2024年12月8日日曜日

ペニーレーンの看板

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今日はジョン・レノンの命日なので、ビートルズ関連の記事にします。


熱心なビートルズファンのお客様をご案内する時だと、お客様のほうがガイドよりも多くのことをご存じの場合も珍しくありません。
リバプールへも何回も行っている、そんなケースも(稀ですが)無いわけじゃない。

でもそんなお客様にも「へぇ~、知らなかった~」って言ってもらいたいですよね。
ガイドとしてのプライドもありますからね(笑)
なので、今回はとっておきを用意しておきました。

それがペニーレーンの看板です。
リバプールに行ったことがあれば、
「え、そんなのどこが珍しいの?」
「リバプールに行ったときに見たし写真も撮ったよ」
そんな人もいるかもしれません。
ビートルズツアーだと必ず立ち寄りますからね。

でもそう思っている人が知っているのはこの看板。
10年近く前にティムちゃんと行った時の写真です。

その時には深く考えなかったんだけど、実はビートルズゆかりの場所は(特に道のサインなど)よく盗難に遭うんです。
ペニーレーンの看板もしかり。
それは1960年代のビートルズが活躍していた時代から、今でも続いている伝統(笑)
そこでリバプール市は特に盗難が多かったペニーレーンの看板の設置を廃止したんです。
その代わりに壁に直接描きこむスタイルに変えました。
壁ごと持っていくのは大変ですからね。
上の写真はかなり最近のものでビートルズのファンも多いのでやっぱりあったほうが便利だろうと付けられたものなんです。

では本物の、壁に描きこまれた看板はどこにあるか、なんですが、ここです。
落書きできないようにアクリルで保護されています。
でも保護した時にはすでに落書きでいっぱい(笑)
保護までするなんて、まるでバンクシーみたいですね!

お話はそれだけじゃないんですよ!
実はこの看板、ポールマッカートニーも落書き(というか、サイン)しているんです。
(だから保護されたんです)
ただ、あんまりサインの部分は見えません。
でもね、したってことが大事なんですよ!!
ポールがここにサインしたのは2018年のお話。
だからそれ以前に行ったことがあっても、この看板はおそらく見ていないはず。
この写真はその際の動画から。
アメリカのテレビ番組、ジェームスコードンのトーク番組の特番で、Youtubeに動画があります。
一応リンクしておきますね。
サインするシーンは2分40秒くらいのところです。
それ以外にも子供のころに住んでいたお家を訪ねたり、飲みに行っていたパブを訪ねたり、なかなか楽しいビデオなのでぜひ見てください。

ペニーレーンは 800mくらいの長さで、バスステーションの脇には歌に出てくる散髪屋さんもあります。
ただ残念なことにお店は閉めてしまったみたい。
この間行ったときは、中はがらんどうで埃がいっぱいでした。
以前は中にメンバーが髪を切ってもらっている写真なんかも飾ってありました。
このショップの看板やガラスなんかももうすぐなくなってしまうかもしれませんね。

ペニーレーンが発表されたのは1967年。
もうすぐ半世紀ですから、いろんなことが同じままではないのも頷けます。







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