さて、一番美味しいレストランも紹介したから、お次は行った事を激しく後悔したレストラン(笑)
ま、旅行には失敗がつきもので、実際はそこでういった記憶のほうが後々まで思い出になるんです!
私はイギリスに住んでいるせいかもしれませんが、ヨーロッパの各都市にある、ジャパニーズレストランにとっても興味があります。
日本で日本食がおいしいのは当たり前。
だって、本場ですからね。
それを、文化や手に入る材料が違う外国で、しかも趣味ではなくお商売として成り立たせるというのは、とても大変なことだと思っています。
なので、「日本だったらこうなのに…。」的に、考えないようにしています。
これまでいろんな都市で、いろんなジャパニーズを食べてきましたが、今回紹介する「祭」は多分その中でもワースト3に入るというのが私の意見。
「祭」はセビリアのアルメダ地区にあります。
お泊りのホテルからは距離もあるので、わざわざタクシーで行きました。
この間紹介した、Az Zait (リンクします)の近く。
それぞれの国に、その地方なりのお魚ってあるでしょう?
何でそういったものを前面に出さないのかなぁ。
セビリアは、海にこそ面していないけど、地中海も大西洋も遠くありません。
実際、セビリアのスペイン料理のお店では、たくさんの新鮮な魚貝類が使われています。
タイ、ヒラメ、エビ、ツナ、加えて貝類も豊富。
こちら、祭のメニューです。
前菜と天ぷら、
巻物とにぎり、
お刺身とメイン。タコを食べる文化圏だし、前菜はタコと海藻の サラダ、それからティムちゃんが大好きなギョウザを注文。
ちゃんと、揚げ餃子じゃないことを確認しましたよ!
日本の方からすれば、ジャパニーズレストランで餃子なんてって思われるかもしれません。
でも、餃子はたくさんの外国ジャパニーズレストランでは前菜メニューに含まれています。
これまでの経験で、焼き餃子がおいしければ、他の料理もおいしい。
結構いいバロメーターになるんです(笑)
ああ、どんなのが出てくるかな~。
楽しみ待っていたら、出てきたのがこちら。
枝豆。
ちゃんと温かい。
ワインのおつまみにちょうどいいです。
塩と唐辛子が振ってありました。
ワインはティムちゃんが選んでくれたもの。
たこと海藻のサラダ。
これは予想外。
てっきりもっとさっぱりタイプが出てくると思っていました。
すごく甘口のごまソースが、たっぷりとかかっていて、もう一口目で失敗したって確信しました(笑)
タコはごく薄く切られていて、味も何も胡麻ドレッシングの味しかしない。
歯触りが、とかってレベルじゃない。
「セビリアでこんなタコ出すなよ」って本気で思いました。
タコのクオリティーはともかく、味に関しては、私たちがドレッシングの種類を確認すれば、避けられたかもしれない失敗なので、気を取り直して餃子。
ぱっと見は、こんなものかなぁってレベルです。
でもね、具がニンニクが効きすぎ。
ま、それはスペインだから仕方がないかも。
スペインといえば何でもアホだしね。
(誤解がないように書いておきますが、アホっていうのはスペイン語でニンニクのことで、メニューにたくさんアホって書いてあるんです。バカって意味じゃないです!)
だけど、皮が生焼けなのはダメ。
不透明な皮の部分、見えるでしょ?
さて、前菜の味を見てから何を注文しようか決めようと思っていたので、もう一度メニューをもらいました。
ここではあっさりとお刺身を注文して、簡単なニギリとお味噌汁で終わりにして、後でお腹が空いたら、ホテルでルームサービスにしようとティムちゃんと決めました。
ヒラメがお寿司メニューに、タイが薄造りメニューにあったので、どちらかをお刺身で出してくれるように言ったら、両方ありませんって返事。
お刺身にできる白身のお魚は何がありますかって聞いたら、Pez mantequilla。
英語にするとバターフィッシュ。
この魚、以前、何かのきっかけで調べたことがあります。
なんでそんな名前かというのは、脂分がすごく多いお魚だからです。
一括りにバターフィッシュといっても、珍しい深海魚を含め、いろんなお魚がこの名前で出回っています。
人間が分解できない脂がたっぷり入っているお魚もあって、お腹を壊す人も多いというのは知っています。
(ここのがそうだって言ってるわけじゃないけど、知らないレストランで食べる勇気はないです)
お隣のテーブルの人が注文していたのを見ましたが、不透明な真っ白の切り身で、ちょっとヤバそうな印象を持ちました(あくまで私の印象です!)
なのでそれ以外でって聞いたら、Borriquete があるとのこと。
ウェブで調べたらアンダルシアで採れるお魚らしいので、それを注文しました。
ウェブの写真はこんな感じ。
お刺身はこんな風に出てきました。
わ~インスタ映えしそう(笑)
お味ですか?
味はないけど歯応えのあるお魚でした(笑)
お味噌汁はレンゲ付きのどんぶりで出てきます。
お出汁の味は全くしません。
ただひたすら量があるだけ。
しかもスープは前菜だから、飲み終わらないとお寿司が出てこない(ヨーロッパあるある)
追加でグラスワインを注文して、その時に、お寿司を持ってきてくれるようにお願いしました。
お寿司は とりあえず無難なものと思って、エビ、ツナ(スペインはエビとツナがおいしい)サーモン(ハズレがない)の3種。
味は聞かないでください。
あまり悪いことばかり書くと、負のエネルギーに負けそうになります(笑)
店内はほの暗く、いい感じです。
ウエイトレスは一人だけ。
フィリピンからきている女の子で、とっても丁寧な接客でした。
彼女がいなかったら、きっと前菜を食べただけで出ちゃってたと思います。
彼女に聞いたら日本人は働いていないそうですが、スペイン人のオーナーの奥さんが日本人で、時々お店に出るそうです。
こちらがお勘定。
これじゃ詳細が見えませんね。
拡大したらこちら。
彼女に渡したチップの10ユーロを入れたら100ユーロ越え。
正直、そんな価値はない。
セビリアの日本食レストラン、祭(リンクします)
セビリアのおいしいジャパニーズ、ご存知の方是非教えてください。
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