2010年8月22日日曜日

日本への小包

桃太郎君の学校の夏休みは2ヶ月です。
今年はGCSEの試験の関係で、実質2ヵ月半くらいありました。
私達と2週間だけスペインを楽しんだ後、桃太郎君はさっさと日本へ旅立ってしまいました。

桃太郎君は一人っ子なので、日本でいとこやはとこに会うのがとても楽しいらしいのです。
今回はそんな日本滞在(約45日)のうち、1週間だけ一人旅をする予定でした。
JRの1週間のパスを使って、ユースホステルや民宿などを自分で探して一人旅。
どこへ行くのもどこに泊まるのも自由。
心配な面もありますが、少しは冒険もしないと。

私は大阪の出身で、妹が今でも大阪に住んでいます。
もう結婚もして、子供もいて、郊外に住んでいるのですが、桃太郎君は「ちょっと挨拶に行きたい」って。
「マミィ、多分ね、そこに泊まると行動が制約されちゃうから、挨拶だけして、街中のホテルを探すつもり」
ところがふたを開けると、「ちょっと挨拶」どころか、1週間のうち4日お邪魔したんですって。
だったらそれなりのお土産を持たせたのに・・・。

そこで妹に、お礼のメールと併せて、何かイギリスから送って欲しいものを聞いてみました。
そしたら、やっぱり紅茶。
日本でももちろん美味しいお茶は手に入るだろうけれど、イギリスからのお茶は香りが断然いいんですって。

普通だったら郵便局から送るんだけど、今回はちょっと気になって、郵便局と日本の宅急便のサービスを比べてみる気になりました。

妹のだんな様がアールグレイが好きとのことなので、今回はちょっと組み合わせてみました。
私が美味しいと思うのは、デューク・ストリートのヒギンズ。
王室御用達で、ちょっとしたサービスが好きなんです。
例えば「アールグレイが好きなので、それはいただくとして、もうひとつプレゼントするとしたら、何がお勧めかしら?」みたいな。
本当に小さなたたずまいなので、お買い物しているって充実感があります。
ブルーレイディーというのを薦められましたから、それもちょっといただきました。
柑橘系のさわやかな香りです。
トワイニングのレイディーグレイに似た感じです。

その後はフォートナムアンドメイソンで、ファーストフラッシュの木箱と、アールグレイ、そして、アールグレイのスモークしたものを買いました。

それから日系の三越で、お勧めの紅茶のセット(日本で未発売)というのに惹かれて。

で、その後寄ったのが、三越地下の宅急便のカウンター
「クロネコヤマト」です。

今回お値段を比較してみて、安いのにびっくりしました。
例えば今回は3kg以内なので、梱包も入れて30ポンドでした。
もと高額なイメージがあったんだけど。

イギリスは公共の郵便が始まった国だけに、制度もしっかりしています。
日本からのお手紙は、普通3日くらいで着いちゃいます。
こちらからのものは4日くらいかな?

でも小包は、割高感があります。
商品を持ってカウンターに行くと、書類なんかの書き方のアドヴァイスまで、すべてお手伝いしてくれます。
プレゼントなどの場合は、日本の税金の計算もやってくれます。

手続きが終わった後、別送品の手続き(つまり日本へ行く人の追加荷物の手配)に関しても聞いて見ましたが、普通のイギリスの小包よりも安いと思います。

内容物の詳細は、自己申請だそうですから、今回私はレシートを出しましたけれど、自分で作った明細でもいいそうです。
別送品の場合はカウンター業務の予約が必要だそう(予約なしの場合は20ポンド余計にかかるそうです)ですが、普通の小包はそのままの持込でOKだそう。

カウンターの女の子達もすごく親切で、気持ちのいいサービスでした。
それだけでも郵便局のカウンターに並ぶよりはいいかな(笑)

2 件のコメント:

ゆき珠 さんのコメント...

桃太郎君、すっかり関西弁になってるかも(笑)

ドイツ、しかも近所のフランクフルトにも「クロネコヤマト」あるけど、小包が持ち込める所があるのはうらやましい!
こっちでは、単なる日本への引越屋さんってイメージです。

miki bartley さんのコメント...

ゆき珠さん、こんにちは。
ロンドンのカウンターには各種箱のサイズも用意してあって、本当に品物を持って行くだけで、梱包も全部向こうでやってくれます。
郵便局だとそんなわけに行かないですよね。
書類はもちろん自分で書かなきゃいけないんですけど、日本の関税などの説明もちゃんとしてくれるし、プレゼントの場合はうれしいです。
だってせっかく贈って、もらった人が日本で税金を払わなくちゃいけないなんてあんまりですしね。

桃太郎君の日本語、いつも九州にいる親戚のところで方言を覚えてきます。
私には全く理解できないので、関西弁だとどんなにうれしいか・・・。