2024年8月20日火曜日

テムズ川沿いのお散歩

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最近、立て続けにバンクシーが作品を発表していました。
全部で9作、全て動物に関するもの。

その皮切りがリッチモンド区。
といってもリッチモンド中心地ではなく、隣町のキューにある橋のそば。
リッチモンド中心地からだと歩いて1時間、バスだと10分から15分といったところ。
バンクシーのインスタグラムのページがこちら。
リッチモンドのものは右下です。


今回の一連の作品、すでに盗まれたり保護のために移転したりしたものもあります。
もしかしたら徒歩圏にある今のうちに見ておいたほうがいいかも、そう思って行ってきました。

リッチモンドからキューへ行くにはテムズの南東側を歩くか、北西側を歩くことになります。
南東側は以前紹介したことがあるジョージ3世の子午線を過ぎると、ひたすらキュー植物園の柵の外側を歩くのみ。
こちら側は何回か試したことがあるので、今回初めて北西側に挑戦してみました。

リッチモンド橋からキューブリッジまでトータル3マイルほど。
5キロ弱です。

トウィッケナム橋を過ぎたらすぐ小さなロックがあって人が渡れるようになっている。
こちらが上流。
オレンジ色が見えるのは下流に向かって水が出ていかないように流れを止めているから。
これをしないとロックから上流のテムズが浅くなりすぎて船が通れなくなるために使われているシステムです。

こちらが下流で、ロックを過ぎて振り返ると水面の高さが違うでしょう?







しばらく行くとアイズルワース。
ここはエルキュール・ポアロのお友達ジャップ警部が住んでいるとされる街。
川沿いに建っているのは、ほとんどが新しいフラットです。

対岸はキューガーデンですが、川沿いを歩いても何も見えません。
特にこの季節は緑が生い茂っているから、向こう側は結構退屈なウォーク。
ま、なのでこちら側を選んだんですけどね。
ただ、南西側と違って、こちら側の川沿いウォークは所どころ途切れてしまう。
アイズルワースに入る前に一旦テムズから離れます。

でもしばらくしたら、また川沿い。
少し歩くとテムズの中之島のひとつ、アイズルワース島が視界に入ってきます。
ずいぶん水が引いている。
アイズルワース島を見ながらしばらく歩くと、パブ、Town Wearf に出ます。
それを過ぎるとオールソールズ教会。

そしてノーサンバランド侯爵のロンドンのお屋敷、サイヨンパークに到着。
お屋敷の観光は有料ですが、敷地内を歩くのは無料です。
こちらがお屋敷。

牛がのんびり草を食べているのを見たりするのも無料。
ゆっくりお散歩している人も多い。

サイヨンパークを抜けて、キューブリッジまではブレントフォードのハイストリートを歩きます。
ミュージカルミュージアムとか、水運ミュージアムとか、いろいろ見て面白そうなものもいっぱい。
時間がなかったので寄り道はせずにサイヨンパークを出てからは路線バスでキューブリッジまで行きました。

そしてついにたどり着いたバンクシー。
この写真はキューグリーンからキューブリッジを見たところ。
赤い矢印がバンクシーの壁。
橋の袂から見るとこんな風。
しっかりとアクリルか何かで保護されていました。
そしてされていないこの壁の下の方には、他の落書きアート。


トータルで見るとこんな感じです。

どっちも落書きだし、どっちもアート。
どれが良くてどれが悪いのかビミョーだなぁ。
そんな風に思うのは私だけじゃないような気もします。













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