2024年6月26日水曜日

ペリカンもごあいさつにやってきた?天皇陛下の公式訪問

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)



昨日はお天気が悪く気温も低かったイギリスで、いきなり真夏日。
熱中症も心配というから、私は一日中おうちにいました。

テレビにくぎ付けだった在英邦人も多かったんじゃないかな?

というのも丁度、天皇陛下と雅子さまが公式訪問でイギリスにおいでです。
テレビ局のいくつかが、そんなお二人の様子を中継していたので、私もおうちに居ながらしっかり見ることができました。

閲兵式の後、馬車でのパレードでバッキンガム宮殿に向かわれたお姿は、英国らしい行列でとても華やか。

日本のテレビでも取り上げられたようですね。

こういった中継はテレビ局によってカメラワークがいろいろ。
なので、チェンネルを替えながら見ていました。

多分一番ながく放送していたのはGB Newsという番組じゃないかな。
天皇陛下がチャールズ3世と一緒にお乗りの馬車がヴィクトリア女王の像を過ぎたあたり、カメラのアングルが少し変わってヴィクトリアメモリアルガーデンの花壇が映りました。

何と、そこにはペリカンが!!

あっという間の出来事だったので、きれいな画像じゃないです。
2羽いますね。
歩いていた姿がかわいい。ビデオにとればよかった。
普段はお隣のセントジェームス公園にいるので、ここまで出てくるのは珍しい。
この花壇まで出てくるのを見たのは、私は初めて。
ペリカンは前に撮ったのがあるはず。
このビデオの背景に白い壁が見えるでしょう?昨日のペリカンはその壁の向こうをのんびり歩いていたのです。

夜には宮廷で晩餐会が開かれました。

チャールズ3世がスピーチをして、カンパイって締めくくった後の天皇陛下のスピーチです。

これもテレビの中継で全部見ることができました。

今回のご滞在中に、天皇陛下はイギリスで一番権威がある「ガーター勲章」をチャールズ王から贈呈されました。
木曜日には、ウインザー城のセントジョージ礼拝堂へ、エリザベス2世のお墓参りが予定されていますが、その時には菊の御紋が入った旗がチャペル内に掲げられるんだと思います。
現在上皇さまが受け取られた勲章のための菊の御紋が飾られているので、チャペルに2本の御紋がかかるのを見るのが楽しみです。

これもテレビで中継してくれると嬉しいな。
というのも一般の人は中で写真が撮れないから。

どこかに出たら、このブログでも紹介しますね。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月24日月曜日

コベントガーデンでお魚ランチしてきたよ

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


先日ガイド仲間と数人でランチする機会がありました。

グループのお客様はランチが自由時間で、私たちもその間にどこかで食べるという行程です。
こういった場合、場所は色々ですが、今回はコベントガーデン。

ガイドはみんなで6人だったので、全員にメールを出して
「ねぇ、せっかくの機会だし、良かったらランチしない?」って声をかけてみました。
「食べたいもの、苦手なもの、アレルギーがあったら教えてね」

そうしたら、返事があったのが4人。
レストラン選択は「みきちゃんにお任せ」だって。

とりあえず、こういった場合私が一番気にするのはロケーションかな。
集合場所に近いところがベスト
加えてサービスが速いところ。
なおかつちょっぴり安いと嬉しいな、って感じ。

色々な予約アプリで割引があるところを探したら、Fish Works (リンクします)というレストランがヒットしました。
チェーンのシーフードレストランです。
早速、人数分予約しました。

それでは写真で紹介しますね。
ここは定番のメニュー以外に今日のおすすめのお魚というのが黒板に書かれている。

この日はアンコウやオヒョウ、シンプルにグリルしたものもあれば、鯛の包み焼きなんていうのもありました。

こういったメニューに載っていないお料理を注文するときには(特に口頭での説明の場合)お値段のチェックを忘れずに!
注文する前にお値段を聞くことは、全く恥ずかしいことではありません。
また、お値段が100gあたり(つまり1尾注文するとぜんぜん違う金額になる)なのか、一皿のお値段かもチェックするといいです。
高級レストランの場合や生簀から引き揚げてくるカニやお魚の場合、単位がお料理一皿でないことが多いです。


