2024年3月30日土曜日

田舎のパブでランチしてきたよ!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


今日はコッツウォルズのパブを一つ紹介したいと思います。

週末に田舎のパブでランチ。
とってもイギリスらしい響きでしょう?

「田舎」という言葉は日本語と英語でずいぶんとそのニュアンスが違います。
英語で田舎といえば、人の手が入らない美しい景色や、古くからその土地に住んでいる人たちの伝統といった、一朝一夕に手に入れることができないものを連想する人が多いと思います。
ゆったりと流れる時間の下、庭の手入れをしたり、長い散歩で季節を感じたり、丁寧な美しい生活。
なので、田舎に住む、田舎を訪れるというのはポジティブな響きなのです。

英語で「あなたは田舎に住んでいるんですね」と言えば、暗に「うらやましいです」といった感情が含まれる場合も多いです。
日本語で同じことを言えば「都会なら当然あるものがない場所」といったネガティブな響きの場合があるそうです。

確かに田舎には、交通が不便だったり、エンタテーメントの種類や文化施設があまりなかったりします。
それでも田舎は魅力的。
それは、イギリスでは「便利さ」がそれほど大事だと思われていないのが原因かな?と思っています。
日本では便利って大事ですよね。
「もっと便利になるように」ってなんでも進歩させるのが日本。
「不便?でも昔からそうだから」ってなかなか変えないのがイギリス。
もちろんすべてに当てはまるわけではありませんが。




外観はこんな感じ。
裏には広い駐車場もあります。
車で来る人も多いんでしょうね。

フィッシュ&チップスを食べたかったんだけど、前日に食べたばかりなのでビーフの頬肉を煮込んだものを注文しました。
お野菜が付いていなかったのでインゲン豆を添えてもらいました。
すごくガーリックが効いていた!

こちらは穴の中のヒキガエルというお料理。
ヨークシャーの中にソーセージが入っています。
これはグリーンピースが付いてきました。

こんな風にお野菜が付いていたりいなかったり、パブでのお料理はいろいろ。
苦手なものがあれば、事前に聞けば取り換えてくれることも多いです。

桃太郎君と二人で行った時のもの。
なのでお財布係は私です。

ここのパンはオリーブオイルと一緒に出てきました。
客層は地元のお金持ちっぽい人が多かった。
アクセントが異常にポッシュというのが桃太郎君の意見です。

田舎らしい内装です。
名前が FOX だからか、あちこちにキツネの剥製が置かれていました。
イギリスでは動物の剥製はヴィクトリア時代に大流行しました。
今でもアンティーク屋さんで見かけることがありますが、人気はそれほどでもないようです。





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年3月28日木曜日

夏に観られない芸術作品

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


絶対に観られないってわけじゃないんですけどね。

でも気温が高い時には出ていないことが多いこの作品。
20㎝足らずの茶色い物体です。
何だかよくわからないですよね。
いったい誰の作品なのか。

それはね、ルネッサンスの巨匠のひとり、ミケランジェロ様です。
いきなり有難く見えてきましたね(笑)

V&A 所蔵のこちらは、蝋で作られた試作品です。
V&A の写真の方が見やすいと思います。
どうぞ。
え、大して変わらない?

ではフィレンツェの大理石のものをどうぞ。
ミケランジェロだけではなく、大きな彫刻を作る際は、粘土や蝋で小さな模型を作ってから本物に取り掛かることが普通でした。
ですよね。
油絵などの絵画と違って、塗りなおすわけにはいきません。
油絵などの、と書いたのは絵画でも塗り直しが不可能だったり、非常に難しいものもあるからです。
例を挙げるとフレスコ画。

