんと国際的にも有名なピータセン選手!
そういえば、サリーの選手だっけ。

クリケットは雨の場合は中止です。
その時は全額チケットは払い戻し。

もし、イギリスらしい体験をしたいなら、クリケット観戦なんていいんじゃないかな?
ルールがわかれば楽しいし、わからなくてもそれなりにピクニックで楽しめます。

チケットは20ポンドくらいとフットボールに比べると激安。

次回は試合のルールも紹介しますね。
ぜひ一度どうぞ。




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2014年6月12日木曜日

エスカルゴ

ソーホーのグリークストリートにある、こじんまりしたレストラン。
名前は「エスカルゴ」です。
なので、ドアの前にはエスカルゴのモザイク。

内装はこんな感じ。
かしこまって見えるかもしれませんが、サービスもとても良くて気が張りません。

そして、なんといってもパンがおいしい。
 パンのおいしいレストランはそれだけでうれしい。
ここではパンのためにはバターだけでなく、アンチョビーのソースが出てきます。

クセがあるのでお好みだけど、これとパンだけでワインが1本空いてしまいます(笑)
実際昨日のランチはそんな感じだった・・・。
写真は撮らなかったけれど、飲んでいたのはイタリアのワイン、ポミーノ・ビアンコという白ワインでした。さっぱりしているけど、しっかりしていて食べ物にもよく合いました。
お勧めです。

シティーでファイナンスのアポイントメントがあった後、ティムちゃんと二人でランチ。
午後2時でお腹がすいていたので、さっと出てきたパンがありがたかったです。


ソーホーといえば、昔、移民が集まったところ。
なので、エキゾチックなお料理が出されてグルメが集まるようになりました。

このエスカルゴも、イギリスで初めてエスカルゴを出したという曰く付きレストラン。

やっぱり名物なので食べてみました。
 おいし~い。
ガーリックが利いていて、歯触りもちょうどいい。

安物のレストランだと缶詰のゴムみたいなものが出てくるけど、ここはちゃんと生エスカルゴを使っているそうです。
エスカルゴを平らげたあとは、パンを浸してソースまでいただきました。


ティムちゃんはイラクサとワイルドガーリックのスープ。
初夏の季節もの。
 味見させてもらったけど、色がきれいでクリーミーなスープでした。
ガーリックも程よくて、何となく体によさそう(笑)


 こちらはティムちゃんのメイン。
サーモンのフィッシュケーキです。
 フィッシュケーキというのはお魚のコロッケ。
タラとか燻製のお魚とか、ここでのようにサーモンなどいろんなもので作られます。
ほぐしたお魚にポテトを加えて形を作ったら、小麦粉、溶き卵、パン粉をつけてカラリと揚げて出来上がり。


こちらは私のメイン、タルタルステーキです。
 生肉を味付けしたもの。
ユッケのフランス版といえばわかりやすいかなぁ?

デザートはチョコレートのシュークリームを注文しました。
イギリスでは Profiteroles といいます。
 中はクリーム。

これ以外にも定番のクリームブリュレとか、イチゴのミルフィーユなんかもありました。


 グリークストリートに面しているほうのお部屋ではクロスなしで気軽な雰囲気です。
 上のお部屋は貸し切りにもできるそうなので、パーティーなんかにもいいと思います。

ロンドンでエスカルゴを食べたければ、ぜひ!






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