2007年4月22日日曜日

ロンドンマラソン

世界中で一年を通じて色々なマラソンが開催されていますが、イギリスでマラソンが大流行だったのは80年代のことだそうです。
ところが道路の規制など交通のアレンジが大変だということが理由でどんどん数が減って今はホンの一握りのマラソンが開催されているに過ぎません。
私は走るのが苦手です。
小さいときから体育が大嫌いで中学校の頃から母親に手紙を書いてもらって授業を見学することが多かったのを覚えています。
高校に入ってからは体育のある日は途中で仮病を使って帰宅したことも1度や2度ではありません。
そんな私ですからマラソンは理解できずにいました。
「何が面白くってこんなに長い距離を走りたいんだろう・・・?」
しかもテレビを見ていてもみんなつらくて苦しそう。
ところがロンドンマラソンはちょっと違います。
一部の本当に走る人たちは(意味、わかってもらえますか?)他のマラソンとおんなじなんだけれど、大部分の人はチャリティーのために走っています。
「こんなにつらくて苦しむんだから、xxのチャリティーに寄付してください」
そこで変てこな格好をしたり、チャリティーにゆかりのある格好をしたり。
走ることが目的ではなく、努力しているのを見てもらって寄付してもらうのが目的ですから、みんな笑いながら、おしゃべりしながらぞろぞろ歩いていても一向に気になりません。
本当に参加することに意義があるわけです。
今年のアイディア賞は「カラオケ君」
何と7キロもするカラオケマシーンを担いで、歌いながら走るというもの。
ところでマラソンの距離は42.195キロですが理由はご存知ですか?
1896年のモダンオリンピック開催地はアテネで、距離は40kmでした。
これは約25マイル。次のパリ、セントルイスではそれに準じた距離を使って特に規定は設けませんでした。
1908年のロンドンオリンピックの時には26マイルの距離が設定(これはウインザー城から開催地のホワイトシティーまでの距離)されましたが、ゴールをロイヤルボックスの前まで伸ばすことにして、結局26マイル+385ヤード、つまり42.195kmになったそうです。
その後2つの開催地でまた別の距離が使われましたが、1921年に国際オリンピック委員会で正式に42.195kmが認められて今に至ったわけです。
昔はイギリスが尊重されていたんですね。

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