時代別の家具を見ることができる博物館がロンドンにあります。
コロナ前はジェフリー博物館として知られていました。
こちらが博物館。
彼は博物館に直接の所縁はありませんが、奴隷貿易に投資して財産の一部を作った人。
昨今のイギリスでは負の遺産にあたります。
そこで2年以上かけた大改装の際に博物館の名前を替えたようです。
そして、こういった事実を正面から捉えて、いろいろな教育活動に反映させたプロジェクトも立ち上げているようです。
数百年前の人たちが犯した罪を現代の人たちがどの程度償う必要があるかには賛否があるかようですが、過去を水に流さずに、忘れないように教育活動や慈善事業で償うという考え方はイギリスでよくみられるスタイルです。
イギリスの家具や内装に興味があるのなら、ここ以外にもサウスケンジントンのV&Aにある The British Galleries (リンクします) でもイギリスの家具は見ることができますが、その時代は1500年から1900年。
ここはもっと現代に近い展示があるのが興味深い。
テレビが分厚いですね!!
この展示の前にはソファが置いてあって、ゆっくりくつろいで見学できるようになっていました。
この写真もソファに座って撮ったもの。
これなんて、80年代の家庭のトイレ!!
いったい何%の家庭のトイレがこんなだったかは知る由もありませんが、単なる例ということで見ても面白いですよね。
昔のテレビゲームが置いてあるお部屋では子供たちが遊んでいたりして、一瞬、本物の子供なのか、博物館の展示の一部なのか、考えてしまいました!!
お年寄りのグループが「懐かしいわね、覚えている?」なんて話しながら一つの部屋の展示の前で思い出話に花を咲かせていたり、時代考証の資料集めに来るクリエイティブ系の人たちがいたり、といった具合。
これなんて、あるお部屋に置いてあったんですが、面白い。
土足に対する意見の投票です。
「おうちでの土足は許容派それとも否定派?」
パッと見た感じでは3倍以上の人たちが否定派みたいです。
私も右手の赤いチップを取って否定派の方に投票しました。
博物館はお土産コーナーも楽しみのひとつ。
この時はなぜか日本のものがいっぱいありました。
もしかしたら、少し前に日本関連のイベントでもあって売れ残ったのかな?
たくさんのものが割引されていました。
場所がロンドンの東側なので、あまり観光では立ち寄らない場所かもしれませんが、とても興味深い博物館です。
そして、ここも入場料は無料。
この日は雨だったので写真を撮らなかったのですが、お庭も楽しめます。
ロンドンの一般的な観光地は一通り楽しんだというリピーターや在英の人にお勧め。
ぜひ足を運んでみてください。
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