2024年10月5日土曜日

アクトンの和食レストランに行ってきた

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日本のお料理がどこででも食べられるようになってきた感があるロンドン。
その中でもいくつかのお店は和食というよりもジャパニーズレストランといった方がいい場合もあります。
顧客が現地の人向けでも、味が確かなレストランもあるし、お値段を抑えているせいか、日本人が多くいくという評判でも行ってみたらがっかりといった場合もあります。

ま、レストランの味が自分に合うか合わないかというのは個人的な判断だし、絶対的なものではないです。
私がおいしいとか、逆にそれほどでもなかったというところでも別の人にとればその人なりの感想があって当然。
なのでレビューを読むたびに思うことは、そのレビューアーの好みが自分に一致しているかどうかというのもかなり重要なポイントです。


さて、ロンドンにはアクトンという町があって、日本人が多いことで知られています。
というのも日本人学校があるから。

特に地下鉄のウエストアクトンのエリアが日本人が多いと思う。

ただアクトンとひとくち言っても広いので、全部がそうとは限りません。

先日、そんなアクトンでお仕事が終わったので、ランチにいい場所がないか和食で探したらいくつか出てきました。
パッと見たとき江戸だと思って行く気を失いましたが、よく見るとエゾ。
蝦夷ということは日本人がやっているお店の確率が高い。
名前で判断するべきではないかもしれませんが、外国にある日本レストランで、「これは絶対日本人のネーミングセンスではない」といったお店を見かけます。
そして普通は味やサービスも予想通り。

蝦夷レストランは駅につながる住宅地の、お店が並んだ通りにあります。
間口そのままのサイズで、グラウンドフロアに数席のカウンターとテーブル、地下に降りるといくつかのテーブル席とお手洗い。
お昼に開いて通しで夜9時まで。
レビューを見てみようと検索したら、ミックスビーの求人広告が出てきました。
ウェイター&ウェイトレス(簡単な調理含む) シェフ募集中!
○チップあり
○まかない付き
○フレンドリーで働きやすい環境
○英語ネイティブスタッフと働く英語環境
治安のいいアクトンエリアの隠れ家的日本食レストラン

これは久々のヒットかも。
でもウェブサイトを見るとイギリスでよくある出前専門のような雰囲気。

それでも「虎穴に」ということで行ってみました。

こちらがオーナーシェフの松谷さん。
So Restaurant や Miyama といったロンドンで知られたレストランの料理長を務めていたそうです。

「オープン当時は忙しすぎてカスタマーサービスが行き届かなかったこともありましたが、やっと満足できるサービスを提供できる時間の余裕もできました」ということです。

顧客はほとんどが地元の人たちで日本人は少ないそうです。

とりあえずまずは飲み物ということで、冷酒があるか聞いてみました。
お仕事終わりですからね(笑)

そうしたら、日本酒は最近置きはじめたばかりとか。

マス酒で出てきましたよ。

それで、おすすめのお寿司でおまかせができるか聞いてみました。
そうしたら、おすすめが数品だけなので、それでいかがですかって。

エビとサーモンとマグロとホタテ。
レビューにおしんこ巻きがおいしいって書かれていたので、それも入れて造ってもらいました。
こちら。
正直サーモンは断ろうかとも思ったんですが、ローカルの人向けのお店だとこれが主なネタですから断らずに入れてもらいました。

ビックリだったのはエビが生だったこと。
ホタテは甘くてむっちりで満足。
シャリは甘さ控えめ。

松谷さんとおしゃべりしていたら、カウンターにこんなものを発見。
西京焼きが大好きなので、これは食べてみたい。
しかもロンドンではあるまじき16ポンドというお値段!!
こちら。
私の好みよりもずいぶん甘口でした。
甘口すぎるのが苦手なら、注文時にショウガか何かを添えてもらうといいかも。
もしくはお酢の物も注文するといいと思います。
こちらはお勘定。
お鮨だけなら£24.90ですね。

出前が主なのが理由なのかチップは含まれません。
キャッシュで置くか、清算後でもカードでチップは払えます。
美味しかったし満足なランチだったけれど、もう少しネタに幅があればもっと楽しめただろうと思います。
数日前に予約して食べたいものを伝えたらいいかもって思いました。
BYOはやっていないみたいだけど、コーケージを取ってBYOにすればいいのになって思いました。





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2024年10月2日水曜日

草間彌生のエキシビション(無料)に行ってきたよ!

