2025年3月30日日曜日

桃太郎君がいない母の日


今朝は朝6時5分前にメッセージのチャイムで起こされました。
日曜日の朝1時が2時になって、つまり1時間損をしたサマータイム初日の朝です。

まだお外は暗い(涙)のに一体だれかと思ったら桃太郎君からでした。

「FIND MOMO”S COOKBOOK!(モモのお料理本をさがせ)」

まるで暗号ですよね。
MOMOというのはロンドンにあるモロッコ料理のレストランで、昔、何回か行ったことがある。
その時にお料理の本を貰ったのがダイニングルームの本棚にあるはず。

気になって2度寝できないのでダイニングルームまで行って本を探しました。

そうしたら本の中に母の日のカードが隠されていました。
いつ隠したんだろう?
面白いことを考えてくれました。

実は桃太郎君は今ホリデーに出かけています。
なので、メッセージはくれると思っていましたがカードは諦めていたのでうれしかったです。
封筒を開けたらこんなカードが出てきました。
ガヴィン&ステイシーというドラマの登場人物のひとり、ネス。
ウェールズ人で思ったことをストレートに言うキャラクターです。
ティムちゃんも私も、そして桃太郎君も大好きなドラマなので面白いと思って選んでくれたのかな。

カードの中には僕がいなくても楽しんでいると思うけど、帰ってきたら一緒に何かしようって書いてありました。
うれしいなぁー。

このブログ「パブの肴」を始めたのは2007年の3月で、初めてすぐに母の日がありました。
その記事(リンクします)を読み返すと桃太郎君が絵をかいてくれたこととか彼のお小遣いが月に12ポンドだとか書かれていて懐かしい。

この時の絵はまだダイニングルームに飾ってあります。
子供ってすぐに大きくなってしまうけれど、いつまでたっても母親にとってはベイビーです。
ホリデー先の桃太郎君を位置情報で追いかけてみたり、レストランやホテルにいたらそのウェブサイトでメニューを調べてみたり、まだまだ私もティムちゃんも子離れできません。

母の日をホリデー中なのに忘れていなかったことがうれしい!





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2025年3月29日土曜日

マグノリアのお花





こちらはリッチモンドグリーンに面したおうちのマグノリア。
左手に見えるおうちは300年ほど前の建物です。
ではマグノリアはどれくらい古いのか?
それが今日のテーマです。

マグノリアは日本ではモクレンとよばれる木です。
でもモクレンには仲間がいっぱいいるので、ハクモクレンとかタイサンボクとかこぶしとか、細かいことがいろいろ違う。

美しい花の宿命で、園芸によって交配が進むんでしょうね。

イギリスでは園芸に詳しくなければモクレンの仲間はみんなマグノリアって感じでまとめられています。
「色が~」とか「花びらの枚数が~」とか細かいことは気にしない(←もちろん園芸のプロは違います)

日本のモクレンは中国原産のようですが、イギリスに最初に持ってこられたマグノリアはアメリカのヴァージニアから。

そう、アメリカ原産のものも存在するのです。
1687年にロンドン司教のヘンリー・コンプトンという人がいました。
園芸に興味があった彼が、宣教師としてアメリカに渡ったジョン・バニシターから手に入れたものがイギリス最初のマグノリアです。
1730年にはアメリカから更に大輪のマグノリアが持ち込まれました。
そちらの方が人気になったためにオリジナルの方は人気がなくなってしまったそうです。
そして、イギリスでも交配が進んだいろんな種類のマグノリアが、この季節一斉に咲き出すのです。

このマグノリアですが、花の咲く木としては最も古いもののひとつ。
何と恐竜が生きていた白亜紀の頃に誕生しています。
そして同じころに生まれた木なのがチューリップの木。
チューリップの木はマグノリアよりも花が咲くのが遅く、5月の半ばが見頃。

