何のことかと思うタイトルですよね(笑)
お仕事の下見でアーセナルのライバル、トッテナムのスタジアムツアーに参加してきました。
アーセナルファンの私からしたら、トッテナムは最寄りの敵なわけです。
私のブログには「お仕事の下見で」といった記事が多いのですが、下見ばっかりで本当に仕事してるの?ってたまに聞かれます。
その月によって違いますが、平均するとひと月でガイドを実際にしている日は5日から7日くらい。
それ以外の日は、今日の記事に書くようなお仕事のための下見に行ったり、お仕事に直接の関係はなくても博物館や美術館に行ったり。
正直なところ、ガイドは楽しいしやりがいもあるし、時給で考えるとそんなに悪くないんだけど、週5日毎週ガイドしたいかと聞かれると答えはノーです。
不器用なので、自分の心に余裕がないと、他人を楽しませることなんてできないです。
ガイドをしているときはお客様にとってはもちろんだけど、自分にとっても「お仕事」じゃなくって特別な時って感覚を失いたくないんです。
私がパッケージツアーのガイドを引き受けないのは、楽しんでご案内できない行程のものが多いからです。
全部とは言いませんがほとんどがそう。
ということで、毎回違う内容のご案内になるわけですから下見も必要になってきます。
特に最近はコロナ後システムが変わったりしているところも多いので、その確認だったり。
トッテナムのスタジアムは2019年に新しくなりました。
以前のスタジアムは1899年から使われていたものです。
トッテナム・ホットスパーズというのはトッテナムが地名、ホットスパーズというのは熱い拍車という意味です。
スピードアップすることを「拍車をかける」という言い方があります。
拍車というのは馬具のひとつで騎手のかかとについた歯車状のもの。
これを馬に当てて速く走るように促す道具です。
ただの拍車じゃなくて、熱い拍車だったら刺激ももっと強い。
フランスとの百年戦争で活躍した馬術が見事だった騎士のあだ名からとられました。
こちらがスタジアムの南東角を見下ろした様子。
このスタジアム、実は多目的スタジアムなんです。ということで今見ている芝のレベルから1m下の部分がNFLの床に早変わり。
このビデオはちょっと長いけれど、コーポレートのエリアとかも出てくるので興味深い。
すごいって思いました?
それだけじゃないんです。
さらにその下の部分がレーストラックになっていて、F1の技術が駆使されたゴーカートのレース場になっているそうです。
いろんなスポーツで儲かる仕組み(笑)になっているんですね!!
もちろんコーポレートイベントでも大活躍。
スイートのレベルにはこんな感じでずらっとドアが並んでいて、いろいろなサービスを受けることができます。
自由に座ってインタビューのふりをしたりすることができます。
プライベートダイニング用のレストランも多数完備。
1899年にはトッテナムがこんなになるとは想像もできなかったでしょうね。
このお部屋はメディアコントロールの部分で10人から20人のテクニシャンがスタジアムの中にある何百というモニターに何を映すか決定する場所です。
たくさんのカメラの画像から、タイミングよくゲームの決定打を選ぶのは経験と技術とスピードのなす業。
報道関係者用のインタビューのお部屋。自由に座ってインタビューのふりをしたりすることができます。
残念ながら私は一人だったので見るだけでした。
スタジアムツアーは複数で行った方が楽しめるのはこんな場面がいっぱいあること。
こちらはアウェイ側。
簡素ですね。
さて、このスタジアムツアーはトッテナムスタジアムのショップからスタートします。
その脇から階段を降りるとこんなスクリーンがあるエリアに出ます。
私の時はこの人、アダムさんがガイドでした。
こちらがウエスト・アトリウム。
ここでアダムさんから簡単な説明を受けた後は自分のペースでスタジアムの中を回ります。もちろん決まった部分を決まった順序で回らないといけませんが、オーディオガイドは結構内容が濃くて1時間半ほど楽しめます。
終わり近くにメディアカフェもあって、ここで休憩もできます。
PS5で遊んでいる人もいました。
なかなか楽しいスタジアムツアー。これまでいろんなスタジアムに行きましたが、トッテナムのスタジアムはやっぱり最新の設備がそろっています。
ただ、だからなんですが、雰囲気は今一つかな。
まだ新しいから歴史の重みを感じることはちょっと難しい。
古ければいい、新しければいいってものじゃないけれど、その辺のバランスは難しいかも。
トッテナムのファン,NFLのファンの人は是非どうぞ。
チケットはオンラインで買うと10%割引があります。
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