2025年11月16日日曜日

イギリスで有名なインテリアコーディネーター といえば?

イギリスで有名なインテリアコーディネーター 、それはずばり、メアリ女王です。

誰それ???

イングランドの女王として君臨したのはメアリ1世(在位1553‐1558、エリザベス1世の姉)メアリ2世(在位1689‐1694ウイリアム3世との共同統治)が知られています。
スコットランドではメアリ女王といえばジェームス6世の母。

それ以外には、王様の妻という立場の女王が何人かいます。
チャールズ1世やジェームス2世の妻もメアリ女王として知られています。

でもインテリアコーディネーターとして有名なのはジョージ5世(在位 1910-1936)の妻であるメアリ女王。

メアリ女王はジョージ3世のひ孫、英国王家のマイナーなメンバーでした。
血筋の割にはさほど裕福な家庭ではなかったので、一家は節約のためにヨーロッパにお引っ越しもしています。
イタリアに住んで、フィレンツェで芸術に目覚めたのは16歳のころ。
その10年後には遠い親戚であるイギリスの王位継承者ジョージ(のちのジョージ5世)と結婚します。
彼が英国王になった後は彼女はバッキンガム宮殿やウインザー城、それ以外の場所でも家具や壁紙、装飾品の配置などに熱心でした。

倉庫に眠っているいろいろなものを見つけては、それらを修復させたりもしています。

たくさんの王家の所蔵品はそのころまだカタログ化されていなかったのを彼女の影響でまとめる動きがスタートしました。

現在ロイヤルコレクションが管理している所蔵品のことです。
RCINで始まるコレクションには何万点もの所蔵品があります。
ではその1番目な何かというとジョージ4世がブライトンの宮殿「ロイヤルパビリオン」に飾るために購入したり作らせたりした4つのパゴダです。
これらは中国製の部分だけではなく、イギリスで作られた部分もあって、かなり複雑なつくり。


パゴダというのは仏教やヒンドゥー教の影響を受けた建物や装飾品で重なる塔の形をしたものです。
これはバッキンガム宮殿の中に飾られているもので、何と高さは5m以上!
ロイヤルコレクションが組み立てのビデオを出しているのでちょっと紹介しますね。

ロイヤルコレクションのページも載せておきます(リンクします)

ロイヤルコレクションのカタログナンバーは古い順というわけでもないし、飾られている場所別になっているわけでもないようです。

ざっと見てみたら、若い番号はジョージ4世が集めたり作らせたコレクションが多いようですが、それだけというわけでもないようです。

それではこのロイヤルコレクションからいくつかを数回に分けて紹介しようと思います。
実際に観ることのできるもの、ということで展示場所も含め紹介できたらいいなと思っています。

ちなみにこのパゴダが飾られているのはバッキンガム宮殿の東翼。
通常の夏の一般公開で見ることができるのは西翼なので東翼のツアーも色々ご紹介したいと思います。


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





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