2025年6月30日月曜日

ロンドンで最大規模の木造オフィスビル





この中で最も北に位置するのがランベス橋のエリア。
この地域の鉄道路線の脇に日本の住友林業が携わったロンドンで最大規模の木造オフィスビルが完成しました。

先日そのビルを見学できる機会に恵まれたので、皆さんにも紹介したいと思います。
このエリアは私がロンドンに鉄道で向かう時に脇を通るので「え、木造ビルなんてあったっけ?」と思ったのが正直なところ。
何となく、木が外にたくさん出ている木造ビルのイメージで考えていたんですね。

実際に観たのは全く別のイメージのビルです。
え、これ?

木造ってイメージと全然違う。

それでは中に入ってみましょう!
こちら、ビルの受付です。
まだ入居前なので静か。
そして木の香り!

ビルの案内にも木材がふんだんに使われていてほっこりします。
奥のロビー部分。
すぐ横が鉄道の高架なのですが、陽がたっぷり入って明るいです。
ここでこのプロジェクトのブリーフィングがありました。

ブリーフィングでの資料は掲載許可をいただくのを忘れてしまったので、このグラフはすでに一般のインターネットに公開されているもの(リンクします)を引っ張ってきました。
記事中の写真は全て私が撮影したものです。



このグラフはプロジェクトの炭素排出量の推移を示しています。
①木材使用により削減された建築時の炭素排出量に対して、
②木材の炭素固定量をオフセットすることにより、
③竣工時にカーボンネガティブになると試算されています。建物使用中のエネルギー消費によるオペレーショナル・カーボンを加算しても約60 年間ネットゼロカーボンとなります。
(※使用木材を将来の解体時において再利用することを想定)


ウォータールー駅への列車がひっきりなしに通るのに、ビル内はとても静か。
利用者のウェルビーイングのための配慮が至る所に感じられました。

このフロアは最上階、階数は地下1階・地上6階建て。

こちらはひとつ下の階で、このフロアで5月初めに竣工式が行われたそうです。

この階ではこの建築に関するいろいろな展示もあって興味深かったです。
これ、建物の外壁の一部や内装にも使われているタイルです。
このビルが建つランベス区には昔ロイヤルドルトンの工房があったという、瀬戸物に所縁があるエリア。
このランベス区の子供たちがデザインしたんですって。
そんな背景を説明するパネル。


また、このビルに関する数字も色々。
例えば徒歩15分以内に5つの公園、16のバー、23のレストラン、6つのジム、そして10のギャラリーがあるそうです。
バーの数が出てくるところがイギリスですね!
最近のオフィスビルは駐車場がないところがほとんどです。
環境のために公共の乗り物が推奨されるから。
そして環境への配慮や経済的な理由での自転車通勤も多いです。
そのための自転車置き場や自転車通勤の人たちが利用できるシャワールームや着替えのお部屋もあります。

こちらは男性用のシャワールームと着替え部屋。
シャワー個室は小さくまとまっていて、数もたくさんありました。


このプロジェクトは先進的な低炭素建築計画が評価されて、既に New London Award 2020 や World Architecture Festival Award 2021を受賞しています。
また、環境認証の「BREEAM」、健康配慮型オフィス認証の「WELL」、スマートビルディング認証の「WIRED SCORE」で最高レベルを取得する予定だそうです。
すでにEPCレート(エネルギー効率)は「A」の認定なので、英国政府が進めている2050年までにGHG(温室効果ガス)排出量をカーボンニュートラルにする目標や2030年のBレベルに満たない非住宅建物の賃貸を禁止する方針にも対応しています。

2023年時点で「 Bレベル以上のオフィス物件は英ロンドンで2割程度」と環境性能基準を満たしたオフィスの供給は不足しているので今後環境性能の高い建物の需要拡大が予想されているそうです。
日本の企業がイギリスで活躍しているのをみるのは嬉しいです。



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2025年6月28日土曜日

ロンドンの開発地域、VNEBエリア




お仕事でたまにあるのが建築関係の視察。

ロンドンは古い建物が多いのですが、新しいものが無いわけではありません。
「開発地区」とよばれているエリアもいくつかあって、ロンドンの中心地だとキングスクロスとVNEBエリアがよく知られています。
多分日本の方がよく行かれるのはキングスクロスではないかな。
お客様をご案内しに数か月に一度は行きます。
キングスクロスはその名の通りでキングスクロス駅の周り。

ではVNEBエリアはどこかといえば;
V ヴォクソール
NE ナインエルムス
B バタシー
この3つを合わせた開発地域です。
227ヘクタールという巨大な地域で、この開発には地下鉄ノーザンラインの延長も含まれて、全体で約18500戸の住宅と約18500の雇用が見込まれています。

