2019年5月23日木曜日

なんでイギリスの選挙は木曜日なの?

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今日も、いいお天気のロンドン。
写真はおうち近くの公園です。
1時間ほどお散歩を楽しんだ後、私たちは欧州議会の選挙に行ってきました。
3月末でユーロを離脱していたら、なかったはずの選挙。
だけど、まだ離脱してないので、選挙が実現してしまったのです。

今日は5月23日木曜日。
そう、イギリスの選挙は木曜日なんです。
今回だけじゃなくて、選挙といえば木曜日。
なのでテレビのラインナップを見ても政治系の番組が多いです。
私が普通木曜日に観るのは;
Question Time(一般視聴者が参加する討論番組で、国会議員が数名パネルに出て質問を受ける番組。最近ホストがデイヴィッド・ディンブルビーからフィオーナ・ブルースに変わってちょっと雰囲気変わったかも)
This week(QT のすぐ後に放送される時事パネルショー。

日本では、選挙といえば日曜日ですよね。
それは会社がお休みで、みんなが選挙に行きやすいからかな?
詳しくは知りません。

イギリスの場合は、選挙の歴史は日本よりずっと古いです。
日本で初めての選挙は、明治時代、19世紀後半。

イギリスの最古の選挙は 1708年4月30日、月曜日でした。
次の選挙は 1708年7月7 日、土曜日。
木曜日が慣習化したのは1935年11月14 日の選挙からだそうです。
それまでの総選挙はいろんな曜日に行われましたが、私が調べた限りでは、日曜日はなかったようです。

理由ですか?
なるべく日曜日(投票にあたって、日曜日の教会でのお説教も含めて、人から聞いた意見の影響を受けにくいように)から遠い日が理想って考えられていたんじゃないかな。
でも金曜日にお給料を貰って、酔っぱらって投票に行くのも困るので、金、土はよくない。
そこで木曜日に決まったとか(笑)
でもこの説は眉唾もの。

選挙が始まったころに投票権を持っていた人たちは、有閑階級の人たちだから、そんな配慮は必要なかったと思います。
でも20世紀に入ると投票権も拡大、そんな配慮が必要になったのかも。
女性の参政権も20世紀初頭に認められます。

実際のところは、木曜日に選挙があると、投票結果の発表が金曜日(最近は即日も可能だけど)
週末にかかるので「首相が月曜日までに内閣を構成する時間がある」というのが有力な説です。

この国、とりあえず事実はどうあれ、最近の投票はいつも木曜日です。

これは選挙の前におうちに届く選挙カード。
登録している投票所の情報が書かれています。
この表をもって投票所に行きます。

写真撮っていい?
ということでティムちゃんにポーズしてもらいました。
 私たちの(というか、私は投票権がないので、ティムちゃんの)投票所は近所のボーリング場です。
 ボーリングってイギリスでは芝生の上でやる遊び。
日本のボーリングは「Ten Pin Bowling」といって別物です。

ポーリングカード(先の写真)を見せて住所と名前を確認して投票用紙を受け取ります。
これは今回の投票用紙。
右手に四角のマスがあるので、投票したい人(や政党)のところにバツ印を入れて投票します。

私はイギリスの永住権は持っているけど、市民権(パスポートと投票権)は持っていません。
なので、毎回選挙の時期になると市民権取ろうかな~と思います。




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