2024年4月5日金曜日

庶民院の議長さんのおうちに行ってきたよ!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


イギリス国会の議長さんはスピーカーとよばれます。

先日その彼のおうちに行きませんか?というメールが来たので申し込んで行ってきました。
もちろん個人的なお誘いではなく、一般の人に開かれたツアーです。
先日紹介したビッグベンのツアー(リンクします)もそうですが、最近国会議事堂ではいろんなツアーが売り出されているので、興味のある人はぜひウェブサイト(リンクします)を覗いてみてください。
私はお客様のチケットを用意したりする関係で、メールでのお知らせが届くように設定していますから、新しいツアーができた時や、イベント開催時などにいち早く情報が届きます。
人気のツアーは発売と同時に瞬時に売り切れたりもするので、やはりより早い情報が頼りです。

このブログを書いている現在、催行されているのは4種類。

国会議事堂の生ガイドツアー
国会議事堂のオーディオガイドツアー
ビッグベンの時計塔に上がるツアー
議長さんのおうちツアー

このうちオーディオガイドツアー以外は団体行動を余儀なくされて、スタートから終わりまで行動を管理されます。
集合場所と解散場所になるウエストミンスターホールとそのお隣にある元チャペル以外は写真は禁止。
こちらがウエストミンスターホール。
リチャード2世の時代に作られた樫の木の天井が残っていて、それは見事な建物です。
またこちらは別記事でちゃんと紹介する予定。

さて、この議長さんのおうちツアー、もちろんプライベートな部分に入ることができるとは思っていませんでしたが、実際に見たのはほんの数部屋。
執務に使う書斎以外は、お客様をもてなすための、いわゆる迎賓館的なお部屋の数々。
正直言って、ちょっと物足りないな、というのが感想です。
担当してくれたガイドは、質問には答えてくれたものの、それほどエンタテーメント要素があるわけでもなく、詳しい説明が得意というオタク要素もない人でした。
なので、他のガイドだったら、また違った印象になったかもしれません。

写真は一切禁止(集合と解散場所のウエストミンスターホールは除く)なので、ネットで探した写真を少し紹介します。
写真はいずれも国会議事堂のウェブサイトから。

このお部屋が一番印象深かった。
ステートダイニングルームです。

お客様をおもてなしするお部屋。
すぐにでもお食事が出てきそうな用意が整えられていました。

また、他のお部屋と違って警備員が目を光らせていたのも印象的。
カトラリーなどの盗難を心配しているのだと想像します(笑)

メニューはフランス風のお料理が用意されているようで、例として紹介されていたのは

コンソメ・ロワイヤル
ヒラメのフィレ
ラム肉(長い名前だったので調理法などは覚えていません)
そしてデザートはサクランボ酒に浸けたパイナップル。
ワインはいくつか並んでいましたが、ラムに合わせたものがジゴンダスだった以外は覚えていません。
メニュー位、写真撮りたかったな。


さて、こちらが現在の議長さん。
お名前はリンジーホイルさんです。
彼の肖像画が、あるお部屋の暖炉の上に飾られていました。
そのお部屋には他にも女性で初めて議長さんになったベティー・ブースロイドさんや、ついこの間まで議長を務めていたバーカウ氏の肖像画もありました。

ちょっと面白いところでは、ステートベッドがあったこと。
ステートベッドというのは君主のためのベッドです。

お屋敷の中に、来る/来ないは置いておいて、君主のための寝室を用意するのは忠誠の証。
このベッドは、昔、国会の開会宣言の前日宿泊する君主のために用意されたもの。

現在では開会宣言には日帰り(笑)だから必要はないですが、歴史を感じさせますね!

議長さんのおうちというのはビッグベンのすぐそば。
テムズに張り出した部分で5階建て。
何と全部で60部屋の豪邸です。
窓がたくさんあって、川沿いの明るいお部屋が印象的でした。
赤で四角く囲った部分がそうです。

私は国会議事堂のツアーは参加したこともガイドしたこともあるけど、どれか一つを選ぶなら、お勧めは;
1、ビッグベンに上るツアー(面白いけど、体力が必要)
2、国会議事堂のオーディオガイドツアー(オーディオは日本語無し)
3、国会議事堂のガイドツアー(自由行動無し、英語のみ)
そして、この議長さんのおうちツアーかな。

機会をみつけて是非どうぞ。






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