2007年5月2日水曜日

図書館



イギリスには3種類の図書館があります。
まずプライベート(個人所有)の図書館。
普通に貸し出しの行われる、公共の図書館。
そしてリサーチのためのリファレンス図書館です。
今日私が訪れたのはこのリファレンス図書館。
数日前にこれのもっともっと規模の大きな大英図書館にいってきましたが、大きければいいというものではないのが図書館です。
もし探したい資料がありそうなら、小さなところほど対応は丁寧です。
探しているものがはっきりしないときはなおさらで、特に地域に関する資料はその地域で探すに限ります。
昔の新聞の記事だとか、特定の場所や事柄に関することなら、本という体裁をとらない場合でも保存されていることが多くあります。
大英図書館は利用者カードの登録が必要ですが、地域のリファレンス図書館はふらりと入って大丈夫です。
産業革命の資料を探しに、わざわざマンチェスターまで行ったことがあるのですが、ロンドンから3時間かけて行って、入ることが出来なければ大変ですから、何度も電話をかけて違う係員に確認したことがあります。でも実際行って見ると、本当にふらりと入れました。
普通の図書館はイギリスではCDやDVDの貸し出しも低価格で行われていて、身分証明書と住所の確認できるものを持っていけば利用者カードを作ってくれます。
面白いのはプライベートの図書館。
これは電話をかけたり手紙を出したりして、特定の資料を見たい旨を伝えます。
場所にも寄りますが、正当な理由があるなら大概見せてくれます。
約束の時間に訪ねて、関係のない資料なんかも見せてくれたりする場合も考えて、その後はあまり混んだスケジュールにしないほうがいいでしょう。
そういった場所の管理は普通、おじいさんやおばあさんがやっているので、結構長話をされてしまいます。
でも、そんな話の中から面白いヒントを得たりすることもしばしばです。

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