2025年3月7日金曜日

ロンドンの真ん中はどこ?


先日のピザが美味しいイタリアン(リンクします)の中でこのレストランがもっとロンドンの中心地にあればいいのになぁって書きました。

ロンドンの中心地ってどこ?
というのが今日の話題。

グーグルでロンドンって検索すると出てくるのはこれ。
ちょっと小さいのでズームするとこんな風。
Londonの文字が保存マークで半分消えちゃってるけど、このロンドンの文字の上にパープルでナショナルギャラリーの文字が見えます。

フムフム、グーグル君、いい仕事してますね。
↑ 
何様ってくらいの上から目線(笑)

一応、私はプロのガイドなので、こういったことが気になるんです。

ナショナルギャラリーの南にはトラファルガー広場。
そしてその広場の南に立っているのがこの像です。


馬に乗った彼はイギリスの王様のひとり、チャールズ1世です。




後ろに立っている円柱がトラファルガー広場の中心。
その上にいるのはネルソン提督、そのすぐ脇の小さなドームがナショナルギャラリー。
ということで、位置関係は分かってもらえたと思います。



ところであまり知られていませんが、チャールズ1世の騎馬像の後ろの地面にはこんなプレートが埋まっています。
ちょっと見にくいですね。

なんて書いてあるかというと;

「CITY OF WESTMINSTER

ON THE SITE NOW OCCUPIED BY THE STATUE OF KING CHARLES I WAS ERECTED THE ORIGINAL:QUEEN ELEANOR'S CROSS A REPLICA OF WHICH STANDS IN FRONT OF CHARING CROSS STATION. MILEAGES FROM LONDON ARE MEASURED FROM THE SITE OF THE ORIGINAL CROSS 」

一生懸命読みづらいのを書きだしたんではありません。
グーグルレンズで読み取ってもらったのをコピーペースト。
ずいぶん便利な世の中になりました。
で、これを自動翻訳すると;

「ウェストミンスター市

現在チャールズ1世の像が立っている場所に、オリジナルが建てられました: エレノア女王の十字架 チャリング クロス駅の前にはレプリカが立っています。ロンドンからの距離は、オリジナルの十字架の場所から計測されています。」


でこれを観光ガイドである私がが短いバージョンで説明すると;
「皆さんがご覧になられているこの像は1649年にピューリタン革命によって処刑されたチャールズ1世という王様です。

実はこの場所には昔、エレノアクロスとよばれた背の高い十字架が建てられていました。

エレノアクロスというのは、最愛の王妃エレノアをスコットランドに近い僻地で亡くしたエドワード1世という王様が「せめて立派なお葬式をウエストミンスター寺院で執り行いたい」と願って13日間かけて遺体をロンドンまで運んだ際に毎夜彼女が安置された場所に建てた十字架で、現在そのレプリカをチャリングクロスの駅前で見ることができます。
愛のしるしであるこの場所がロンドンの中心で、ロンドンからの距離というのはここが起点になっています」となります。

え、これで短いの?
そう思いました?

はい。

この話題だけで5分話せと言われたら話すこともできますが、聞きたいかどうかというのは別の話(笑)


正直なところ、ロンドンの中心がどこかなんて人によって違います。

金融関係の人ならシティーのエリアが中心だろうから多分バンクあたり?
ロイヤリストだったらバッキンガム宮殿っていうだろうし、政治家だったら国会議事堂、役人はホワイトホール。
みんなそれぞれ自分の世界がある。
それがロンドンのいいところ。


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