たくさんの種類があるマグノリアと違って、チューリップの木は2種類しかありません。
チューリップの木と、チャイニーズチューリップの木。
イギリスで見るものは、ふつうはアメリカから持ってこられたものです。

恐竜が絶滅した後も今とほぼ変わらない姿で残ったマグノリアとチューリップの木。
なんだかすごい木なんだな~。


ところでマグノリアやチューリップの木が誕生した白亜紀半ばにはまだ地球にはミツバチがいなかったんです。
ミツバチの前身であるハナバチが生まれたのも白亜紀の末期。
じゃあマグノリアやチューリップの木の受粉はどうしていたか?
甲虫類(カブトムシのように甲らがある虫)が受粉していたんです。

甲虫は蜂などに比べると不器用なので受粉の仕事が上手ではありません。
そこで、マグノリアもチューリップの木も上向きに花が咲いて、甲虫が安全にとまれるようになっています。
そして花の中に空間のゆとりがあります。
そこを甲虫が歩き回る間に花粉がお腹の部分にたくさん付くようにできている。
マグノリアの種類によれば、夕方甲虫が立ち降りると花が閉じて朝まで甲虫が逃げられないようになっているものさえ存在します。
中でもがいている間に体中に花粉が付いて、花が再度開くとその花粉を次の花に運ぶという仕組みです。

何気なく見ている春の花々。
いろんなことを知ると見る目が変わってきますね。










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2025年3月28日金曜日

マグノリアがきれいな通りで和菓子を食べてきたよ!




こちら、ロンドン、ピカデリーサーカスのすぐそば、セントジェームス教会のお庭のマグノリアです。
今週の月曜日(3月24日)に撮影。
こっちも同じ日に撮影。

こちらは桜(造花)とお雛様、セントジェームス教会の並びにある源吉兆庵の店頭。

クリスマスツリーのように終わったら12日以内に片付けないと縁起が悪いとかはないのか、ちょっと心配。
缶入りイチゴパフェの広告も店頭に出ていました。

つられて中に入ってみるときれいな和菓子がいっぱい。


季節柄、ピンク系のものが多い。
箱入りのものもあれば、個別包装で一つずつ買えるようにもなっています。
お値段は3ポンドから5ポンドくらいな感じで、箱で買う前に試してみたい人にはいいアイディアですね。
大福なんかもある!


でも春といえばこれですよね。
桜餅!!
全然ピンクじゃない。
でも食べてみたかったので一つ買ってみました。

お店の中に小さなイートインのコーナーがあってお抹茶と一緒にいただきました。

購入したもののイートインということで、お皿やお茶碗は無しなのがちょっと残念だけど、その分サービス料などもかからないので安く提供できるようです。

私はもう少しもち米の粒が感じられるような桜餅が好きなんだけど、久しぶりの優しい和菓子の味にほっこりしました。

実はねこなすさん(リンクします)ロンパラさん(リンクします)と一緒にランチ後のお茶に行ったんだけど、おしゃべりが楽しくて1時間ほどあっという間に過ぎてしまいました。
ここは小売りだけだと思っていたのでイートインがあるのは知らなかった。
何回も前は通っているのにお店に入ったのも初めて。

季節の和菓子を単品で買えるのは、和菓子をよく知らない人たちにも敷居が低くていいなって思いました。

源吉兆庵・ロンドン店(リンクします)

実はマグノリアの話を書こうと思っていたのに、「花より団子」の記事になってしまいました(笑)

マグノリアのお話はまた次回!



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2025年3月26日水曜日

馬車が見たいなら行ってみよう!




