バーガンディーのディジョンをベースに秋を楽しんでいる私たち。
この地方にはティムちゃんのお友達や知り合いがたくさんいます。
中でももう何十年も懇意にしていて、ボーヌに住んでいるテリーが、私たちをディジョンまで迎えに来てくれました。
お昼ご飯を一緒に食べようという話だったので、ディジョンからボーヌまで列車の便もいいから、ボーヌで待ち合わせてもよかったのですが、ついでにお友達の日本人がいるから、ぜひ紹介したいとわざわざ車で来てくれました。
というのも、お友達の「コージ」はジュブレ・シャンベルタン村に住んでいるので、ボーヌからは車が必要なのです。
実はもうずっと前から彼のことは聞かされていたのですが、今までなかなか訪れるチャンスがなかったのです。
ジュブレ・シャンベルタン村に到着。
なんだか、ただの駐車場もフランスっぽくてかっこいい(笑)
車を停めてすぐ歩き出したテリーを見て、駐車場代は払わなくていいの?って聞いちゃいました。
ジュブレ・シャンベルタン村は観光地ってわけじゃないけど、ワインで有名な村だし、駐車場代も取りそうな感じだったから(笑)
そしたら、ここはイギリスじゃないから大丈夫って笑われました。
「コージは身一つでフランスに来て、ワインを作るようになったんだ、すごく努力家。
僕が尊敬する本物の友達のひとり。」
テリーからそう聞かされていたので、どんな人なのか結構興味がありました。
テリーも身一つでフランスに来たウェールズ人なので、文化や環境が違うところに外国人として住んで努力することの大変さを知っている人なんです。
これがテリー。
後ろに見えるのが「コージ」のおうち。
そしてこれが彼の裏庭。
ピノノワールのブドウ畑です。
ここから年間二樽分のワインが作られるそうです。
今年は雨が非常に少なかったそうで、ブドウの粒は小さめ。
3週間ほど前に収穫したそうですが、いつもよりブドウの糖度が高いそうです。
「コージ」がワインの勉強をしにフランスに来たときはが、フランス語は全くできなかったとテリーが教えてくれました。
そこでワインの勉強の傍ら、フランス語も習って、いろんな会社でワインづくりを修行して今に至ったそうです。
といってもバーガンディーで自分の畑を持つことは簡単じゃない。
はじめはブドウや果汁を買ってワインを作っていたそうですが、今では裏庭以外にもいくつか畑があるそうです。
品種はシャルドネ、ピノノワール、そしてアリゴテの3種。
彼の畑から収穫した、彼のワインが地下のセラーに眠っています。
それぞれの樽には畑がある村の名前とヴィンテージが書かれています。
今回は試飲も楽しみました。
詳しく話も聞けて、とっても充実した時間。
「コージ」としか聞いていなかったのですが、もしかしたらどこかに本名が出てるかも、と「ジュブレ・シャンベルタン村、ワイン、日本人」と検索してみたら、どうもワイン業界では有名な人みたい。
仲田晃司さん。
「コージ」のワインは日本でも手に入るようです。
ルー・デュモン / LOU DUMONT で探してみてください。
日本の職人気質で造り上げたブルゴーニュワイン。
もちろんブルゴーニュなんだけど、とっても繊細で、ある意味、日本人らしいワインです。
www.loudumont.com
ラベルには漢字の「天・地・人」という文字がきざまれてます。
ワインで大事なのは、お天気などの自然、地面、造っている人の3要素、ということですって。
本当、その通り。
外国で活躍している日本人見ると嬉しい。
それが凄いって思ってくれる現地の人がいるってことも、また嬉しい。
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