ロンドンで一番アイコニックな建物は?
そう聞いたら、いろんな返事が返ってきそうです。
バッキンガム宮殿、セントポール大聖堂、ウエストミンスター寺院、ロンドン塔とかが人気?
もちろん国会議事堂とビッグベンも外せませんね。
ビッグベンというのは国会議事堂の時計塔のニックネームと思われがちですが、実はエリザベスタワーという時計塔の中にある鐘の名前。
なので、外からは見えません。
ただ、エリザベスタワーの知名度と比べると、段違いに広がっているニックネームですから、そうよんでも正そうとする人は少ないです(多分ガイド位?)
国会議事堂ではいろんなツアーが催行されていますが、そんなひとつにこの時計塔に上がるものがあります。
私は国会議事堂の中を案内する資格を2000年に取ったのですが、その時には一般の人が入ることのできる場所は、ほぼすべて実際に入って研修を受けました。
時計塔は一般人は入ることができなくて、そのために中を観たことはありませんでした。
それが最近ツアーがあるというので調べてみたら、ひと月にいちどだけ、数か月先の予約がリリースされることが分かりました。
春の終り頃だったかなぁ?
早速、予約開始の数日後にウェブサイトをみてみたら、全部売り切れ。
次の月の予約開始日もその日にチェックしたのに売り切れ。
これはリリース時間と同時に予約しないといけないみたい。
なので8月のリリース日(11月のツアー)にタイマーまで設定して、やっとチケットを手に入れました。
因みに次のリリースは12月13日の10時、3月のチケットです。
運よくチケットが手に入ったら、ツアー開始の30分前までに国会議事堂に集合。
エアポートスタイルのセキュリティーチェックがあります。
セキュリティー後はウエストミンスターホールへ。
ここにはお手洗いやカフェもあるし、写真もオッケーです。
私はゆっくり写真を撮りたかったので50分前くらいに入場しました。
去年お亡くなりになられたエリザベス2世のご遺体が安置されたのもこのホール。
その後何回かここを訪れましたが、その記念プレートをまだ見ていなかったのです。
これがそう。
左中がジョージ6世、右中がクイーンマザー。
そして中央下がエリザベス2世の記念プレートです。
そうこうしているとツアー出発の10分前。
鍵付きのロッカーに荷物を入れて、この先は90分間写真撮影もお手洗い休憩もありません。
ツアー参加者は15人。
ガイドは二人、今回は先導するガイド、キャロラインさんと最後尾の見張り(笑)ガイド、ディヴィッドさん。
緊急事態にも対応できるように二人ともファーストエイドの資格を持っているようでした。
途中で気分が悪くなったり、歩けなくなったりする人がたまにいるそうです。
ツアー参加の条件にも、334段の階段を自力で上がれる体力があること、閉所恐怖症や高所恐怖症などの人には不向きであることなどがありました。
ウエストミンスターホールを出て、時計塔の入り口へと向かいます。
でも時計塔の中のらせん階段にはたくさんの窓があって、しかもらせん階段の真ん中が吹き抜けなので、途中でリタイヤしようかと何度も思ってしまいました。
この文字盤の内側もぐるっと歩きましたよ!
その下の階には時計の心臓部、メカニズムのお部屋があります。
そして文字盤の上の階がビッグベンのベルとあと二つの小さめの鐘が配置されているお部屋。
鐘が下げられているお部屋は窓がなく柱のみで半分屋外みたいなもの。
眺めがいいと言えば聞こえはいいですが、風が吹き抜けるので寒いし怖かったです。
そして、ビッグベンの鐘が鳴るのを鐘の横で聞くのはさすがに感動しました。
耳栓が渡されるのですが、それでも大音響。
でも聞くというよりもおなかに響くって感じです。
こればっかりは体験してみないと分からないんじゃないかな。
そして、参加するなら10時のツアーがお勧めです。
なぜかって?
ビッグベンの音色が11回聞けますからね。
12時のツアーだと1時の鐘だから1回だけ。
2時のツアーだと3回、5時のツアーは6回聞くことになります。
国会議事堂が出しているメカニズムの部分の動画を貼っておきますね。
それではツアーに行ってみたい人は国会の公式ページからどうぞ(リンクします)
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