さて、私は今日のおすすめからアンコウを選びました。
ソースが選べるそうで、レモンパセリをチョイス。
しっかりした食感で美味しかった。

お友達のR君はフィッシュ&チップス。
私も食べようかと迷ったんだけど、美味しそう。量も大きすぎずいい感じです。
フィッシュ&チップスのいいところは、一皿で完結することかな。
これ以外に何もいらない。

こちらはSちゃんが注文した鯛のグリル。
お味見させてもらったら香ばしく焼けていて、とても美味しかったです。


こちらはKちゃんのチョイス。
コーンウォールのサバ!
これも選ぼうかと思ったのよね。

美味しかったです。
ちゃっかりお味見をさせてもらいました。

今度また来たらサバにすると思う。
R君以外はお魚のみだから、チップスを一つ取ってみんなでシェアしました。

そしてお勘定がこちら。
アラカルトの食べ物が20%引きという特典だったので、19.40ポンド引かれていました。
ロンドンには何店舗があるので、シンプルなお魚料理で高級じゃないところを探しているならオススメです。
割引がなかったとしても、ひとり30ポンド(約6000円)は使いやすいと思います。

サービスも良かったです。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月22日土曜日

イギリスらしい食べ物

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


信じられないかもしれませんが、30年住んでいて、初めて食べました。

燻製のお魚は大好きなので、なぜ今まで食べなかったのかは自分でも不思議。

それは何かというと…

こちら!

キッパーです。
背開きになっていて、広げるとこんな感じ。

キッパーというのは燻製のニシン。
物価の高いロンドンでも、比較的安価で買うことができる庶民の味方!

今回買ったのは1尾たったの£3.80(約760円)
白身のお魚やステーキは£7(約1400円)前後からなので、お得感ありますね!


ティムちゃんが子供の時にはお母さんがフライパンで焼いてくれたそうです。
私は今回初めて調理するのでネットで調べてみたら、最近はポーチするのが人気だそう。

とりあえず頭と尻尾を落としてみました。

理由ですか?
臭いが(多少ですが)軽減されるそうです。

思い出した。
だからこれまで食べなかったんだ(笑)

ずいぶん前にニシンを焼いたことがあって、美味しくはあったけれど、その臭いに辟易してからニシン系は避けていたのでした。
おうちの中が2日くらいニシンの臭いだった記憶(笑)

ポーチにしても、やはり少しはニシンの匂いがします。
でも焼く時よりもずっとマシ。
しいて言えばカレーのレベルくらい。

付け合わせにポーチドエッグを添えるので、まずは中華鍋にお湯を一杯沸かしてポーチドエッグを作りました。
ポーチドエッグはボウルに移します。

その後、火を止めてから同じお湯にキッパーを入れて蓋をして5分。
お皿に取り出したらお湯の温度のせいか、かなり反り返っています。
皮は端っこをつまんで引っ張るとスッと剥がれます。

そこにバターとポーチドエッグを添えたら出来上がり。
ということで、準備から10分以内に食べられる、とても簡単なイギリス料理。
トーストと食べましたが、ご飯とでも美味しいんじゃないかな?

ご旅行でお越しなら、ホテルの朝食メニューから、ぜひ注文してみてください。
在英の方は、お魚屋さんで手に入ります。
週末の朝ご飯にいかがでしょう?
是非トライしてみてね!


  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月20日木曜日

夏至といえばストーンヘンジ!それなのに…

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


今年のイギリスは雨が多くて気温も低いです。

こんなにお天気が悪いのは、私がイギリスに来て以来かも。
それでも今週はいいお天気が続いて嬉しいです。
そして、今日は夏至。

一年で一番陽が長い。
ということは、明日からまた少しずつ朝が遅くなるんですね(涙)

私が住んでいるリッチモンド(ロンドンの南西部)では、きょうの日の出は4時44分。
日暮れは9時22分です。

夏至と冬至は太陽信仰にとってはとても大切な日。
太陽のサイクルの重要なポイントです。

赤道に近いならともかく、緯度が高い地域では陽の長さは1年を通して大きく異なります。
そんな陽の長さが1年で一番長いのは北半球では6月20日頃。

夏至といえば日だと思っている人が多いのですが、実は夏至は地球の軸の角度が太陽に対して最も大きくなる瞬間のひとつ(もうひとつは冬至)です。
地球のどこにいるかで夏至の瞬間の時間は違います。
イギリスの今年の夏至は、今日6月20日の夜8時51分。

