名前は、その国ならではの発音によって、元が同じでも、大きく異なることがあります。
例えばヨハネ。
キリストさまに洗礼を施した聖人ということで、キリスト教の世界では大変に重要な聖人です。
でもこのヨハネという名前は、日本で通じる名前。
日本では名前を表す時に、なるべく元の発音に近い発音を利用するようです。
ところが英語圏では書かれたものをそのまま英語の発音で表します。
ヨハネを英語で読むとジョン。
これが、ポルトガルでは、「ジャオ」いう発音になるので、知らなければ」、一体誰それ状態です。
ヨハネはキリストの半年前に生まれたということで、お誕生日は6月24日。
ヨーロッパでは、クリスマスもそうなんですが、前夜が大事みたい。
イギリスと違って、クリスマスも、この聖ヨハネ祭も前夜に大きくお祝いします。
去年はちょうど同じ時期にリスボンにいて、聖アントニオのお祭りが10日ほど前。
町中でイワシを焼いて飲み歩くお祭りでしたが、聖ヨハネ祭も基本は同じ。
イワシを焼いて飲み歩くお祭りです。
ただイワシの季節ってだけで、聖人はとってつけたようなものって印象を持つ人も多いかも(笑)
昨日は、というか、今朝の明け方までポルトの街は大騒ぎで、みんながお祭りを楽しんでいました。
もしこの時期にポルトに居合わせたら、楽しめること請け合い。
なので、どんな風なのか、自分用の記録用としても、ちょっと紹介しておきますね。
前夜祭にあたる、昨日23日のお昼過ぎからポルトの街は準備で大忙し。
ドラム缶を縦に半分にしたようなサイズのバーベキューが街角のあちこちに用意されていました。
熱源はほとんどが炭火。
町の中では、プラスティック製の「ピコピコハンマー」が、1ユーロで売られています。
これで道行く人の頭をたたいて回るのが昨今の流行らしいです。
でも、もともとはガーリックの花を道行く人の頭に触れさせていたそうです。
なので、伝統的にガーリックの花を持っている人もいます。
レストランでは道端にテーブルを出して集客を見込んでいるようです。
そして、あちこちでイワシを焼くにおい。
ポークの丸焼きも見ました。
そして夕暮れからどんどん人々が中心地き繰り出します。
本当は川沿いが一番人気みたいです。
でも私たちは人混みが嫌いなので、お泊りしている周りをくるっと歩いてみただけ。
それでもコンサートがあったり、屋台が出ていたりと、十分お祭りの雰囲気が楽しめました。
その時に撮ったビデオをリンクしますね。
ビデオの中でも触れたけど、一番すてきだなって思ったのは紙製のランターン。
まるでたくさんのお星さまのように夜空に浮かぶランターンはとても幻想的な眺めでした。
ポルトの街はとても賑やかで、明け方まで酔っ払いがはしゃいでいる騒音がひどかったです。
なので、静かな夜を期待しているなら、6月23日は避けた方がいいです(笑)
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