2024年8月9日金曜日

残念だったお好み焼き、サウスバンクの「おかん」

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数日前、ロンドンアイでお仕事が終了しました。
ランチがまだだったので、さっと食べてからおうちに帰ろうと時計を見たら2時少し前。
徒歩圏で、美味しいランチといえば「さがみや(リンクします)」なんですが、ここはランチは2時がラストオーダー。
ギリギリに駆け込むのも申し訳ないので、以前から気になっていたお隣のお店に行ってみました。
「おかん(リンクします)」という名前で大阪のお好み焼きを出すお店らしい。

入り口に入ってすぐカウンターがあって、オープンキッチンです。
そのカウンターから右を向けばこんな内装。
こちら側にテーブルがいくつか。

収容できるのは全部で25人くらい?
ちゃんと数えたわけじゃないですが、想像よりも小さなお店。

私はカウンターに通されました。
そこには鉄板があってここでお好み焼きを焼くみたい。

ロンドンでお好み焼きといえば「あべの」一択なんですが、最近予約の仕方も複雑だし、あまり行かなくなりました。
美味しいので食べたい人にはお勧めします。


さて、まずはレモンチューハイ(8.50ポンド)を注文。
さっぱりさわやか。
レモン、しぼりたてってお味でおいしかったです。

前菜に焼き餃子を注文しました。
6つも入って8ポンドは安い。
壁のメニューによれば、手作りだそうです。
具はお肉がたっぷり。
焼き方が悪くなければおすすめって言えるので残念です。
そう、焦げているけどカリッとしていない。
ふにゃっとした食感で、しっかり火は通っているけれど、美味しいとは思わない。
でも全部食べました。
ということはそれほど悪くはなかったってことかな。
5段階で3レベル。


お好み焼きはおいしいと嬉しいな。
目の前とはいえ、油跳ねを防ぐためか、覆いがあるので、キッチンの中で焼いている感じ。
じゃあカウンターからは何が視界に入るかといえば、大量の切られたキャベツ。
そのすぐ手前に量りのようなものがあって、上にステンレスのボウルが置かれています。
その中に材料を入れて混ぜて鉄板の上にといった流れ。
そのステンレスのボウルですが、一回ずつきれいなものを使うわけじゃなくて、汚れたもの、というか、前に使ったものがまだついている状態のボウルを使うんですね。

正直「え???」
と思ったんですが「ま、熱い鉄板で焼くんだからそんなに神経質にならなくても」と気を取り直しました。

でも、それ以外にも何となくすべてが汚い。
鉄板も使用後にちゃんときれいにしていない。

ティムちゃんが一緒じゃなくてよかった(笑)
ロンドンで鉄板焼きのお店(お好み焼きのあべのも含めステーキ屋さんとか)に行くと、調理が終わった後の鉄板はその場でピカピカにきれいにします。
当然次のお客さんが座った時にはそのピカピカの状態から焼き始める。

ここみたいに、いつ付いたのかわからない焦げた部分とか見ることがないので驚きました。
冷蔵庫から調理が必要なもの(豚肉とか餃子とかイカ)を取り出して、それを素手で扱った後、その手のままで冷蔵庫の扉を開けたりするのも、目の前で見たくない。
そういったことって家庭のキッチンでも気を付けるよね。
ここは3号店らしいから、経営者の目が行き届いていないのかもしれません。
今回は注文したものが両方調理が必要なものだったので、心配ないかもしれないけれど、サラダやなまものはこのお店では食べない方がいいかもって思いました。
あくまでも私(衛生検査の資格などは持っていない素人)の体験からの個人的な意見です。
実際、レモンのチューハイは美味しかったけれど、おかわりはしませんでした。
どこで切って、どんな手で絞るかとか考えたら飲む気がうせました。

さて、お好み焼きに話を戻すと、注文したのは豚たまにイカを追加。
豚玉とイカ玉、どっちにしようか決めかねたので(笑)
出来上がりがこちら。
お皿に乗って出てきます。

大阪の感覚だと、鉄板を前に取り皿にテコで取り分けるのが普通の食べ方。
(テコが出てきた場合)
普通にお皿に出てくる時はテコは使わない。
だって、お皿が痛むでしょ?

でも折角テコが付いてきたので、ひとくち分テコで切り分けてみた。

ちょっと拡大してみる。
キャベツがゴロゴロ入っていました(笑)
1㎝角以上のキャベツの芯の部分がゴロゴロ。
お好み焼きの一体感がない。
イカは追加しただけあって、肉厚の大きなカットなんだけど、お皿に乗った状態では底の部分。
なので、お好み焼きの層がバラバラ。
上のソースのかかったお好み焼きの表面、
真ん中のゴロゴロキャベツ、
分厚いイカ、
薄切りの豚バラ、

これらが混じることなく別々に重ねられて出てきた風です。
はっきり言ってお好み焼きではありません。
5段階評価だと1。
とっても残念です。
キャベツの芯まで入れるなら薄くしてから切ればいいし、イカもちいさく切って混ぜたほうがお好み焼きにはいいと思います。
鉄板焼きとしてイカだけ単品で出すなら別だけど。

それよりも全体のお掃除をなんとかしたほうがいいと思う。
こちらがお勘定、32.57ポンド(6500円くらい?)
安いけれど、あまりにも不衛生。
多分もう行かない。


その晩はお好み焼きを作って晩御飯に食べました。
フラストレーション(笑)を解消したかったので。

作ったのはエビ玉。

キャベツはとんがりキャベツ。
千切りにしてから1-2㎝長さに切っています。
それにマッシュポテトと卵と小麦粉、お出汁、ショウガを加えて好きな具(今回はエビ)を入れて、よく混ぜてから焼くのが我が家風。
おたふくソースは私には甘すぎるので、ブルドッグのトンカツソースにキューピーマヨネーズ。
青のりと鰹節も。
紅ショウガもあればトッピングするけど、今回は無し。

ま、お好み焼きは各家庭の味があるから何が正解なのかは決められないと思います。
ゴロゴロキャベツがいいっていう人もいるかもしれないし。
だけど、衛生面は正解があると思います。
汚いのは、ダメ!



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