太陽の周りを公転している地球は、公転の軌道を円周と考えると、その円周から90度に自転の軸があるのではなくて、少し傾いています。
なので、黄道を一周する1年の間に、太陽に対するこの軸の角度が変化するわけです。
こんな風に書くとややこしいですが、イラストにすると分かりやすい。
コンピューターでパパっと描いたからちょっと変だけど、太陽の周りの水色の円盤が黄道を表しています。
そして地球に刺さっている軸が自転軸。

左の地球が夏至で、北極に一日中陽が差すのが想像できると思います。
宇宙レベルではなく、地球上から太陽の動きを見ると、北半球では正午の太陽が1年で最も高くなるのが夏至。
逆に一番低くなるのが冬至というわけです。

太陽信仰の人たちはそういった太陽の動きをモニターできるような設備を持つことでも知られます。
そんなひとつがイギリス南西部にある世界遺産「ストーンヘンジ」

昨日はこの大切なストーンヘンジに、環境問題を提議する JUST STOP OILのメンバーたちがオレンジ色の粉末ペイントを噴射するという事件が起こりました。

許せない暴挙です。

ストーンヘンジ自体は基礎部分が約5000年前に作られた建造物です。
古代からここにあるとても大切な場所で、石そのものにも貴重な地衣類(簡単に言うと藻の仲間)が見られます。
今回のこの事件のために、この地衣類に被害があったのか心配する声が出ています。

イギリスでは昔から人権のひとつとして問題提起の機会を守る風潮がありますが、目立つために何をしてもいいというこのような行動は許されるべきではないと思います。

今回はこの貴重な文化財に対する暴行、
地衣類への危険行動、
太陽信仰を持つ人たちの神殿への暴挙、
自分がやりたいことのために、さっと数えただけでも3つの大きな暴力が振るわれました。
皆さんはどう思われますか?



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月18日火曜日

父の日のカレー

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


この間の日曜日は父の日でした。

桃太郎君から何が欲しいか聞かれていたティムちゃんは、数週間前から「モモちゃんが作ったカレーが食べたい」とリクエストしていました。

日曜日にシェフ桃太郎君登場。
事前に必要なものを聞いたら、「シナモンスティックとカルダモンとクローブ」だって。

本当にそれだけでいいのか疑問でしたが、材料を持ち込む桃太郎君が想像できなかったので、多分使うだろうな~と思ったものをちゃんと用意しておきました。

用意したもの;
チキン2㎏のものを一羽。
スパイス類(クミン、コリアンダー、ターメリック、ガラマサラ)
+リクエストがあったシナモンスティック、カルダモン、クローブ
コリアンダーリーフ
バスマティ米
サフラン
玉ねぎ
にんにく
ショウガ
ピタブレッド。

ま、正直チキン以外はみんな常備してあるので特別に用意したわけじゃないですけどね。

ティムちゃんもカレーが得意だけど、桃太郎君と作り方が全く違うので見ていると面白かった。

キッチンに入って1時間ちょっとで出来上がり。
みんなで楽しいランチでした。

このフライパン、28㎝なんだけど、溢れそう(笑)
最初から最後までこれひとつ。
ま、ブレンダーとかも使ったけど、ティムちゃんよりも圧倒的に洗いものが少ない。

ね、美味しそうでしょ?(←親バカ)
おなか一杯になった後は、みんなでゲームをして遊びました。
桃太郎君が古いプレイステーションとかのゲームをダウンロードして遊べる機械を買ったというので、20年前くらいによく遊んだスノーボードのゲームやゴルフのゲームを楽しみました。
懐かしくて楽しかったのは最初だけ。
やりなれていないから、失敗ばっかりで面白くないので、すぐに今遊んでいるゲームに切り替えました。

来年はどんな日になるかな?




