2024年4月12日金曜日

雨宿りのつもりがシルバーのお買い物になってしまった!

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以前に紹介したことがあるかも、と思って探したらありました。
だけど、中は全く変わっていません。
ここへは時々お客様をご案内するんだけど、この間は小雨が降っていたので時間つぶしに立ち寄りました。


地下に降りたら昔の金庫が飾ってあります。
世界で初めての万博、1851年のグレート・エキシビションに展示されたものだそうです。

以前あった写真禁止の札がない。
各お店の様子は全く変わっていません。
お店のショーウィンドウを見て気になったものがあれば中に入ればいい。
これなんか面白い。
はちみつ入れかな?
でもミツバチというよりはハエに見える(爆)

ぶらぶら歩いてウインドウを楽しんだ後、ジョージアンのとても素敵な小物入れがあったので購入しました。
ティムちゃんにあげたら喜ぶかなって思って。

ホールマーク(イギリスの銀製品に付けられる刻印のこと)のシルバーで、中は金張りの豪華なもの。
手のひらにちょうど乗るサイズで、きれいな楕円形のフォルム。
包み込むように持って、両脇を少し押すとパカッと蓋が開く仕組み。
ぴっちり閉まるので、嗅ぎたばこ入れとして作られたものだと思います。

とても素敵だけど、何に使うだろう。
持ち運ぶにはちょっとかさばる。
ポケットには入るけれど、ティムちゃんはお財布すら持たないし。
ベッドサイドテーブルに置いて、チョコレートとか入れたらかわいいかな。
買った後で使い方を考えないといけないなんて、衝動買いの女王、私らしいお買い物です。


一緒にいた、ブログ友達のねこなすさん(リンクします)はトーストラックを見ていて、お値段を聞いたりしていました。
トーストラックというのは朝ごはんにトーストを立てて出すためのもの。
ちょっと例を挙げておきます。
銀の重さや造られた年代、デザインなどでお値段はいろいろ。

お店の人は比較的若めの気さくな人で「安くしとくよ~」みたいなノリ。
で、いくつかトーストラックを見せてくれた後、ねこなすさんは買う気がないみたいなので、私の方にセールスをかけてきました。

この日は特に探し物があったわけではなくて、時間つぶしが目的。
ねこなすさんが来たことがないというので、気軽にどんなものがあるか見てみようという気分で、シルバー製品をふたつも買うつもりは毛頭ないです。
(というか一つ買うとも思っていなかった!)

でも、見せてくれたトーストラックのひとつが、とてもお値打ち品だったので心が揺らいでしまいました。
持ってみるとずっしり重い。
計ってみると300gほど。
現在の銀の価格は、グラム当たり約70ペンスなので、銀としての価値だけでも200ポンド以上ということになります。

正直なところ、嗅ぎたばこ入れのような上品な魅力はありませんが、使い方を無理やり考えなくてもいいところはポイント高いかも。
もちろんこちらもホールマーク付き。
ところがアンティークではありません。

アンティークというのは100年以上前のもの。
つまり、今年なら1923年よりも前のもの。
30年以上前のものはヴィンテージ、50年以上前のものは本物の(True)ヴィンテージという言い方をします。

このトーストラックはヴィンテージでもなくて、何と2000年に作られたもの。
こちらがそのホールマークです。
左から制作者、925というのはシルバーの純度、錨のマークはバーミンガムのアセイ(査定機関)ライオンはイギリスの銀製品であるということ。
普通は右端に制作年がアルファベットで入ります。

これは主なアセイマーク。
どこで査定されたものかでアルファベットが変わるので、アセイが判ればこのサイトが便利。

写真のライオンのおとなり、十字のマークは特別な年のマークです。
十字は西暦2000年のこと。
特別な年の記念のマークということで、このサイトに他のマークと併せて記述があります(リンクします)


で、一番左の制作者のマーク、M&Wって書いてあるでしょう?
銀製品で有名なマッピン&ウェッブのことです。
ブランド物が大好きなティムちゃんにはこっちの方がいいかな。

銀製品をふたつも買いたくないと言ったら、じゃあ前のを返品してこれを買えばいいと言われて、結局買ってしまいました。
ジョージアンの嗅ぎたばこ入れには未練があるけど、実用的なのはこっち。

ティムちゃんにトーストラックをプレゼントしたら大喜びしてくれましたから、いいお買い物でした。
こちらがプレゼントしたトーストラック。

毎日使ってくれているのでとっても嬉しいです。







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