王室で使われている馬車やリムジンの展示をロイヤルミューズ(リンクします)という場所で観ることができます。

毎年3月から10月までの開館なので、その時期にロンドンにお越しならぜひどうぞ。

先日、宮殿からお誘いを受けて久しぶりに観に行ってきました。
ここに行って一番印象に残るのは、きっと戴冠式で使う金の馬車。
これ、見かけはすごく素敵。
でも、18世紀半ばに作られた馬車なので実は乗り心地がひどく悪い。
それだけじゃなく、一旦動き出した停めるまで180mも進んでしまうそうで危険極まりない😱
戴冠式以外にも大切な在位記念日などのパレードで利用されます。

この写真はこのブログのために私がロイヤルミューズで撮ったものなんだけど、なんだか見覚えがある。
構図というか、おんなじ角度で昔同じ写真を撮った気がする…。
そう思ってブログを探してみたら出てきた!
びっくり!
2011年の記事です。
そして写真だけでなく、内容も似たようなカンジ。
10年以上経っても書き手として成長していないのがよく分かる(←まるで他人事のよう)

ガイドとしてのプライド(ナニソレ🤣)もあるので、今回は前記事ではまだ紹介していなかったものをどうぞ!

故エリザベス2世の馬車、ダイアモンドジュビリーコーチです。
でもね、この馬車はかなりの曰く付き。
名前から彼女の在位60周年で使ったのかと思うでしょう?
2012年のその日は雨のパラつく寒い日でそれなのにお船でテムズのパレードだったのをホリデー先のイタリアで見ていたなぁ。


実はこの馬車、注文を受けずにオーストラリアの馬車メーカーが作ったらしい。
本当はエリザベス2世の80歳のお誕生日(2006年)記念プロジェクトだったらしいけれど、出来上がったのはずっと後。
オーストラリア政府の補助金は少額で、この馬車会社の社長さんが自宅を抵当に入れて資金繰りをし完成させたら「注文していない」って言われてさんざん😭
結局は王室のお買上げで収まりました。
でも↑で書いたようにダイアモンドジュビリーではお船のパレードだからこの馬車は使っていません。
実際に公用で使われたのは2014年の国会開催式の時。


ランターンのクリスタルガラスがキラキラ!
天井の飾りもアップデートされています。

英国では古くからイングランドのシンボルとしてバラ、スコットランドのシンボルとしてアザミ、ウェールズのシンボルとして長ネギが使われます。
これに加えてクローバーがアイルランドを表すのが普通。
でもね、アイルランドは独立国。
英国に含まれるのは北アイルランドです。

そこで、北アイルランドを示すフラックス(亜麻)がこの馬車では使われています。
フレックスはリネンの材料で北アイルランドの産業のひとつ。
バラとアザミの間、わかるかな~?
この馬車はブレーキもついているし、エアコンも完備。
ほぼ車と同じサスペンションなので乗り心地もいいそうです。
こちらは後ろ側から。


これ以外のブログで紹介しようと撮った写真は前の記事とモロにかぶっていました(笑)
でもせっかく撮ったから見て🤣🤣🤣

ケイトさんのウエディングで彼女が乗ったロールスロイス。

お医者さん用の駐車スペースは今回空いていました。
以前の記事にはアストンマーティンが停まってましたよね!

ここには200人以上の人が住んでいるのでちょっとした村みたいなものです。
御者の制服の写真も撮りましたよ!
これも前回撮ったなぁ…。
でも今回はこれ(の偽物)を着て馬車に乗って写真が撮れるようになっていました。
御者の制服だから階段のところに立った方がサマになりそうな気もします(笑)
こういった参加型のアトラクションは楽しいです。
日本でも顔の部分が開いていて、自分が映りこむ写真が撮れるようになってるものとかありますよね。



といってもこの場所は王家の機能部分として今でも使われている場所。
リムジンの出入りがあったり、飼われている馬を見ることもある。
馬車を引く馬は2種類飼われていて、最適なのはウィンザーグレイという品種。
見た目の美しさもさることながら、馬車を引くための資質で定評があるそうです。