フレスコ画というのは漆喰の壁や天井に描く絵のことです。
漆喰で壁を塗り、それが渇く前に水彩絵具をのせて色を定着させます。
一度乾いたらそれで終わり、やり直しはできません。
なので、正確さや素早さといった技術と共に、いい速度で乾燥するための湿度が必要。
ロンドンの国会議事堂の中をフレスコ画で飾りたいと思ったアルバート公(ヴィクトリア女王の夫)はこの湿度が適当でなかったために、プランをあきらめなくてはいけませんでした。
テムズ川沿いの立地やイギリスのお天気を考えると、漆喰がいつまでたっても乾かずに色が定着しなかったのが想像できると思います。


さて、フレスコ画で有名なものと言えば、同じくミケランジェロによる、システィーナ礼拝堂の天井が有名です。
ストレスの下で働くのが好きだったのでしょうか(笑)

話を蝋の模型に戻すと、タイトルは奴隷。
ローマ法王ユリウス2世が亡くなる前に注文した、彼のための大霊廟の装飾の準備作品です。

ミケランジェロは下描きや模型をたくさん準備して制作にあたることで知られていました。
が、そういった下準備の作品はことごとく廃棄されたりして、それほど残っていません。

ルネッサンスの伝記記者ヴァザーリは、ミケランジェロがどのように模型を利用して作品を作ったかということにも興味があったようで、その様子を書き残しています。

ヴァザーリによれば、ミケランジェロはこれらの模型を水に沈めて、少しずつ水面から出すことによって、細かなディテールを確認したそうです。
残念ながら、ユリウス2世の大霊廟は計画よりもずいぶん規模の小さなものになりました。
奴隷(フィレンツェでは「若い奴隷」)は未完成のまま。
霊廟に飾られなかった彫刻ですが、美術館に入る前はフィレンツェ公コジモ1世によって1909年まで庭の装飾として展示されていたそうです。
フィレンツエのものは未完成ですが、それでも256㎝ということで実物はさぞ迫力があるでしょうね。
私はまだ見たことがないので、いつか行ってみたいなぁと思っています。
同じ美術館にはミケランジェロのダヴィデ像もあります。
こちらも石膏で模られたコピーがV&Aに置かれています。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年3月25日月曜日

私のアッシー君

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


イギリスの Netflix で「不適切にもほどがある」を扱い始めました。
英語では Extremely Inappropriate! というタイトルです。
日本にお住まいの方はご存じだと思いますが、昭和と令和の時代背景や考え方が交差するコメディードラマ。
今の時点(2024年3月25日)でエピソード5まで配信済み。

私は昭和生まれで、日本で育った後、海外で生活しています。
きっと、いま日本に帰ったら、主人公の小川市郎と同じように感じるかもしれません。
浦島太郎みたいですね。

このドラマの影響もあって、ちょっと昭和っぽいことを書いてみようということで、今回のタイトルになりました。
バブル時代を経験していない若い人は聞いたことがない言葉かもしれません(笑)

アッシー君とかメッシー君。
ミツグ君とかもあったなぁ。

本命のボーイフレンド以外に、何かに特化した頼もしい価値がある男友達に付けたあだ名。
用があるときに呼び出して、それだけの関係。

アッシー君というのは足、つまり車でどこにでも連れて行ってくれる人のことです。
お迎えに来てくれて、ドライブしてくれて、おうちまで連れて帰って来てくれる存在。
無料のタクシーみたいなもの。

メッシー君というのは飯、つまりご飯を食べに連れて行ってくれる人。
1対1のデートでなくても、女の子数人で何か食べたいものを決めて、その人に電話してご飯を奢ってもらうという、信じられない習慣です。

ミツグ君はプレゼントをくれる人。
欲しいものがあると、おねだりしたら買ってくれる人のことです。


今から考えると、ずいぶんひどい扱いのように聞こえますね。
昭和の時代には男性側からのハラスメントも女性側からのこんな扱いも、平気でまかり通っていたんです。


残念ながら私は大人になる前に海外に出てしまったので、恩恵にあずかることは殆どありませんでしたが、雑誌などに登場していたので、そういった世界観(男の子は女の子のために何かしてあげるのが生き甲斐なので、わがままを言ったりするのは却って男の子のため)は普通だと思っていました。

