ヨーロッパに行くのに和食のレストランなんて行かなくてもって思われるかもしれません。
日本から、ヨーロッパに短期の旅行できているならそうかもしれません。
でも、私たちは外国の和食レストランに興味があります。
ロンドンと比べたり、他のヨーロッパの都市と比べたり。
現地で手に入る素材を、どんなふうに工夫しているか、どんな人が食べに来ているか観察するのも面白い。
去年リスボンに行った時には、和食(というよりもスシが浸透していてビックリしました。
ロンドン並みかな。
しかも、アジとか新鮮な素材に恵まれていて、うらやましい一面もありました。
なので今回のポルトでもかなり期待していたんです。
下調べの結果、行く価値がある和食は一軒だけという結果になりました。
それがポルトの中心地からタクシーで25分くらいの海岸沿い、Ichiban(リンクします)というレストランです。
3週間いたポルトで、合計2回行きました。
はじめて行った時は、ポルトに着いて3日後くらいだったかな?
木曜日のランチ時間。
セビリアで和食がおいしくなかった(リンクします)から、行きたくないと言っていたティムちゃんを説き伏せて連れて行きました(笑)
ポルトガルでは注文していないのに出てくる「お通し」が普通。
日本と似てますね。
イチバンのこの日のお通しはサーモン南蛮と海藻サラダ。
甘めの味付けっぽかったので、聞いてみたらそうだというので、一つだけ置いてもらってもう一つは下げてもらいました。
ティムちゃんが食べないことはわかってるし、量が多かったので私が二つも食べられないので。
そしたら、しばらくして枝豆を代わりに持ってきてくれました。
とりあえずワインを飲みながらメニューを吟味。
今日は何がおいしいですかって聞いたら、カンパチとマグロがあるというので、カンパチをお刺身で持ってきてもらいました。
量が多い。
アジは絶対に食べたいと思っていたら、メニューにアジの琉球サラダなるものを発見。
ヨーロッパでは、下手にお刺身サラダを注文したら、どっぷり甘いドレッシングに浸かっていて、お魚の味がしないことがよくあるので、まず、ドレッシングは何ですかって聞いてみた。
シトラス系だという返事。
甘そうなので、普通のアジのたたきってできますかって聞いてみました。
会話はみんな日本語です。
ウエイティングスタッフの中に、仕切ってる風の日本人女性がいたので、彼女と会話しました。
私もティムちゃんもポルトガル語ができないので、ありがたいなぁって思っていたのですが、会話って言葉の壁だけじゃなくて、常識の壁もあるんだって痛感したのが次の一言。
「普通のアジのたたきって、お刺身ってことですか?どんな風に出せばいいですか?」
そうですよね。
人によって期待している普通のアジのたたきが全く違うこともあり得ますからね。
わざわざ聞いてくれたのに、でも、すみません、アジのたたきって自分で用意したことがないので、どんな風だか表現できません。
ショウガやおネギが入っていて、普通のお刺身よりは小さめに切ってあって、全部混ぜ合わせた感じって言えばいいのかな?
その時はあまりにも意外な質問だったので、うまく答えられなかった気がします。
ごく普通のでいいですって答えました。
それ以外に何も思いつかなかったし(笑)
クイズ番組とか見ていて「こんなことも答えられないの?バーカ」って思う時ってありませんか?
きっと自分でこの場面を見ていたら、そう思ったでしょうね(笑)
そして出てきたのがこちら。
はい、自業自得です。
でも、鮮度がよかったのでおいしくいただきました。
こうしてみるとわからないかもしれませんが、すごい量です。
たぶん1尾丸ごとだったと思います。
餃子。
5点満点だったら3くらいの味。
お味噌汁、5点満点だったら3.5くらいかな?
お寿司は単品でタイとスズキとアジを握ってもらいました。
「小さめに握ってください」って言ったら、どれくらい小さくですかって聞かれました。
ここでも反省。
そうですよね、サイズも人によるかもね。
だけど、ここの普通のサイズがわからないのに答えようがない。
普通の半分くらいのサイズでってお願いしたらこんなカンジでした。
小さくってお願いしてよかった!