もう一種はサラブレッドの血を引く茶色い品種でクリーヴランドベイですが、適正よりも種の保存のために故エリザベス2世が飼いはじめたそうです。

こっちはクリーブランドベイですね。

ロンドンのバッキンガム宮殿のそばでこんな馬車を見かけることがあります。

実は今でもセントジェームス宮殿とバッキンガム宮殿の間での書簡の配達は馬車で行われているのです。
こういった馬は儀式の馬車を引かせる前にいろんなトレーニングがあります。
初めはタイヤとか重いものを練習場で引かせて物を引っ張ることに慣れさせます。
それ以上にロンドンの騒音や観光客に慣れさせる必要もある。
ということで、馬車を引かせても大丈夫、となったら、まずこんなメールコーチから練習を始めるそうです。


子供たちに人気がある観光地です。
バッキンガム宮殿を回り込んだ壁の一部に入り口と出口があります。

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2025年3月24日月曜日

ティルザ・ガーウッドの絵をみてきたよ!



小さめのギャラリーでは特別展示などを定期的に行っているので、それを目的に足を運ぶ人も多いです。
特に有料のギャラリーではメンバーの特典として、そういった特別展示への入場料が無料になることが謳われたりします。

先日紹介したダリッチギャラリー(リンクします)では5月26日までティルザ・ガーウッドの回顧展をやっているようです。
版画家として、画家として知られた彼女は20世紀半ばに活躍したアーティスト。
その絵画はルソーのような雰囲気に彼女独特のユーモアがあって、今回の回顧展では80点ほどの作品を楽しむことができます。

乳がんで若くして亡くなってしまったガーウッドですが、その晩年はがんに苦しみながらも最良の時だったと書き残しています。
猫や昆虫が出てくる彼女の絵画のファンタジーな世界観。

いくつか撮ってきた写真を紹介します。

お庭に置かれたおもちゃのおうちの背後に猫ちゃん。


こちらの絵では亀とカエルが森の中で出会っているんですが、亀の上にはトンボ、カエルの手前の葉っぱにはテントウムシがいます。
この絵はタイトルが面白い。
「先史時代の出会い」


こちらは「スズメバチと古品種のバラ」というタイトル。
澄んだ空気の中に大きく描かれたスズメバチも見事ですが、画面の切り取り方がおうちの窓から外をのぞきながら絵筆を握る彼女の姿が思い浮かびます。


この作品もいいですよね。
この作品も同じようにお庭の風景。
雪景色。
私がこの絵を見た時に思ったのが奇妙なリアリティー。
雪だるまたちの周りの雪がないでしょう?
大した量の雪が降らないイギリス南東部では雪だるまを作ろうとするとこんな風に周りの雪をかき集めないと足りなくなる(笑)
というか、たぶん右手の小さいのを作るだけでかき集めた雪が足りないのでは?
でも雪がない部分は右手にずっと続いているからそっちから持ってきたんでしょうね(笑)
まだ雪は降っている。
なので家族のように並んだ雪だるまたちはしばらくは溶けることがなく幸せに微笑んでいる。
晩年の作品であることを考えると特別な作品に思えます。


こちらは夜明けに帰ってきた飼い猫のエルスキン。

ガーウッドの写真です。
青いのは手作りのクリスマスカード。
雪だるまが並んでいます。

そして亡くなった後開かれたメモリアル展示会の案内。


こちらは油絵を描き始めたばかりの時の作品。
「雄鶏」というタイトルです。
妙に印象に残る作品ですよね。



是非実際に足を運んでみてください。
ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー(リンクします)





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2025年3月22日土曜日

ロンドンで桜が咲いていたよ!



先週からロンドンではとてもいいお天気が続いています。

日中の気温は20度をちょっと切るような日もあって、一気に春めいてきました。

そんなロンドンの中心にあるセントジェームスパークという公園をお散歩してきたので写真を紹介しますね。

この公園の中央には橋が架かった池があります。
そこから見るバッキンガム宮殿が素敵。
きれいな青空でしょう?


