フリーメイソンのイギリス本部、英語では United Grand Lodge of England といいます。
でも私はフリーメイソンの館と呼びたいです。
中がとっても素敵な、アールデコ時代の建物なんです。
しかも無料で楽しめます。
地下鉄のホルボーン駅から徒歩5分。
バス通りからグレートクイーンストリートに入ってしばらくすると、こんな建物が左手に見えてきます。
入り口で手荷物検査を受けて、階段を上がったらこんなロビー。
寛ぐのにいいですね!
窓からは、歩いてきたグレートクイーンストリートが臨めます。
窓から見える、この建物はフリーメイソンのチャリティー活動の一部として建てられたもの。
子供たちの教育や養育に関するチャリティー(リンクします)
こちらはフリーメイソンのグランドマスターだった、国王ジョージ4世。
グランドマスターは王様と兼任できないので、皇太子だった時にグランドマスターで、王様になった後、次の人にグランドマスターの地位は譲り渡すことになりました。
因みに現在のグランドマスターはケント公爵。
グランドロッジの始まりが、「ガチョウと焼き網」というパブでのミーティングだったことに因んで、お土産物屋さんには、焼き網を持ったガチョウのぬいぐるみが売られています。
セレモニー用のエプロンを付けたテディーベアは10ポンド。
マグカップも、イギリスのお土産物屋さんでは定番です。
石工の人たちが使った道具がデザインされています。
さて、そんなお土産物屋さんとロビーの脇から博物館へと進んでいきます。
目立つのは、中に置かれたバカでかい椅子!
写真ではサイズがわからないだろうなぁ。
とりあえず巨大です。
グランドマスター用に作られました。
こちらは儀式用の仮面。
そしてこちらも儀式用のマスク。
こういったものがあるから秘密結社だとか、へんてこな握手の仕方があるとか言われるんだろうなぁ、と妙に納得(笑)そして、アカシア材で作られた、道具類。
コンパスや平衡器、直角定規などはシンボルとしても使われていて、色んな意味が込められています。
博物館の奥には図書館があって、そこを抜けると特別展示の部屋。
今年の夏までフリーメイソンのバッジ類が展示されています。
お部屋に入って真っ先に目に入るのはこちら。
仲間意識を大事にするフリーメイソンだから、パーティーの時にはみんなでパンチを楽しみます。
これはそんなときに使うパンチボウル。
1813年に作られた中国製で、インドのベンガルのロッジで使われていたそうです。
レシピをここに載せておきます。
フリーメイソンの会員たちは、その立場や活動、またロケーションに応じたバッジを身に着けました。
チャリティーのための募金活動は「フェスティバル」と呼ばれて、それぞれのフェスティバルに貢献した人たちが身に着けたのが「スチュワードバッジ」
こちらはリボンのところにCC と記されているように、200周年を記念したバッジ。
また、それぞれの国で発行されたバッジもあります。
スコットランドのものはさすがタータン。
これは日本のものらしい。こちらはパイプオルガンのある大きなホール。
豪華ないすが置かれています。
もう建物のあちこちが素敵なつくりです。
これも映画のロケで出てきそう。
こちらのお土産物屋さんは、グランドフロアーの受付奥にあるもの。
2階のものよりも大きくて、儀式用の装束なども販売されています。
また、書籍類もあるので、興味のある人は是非どうぞ。
フリーメイソン博物館(リンクします)
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