もう飲まなきゃやってられない(笑)
この時のお勘定はこちら。
すみません、ボロボロで読みにくいですよね。
写真を撮ったはずなのに見当たらなかったので、探し出してきました(笑)
100ユーロちょっと。
まあ普通の味かな。悪くはないです。
ただ、味がどうのっというよりも、来店したことの満足度は低かったです。
来て疲れちゃった。
さて、これでもうおしまいにしてもよかったんだけど、今度は逆質問されないものを注文しようと考えて、やっぱり嫌がるティムちゃんを無理やりタクシーにのせました。
メニューにしゃぶしゃぶを見つけたので、今回はそれを食べるつもり。
しゃぶしゃぶだったら自分で調理するわけだから、気楽に楽しめそう。
今度はお祭り明けの火曜日。
やっぱりランチタイムです。
前回は私がフェイスブックのメッセンジャーを通して予約しましたが、今回はティムちゃんが電話で予約しました。
今回も同じ日本人女性がいましたが、私は怖くて質問する気にならなかったので(!)他のウエイトレスにお刺身は何がおいしいですかって聞いてみました。
そしたらよくわからないというので、仕方なく日本の人におすすめを聞いたら、お刺身メニューを持ってきて、マグロはありません、って。
私、嫌われてますか?って聞こうかと思ったくらいつっけんどんな対応だったので、ちょっとショック。
何があるかじゃなくて、何がおすすめか聞きたかったんだけど。
ティムちゃんが「ほらね、来ない方がよかったでしょ?」みたいな顔をするのが悔しいので、火曜日には絶対に新鮮なものが入っているはずのサバとアジを前菜に持ってきてもらいました。
その前にワインと冷酒も頼んだよ~(笑)
ところでこのレストランのテーブルは小さめ。
二人用の席はたぶん60㎝四方くらい。
で、しゃぶしゃぶだったらこういった卓上コンロを使うので、絶対に小さすぎる。
だってコンロ以外にも材料のお皿とかもあるしね。
で、このテーブルだと小さすぎませんか?って聞いたのね。
そしたら大丈夫って言われました。
窓際の3席並びの中席だったから、メインが出てくるまでの間にどちらかの席が空くから、それをくっつけるつもりなんだろうな、って思っていました。
そしたら、他に空いている席があるのにかかわらず、両隣共に次のお客さんを入れるし、どうするつもりなんだろうって思っていたんだけど、どうするつもりもないようなので席を変わった方がよくないか聞いてみました。
だって、火を入れてから移動なんて危ないでしょう?
でもその時の対応も、本当に面倒なことを言い出してイヤな人たちって、ひしひしと伝わってくる感じでした。
ふと思ったのは、もしかしたらランチタイムにセットランチ以外の注文する人が来るのが面倒なのかも。
だったらランチタイムにアラカルト出さなきゃいい。
そんなレストランはたくさんあるよ。
出しているものは悪くないから余計に残念。
お肉はきれいな赤身が来ました。
こちらはお野菜。
お野菜をお鍋に入れて、煮立つのを待ちます。
そしてゴマダレとポン酢。
煮立つのを待っている間に薬味が…来ませんでした。
紅葉おろしは難しいかもしれないけど、おネギの小口切りくらい出せるでしょう?
なんだかだんだん居るのが苦痛になってきたので、お勘定をして出てきました。
こちらがレシート。
今回のお通しはサーモン南蛮(ここの定番?)と枝豆が同じお皿に盛られていました。
一つはお箸で食べるもの、一つは手で食べるもの。
同じお皿に盛りますかって思うのは私だけ?
細かなことなんだけど、気になりました。
枝豆が南蛮漬けのたれにまみれているけど、お箸で食べるのも何だし。
そう思って躊躇していたら「お下げしていいですか?」の確認もなくお皿を持っていかれてしまいました。
ま、食べようかどうしようか考えていた程度のものなので、別にいいんですけどね。
でも下げる前に一言欲しかったな。
合計2回訪れたイチバン。
初回よりもさらに歓迎されてないなって気がして、楽しくありませんでした。
和食に飢えていて、どうしても食べたいというなら別ですが、おすすめはしません。
味はさほど悪くないので、余計に残念です。
お金持ちだったら、タクシーでリスボンまで行って、タスカコメ(リンクします)に行くのになって思いました。
ポルトガルで和食のお店という同じカテゴリーなのに、天と地ほど差があるサービス。
ティムちゃんからはセビリアに続いてポルトがこれだったから、ホリデーでジャパニーズはもうたくさんって宣言されてしまいました。
ティムちゃんが言うには、ロンドンのジャパニーズはちょっと高いかもしれないけど、行って楽しい。それが外食ってものだって。
まじで納得。
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