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草間彌生は世界的な人気のコンテンポラリーアーティストの一人です。

テートモダンを含め、有名なアートギャラリーで展示があるのでアートに興味がない人も名前は知っていると思います。
テートが作った子供用の「草間彌生ってどんな人?」がわかりやすい。

このビデオにあるように、彼女の作品は水玉模様がよくモチーフに使われます。

そんな彼女の展示会が小さなギャラリーであるというのでチケットを取って行ってきました。
チケットは必要ですが、無料の展示です。


少し前に紹介したハルシオン(リンクします)もそうですが、ロンドンには小さなステキなギャラリーがたくさんあるので、訪英時に時間の余裕があればぜひ組み込んで欲しいところ。



今回訪れたVictoria Miro の展示にも水玉パワーがいっぱいでした。
入り口でチケットを見せて中に入るとミラールーム用の小さなチップを受け取ります。
ミラールームに入るときにこれがいるので忘れずに受け取ってください。


有名なミラールームの中。
今回はガイドのお友達、さっちゃんと一緒。
壁が永遠に続いているのが不思議でいつまでも居たくなる錯覚に襲われますが、3分すぎると目がチカチカして出たくなります(笑)
丁度いい頃合いに係員から追い出されるから安心して。
行列が出来ている時だけかも知れないけれど、私が行った時は4-5人だけ入れて、数分で総入れ替えのシステムでした。

こちらの作品は「再生の時」

この作品を取り囲むように壁にいろんなアートが展示されています。
日本語で書かれているメッセージもある。
何人かに「これなんて書いてあるかわかる?」って聞かれたので
「グーグルレンズでチェックすればいいよ」って答えました。
こういった言葉ってシンプルに訳すのもいいけど、もっと深い意味合いがあるかもしれないので難しい。
通りすがりの人に、その人のバックグラウンドもわからず訳すのはためらってしまいます。

最近はグーグルレンズ含め、便利な世の中です。
ここのアートの内容もQRコードでダウンロードするタイプ。
紙の案内がどんどん減っていますが、そういったテクノロジーに疎い人たちもいるのでその辺のバランスが難しい時代ですね。

この「神経の死」はギャラリーに入ってすぐの展示なのですが、2階の天井から下がっています。
古い建物を活かした展示で面白いなって思いました。
最初見てすぐにこの間訪れたクリックインスティチュートの脳神経のオブジェ(リンクします)を思い出したので、タイトルを見てすぐに納得(笑)



こちらはおにわに置かれた「天国への階段」

ミラーに映る写真を撮るのがおもしろい。
さっちゃんに撮ってもらったけど、ひとりだったら誰かほかの人に頼んだかな?
どうだろう?
日本語で話している人もいたので頼みやすい環境ではあるかも?


他にもブロンズのオブジェが置かれていました。





お庭には池もあって、藻がいっぱいなこともあり、とても非現実的な空間に一役買っていました。


このエキシビションは無料なのですが、チケットが必要です。

展示は11月2日までで、毎週月曜日の12時正午(イギリス時間)にその週の予約が始まります。
私は昨日11時55分ごろにサイトにアクセスしたら、12時に「私のスロットは620番目で、27分後くらいにアクセスできる」という案内にページが切り替わりました。
あと1分の案内が出てきてちょっとドキドキ(笑)



多分、無理かなって思っていたのですが、12時15分ごろにアクセスできて、翌日の朝のチケットが取れました。
他のチョイスもたくさんあったので、かなりの枚数がリリースされているようです。

場所は東ロンドン。
私はキングスクロスの駅前からバスでアクセスしました。
キングスクロスから214か205のバスで20分くらい。

1時間くらいゆっくり楽しむのがお勧めです。



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