  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月17日月曜日

ルソーが好き!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


私は職業柄、美術館に行く機会は多い方だと思います。

でも残念ながら職業故に、絵画を純粋に楽しむことは難しい。

つい、絵画そのものよりも、ガイド目線で絵を見てしまう。

お客様と一緒の時はご案内する側なので、観賞はできません。
下見などで美術館を訪れたりすると、自分目線で「これいいな」って吸い寄せられる絵はあります。
ただ、それをガイディングに活かせるかどうかは別の話。
だって、例えばナショナルギャラリーには2600点の絵画があって、教科書に出てくるような、誰でも知っている有名な作品も多いです。
それを無視して私が好きな絵画をご案内するわけにはいきませんからね。
同じ部屋にある、有名な絵画をご案内した後、サラッと「これもいいでしょ?」みたいに観てもらって、ご興味がありそうなら解説するスタンス。

先日、ナショナルギャラリーを訪れた時にも、そんな絵があったので、ブログを読んでくださってる方に紹介したいと思います。

これ。
どうですか?

ナショナルギャラリーが最近(2023年)手に入れたアンリ・ルソーの絵画。
景色と椅子のミスマッチ感がすごい。
モデルになっている人はジョセフ・ブラマーという名前のアートディーラー。
特にアフリカのアートの批評や買い付けをしていました。
アンリ・ルソーに肖像画を300フラン(現在の金額だと50万円くらい)で注文したそう。
これを見て、態度がデカいという印象を受けませんか?
屋外にはふさわしくない椅子に座って煙草を手にしているところも、周りを無視する傍若無人ぶりが伺えます。

私がルソーを好きなのは、何に惹かれるのかな?
絵本の挿絵のような雰囲気が、私の中にある幼心をくすぐるのかもしれません。
子供が描いたような木々に、カリカチュアのような人物像。

パリのオランジェリー美術館にもルソーが何点かあって、以前この絵も紹介しました。
素朴な記念写真のような構図だけれど、どこか不思議な感じがする作品。

ナショナルギャラリーにあるルソーの絵は、ジョシュア・ブラマーの肖像ともう一点。
「驚いた」
これは1891年の作品なので、ブラマーの肖像よりも15年ほど前です。
突然の稲妻と草陰に身をひそめるトラ。
ジャングルの絵で有名なルソーですが、実はこれが最初のジャングルをテーマにした絵だそう。

フランスから出たことがなかった、日曜画家のルソーがパリで植物園や動物の剥製をもとに構図を考えていたことを想像すると楽しいです。
完全にモチーフを自分のものにして、キャンバスの中に配置している。
不自然な自然の様子がとてもいとおしい。

ゴーギャンも日曜画家でしたが、彼はタヒチを含め外国を訪れています。
比べるとこのふたり、色んな共通点がある。
ピカソはこの両者にとても敬意を払っていたとか。

イギリスにゴーギャンの作品ほどルソーの作品が多くないのは残念。
生前、あまり評価されなかったのも原因で、多くの作品が離散してしまったらしいです。
出生地に寄贈しようと描いた作品は、いらないといわれたなんて悲しいエピソードもあるそうです。

ナショナル・ギャラリーを訪れたら、是非探して鑑賞してくださいね😉








  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月14日金曜日

杵屋麦丸に行ってきたよ

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


大英図書館に行く用事があったので、お隣のエキナカうどん屋さん「杵屋麦丸」でランチしました。

通りかかった時に気にはなっていましたが、これまで行く機会は無し。
風のうわさで丸亀うどんよりもおいしいと聞いていたので楽しみでした。

前日にXで「何がお勧めですか?」って聞いたら返事無し。
フォロワーが多いわけでもないし、ま、そんなもんかなって思ったんですが、今日訪れて返事がなかった意味が分かった気がします。

タッチパネルでメインをオーダーしてチケットを受け取り、てんぷらを取ってメインを受け取るときにすべてのお会計をする仕組み。
ということは、受け取るまでに二手間かかる。
タッチパネルの場所にはすでにオーダー待ちの列があるのでアクセスできない。
初めて行った人はタッチパネルがあることもわからないんじゃないかな。

実際私もしばらく並んでから気が付きました。

タッチパネルがお店の入り口(もしくは外)にあればもっとわかりやすいと思う。
(今はお店の入り口から2mくらい入ったところにある)

これはタッチパネルを過ぎた場所からキッチンを見たところ。
てんぷらがずらっと並んで今るのが見えますね。

アスパラガスのてんぷらが2ポンド(約400円)
エビのてんぷらは3.10ポンド(約620円)
きつねうどんと合わせて12.75ポンド(約2500円)

