王室で使われている馬車やリムジンの展示をロイヤルミューズ(リンクします)という場所で観ることができます。
毎年3月から10月までの開館なので、その時期にロンドンにお越しならぜひどうぞ。
先日、宮殿からお誘いを受けて久しぶりに観に行ってきました。
ここに行って一番印象に残るのは、きっと戴冠式で使う金の馬車。
これ、見かけはすごく素敵。でも、18世紀半ばに作られた馬車なので実は乗り心地がひどく悪い。それだけじゃなく、一旦動き出した停めるまで180mも進んでしまうそうで危険極まりない😱
戴冠式以外にも大切な在位記念日などのパレードで利用されます。
この写真はこのブログのために私がロイヤルミューズで撮ったものなんだけど、なんだか見覚えがある。
構図というか、おんなじ角度で昔同じ写真を撮った気がする…。
そう思ってブログを探してみたら出てきた!
びっくり!
2011年の記事です。
そして写真だけでなく、内容も似たようなカンジ。
10年以上経っても書き手として成長していないのがよく分かる(←まるで他人事のよう)
ガイドとしてのプライド(ナニソレ🤣)もあるので、今回は前記事ではまだ紹介していなかったものをどうぞ!
でもね、この馬車はかなりの曰く付き。
名前から彼女の在位60周年で使ったのかと思うでしょう?
2012年のその日は雨のパラつく寒い日でそれなのにお船でテムズのパレードだったのをホリデー先のイタリアで見ていたなぁ。
実はこの馬車、注文を受けずにオーストラリアの馬車メーカーが作ったらしい。
本当はエリザベス2世の80歳のお誕生日(2006年)記念プロジェクトだったらしいけれど、出来上がったのはずっと後。
オーストラリア政府の補助金は少額で、この馬車会社の社長さんが自宅を抵当に入れて資金繰りをし完成させたら「注文していない」って言われてさんざん😭
結局は王室のお買上げで収まりました。
でも↑で書いたようにダイアモンドジュビリーではお船のパレードだからこの馬車は使っていません。
実際に公用で使われたのは2014年の国会開催式の時。
英国では古くからイングランドのシンボルとしてバラ、スコットランドのシンボルとしてアザミ、ウェールズのシンボルとして長ネギが使われます。
これに加えてクローバーがアイルランドを表すのが普通。
でもね、アイルランドは独立国。
英国に含まれるのは北アイルランドです。
フレックスはリネンの材料で北アイルランドの産業のひとつ。
バラとアザミの間、わかるかな~?
この馬車はブレーキもついているし、エアコンも完備。
この馬車はブレーキもついているし、エアコンも完備。
こちらは後ろ側から。
これ以外のブログで紹介しようと撮った写真は前の記事とモロにかぶっていました(笑)
でもせっかく撮ったから見て🤣🤣🤣
ケイトさんのウエディングで彼女が乗ったロールスロイス。
お医者さん用の駐車スペースは今回空いていました。
以前の記事にはアストンマーティンが停まってましたよね!
ここには200人以上の人が住んでいるのでちょっとした村みたいなものです。
これも前回撮ったなぁ…。
でも今回はこれ(の偽物)を着て馬車に乗って写真が撮れるようになっていました。
御者の制服だから階段のところに立った方がサマになりそうな気もします(笑)
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でも今回はこれ(の偽物)を着て馬車に乗って写真が撮れるようになっていました。
御者の制服だから階段のところに立った方がサマになりそうな気もします(笑)
こういった参加型のアトラクションは楽しいです。
日本でも顔の部分が開いていて、自分が映りこむ写真が撮れるようになってるものとかありますよね。
といってもこの場所は王家の機能部分として今でも使われている場所。
リムジンの出入りがあったり、飼われている馬を見ることもある。
馬車を引く馬は2種類飼われていて、最適なのはウィンザーグレイという品種。
見た目の美しさもさることながら、馬車を引くための資質で定評があるそうです。
もう一種はサラブレッドの血を引く茶色い品種でクリーヴランドベイですが、適正よりも種の保存のために故エリザベス2世が飼いはじめたそうです。
こっちはクリーブランドベイですね。
ロンドンのバッキンガム宮殿のそばでこんな馬車を見かけることがあります。
実は今でもセントジェームス宮殿とバッキンガム宮殿の間での書簡の配達は馬車で行われているのです。
こういった馬は儀式の馬車を引かせる前にいろんなトレーニングがあります。
初めはタイヤとか重いものを練習場で引かせて物を引っ張ることに慣れさせます。
それ以上にロンドンの騒音や観光客に慣れさせる必要もある。
ということで、馬車を引かせても大丈夫、となったら、まずこんなメールコーチから練習を始めるそうです。
子供たちに人気がある観光地です。
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