くまのプーさん、好きですか?
ディズニーのキャラクターで有名ですが、このお話はイギリス生まれ。
そして、物語の舞台になった「ひゃくちょ森」の本当の名前は、Ashdown forest の Five Hundred Acre Wood といいます。
私は、そんな舞台をひとめ見てみたいというお客様をご案内することもあります。
昨日もそんな機会に恵まれて、 お客さまと一緒にウォーキングを楽しみました。
乗馬している人がいたりする田舎道を、てくてく歩いていきます。
キツツキの音や、小鳥の声を聴きながら、新緑の中をお散歩。
するとたどり着くのは、有名なプーの棒投げ橋。
もう一つのおすすめスポットはここ。
クリストファーロビン君がプーたちと最後のお別れをするところ。
とてもきれいな景色が臨めます。
この写真は昨日じゃなくてひと月ほど前に行った時のもの。
昨日はもっと青空がきれいでした。
黄色い花は、ハリエニシダ。
クリストファーロビン君一家が別荘を持っていたのは、ハートフィールドという小さな村からそれほど遠くないファーム。
彼らは春や夏といった季節のいい時にここでの生活を楽しみました。
彼は時々ナニーに連れられて、村の雑貨屋で飴を買ってもらうことがあったそう。
その雑貨屋は、プーコーナーと名前を変えて、現在くまのプーさんに特化したお土産屋さんになっています。
ここ、ハートフィールドのウォークにとって、とても貴重な場所なんです。
なぜか、というのはお手洗いがあるから!!
ロンドンから車で来ると、ハートフィールドまで1.5時間から2時間かかります。
なので、ウォークの前か後に必ずここに寄る必要が出てくるのです。
昨日もウォークの後にショッピング兼お手洗い休憩に立ち寄ったら、お店のレイアウトが少し変わっていました。
そこで、お店の人に「レイアウト変えたんですね」って話しかけたら、なんとオーナーが変わったそうです!
そこで自己紹介して、今後の予定を詳しく聞かせてもらいました。
こちらが新しいオーナーのニールさん。
ブログに載せるからといったら、お店の前でポーズしてくれました。
とってもフレンドリーな人で、プーの大ファンらしいです。
このお店を手に入れて、とてもうれしい様子が伝わってきました。
彼の話によると、7月の開館を目指して、お店の裏手にクマのプーさんに関する博物館を作るそうです。
そこで、この作品に関する、95年の道のりを紹介する予定だそう。
と、ニールさんが特別に見せてくれたのが、1924年に出版されたパンチ誌の記事を集めた本。
プーが、プーになる前、「ぼくたちがとてもちいさかったころ」が収められています。
このクマのイラストが、出版された初めてのプーの肖像だそうです。
また、イラストを描いたシェパードは、出版量に応じた報酬を受け取る契約を結んだそうで、今でいうロイヤリティーの初めてのケースになったといういわれがあります。
収集家の人から、博物館で展示したいと熱意を込めてお話しして、破格の値段で譲ってもらったそうです。
また、お店の中も、ディズニー系のお土産と、オリジナルのプーのエリアを分ける予定で、どちらのファンも更にお買い物が楽しくなりそう。
「わー、素晴らしい計画ですね!楽しみです。ところで…」
と私が最後に聞いたのは、
「お手洗いの数を増やす計画はありますか?」
我ながら、何とも尾籠な話だとは思いましたが、ガイドにとっては大事なんです(笑)
そしたら、二つ目のお手洗いを作る計画があると教えてくれました。
現在、ウェブサイトはまだオープンしていませんが、アップデイトが予定されているそうなので念のために貼っておきますね。
プー横丁のウェブサイト(リンクします)
2019年4月、現在アップデイト待ちです。
ハートフィールド、イギリスらしさを楽しみたい方にお勧めです。
今はハリエニシダの黄色、ブルーベルの青い色、そして新緑ととてもきれいな景色が楽しめます。
ぜひお出かけください。
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