こちらが受け取ったおうどんとてんぷら。

安い。
でも順番に並ぶし、混んでいるし、お箸などのカトラリーが用意されているところが汚い。
おネギとか天つゆとかが用意されているんだけど、とても取る気になりませんでした。

肝心のおうどんは自家製らしいんですが、細め。
コシはそんなにない。
お出汁は色ばっかりで塩辛い割には味がない。
お揚げさんは甘口で悪くはないけれど、薄いからジュワッと感がない。

丸亀とそんなに変わらないレベル。
微妙にちょっとマシなのは、海老天はエビが入っていた(笑)
でもアスパラガスは根元が硬くて1/4くらい食べられなかった。
両方、美味しいとは言えない。
ただ、清潔感は丸亀の方が上です。

麵メーカーもあるんだし、おうちで作った方がいいという結論。
買ってすぐは何回も麺を作りましたが、最近はさっぱりご無沙汰(笑)

でも、近くにいて、おなかが空いていて、そんなにお金を使いたくないなら行く人が多いのも理解できなくはない。
私が行った時はほぼ満席。
でも日本人らしき人はお店のスタッフにもお客さんもひとりもいませんでした。
会社を調べてみたら、日本の杵屋のフランチャイズでUKの会社は英国人と韓国人がダイレクター。
なので、日本の直支店というわけではないようです。


現在ケンブリッジ、ロンドンセントパンクラス駅内、イーリングブロードウェイの3店舗。




  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月12日水曜日

Wholefoods が閉店しちゃった!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


リッチモンドにあったホールフーズが閉めるという話を聞いたのは4月の話。

ネットで閉めないように嘆願するサイトがあるというので、近所の人やお友達にサイトを紹介して、もちろん私たちも署名したのですが、残念ながら閉店のようです。

金曜日にお買い物に行った時には普通に営業。
土曜日朝に行ったお友達から、閉店セールやってると連絡がありました。

私は行かなかったんだけど、夜にお店に行ったお友達から「もう何も残ってないよ」というメッセージが届きました。


私はコロナ期を除けば週に3回くらいお買い物に行っていたので、顧客といってもいいと思います。
特に贔屓にしていたのはお肉、お魚、お野菜といった生鮮のコーナー。
お魚よりは、お肉をよく買っていました。
クオリティーとわかりやすい品質表示が気に入っていた。
年配のお肉屋さんがカウンターにいて、お勧めの調理法やおしゃべりを楽しみました。
ウェイトローズにも鮮魚とお肉のカウンターはあるけれど、おしゃべりを楽しむ感じではなかったので、こういったやり取りは貴重。
ウェイトローズの名誉のために言うと、デリのカウンターの係はおしゃべりが楽しめる時があったので、ホールフーズの専売特許というわけではないですけどね。

ホールフーズの閉店は6月14日だと聞いていたので、お世話になったお肉屋さんの二人にお別れのカードとプレゼントを持っていこうとティムちゃんと計画していました。
どんなカードがいいか、プレゼントは何にしようか色々計画していましたが、日曜日のお昼ごろにお店にお買い物に行ったら、ほぼ売り場は空っぽ。
商品が無くなり次第閉店と聞いて、ティムちゃんと訪れるチャンスはありませんでした。

エノキやシメジといったキノコ類や、束のホウレンソウ、鮮度のいいもやしを買ったコーナー。

お世話になったお肉カウンターも空っぽ。


利用したことはないけれど、デリのキッチンコーナーはお持ち帰りの人たちや店内のイートインのコーナーで人気でした。

ティムちゃんに電話して、事情を話した後、カード屋さんに直行。
カードの写真を送ってどれがいいか相談した後、買ってサインをしました。
私は下の真ん中のワニのがいいと思ったんだけど、上のオレンジ色のにしました。
とりあえずお別れのカードはお肉カウンターに持っていきましたが、おうちに用意していたプレゼントは渡せないまま。
とても残念です。

ひとりのお肉屋さんは次のお仕事を探しているそうです。
でももう一人のお肉屋さんは、早めのリタイアをすると聞きました。

カードを渡したときに、普段ホールフーズに来ない人たちが山のように閉店割引の商品をトロリーに積んでいるのを見て微妙な気分だったって。
その人たちがいつもお買い物していたら、閉店にはならなかったでしょうからね。

