2007年3月9日金曜日

セントポール大聖堂


いつもは観光でご案内させていただくセントポール大聖堂に本来の目的であるサーヴィスを受けるために行ってきました。
私の息子の学校は今年で創立450年になるのですが(イギリスでしょ?)その記念の一環としてセントポール大聖堂での記念礼拝が行われました。

普段はテレビなどでしかお目にかかることのできないロンドン司教様のお説教をはじめて体験しましたが、とても気さくなお話だったのでびっくりです。
司教様となられただけあってカリスマ性のある話し方。内容もウィットに富んでいて近所の教会の牧師さんとは大違いでした。私立中学校(ホグワーツみたいな感じで生徒は11歳から18歳まで)の子供たちもその両親も、そして過去にこの学校を出た卒業生のおじいさんたちも共に楽しめる内容でした。

シェイクスピアの関連の観光のときに「彼(シェイスクピア)が上は王侯貴族から下は庶民まで楽しめる劇を書くということは大変な偉業でした」という表現をするのですが、身分はともかくこれだけの年齢幅のある観衆を楽しませるというのは大変な才能だと思いました。

私がガイドをする時も客層を考えに入れますがやはり絞りきれない時が一番大変です。
同じ職業であるとか年齢層が限られているとか、そうなるとテーラーメイドのガイドすることが可能になります。
同じ通りや同じ絵ををガイドするときにもお客様によって内容は変えますから司教様のお話の大変さは身にしみて理解できます。

皆様も機会があれば観光ではなく是非礼拝に参加してみてください。教会のすばらしさが違った面からご覧いただけます。

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