この池にはペリカンもいます。
彼女の名前はガーギ。
ガーギは飼われているわけではなくて、自由なペリカンです。
だから夕方のえさの時間までの間にお腹がすいたらリージェント公園のロンドン動物園に飛んでいっておやつを食べて帰ってくるそうです(笑)

他にも数羽のペリカンがいますが、これは元々この公園ができた時(17世紀の半ば)にロシアから贈られてきたもの。

その子孫が代々とかなら面白いんだけど、実際は卵が産ま中々孵らないので、減ってくると動物園から新しいものが連れてこられています。

ガーギはどこからか飛んできてここに住み着いたペリカン。

だから鳥インフルエンザで他のペリカンが隔離されている中、一羽だけこんな風に自由を謳歌しています。
他のペリカンは公園の池の東側にある中ノ島に隔離されています。

そんな池からそれほど離れていないエリアで数日前に桜を見ました。

先端に切り込みが入った花びらの形。

そしてつやのある木肌に入った横線と、たくさんの花が束ねられた細い茎の先に付いているので桜だとわかります。
桜以外にもロンドンではモクレンも咲き始めました。
これからいろんなお花が美しい季節です。
是非公園をお散歩してみてください。


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2025年3月20日木曜日

ダリッチ・ギャラリーに行ってきたよ!



この間紹介したヴァン・ダイクが描いたサムソンとデリラ(リンクします)はダリッチ・ピクチャー・ギャラリーという美術館にあります。

ロンドン中心地ではないので、観光でロンドンを訪れた人はあまり行かないかもしれません。
以前紹介したピッツハンガー博物館(リンクします)のように地元の人たちに人気があるこじんまりした場所。

公共の乗り物で行くならヴィクトリア駅からオーピントン行きの列車に乗って、ウエストダリッチの駅から徒歩10分くらい。
もしくは地下鉄ブリクストン駅から P4 というバスに乗ると美術館前のバス停に停まります。

ここはこの国で初めての公共美術館で1811年に始まっています。
ナショナルギャラリーができたのが1824年なので、それよりも少し前。


ダリッチというのは地名でもあり、そこにある有名な私立学校の名前でもあります。
ではその学校が集めた絵画コレクションかというとそうじゃない。

実はポーランドが分割された18世紀末に、その少し前まで王様だったスタニスラウス・アウグストから、王室コレクションを作り上げるように依頼された美術商が集めたもの。

5年かけて立派なコレクションが集まった時にはポーランドは実質なくなってしまい、王様がいない状態だったので、売るのにも困った美術商とそのパートナーが一般に公開するという条件をのんでくれるダリッチカレッジに遺贈したわけ。
もしナショナルギャラリーがもう少し早く設立されていたら、まったく違う道をたどることになったでしょうね。


ダリッチカレッジはシェイクスピアと同時代の俳優だったエドワード・アレンが設立した私立学校。
美術館の北側に彼が貧しい人々のために救貧院も作りました。
お庭には彼の像が立っています。
シェイクスピアみたいな服装でしょ?

こちらが彼が設立した救貧院とチャペル(建築はギャラリーと同じく後の時代)
中心のチャペルの両側に合計14の住宅があって、現在でも使われています。

チャペルでは時々コンサートなどもやっているようで、私が訪れた時にも音楽を楽しみにたくさんの人が集まっていました。

おかげでギャラリーのカフェが劇混み(笑)

ギャラリーの建築はジョン・ソーン。
それもピッツハンガーとの共通点ですね。
天窓が彼のスタイル。

ギャラリー側にある小さなカフェで朝食やランチを取ることができます。
イングリッシュブレックファストは1日中提供しているみたい。

私はスペインのソーセージが入った軽めのシチューを試しましたが中々おいしかったです。


こちらがお勘定。
お友達と一緒だったので、これで二人分です。

それではどんな絵を見てきたかはまた今度。






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