10月の終わりから11月前半にガイドすると、よくお客様からポピーに関する質問を受けます。
「テレビのニュースキャスター含めみんな赤い花をつけているのはなぜ?」
11月11日はイギリスの戦没者の日です。
この日には私たちのために亡くなったり、怪我をした兵士たちを考える日です。
この日に一番近い日曜日には王室のメンバーの参加の元、ホワイトホールで荘厳な式が挙げられます。
リメンバランス・サンデーと呼ばれています。
今年のリメンバランスサンデーは今日、11月10日です。
赤い花は芥子の花のつもりなんです。
第一次世界大戦で最も激しい戦場だったのが今のベルギー、そこには芥子の花が咲き乱れていたそうです。
私が住んでいるリッチモンドにこの造花を作る工場があって、見学したこともあるし、記事にもしたと思ったんだけど、探しきれない。
書くつもりで写真を撮って書かなかったのかもしれない。
今年思ったのが、このリッチモンドで作っている紙のポピーよりも、メタルのポピーをつけている人が多いこと。
実は私も今年は小さめのメタルのポピーをつけています。
私が最初にメタルのポピーを買ったのは2014年。
それ以降いろんなポピーを着けてきましたが、ここ2年ほどは紙製に戻っていました。
メタルのポピーには年号が入っています。
なので来年はまた別のものを手に入れるために寄付することになる。
紙と違って材料費も高額だろうから、寄付の金額も増える(と思う)という人が多いんだろうと想像します。
写真を載せておきますね。
毎年、厳粛な雰囲気の中、イギリスの各地でセレモニーが行われますが、今年はいくつかの地方都市でパレスチナの人たちのためのデモが予定されています。
イギリスでは、大切なこの日を邪魔されたくないという人たちと、デモをする権利があるという人たちとの間で争いになっています。
戦争で亡くなった人たちや、その人たちが守ろうとした平和の式典でいさかいが起ころうとしているのはなんて皮肉なんだろうと思います。
大きなもめごとに発展しないことを願っています。
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