イギリスの BBC 長寿番組のひとつに「Dr WHO」というものがあります。
本来は子供番組だと思うのですが、大人にもファンは多い。
タイムマシーンとか、怪獣が出てくるんだけど、私はちゃんと観たことがないので詳しくは知りません。
そんな私でも知っているのはタイムマシーンが青い箱状であること。
ちょっと紹介するとこんな感じ。
この写真はグーグルマップからの借用です。アールズコートというロンドン地下鉄駅の前。
これ、実は交番だったんです。
コンクリート製で、中には小さな机と警察署につながる電話があって、おまわりさんが中でお仕事できるようになっていました。
はい、過去形です。
今はもう使われていません。
交番が使われだしたのは19世紀後半。
スコットランドのグラスゴーが最初らしいです。
このデザインになったのは1929年のことで、全部で1000個設置されたそうです。
そしてこれよりもすっとスリムな鋳鉄製の電話ボックスタイプ(中に人は入れない)は1958年に製作されて、こちらも現在では使われていません。
ただ、いくつかは街中に残されているので、探せば外観を見ることはできます。
ロンドンの旧市街地、ギルドホールのそばにもあります。
ほらね。ギルドホールの前の広場を挟んだところにセント・ローレンスという教会があって、その東側です。
白いパネルの部分には取っ手があって、それを開けると警察署につながる電話が入っていました。
天辺には青いライトがあって、それが点滅していると巡回中のおまわりさんが警察署に連絡の必要があるという意味だったそうです。
また、下の部分には救急用品が入っていたそうです。
現在わずかですが、ロンドンで見ることができます。
旧市街地のシティー警察のものはこの写真のような水色。
そしてそれ以外のメトロポリタン警察の管轄区では最初の写真にある交番のような濃い青色をしています。
ピカデリーサーカスにもあるので、一般の観光の人はそちらの方が探しやすいかな?
ピカデリー通りの北側、地下鉄駅に降りる階段の脇です。
いずれも無線の発達や公衆電話の設置などで1969年から順次撤去されていきました。
昔を偲んでいくつかは再び設置されましたが、機能は失われています。
そして今では携帯電話の発達で公衆電話を見かけることもずいぶん少なくなってしまいました。
そのうち公衆電話もこんな警察直通電話みたいに完全に過去のものになるかもしれませんね。
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