来週、お客様をご案内するので、漱石博物館に下見に行ってきました。
ここは1984年にオープンしました。
私は前まで行ったことはあったけど、中に入ったのは初めてです。
開館の時期が、2月から9月と限られることと、その時期中でも水、土、日の週3日だけしかオープンしていないので、在英が長い人でも足を運んだことのある人はそんなに多くはないのではないでしょうか?
この写真が博物館の外観です。すっごーい!
と思いました?
これはイギリスの住宅のスタイルで、何軒ものおうちがくっついています。
上のほうの窓3つを縦割りにして1軒です。
ドアの横を見ると、呼び鈴。建てられた時には一軒だったものが、現在では4軒に分けられているということです。
実は地下にも部屋と入り口があるので、実際は5軒に分けられているわけ。
この建物が漱石博物館になったのは、お向かいに漱石が下宿していたというコネクションがあるのです。建物にブループラークが付いています。
2002年につけられたそうですが、日本人の名前がブループラークに入ったのは、夏目漱石が初めてだそうです。館内には夏目漱石にまつわる資料が展示されています。
ケースの中には国勢調査のコピー、漱石の本名は金之助なので、K.Natsumeと名前が記入されています。漱石は留学中に購入した本のリストなども残していて、それをもとに同じ本が博物館にも並べられています。
こういった資料はとても興味を引きました。
特に帰国後の漱石の本の装丁などにかなりの影響を与えたと思われます。
漱石の滞在当時をイラストなどにしたものが、絵葉書として売られていました。
お土産にいいかもしれません。
私は鉄道のクラッパムジャンクションから路線バス(77か87)でかなり近くまで行きましたけれど、普通の旅行者は地下鉄のクラッパムコモンから歩いてくるそうです。
少しわかりにくいので、道に迷った人からよく電話がかかってくるそうです。
実際私がいた時にも1回そんな電話がなりました。
イギリスがあまり好きではなかった漱石が、滞在の大部分をすごしたこの通りを一度目にしてみるのもいいのではないのでしょうか?
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