2025年12月6日土曜日

​ リバプールの名物料理といえば?

リバプールの名物料理、それはスカウス。

日本に住んでいれば、聞いたことも見たこともないという人が多いでしょうね。

スカウスは簡単に言えば「リバプール風肉じゃが」
アイリッシュ・シチューとかランカシャー・ホットポットなどのような、イギリスの各地にあるお肉とお野菜の煮込み料理。

湖水もそうだしリバプールやマンチェスターといったイギリスの北西は本当に雨が多い。
ロンドンを含む南東と比べると、おそらく倍くらい違うと思います。
イギリスの北西にこういった煮込み料理が多いのはお天気も関係するのかも。

私が滞在した時もお昼は晴れていたのに夕方から雨。
傘が必要なくらいの雨でした(ロンドンでは降っても傘がいらないか、すぐ止むことが多いです)
晩ごはんに雨の中出歩きたくなかったこともあって、ホテルのレストランのメニューを確認したらスカウスがある。
寒くて暗い夜にはぴったりですね!


スカウス、私は羊肉の方が好きなんですが、牛肉のスカウスが嫌いというわけではありません。
ノボテルのレストランは牛肉のスカウス。
すね肉をじっくり煮込んであったらうれしいけれど、頬肉でもいいかな。
脂身やゼラチン質がないお肉を長時間煮込むとぱさぱさになって美味しくないので、それさえ気を付ければ絶対に美味しくなるはずのお料理です。

写真、見たい?

こちらは前菜というよりもワインのおつまみに注文した「シェフ名物の手羽先」
BBQ味とピリピリ味があったのでピリピリにしました。
一口食べて好みの味ではなかったのでそれ以上食べるのをやめました。
だってスカウス食べる時にお腹が空いている方が美味しいでしょ?

スカウスがきたよ~💗

紫キャベツの酢漬けが付いてきた。
スカウスの味をキュッと引き締めるために添えられていると思うけれど、何の味もしない。歯ごたえもないし、酸っぱくもないし、塩味もない。
こんなに存在感のない味なら、いっそ無い方がいい。


グリルしたパンだ~。
気を取り直してパンに手を伸ばしました。
どこを食べても焦げた部分が口に入るので炭を食べているような味だった(涙)


でもいいの、キャベツもパンも要は添え物。
スカウスが美味しければ文句はないのよ~。


え、

煮汁がない。
煮すぎてなくなってしまったのか?
それとも器に盛る時に入れなかっただけなのか。
こういった煮込む料理はお汁が美味しいのになぁ。
スプーンでそのままいただいたり、パンに浸していただいたり。
お肉はドライでなおかつ固い。

ここまで美味しくないスカウスを食べたのは初めて。
お口に合いませんでした程度では表現できないほどおいしくなかったです。


こちらはお勘定。

ワインと前菜とメインで £35.75、日本円だと約 7000円。
安いといえば安いんだけど、ワイン以外は満足じゃなかったのでお勧めはしません。
リバプールでスカウスが食べたいのなら、ぜひ他の場所へどうぞ(笑)

ただ、スカウスは実際は家庭料理だからそれぞれの家庭の味があるわけで、すべての人を満足させるような定番を選ぶのは難しいんだと思います。

この記事を書きながら、肉じゃがが食べたくなってきました。
ティムちゃんは「肉じゃが」と発音できずに「ミック・ジャガー」とよんでいます。
コロッケを「カラオケ」というのと似たような半分ジョークの呼び名。

美味しく出来たら写真をアップしますね!



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