ティムちゃんと知り合った頃も、私にとってのティムちゃんはアッシー君やメッシー君みたいな存在で、お付き合いすることなんて全く考えていませんでした。
美味しいものが食べたい時や、行かなきゃいけない場所があると、私から連絡する感じ。
ティムちゃんからも「良いレストラン見つけたから、みきちゃんと行きたいな~」なんて電話がかかってきたり。
半年以上そんな便利なお友達だったのが、ある時「このままお友達の関係が続くのか、いつかそれ以上の関係になるのか知りたい」って言われて、ちょっとびっくりしたのを覚えています。
私の役に立つことがティムちゃんはうれしいんだろうと、どちらかと言えば彼のために連絡を取っていると勘違いしていました(笑)

結婚する前も、結婚した後もそんな関係はそれほど変化はありません。
今でも「僕が生まれてきたのはみきちゃんを幸せにするため」って言っています。
残念ながら数年前に腰の骨を折ってから、車の運転をしなくなったので、アッシー君はできなくなってしまいましたけど。

最近の私のアッシー君は桃太郎君です。
リッチモンドに住んでいれば、正直、車を運転する必要は感じません。
でも、ホリデーなどでレンタカーを借りて、いきなり運転するのも怖い。
そこで普段から運転に慣れておきたい(運転の練習台)ということ。
夜とか週末とか、いつでも出かけたい時に呼び出してって言われています。

でも、まだ運転は下手。
特に駐車はすごく下手。
ま、そのための練習だって分ってはいるんですけどね。
先日ドライブに行った時の写真。

ガソリンを入れているところを車内から撮りました。
この後、タンクのキャップを閉め忘れて運転中、横を走っていたドライバーからキャップを閉め忘れていると教えてもらってビックリ!
笑いながら「僕って注意力散漫なんだよね~」だって。

運転の練習よりも集中力の訓練して欲しいです(笑)






  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年3月23日土曜日

メイフェアにあるファームショップ

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


ロンドンのメイフェアには大使館や高級ホテル、そして高級レストランがずらり。
そんな中に最近ファームショップがオープンしました。

いったい誰が買い物に来るのか疑問です。
たぶんこの辺でご飯を食べたついでに、ふらっと立ち寄っておうちに帰るのでしょうか?
お値段も気持ち高めの設定。

地下にはカフェがあって、そこはそれほど高くないのでお買い物の休憩にはもってこい。
そんな感じでこの間お友達と立ち寄ってきました。

ワインとおつまみで休憩(笑)
ボトルで頼んでもよかったんだけど、そうすると飲みすぎるのでグラスで。

イギリスでのワインの分量は125ml、175ml、250ml、そしてボトルという感じです。
デフォは175mlというところが多い。
お店によれば125mlはメニューに載っていないことも多いですが、法律で、請われれば出さなければいけないことになっていたと思います。
そして、こちらも法律で、アルコールを提供しているお店では、請われれば無料のお水を提供しなくてはいけません。
もちろんそれとは別に有料のお水を売ってもいいのですが、水道水やフィルターで濾した無料の水を(請われれば)出さないといけないのです。
どんな高級店でもそう。
アルコールを注文するなら、堂々と無料のお水を頼んでも恥ずかしくはありません。
でも、何も飲み物を注文せずに無料のお水を頼むのはマナー違反だと(私は)思います。
せめてソフトドリンクは頼むべき。

