火曜日の夜にお仕事絡みでQUO-VADIS というレストランに行って来ました。
ソーホー、ディーン・ストリートにあって、昔は貧民街、カールマルクスが貧乏のどん底にあった時に間借りしていた部屋の入っている建物です。
ここで彼は生まれたばかりの子供を病気で亡くして、そのお葬式の費用すら近所のフランス人から借りたといわれています。
今ではレストランの従業員の更衣室として使われているそうですが、建物の外側にはブループラークがあって、彼が住んでいたことが判るようになっています。
各家庭からの煙突の煙も手伝って、大変に暗かったその当時のロンドンで、灯りのために使うお金もなかった彼はここからせっせと大英図書館に通いました。
実際大英図書館(大英博物館)までは歩くと10分ぐらいです。
今は時代も変わって高級レストランになっていますが、イタリアンベースのヨーロッパ料理といった感じです。
ロンドンは劇場が有名です。
この地域にもたくさんの劇場が犇いて、毎晩ミュージカルやパフォーマンスを楽しむ人々で溢れています。
殆どの演目は7時半から8時にスタートしますから、この辺りのレストランではプレシアターというセットメニューを用意しています。
ゆっくり夕食を楽しむお客様の前に、もう一回転させちゃおうという仕組みで、値段も低く設定されていますが8時までにお店を出るのが原則です。
ここ QUO-VADIS でもこのプレシアターをいただきました。
15人以内ならメニューの中から選ぶこともできます。
ちなみにこの日は前菜が3種類、きのこのソテー(カレーとココナッツ風味)、ニョッキの入ったトマトスープ、カルパッチョからひとつ選びます。
メインは地中海風タリアターレ、鳥の胸肉トマトとモッツァレーラ添え、イカの素揚げナスの添え物から選びます。
デザートはチョコムース、りんごのチーズケーキ、チーズの3種類から。
量も多すぎないので日本人にはぴったりです。
ワインはカリフォルニアのジンファンデルを選びました。
サービスも早くてお勧めのお店です。http://www.whitestarline.org.uk/Quo_Vadis_Restaurant.htm
0 件のコメント:
コメントを投稿