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今日、日本のニュースを読んでいたら、ナツメグ中毒のことが載っていました。
びっくり!ナツメグって毒なの?
聞いたことないよ!
私、ナツメグの香りが好きで、結構いろんなものに入れてます。
特に絶対に入れるのはひき肉かミルクのお料理。
ハンバーグとか、ミートソース、マカロニグラタン、どれも好物でよく作ります。
おうちで使うのは丸い形のナツメグそのまま。
それを必要に応じて、小さなおろし金ですりおろしています。
一回に入れる量は、1/3粒くらいかなぁ。
ブログのためにキッチンで写真を撮ってきました!
調べてみたら、ナツメグにはミリスチシンとエレミシンという成分が入っていて、これが痙攣、動悸、嘔気、脱水症、全身へ疼痛感、強力な精神錯乱状態などを起こす可能性があるそうです。
イギリスでは、ドラッグの代わりに使いたい人が、わざと大量に食べたりする例があるそうです。
が、常識的な量だと問題はないそうです。
良かった~。
日本でニュースになった人は、ひと瓶全部を二人分のハンバーグに入れて、結果、病院に運ばれたそうです。
幸いにも大事に至らなかったようで何より。
ナツメグはイギリスでは子供の歌にもなるくらい代表的なスパイス。
たまにティムちゃんが歌ってくれる、ナツメグの歌(I had a Little Nut Tree)
歌詞を紹介しますね。
I had a little nut tree 僕の小さなナッツの木、
Nothing would it bear 何にもならないのに、
But a silver nutmeg 銀のナツメグと
And a golden pear 金の洋ナシがひとつづつなるんだよ。
The King of Spain's daughter この木のおかげで
Came to visit me, スペインの王様の王女様が
And all for the sake 僕に会いに来たくらいだよ。
Of my little nut tree
ナツメグは木の実の種なのですが、その種を包んでいる皮がメースというスパイスに、種の部分がナツメグというスパイスになります。
時代によっては同じ重さの金よりも高額で取引がされました。
インドネシアのラン島にしかなかったので、破格の値段が付いたのです。
1511年、ポルトガルがその利権を持った後、イギリスの東インド会社と、オランダの東インド会社とで取り合いになり、戦争にまで発展しました。
戦争の結果、1677年にブレダ条約が結ばれて、ラン島とその隣にあるバンダ島はオランダの領地になりましたが、代わりにオランダはマンハッタンにあった「ニューアムステルダム」という町をイギリスに差し出しました、
これが現在のニューヨーク。
もしオランダが手放さなかったら、世界は大きく変わっていたでしょうね!
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