ここはワインの種類も豊富。
このガラスの中はセラーのようでした。



おつまみにはリーク(ポロネギ)を炒めたのにチーズをのせたサマセットトースティーとステーキタルタル。

トースティーというのはトーストサンドのこと。
写真を撮る前に食べ終わってしまいました。

ステーキタルタルというのはユッケみたいなものです。
トーストと食べるとおいしい。
ただ生肉なので、信用できるお店でないと注文しない方がいいかな。


どちらも絶品でした。

静かな空間で、お昼時だったけれど、それほど混んでいない穴場。
お値段も良心的(特にステーキタルタル!)
こちらお勘定。



グランドフロアにはお野菜のセクションとお肉のセクションがあって、それぞれに入り口があります。
和牛とかも置いていましたし、ソーセージはここで作っています。

ロティセリーのチキンは1羽 17ポンドだということで、それはそんなに高くない。

フレンドリーな店員さん。

質問にも丁寧に答えてくれて、とても好印象でした。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年3月21日木曜日

Honesty Box(正直な箱)ってなんのこと?

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


先日コッツウォルズで Honesty Box を見かけたので、利用してきました。

ブログの記事にぴったりだと思って(笑)

Honesty Box というのは無人販売所のことです。
商品とお金を入れる箱が置いてあって、自己申告で支払いをする仕組みです。
自動販売機は無人ですが、お金を払わないと商品が受け取れないものは Honesty Box とは言いません。

田舎をドライブしていると、お野菜や卵なんかが置かれていて、値段が書かれていたりするのがそう。
今までにもホリデー中に利用したことがあります。

わざわざ記事にしたことはなかったんじゃないかな。

それではなぜ今回は記事にしようと思ったか。
それは商品がアルコールだったから(笑)

訪れたのはコッツウォルズのビール醸造所、ドニントンです。
週末だったのでしまっているのはウェブでチェック済み。

ブラウン神父のエピソードのひとつ醸造所の娘(S4E2)のロケーションがたぶんここだと思って、その確認をしたかったんです。

こちらが醸造所の建物。
コッツウォルズらしくて素敵でしょ。
やっぱりここでした。
エピソードを観ながら、見たことあると思った。
ここで殺人事件が起きるなんて!!(笑)

この正面の建物の左手に車庫みたいになっているエリアがあって、さび付いた冷蔵庫があります。

その脇には地図や値段表が壁に張り出してあります。

冷蔵庫の中はこんな感じ。
上の段にビールと一緒に缶があって、そこにはコインと書かれていました。
中断には寝かせたビール、その下に2種類のグラス。
大きなものがパイント(568ml}、小さなものがハーフパイント(284ml)です。
これも売っています。
値段表大きくしました。
ビールは1本2.5ポンド。
グラスは2ポンド。

冷蔵庫の下段には伝票と紙幣用の青い缶が置いてあります。
名前の欄は個人名がそれぞれ書いてありましたからちょっと加工しました。
日にち、名前、購入内容、そして金額。
私はビール3本とパイントグラスを1個買いました。
合計9.50だけど、おつりはもらえないので10ポンド支払い。

イギリスでは、私も含め、細かいお金は気にしない人が多いです。
日本に住んでいる人はおつりとかもきっちりしていますよね。

たまに個人商店のレジで数ペンスのお釣りをもらえなかったとかって話を聞きますが、
逆に数ペンス足りなくても大丈夫なことがあって、半端なおつりはレジの横の募金箱に入れたり、そのまま受け取らなかったりする人も多いです。

そんな話をお客様にしたりすると、日本ではありえないって言われます。
「1円を笑うものは1円に泣く」とかって言われたこともあります。
私は1ポンドを笑うことはないですが、泣いた人も知りません。

無人販売は人の正直さをあてにしたお商売ではあります。
治安とか、モラルとか、いろんな要素が影響する仕組みなので、こういったお商売が成り立っているのを見ると嬉しい気持ちになりますね。

ところで現金を持ち歩かない人も多いイギリスらしく、私も普段は現金を利用しません。
非常用の現金を少しだけキーホルダーに忍ばせてあるのですが、今回はそれが役に立ちました。
おうちに帰ってから写真をチェックしたら、オンラインで支払いも可能でした。
時代に対応していますね!



