9月19日、故エリザベス女王の国葬がウエストミンスター寺院で執り行われました。
それ以前の4日間は昼夜を問わず、彼女の柩をひとめ見ようとたくさんの人々が弔問に列を作りました。
12時間以上並ぶ人たちの列が、柩が安置されたウエストミンスターホールからロンドン塔の南岸まで伸びて、この行列に参加したセレブや、行列に並ばずにウエストミンスターホールに入ることのできた人々が話題にもなりました。
12時間って座って待つわけじゃなくて、立って歩いての行列です。
すごい体力。
しかも酷暑だった夏は終わって、朝夕は気温が一桁のロンドンです。
でも大きな問題もなく、荘厳なお式が世界中に配信されて、とても多くの人たちが国葬を見たわけです。
舞台になったウエストミンスター寺院には2000人以上の招待客が世界中から集まりました。
日本からは天皇陛下と皇后さまがお式にご出席でした。
この時の皇后さまが身に着けていらしたネックレス。
黒の装いだったので、写真で確認しても私ははっきりと見ることができずにいるのですが、どうも報道によるとジェットだったそうです。
ジェットというのはイギリスの北東海岸、ウィットビーが産地の黒い化石。
ま、ごく簡単に言えば、琥珀の黒い親戚といえます。
イギリスで真っ黒というのを「ジェットブラック」というのですが、それくらい黒いということです。
19世紀のイギリスの女王、ヴィクトリア女王は愛する夫のアルバート公が亡くなった後、ずっと喪服を身に着けて、その際にアクセサリーも黒を好んでジェットは一躍ファッショナブルなジュエリーになりました。
でもその以前からジェットはイギリスのジュエリーとしていろんな人たちが身に着けてきたものです。
もう一つ、喪服に会うアクセサリーといえば真珠です。
国葬ではキャサリン妃が見事なパールのチョーカーを身に着けていましたが、これはなんと日本の真珠らしいですね。
アクセサリーは宝石だけではありません。
正装ということで多くの女性は帽子を身に着けていましたが、いろんな形がありました。
ティムちゃんはメーガン妃の帽子が一番素敵だったという意見です。
ジュエリーに興味があるなら、一押しの美術館がV&A。
宝石に興味があるなら地質学博物館もお勧めです。
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