2025年3月18日火曜日

レストランでの会話



レストランに何を求めるのかは人によって違います。

「え、味じゃないの?」
そう思う人も多いでしょうね。

お客様からレストランのおすすめを聞かれることも多いのですが、本当にその人によって何を期待するかはかなり違います。

私はまずそのレストランの居心地の良さを重視します。
例えば、並ばなくてはいけないレストランは嫌です。
食べ終わったらさっさと出ていけみたいなところも嫌。
そういったところはいくら美味しくても行きたいとは思わない。

逆にフレンドリーな対応のお店だと、少し問題があっても悪くは思わないかな。

レストランでのスタッフとの会話は楽しい。
ウェイティングスタッフはただの配膳係ではなくて、そのレストランのアンバサダーだと思っているので、お勧めをきちんと答えてくれたり、何気ない会話に配慮があったりするのはうれしいものです。

もちろんお店のタイプやどれくらい忙しいのかにもよるので、その場その時で対応できないことがあるのは十分承知の上です。
なので私はファストフード店にはいきません。
大きなチェーン店もあまり好きではない。

この間ねこなすさんと行った Maresco(リンクします)はスタッフがとてもフレンドリーで私が大好きなタイプのレストランでした。
すいていたので行ったタイミングも良かった。
夜はすごく混むって言ってたから。

特に「手ぬぐいお兄さん」が丁寧に接客してくれました。
え、手ぬぐい持ってたの?
違います。
刺青の柄が手ぬぐい風だったの(笑)
ほらね。

私たちが入店した時、彼はカウンターの中で黙々とマテ貝を焼いていました。

そのままどこかに出すのかと思っていたら、中身を取り出してタッパーみたいなのに詰めてるので気になっていたんです。

もちろん忙しそうだったし、カウンターには背を向けていたので、そんな時に声はかけませんよ。

で、しばらくしたら私たちの目の前で焼いたマテ貝をひとつひとつ洗い始めたんです。
手は動いているけれど、同じ動作が続いているので、ちょっと聞く程度なら邪魔にならないかと思って何をしているのか聞いてみました。

そうしたら、お客様が口にしたときに食感がよくない内臓の部分を取り除いたり、砂などの異物が入っていないかなどのチェックをひとつひとつしているんですって。


マテ貝って流通しているものは砂抜きとかしなくてもいいと思っていたので丁寧さにびっくり。
私がマテ貝をおうちで調理するときにはさっと洗って酒蒸しにしたりグリルしたり。
こんな風に下処理したことはありませんでした。

この処理が終わったマテ貝は、注文が入ったら殻に戻してグリルして仕上げるそうです。
今度来たら注文してみよう!!

こんな風に調理のヒントが聞けたりするのも楽しいです。

手ぬぐいお兄さん、どうもありがとう!

もちろん彼以外の他のスタッフもフレンドリーで、サービスが本当に良かったです。

ロンドンにはこんな感じでスタッフとの会話が楽しいレストランが存在します。
もちろん時と場合によるけど、レストランでの会話を楽しんでみてください。



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