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。





2024年3月19日火曜日

イギリスらしいものも食べてるよ!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


パスタマシーンを買ってから、おうどんだ、ラーメンだとイギリスらしくないものばかりブログ記事にしていますが、もちろんイギリスっぽいものも食べています(笑)

イギリスらしいものって何ですかって聞かれたら、オーブンで仕上げるお料理が多い。

今日紹介するものも準備してオーブンで仕上げるだけ。
簡単なので作ってみてください。

全て手作りすることもできるけれど、冷凍パイシート(膨らまない方)の利用が便利です。
材料を切って、シートに乗せて巻いたらオーブンに入れるだけ。

持ち寄りパーティーに小さいのを人数分持っていったら、
「え~スゴイ自分で作れるの~!?」って言われること請け合い(笑)

出来上がりがこちら、コーニッシュパスティーです。

材料はシンプル。
牛肉(部位はスカートかバベット)、じゃがいも、玉ねぎ。
全部同じ大きさ(1.5~2㎝角くらい)に切りそろえます。
お好みでニンジンとかスウィードを入れてもいい。
↑の黄色っぱいのがスウィード
スウィードは火が通りにくいので小さめ(1㎝角くらい)がいいです。
全部ボウルに入れたら塩コショウしてざっくり混ぜます。
ロール状になったパイシートが便利です。
膨らまないタイプは英語でショートクラストと言います。
(ちなみに膨らむタイプはパフペリストリー)
一本で二つ分くらい。
楕円形に切って具をのせたら半分に折って端から生地の淵を巻き込んでいきます。
空気が入らないように気を付けて。
溶き卵を塗って、170度のオーブンで50分くらい。

以前は調理済みの具を巻いて高温で短時間で仕上げていましたが、生のまま包んで長く火を入れる方が断然おいしく仕上がります。
塩胡椒はたっぷり目がいいかな?

焼きたてをほくほく食べるのもおいしいし、冷ましたのをお弁当やピクニックに持っていくのもお手軽です。
冷蔵庫に入れてしまったら、温め直したほうがおいしいです。








  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年3月17日日曜日

聖パトリックの日

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


今日は3月17日、聖パトリックの日です。

セントパトリックはアイルランドの守護聖人で、アイルランドにキリスト教をもたらした人。
たくさんの言い伝えがあって、彼が地面に突き刺した杖が木になったとか、アイルランドから蛇を追い出したとか、たくさんの奇跡ともかかわりのある超人パワーの聖人です。
ケルト文化に融合させたキリスト教を広めたと言われています。

布教の際にクローバーで三位一体を説明したそうで、それ以降アイルランドのシンボルはクローバーなんだとか。
アイルランドは緑の国というイメージが強いですが、セントパトリックの日にも緑色を身に着けてお祝いする習慣があります。

金曜日にも(少し早めですが)このセントパトリックのお祝いの朝食パーティーというイベントがロンドンのレストラン「Corrigans(リンクします)」でありました。
お友達と出かけてきたので、ちょっと紹介しますね。

この日の私のいでたちは緑がテーマ。
All Ireland Blue というパターンのキルトでお出かけ。


朝9時から朝ごはん(液体)が提供されるということでしたが、9時って早すぎ。
そこで10時過ぎに到着したら、すでにレストランはパーティーの真っただ中!



