2019年10月3日木曜日

フライトが遅れたら、ラッキーって思えるかも!

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先週末は桃太郎君がロンドンに来てくれました。

エディンバラのフラットに飾る絵を買いに、東ロンドンのアーティストのスタジオを訪れるためです。

ネットでアーティストの絵は見られるのですが、やっぱり実際に見て納得してから買いたいと、わざわざロンドンまでやってきたのです。


特定の画家の絵が欲しいってわけじゃないので、エディンバラでも探したそうですが、気に入った絵がなかったそうです。

東ロンドンにはアーティストがたくさん住んでいるので、スタジオで作品を実際に見て買えるのがいいらしい。
特に桃太郎君が探しているのが「オリジナルの抽象画」ということで、ディーラーを通して買うとすごいお値段になることも実際にロンドンまで足を運んだ理由だそうです。


飛行機も安いものを探して、なんと格安飛行機のライアンエアで手配しました。
そして、なんとその飛行機が3時間遅れでロンドンに到着。

片道50ポンドもしない安いチケットだけど、実はヨーロッパ内の飛行は遅れやキャンセルに対して法律で補償が決められているのです。
条令の名前は EU Regulation 261/ 2004。

補償の対象になる遅れは3時間以上かららしいのですが、チケットのお値段に関係なく、1,500㎞までの飛行距離で250ユーロ。
4時間以上の遅れは3,500km以上の飛行距離なら600ユーロ請求できるそうです。
遅滞の理由も書かなきゃいけなかったので、理由によっては補償がない可能性もあるかも。

飛行機会社はやっぱり払いたくないようで、ふつうは申請したら1-2回断られるらしいとか、書類をそろえたりするのが大変だとかレビューにも書かれていました。

どうせもらえると思っていなかった補償だからと割り切って、専門の会社から請求してもらうのも手です。
数社に問い合わせをしましたが、どこも大体25%の手数料で手続きの代行をしてくれるようでした。

ウェブで簡単に手続きできます。
必要だったのはパスポートと搭乗券のコピー、それからフライトの詳細。
手続きには5分と掛かりませんでした。

25%というのは大きな割合だと思う人も多いでしょうが、楽したいなら価値はあると思いました。
結果は桃太郎君が教えてくれることになっているので、楽しみに待っています。

こんな風に携帯で簡単に手続きできますから旅先でも簡単。

もちろん飛行機は予定通りに到着するのが最高だけど、3時間以上遅れたら、予定が狂った慰めにはなると思います。
タイトなスケジュールだと、こういった慰めも役に立たないかもしれないので、ゆとりを持ったプラン作りがカギかもね。

結局、桃太郎君は4枚の絵を買いました。
見せてもらったけど、すごくいい作品も混じっていて(全部が私の好みというわけではなかったです!)ロンドンまで来た価値はあったみたい。

飛行機の遅滞補償について詳しく知りたい人は、
EU Regulation 261/ 2004
この条令名で検索すると色々出てくると思います。





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