ホールフーズができるまではユニクロがここにありました。
ホールフーズの後がどうなるのかは私は知りません。
また新しいお店ができたら紹介しますね。





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月9日日曜日

オーバーツーリズム問題

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


このブログを読んでいる人はイギリスの観光に興味がある人かもしれません。

ブログのタイトルの「パブの肴」というのは、パブでおしゃべりするカンジの軽めの話題(レストランやイベントなど外出のおすすめや、ニュースを含むイギリスの日常生活)ということ。
重い話題を避けているわけじゃないんですが、議論になりそうな重い話題は、正直それだけの知識やコミットメントが自分にはないと思っています。
大事なことも多いので、それじゃあダメだとは思っているんですけどね。
最近はどの業界も気候を含め環境に関して難しい問題が山積み、観光業も同じです。
そんな苦手な分野をちょっとお勉強してみようと思って、この間 CPD のとあるクラス「持続可能な観光業」をうけてみました。

CPD というのは、専門職のライセンスを取った後、継続して行う自分磨きのための勉強です。
ふつう、その専門分野に関する機関がオーガナイズしています。
イギリスの観光ガイドはライセンス制で、こういったCPDはギルドかAPTGの担当。

今回のクラスはAPTG(リンクします)の主催でした。
午前中が教室内のレクチャー、お昼ご飯をはさんで実際にそういった取り組みを行っている場所の視察。

なかなか興味深かったです。

レクチャーではオーバーツーリズム(観光公害)に触れた部分もありました。

今、日本でも観光客と地元のトラブルが話題になることがあるようです。

例えば、路線バスに大きなスーツケースを持った観光客がたくさん乗り込んでいて市民の足としての役割が果たせないとか、神社やお寺が観光地化して神聖な場所として認識されていないとか。

そんな中、数日前の英国紙タイムスにある記事が掲載されました。
要約すると日本に住んでいる英国人のジョシュア・シャーロックさんと妻のまゆみさんがある事件をきっかけに外出もままならない状況に置かれているということです。
全て訳すと長くなりすぎるので、興味のある人はリンクから読んでください。
5月23日に京都の八坂神社で4人の年配の観光客を連れたシャーロック氏が地元の女性と口論になり、その一部が録画されソーシャルメディアで拡散されました。
そのビデオが炎上し、100万回以上閲覧され、シャーロックさんとまゆみさんの名前や住所までが拡散されて職場や自宅にまで押しかける人もいるという事態になっているそう。
記事の結びには、この些細なきっかけが二人の生活に大きな影響を与えたことで、日本には暗い裏の面があることを思い知らされた。素晴らしい人や優しい人がいるのは確かだが、極端な過激派も存在すると締めくくっています。
写真は八坂神社。
公式サイトから(リンクします)


持続可能なツーリズムの授業では、ヨルダンのペトラ遺跡の例を挙げて、オーバーツーリズムの害やその対応策、実例をいろいろ勉強しました。
地元の人たちとの軋轢は害の中でも大きなもので、京都にも重なる部分がいくつか見受けられました。
文化が違う場所からの観光客を、受け入れる側でできることはいくつかあります。
そのひとつは観光ガイドや広報による啓蒙。
今回はシャーロックさんがガイドとして行うべきだったことを果たさなかったことを注意した女性との会話が発端で、その際の誠意のなさが溝をさらに広げてしまったように(私には)見えるのですが、私は関係者には会ったこともありませんし、問題のビデオすら見ていません。
ただ、シャーロックさんと口論になった女性(記事中では緑の着物が美しい30代の女性と紹介されています)のツイートは見かけました。
たくさんの人たちがコメントをつけていて、シャーロックさんが運営している旅行会社が登録されていないとか、だから税金を払っていないだろうとか、神社での振る舞いや口論になった女性との失礼なやり取りからは少し話が広がってしまっているコメントもありました。

ロンドンでは7つにひとつの職業が直接、もしくは間接的に観光業にかかわっているといわれています。
外国人によるロンドンでの支出は141億ポンド。
京都ではどれくらいなのでしょうか?

たくさんの国で、観光業が占める経済的なシェアが大きくなっていて、その利益のために観光地の弊害に目を背けてしまう場合もあるようです。
でも地元の人たちの文化が脅かされるといったことを危惧する人たちがいることは無視できないと思います。
今回はそんなフラストレーションを抱えた人たちの行き場のなさがSNSの炎上で独り歩きしてしまったのではないでしょうか?