この日はレストランのオーナー、リチャードの知り合い関係が主なゲストなので、有名シェフもたくさん来ていました。


こちらはもうリタイアしてしまったけれど、ピエールコフマン。
他にも顔は分かるけれど名前が出てこないシェフもいっぱい。


中でも外でもライブ音楽。
こちらはいりぐち。

そして中での演奏の様子。




ベテランの批評家フェイマシュラーもいて、有名シェフが次々と挨拶していました。
イタリアンシェフのアンジェラと話し込んでいるところ。



みんな飲んでいるのはギネスかシャンペン。


私はビールは一切飲めないのでシャンペンです。

Corrigans ではこの日、12時半から通常営業だったので、12時少し前にリチャードの「Now, All Get Out!」の掛け声でお開きになりました。
あっという間にレストランにはテーブルが戻って、バーにもソファーが戻って、日常のCorrigans に早変わり。
さっきまでの喧騒が嘘みたいでした。

今日は色んなところでパレードがあったり、パブで緑色のビールが出されたり、アイルランドらしい一日になります。

グーグルのサーチバーもクローバーでお祝いです。

今日は緑を身に着けてお出かけがいいかも。


  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年3月15日金曜日

手作りの麺で焼きそばを作ってみた

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


結果から言います。

あんまりおいしくなかった。

どうですか? おいしくなさそうでしょ。

手作りして、茹でて水で〆て用意した麺。
お野菜はヘルダビーンズ、ニンジン、キャベツ、エシャロット、シイタケ、ピーマン。
お肉は焼いて漬けた豚バラの薄切り。

お野菜をいためて、
別のフライパンで麺もしっかり炒めたんだけど、麺の仕上がりがかなりべちゃっとして全体に重く、油っぽい仕上がりになってしまいました。
残念です。
手作り麵で初めての失敗作。
まだ同量の麺が残っているので、再チャレンジしようかとも思ったのですが、あきらめて残りの麺はラーメンにします(笑)






  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年3月14日木曜日

陶芸家を目指す桃太郎君?

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


クリスマスにガールフレンドにプレゼントした陶芸の5週間コースを一緒に楽しんだ桃太郎君。

5週間の間にいろんなものを作ったそうですが、その中から一番出来がいいもの(本人談)を私にプレゼントしてくれました。
母の日のプレゼントだそうです。

見てもらっていいですか?

パッと見ただけではお店で売っているみたい!
だけど、よく見ると完全な円形でもないし、横から見ると淵の部分がまっすぐじゃなくて、手作りの味わいがあります。

「お刺身とかのお醤油を入れるのに使えるね」って私が言ったら、ベッドサイドに置いてアクセサリー類を入れたりするといいんじゃない?って返されました。
お台所でガチャガチャ他の食器と一緒にされたくないようです(笑)

ガールフレンドの B ちゃんもすごく楽しめたそうで、もっと定期的に通えるような長期のコースを探すと張り切っています。
ロンドン中心部やリッチモンドのような近郊よりも、M25(ロンドンを大きく包んでいる高速道路の環状線)の少し外へ出ると安いクラスがいくつかあるそうで、いろいろ検討中という話です。

通うんだったら近い方がいいと思うんだけど。
「車で行かなきゃならないところだったらガソリン代とか時間もかかるよ」そう言いたいのをぐっとこらえました。
もう子供じゃないんだから私やティムちゃんがどうこう言うべき問題ではないですし。

ティムちゃんのお兄さんは陶芸家で、以前コーンウォールにスタジオを持っていた時期もありました。
もう亡くなってしまったけれど「生きていたら彼に教えてもらってもよかったね」そんな風にティムちゃんに言われてふと気づいたこと。

このお兄さんはアーティスト。
ただその分野は幅が広くて、セミプロのギタリストで、陶芸家で、そしてある学校で美術の先生をしていました。
実は桃太郎君が大学のファウンデーションコースに進んだ時に通った芸大はお兄さんの出身校でもあるのです。
ティムちゃんはいつも、桃太郎君の行動パターンや考え方が全く自分に似ていないと言いますが、お兄さんとの共通点が多いのが面白いところです。
分野は全く違うけれど、アート系の職業なのも同じ。

趣味は多い方が人生楽しいだろうし、ガールフレンドと一緒に楽しめるなんてもっといい。
いいスタジオが見つかったらうれしいね。




  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。