グラインドボーンは、ロンドンから南に車で2時間ちょっと。
ルイスの町の東に位置しています。
夏のオペラで有名なところ。
行ってみたいな、という方のために写真なども載せておきますね。
ここは、盛装していくのがお勧めです。
男性は蝶ネクタイ、ジャケットは黒がやや多いのですが、白も少なくありません。
女性は肩を出したドレスを着ている人が大半です。
ビジネススーツみたいな格好だと、かなり居心地が悪いかもしれません。まだ、陽が高いころに到着して、お庭を歩くのも素敵です。
遠くに羊が見えます。
「こちら側まで来ないのかしら?」なんて心配はご無用。
Ha-Haになっています。
Ha-Haというのはイギリスのお庭でよく使われる手法で、柵を作らずに(つまり景観を損なわずに)家畜のエリアと人間のエリアをわける方法です。
こちら側からは見えませんが、家畜のエリアとの境が崖のようになっています。もちろんバーへ直行して、シャンペンを飲むのもアリです。
ハウスシャンペンはグラスだと10ポンド弱。グラインドボーンでは、中休みの時間を利用して、ちゃんとしたディナーを取ることができるのが魅力。
幕間の中休みは、何と85分。
レストランもありますが、ここではやっぱりピクニックです。
前菜、メイン、デザートとコーヒー、そしてシャンペンがクオーター付いてくるピクニックセットが、一人65ポンドくらいです。
ポーターを予約して、オペラを楽しんでいる間に、テーブルのセッティングはお任せ。
ポーター代は別です。
ピクニックディナーはバスケットに入っているものを自分で取り出してもいいし、給仕のサービスを追加することも出来ます。
それは給仕一人当たり40ポンド。
メニューはいろいろ選べるので、何人かで行って、組み合わせを楽しむのもアリ。
これは私の前菜、アスパラガスとアーティーチョークのサラダ。ピクニックといってもちゃんとフォークとナイフ、そしてもちろん陶器のお皿です。
メインコースはいろいろ組み合わせてみました。
上から時計回りに、ロブスターのサラダ、ポテトサラダ、ローストビーフ、そして鴨の胸肉。デザートはグラインドボーン特製サマープディング。
ベリー類がたっぷりで、さわやかな酸味が私は好きだけど、日本の人にはちょっとすっぱいかもね。イギリスらしいところなので、とってもお勧めです。
今回は2日続けて行ったのですが、1日目は快晴。
緑の芝生の写真がそう。
この芝生のところでピクニックです。
ベストポジションは、桑の木の横。
私はグラインドボーンに電話して、場所を(かなり前に)予約しました。
もちろん自分で用意したピクニックの人たちも結構います。
次の日は残念ながら曇り空で雨が降るかもしれないお天気でした。
そんな時にはバルコニーにピクニックの用意がされます。
だから、雨でも心配要りません。
2 件のコメント:
オペラの幕間にピクニックなんて素敵!
しかし、65ポンドってそれ一人分ですか?うーん。1年に一度の贅沢と思うべきなのか。オペラなんだから奮発すべきなのか。貴族的な催し物のようですね。
イタリアやドイツで見るオペラってもっとオペラそのものを真剣に楽しむためのものって感じです。たまにはセレブ的な楽しみ方もいいですねえ。
ロッテンマイヤーさん、こんばんは。
グラインドボーンは大陸のオペラと違って、オペラだけを楽しみに来る人はいない(もしくはかなりの少数派)ようです。
それよりも、パーティーに来ているカンジかな?
もともと貴族のお屋敷で、お客様を集めて演じられたといったスタンスが残っています。
だから、グラインドボーンに来るということが、オペラそのものよりも少し大事な感覚です。
家族で来る人もいるし、お友達同士や恋人同士。
もちろんみんなオペラは好きなのでしょうが、それよりも、同じ空間をシェアしているということが大切なようです。
65ポンドは一人分です。
でも自分でお弁当を持ってきてもいいんですよ!
たくさんの人たちが、テーブルや椅子(もちろんピクニック用の簡易タイプ)と一緒に食べ物も持ってきていました。
でもチラッと見かけたF&Mとかのバスケットだと、もっと高そうな気もするけど・・・。
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