オーバーツーリズムの解決策は色々あると思います。
例えば市バスを複数種走らせて、市民パスを持った地元の人しか乗れないものを用意するとか、神社やお寺の入場を、信者とそれ以外に分けて、観光なら資格を持ったガイド以外はガイディングできないようにするとか、市民と観光客の利害が交差しないようなアイディアを出し合うのもいいかもしれません。
観光税もすでに世界のあちこちで実施している都市があるようです。

京都を含め、世界の観光地のオーバーツーリズム問題、難しいですね。














  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月6日木曜日

イギリスの負の遺産

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


最近、イギリスでは美術館や博物館の展示に負の遺産を紹介することが多くなりました。
負の遺産というのは色々ありますが、イギリスでは特に奴隷や植民地に関するものが目立ちます。

例えば去年新しくなった肖像画美術館や、毎年架け替えがあるテイトブリテンなどでも絵画の展示の説明に「この絵が描かれた背景には奴隷貿易で富を得ていた財産という要素がある」という一文が加わっていたり。

こういった補足は役に立つと思う人たちがいる半面、批評家の中には、絵画の良さよりも女性画家だとか黒人が描かれているとかを選択の基準にするのは政治的すぎるといった意見もあるようです。
また、時代物のテレビドラマや映画にも、これまで一切見ることがなかった人種の雇用が広がっていることを形式主義(トークニズム・Tokenism)とよんで軽蔑するする風潮もあります。

これを逆手に取ってコメディーにしたキャラクターがサウスパークのトルキン・ブラックというキャラクター(リンクします)
皮肉が売り物のアメリカのアニメーション。

先日訪れたケンジントン宮殿でも負の遺産としてこんな像が飾られていました。

この像はジョン・ノストという彫刻家 による「奴隷にされた男性の胸像」
1700年ごろの作品です。
ジョン・ノストはフランドル地方のアーティストで、イギリスに住みました。
親戚に同じ名前の人がいて、それぞれがアーティストなのでややこしいです。
彼は1710年に亡くなって、イギリスに長く住んでいた間に教会の中のお墓の彫刻などをたくさん手掛けています。
甥っ子も彫刻家で、同じ名前。
その人は1729年に亡くなって、バッキンガム宮殿やチャッツワースなどのお屋敷にたくさんの彫刻が残っています。

この作品はロイヤル コレクション登録番号、RCIN 1396
モデルは誰なのかわかっていないようです。
ヘッドバンドには宝石がはめ込まれていた穴がまだ残っていて、羽根の生えたターバンを含め東洋風の衣装を身に着け、豪華な装い。
それなのに、彼の首に巻かれた首輪はには留め金か錠が取り付けられていたようで、彼の身分を示しています。
ということで、贅沢なファッションは、彼自身ではなくて奴隷所有者の富と地位を意図的に誇示したものといえます。

この胸像はウィリアム 3 世、もしくはその後継者であるアン女王のためにケンジントン宮殿に飾るために作られたと思われています。
ふたりとも、当時のたくさんの人たちと同じようにロイヤル・アフリカ会社(後の南海会社)によって行われた奴隷貿易に投資していました。
南海会社はバブルがはじけた原因の会社として歴史の授業で習いますよね。

そういった会社に投資した個人や団体はロンドン市で株の取引を行いました。
ロイヤルエクスチェンジです。
16世紀に建てられたロイヤルエクスチェンジは1666年のロンドン大火で焼失。
その後建て直されたものも、1838年に火事で焼失。
現在のロイヤルエクスチェンジはその後ウイリアム・タイトによって建てられたもの。
この写真はロイヤルエクスチェンジのウェブサイトから。
柱が並んだ大きな建物がそうです。
そして、その左側は英国銀行。
ロンドン市の中心といっても過言ではない交差点。

現在、レストランとショッピングモールになっている建物の中はこんな感じ。
フォートナムメイソンのショップとティールームもあって、ランチやアフタヌーンティーでにぎわっています。

きれいな青空の日にペディメント(三角の彫り物のある部分)の写真を撮りました。
ウエストマコットという彫刻家によって、17人の人物が彫られています。
テーマは取引所だけあって、ロンドンの商人と世界の商人。
中心には商業のシンボルの擬人化。
その左手に8人、右手にも8人。
左端から見ていきましょう。
色んな人物が取引するものを持っています。
服装から外国人とわかる人も。
そして右手の8人がこちら。
中央のシンボルと併せて17人。



気が付きました?

