ティムちゃんがクリスマスが大好きなことをこのブログでもよく紹介しています。
なので、昨日のエピファニー(1月6日)はティムちゃんが1年のうちで一番嫌いな日です。
エピファニーというのは12日間続くクリスマスのお祝いの最後の日。
イギリスではこの日の日没前かその前日にツリーや飾りを片付けてしまう人が多いです。
(この日を過ぎて片付けると縁起が悪いといわれています)
この写真は5日の晩にティムちゃんと撮りました。
「今年もありがとう、また来年ね~」とお別れの言葉をツリーに言うのを聞いて、「もう年も明けたから今年だよ」と言いたかったのを堪えた素晴らしい奥さんは私(爆)
宗教的な意味合いでは、クリスマスに生まれたキリストのもとに東から星を辿ってやってきた3人の王様たち(博士とか賢人という場合もあります)が贈り物を持ってくる日。
ヨーロッパの国も色々で、クリスマスではなくエピファニーに子供たちにプレゼントを渡す習慣もあります。
イギリスではプレゼントといえばクリスマス当日ですが、イブに渡したり、エピファニーに渡したりする人もいないわけではありません。
今年のエピファニー、ティムちゃんは私に口紅をくれましたが、私は何も用意していませんでした。
ところでお商売に熱心なイギリス、最近はこのエピファニーにも買わなくてはいけないものがあるんです。
それは、王様のケーキ(Galette des rois)
フランス語の名前なのは、フランスの習慣だからです(笑)
私の印象では、10年位前まではイギリスではあまり知られていなかったと思います。
1月にフランス料理のお店に行くとデザートのチョイスにあったという程度。
5年前くらいからお料理番組やクリスマス特集などで耳にするようになって、ここ1-2年でロンドンではすっかり定着した感がありますが、地方都市ではまだまだかな?
ガレット・デ・ロワは、フランスで14世紀ごろからエピファニーのお祝いに食べるケーキで、地方によって色々なものがありますが、よく知られているものはアーモンドベースのクリームが入ったパイ。
それほど甘くないので私も大好き。
食べたことがなければ、アーモンドクロワッサンがパイの形になったものを想像すれば、もちろん同じではないですが少し近いです。
我が家では桃太郎君のお誕生日が1月なので、ここ数年はお誕生日に出すことにしています。
昔は桃太郎君が大好きなイチゴのショートケーキを焼いたりしていたんですが、最近ケーキ類は買って済ませることが多いです。
だって、甘党がひとりもいない我が家では、せっかく作っても完食することはほぼないし、努力に値しないから(涙)
折角なので、前に食べた時の写真でも載せようかと探しましたがありません。
中から出てきたフェーブの写真がかろうじて1枚だけ見つかりました(笑)
王様のケーキの中にはフェーブ(陶器製の小さな飾り)が仕込まれていて、自分のスライスにこれが入っていたらその人がその日は王様になるんです。
ガレット・デ・ロワを買うとそのための王冠もついてきます。
肝心のケーキの写真がないのにフェーブだけというこの事実から我が家のデザートの立ち位置がよくわかりますね!!
折角なので毎年買っているポールというチェーンのケーキ屋さんのサイトの写真を貼っておきます。
上のフェーブもここのケーキの中に入っていたもの。
クリスマスの締めですからね。
ティムちゃんからお誕生日にもらったお皿、毎日使っています。
今のところは食洗器に入れずに手洗いしています。
正直、高級なお皿とかグラスとかもらって嬉しくないわけじゃないけれど、食洗器に入れられないのは面倒です。
和食器が多い日本も大変そう。
ところでクリスマスの飾りの一環で、私たちは風船をたくさん飾ります。
その年によって違うけれど、大体150個から200個くらいかな。
お片付けの時は当然そういった風船も処分します。
去年までは針で一つずつ割っていたのですが、ティムちゃんからひとつ割れる音を聞く毎に悲しくなると文句が来たので今年は面倒ですが無音で処理していきました。
簡単なので紹介します。
左手にセロテープが貼ってあるの、見えますか?
針を刺す前にセロテープを貼って、その部分を指すとゆっくり空気が出ていくので大きな音が出ません。
じゃないとカーペットのパイルに入りこんだラメとか、後片付けが大変ですからね!
さてこんな記事を書いていたら王様のケーキが食べたくなってきました。
やっぱり昨日食べればよかった。
食べてみたいなという人、1月中ならフランス系のケーキ屋さんで取り扱いがあると思います。
日本でも最近は取り扱っているお店が多くなったそうですね。
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