今回のパリ往復はユーロスターでした。
ご旅行のプラン時に、お客様から「飛行機とユーロスターどっちがいいか」アドバイスを求められたんですが、ユーロスターの方がお勧めですって秒で答えました(笑)
といっても状況によっては飛行機をお勧めすることもあり得ます。
今回ユーロスターをお勧めしたのは;
1、ロンドンの中心地からパリの中心地までの移動なので、飛行場と中心地間の移動ロスがない。
2、コロナ禍で人員不足の各国エアポートのサービス状況が良くない。
この2点です。
特に2に関しては、利用することになるヒースローで荷物の紛失が多発していることに加えて、短距離の飛行ルートのキャンセルが相次いでいることも考慮しました。
日本からの旅行客の場合は、短期間の滞在が多いので、1も2も両方大事ですよね。
ただ、大変だったのが荷物。
以前あったポーターサービスが無くなっていて、自分で荷物を運ばないといけない。
もしくは滞在地のホテルから、目的地のホテルまで荷物を運んでくれるサービスもあるそうですが、今ひとつ信用できない(笑)
ただ、荷物検査の際に持ち上げたり下ろしたりする以外は、すべてフラット(プラットフォームに上がるのはスロープですが、段差は無し)数は少ないですが、エレベーターもあります。
お荷物がスーツケースやキャリーケースひとつなら、それほど気にしなくていいと思います。
でも2個以上あるなら、ちょっと大変かも。
ユーロスターのサービスは、基本スタンダードとビジネスの2種類です。
そして、この中間に位置するスタンダードプレミアというのもありますが、名前が大げさな割に大したサービスじゃないのでお勧めしません。
以前はビジネスプレミアの食事は悪くなかったと覚えていますが、ここ5年くらいはハズレが続いています。
メニューのパターンもあるので、運もあるかも。
ビジネスのいいところはチケットが柔軟に対応(無料で変更やキャンセル可能)できるところと優先レーンの存在です。
座席が少し広いとか、食事が出るというのはオマケ程度に考えていた方がいい。
だってパリまでたったの2時間強。
食事に興味があるのなら、美味しいレストランに行けばいいです。
でも侮れないのは優先レーン。
ロンドンのセントパンクラスでも、パリの北駅でも、ぞっとするような長い行列を見かけますが、優先レーンでスキップできるのは気分的にも随分プラスです。
そして駅の中にはラウンジがあって、出発まで寛ぐことができます。
これはパリのラウンジからの眺め。
車内の食事の写真もちょっと載せておきます。
まずシャンペンとナッツが来て、その後、前菜とデザートが乗ったトレイが登場。
メインはタラのクリームソース。
デザートはレモンムースのケーキ。
こんな景色を見ながらの食事です。トマトとモッツアレッラのサラダ、
メインはベジタリアンのメニューにしてみました。
意外においしかった。
そして、ミラベルがデザートなのにびっくり。
フルーツが丸ごと出てきたのは、何回もユーロスターに乗っているけど初めての経験。
ヨーロッパ便の飛行機のビジネスクラスの食事レベルと似たり寄ったりというところ。
ビジネスプレミア、繰り返しますが、期待すべきは食事ではなくチケットの柔軟性と優先レーン(笑)
列車内ではろくなものがないし、しかも高価です。
ロンドンだと、ユーロスター発着のセントパンクラス駅やお隣のキングスクロス駅の構内でいろんなものが手に入ります。
パリでは、ずっと昔、プランタンの食品売り場でオードブルの盛り合わせを買って、座席でゆっくり楽しんだことがあります。
まだウォータールー駅の発着で、パリからは3時間以上かかっていた時代、懐かしいなぁ。
ロンドンでもパリでも、駅に到着してUBER を予約すると、混みあうので3割り増しくらいからひどい時は倍近くの運賃になります。
なのでお茶でも飲んでしばらくしてから手配するか、ふつうのタクシーで移動の方が安い場合も多いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