中央のシンボルは外して、16人のうち、取引をしていたのは15人だったこと。
ひとりだけ、取引をされていたこと。

ひとりだけが跪いていたこと。

そして、これがロンドンの富を象徴するロイヤルエクスチェンジの正面であるということ。

負の遺産に関するアートは以前にも紹介しました。
でも実際には何気なく見ている景色の中にもたくさんの負の遺産が隠れている。







  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月4日火曜日

歯のホワイトニング中!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)

4年前、コロナ騒ぎで外出もままならず、することもなかった頃。
暇を持て余してお酒の量が増えたのですが、健康を考えてお茶にシフト。
ユックリお茶の時間を楽しんだりする時間も増えました。

当時はお煎茶や玉露を主に飲んでいましたが、カフェインが気になったので夕方以降は麦茶を飲むようになりました。
1リットルをひとりで1日で飲んでいた。
ベッドサイドに小さなボトルをおいて、夜中にのどが渇いたときにも飲むようになったのは1年くらい前からかな。

何だか歯の色が気になってきたのは去年のクリスマス頃。
歯磨き粉をホワイトニングタイプに変えたりもしたけれど、それほど効果は感じられない。

ティムちゃんから「気になるなら歯医者さんでホワイトニングしたら」って後押しされて、とうとう実行することにしました。
ネットの評価や場所の便利さをティムちゃんが色々調べてくれて、予約まで取ってくれたので、ま、仕方なく行ってきたって感じです(笑)

その歯医者さんは初めて行く場所。
先ずはホワイトニングすることに問題がないか、歯医者さんによる診察。
これが90ポンド。

効果的にホワイトニングするためにハイジーニストの処置。
5年ぶりくらいなのでみっちり1時間(涙)
これが190ポンド。

その後、歯の型をとってホワイトニング用のトレイを作ってもらい、実際の処置をスタートしたのは先週の金曜日。
この型取りとキットの受取、利用の指導が450ポンド。


ホワイトニング、安くなりましたね。

20年くらい前に別の歯医者さんでホワイトニングした時はホワイトニングだけで600ポンドくらいだったから、物価の上昇を考えたら半額くらいの感覚です。
その時の処置はトレイを使った自宅で行うタイプではなくて、歯医者さんの椅子の上で2時間弱かけて白くしてもらうタイプ。

結果は満足でしたが、その当時ティムちゃんはトレイを作って自宅でホワイトニングするタイプを試して、効果はこっちの方が良いという意見でした。

ホワイトニングには他にもいろんな方法があるし、向き不向きもあるので、たくさんの選択の中から自分にあったものを選ぶのが大事。

自分の歯に合わせたトレイは(多分)何年も使えるわけじゃないけれど、気になった時にジェルだけ買い足すっていうのはポイント高いかなって思います。

今回受け取ったキットは2週間分らしいんですが、欲しければ追加のジェルは100ポンド以下で受付で購入できるそうです。

同封されていた歯の色見本。
私の歯は左から4本目くらいの色から始めました。

ホワイトニング始める前のハイジーニストの処置でそれよりも少し明るくなった歯の色。
やっぱり麦茶が良くなかったんじゃないかな。
ホワイトニング中は色の濃い食べ物はご法度。
コーヒーや赤ワイン、カレーもだめって。
ということで、金曜日から白いものばっかり食べてます(笑)

ティムちゃんがホワイトニングした20年くらい前は、寝ている間トレイを利用していましたが、今のはそんなに長くかかりません。
1日60分から90分(それを2週間)でいいんです。

なのでお夕食に好きなものを食べて、歯磨きしてフロスした後、お風呂に入る時に装着しています。
その後、ティムちゃんと映画やドラマをテレビで見ていると時間が来る感じ。
無理なく続けられそう。
就寝中ずっと装着だと思っていたので、短い時間でいいのは嬉しいサプライズでした。

既に2段階くらい明るくなった歯の色を見ると嬉しいです。
あとは体重5kg落とせば完璧(笑)




  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。