キングスクロスも面白いのですが、そちらは53ヘクタールなので約4分の一の規模。
いつか記事にしようときれいに晴れた日に写真も撮りに行っているのですが、まだ書けず(笑)

でも私はVNEBの規模が凄いので、どちらかひとつしか見る時間がないのならこちらをお勧めすることが多いです。
ついでにこの間紹介したバタシー発電所のリフト(リンクします)に乗ったら全景がよくわかります。
そして時間があまりないならキングスクロス(笑)

VNEBではランベス橋のたもとにあるランベス宮殿やお庭の歴史博物館といった古い建物と上手に擦り合わせが必要な部分もあれば、ウォータールー駅からの鉄道路線の脇といった安全上の規制が多い立地、アメリカ大使館がある高層ビルのエリア、そしてバタシー発電所の外観の保存指定といった風にたくさんの要素が絡む興味深い場所。
テムズ川沿いというロケーションは開放感があってイベントなどにも向いています。
船でのアクセスも可能。

こういった開発はグレーターロンドンが主導していきますから、各資料はそこから手に入ります。

ロンドン市庁舎に行った時(リンクします)にも開発の際のいろんな話し合いが市庁舎であるなんて話を聞きました。

このエリアの縁にあたる場所に日本の企業がかかわったビルが完成したということで、次回はそちらを紹介したいと思います。




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2025年6月26日木曜日

初めてのハイボール!


お客様とのお食事で、最初の乾杯がビールってことがよくあります。

「ごめんなさい、私、ビール飲めないんです」ってお断りするとアルコールがダメだと勘違いされてしまうので「ワインとシャンペン、そして日本酒は大好きなんですが、ビールは飲めません」って言うようにしています(笑)

なんて図々しいって思いました?
私はお客様と一緒にお食事も飲み物も楽しめるようなお仕事しか受けません。
せっかくのフリーランスですから、その辺はちゃんと選んでいます。

もちろんビジネス会食とかで同席できない時もありますから、あくまで観光の部分。

で、この間、お食事の時に珍しくウイスキーをいただきました。
私は普段、蒸留酒は飲みません。
特にウイスキーは好きじゃない。
強いお酒の香りが苦手。

でもね、これは全く問題なく、というか、とっても美味しくいただいたので、また見かけたら注文してみたいなと思っています。


台湾のウイスキーらしいんですが、おうちに帰ってティムちゃんに話したら「初めて聞いた」って言ってました。
でも桃太郎君に聞いたら「そういえば台湾に行った時にすごくおいしいウイスキーがあるって話題に上ったので、飲まなかったけれど名前は憶えていた」そうです。

ということで、見かけたら是非トライしてみてください。
お値段はレストランやバーによるけれど、ロンドンでは1杯20ポンドから30ポンドくらいで出しているところが多いようです。

私はハイボールでいただきました。
まろやかでピートの癖とかも全くなかった。
多分ティムちゃんも好きだろうと思うので、クリスマスに買ってあげようかと思っています。


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2025年6月24日火曜日

石焼ビビンバ食べてきた!




私、韓国料理があまり好きではありません。

キムチは嫌いだし、チヂミとかチャプチェとかもそんなに好きじゃない。
きっと美味しいところで食べていないのが原因かな?
焼肉は好きだけれど、日本の焼肉と韓国の焼肉の違いはよく知りません。

先日パディントンで午後からのお仕事があったんだけど、その前にランチを食べておこうとフラフラ歩いていたら韓国料理のお店を見つけました。

ひとりで気楽に食べるのにはいいかなと思って石焼ビビンバを注文してみた。

最後にビビンバを食べたのはホルボーンの地下鉄駅のそば。
多分10年位前。

特に好きってわけじゃないけれど、お野菜もたくさん入っているし栄養のバランスがよさそうだと思ったから。
一品で完結するのも楽チン。


食べてるときにはさほど気にならないけれど、韓国料理だし、きっとニンニクがいっぱい入っているだろうから食後にマウスウォッシュでうがいをしてミント(ハーブじゃなくてお口直しのミント)もたくさん食べました。

やっぱりお酒が入らなければ安いですね。

おうちに帰ったらティムちゃんから「何食べてきたの?すごいにおいがする」って言われました。
大好きなものを食べて文句言われるのは気にならないけれど、さして好きでもないものを食べて臭いとか言われるの嫌だなぁ。
やっぱりにおいが強いものは二人一緒に食べるのがコツですね(笑)
どちらか一人だけで食べるとこういったことになる。

最近はイギリスでキムチが人気です。

おしゃれなレストランでメニューにキムチソースなんて書いてあったりするとがっかり。
あっさりそのまま出してって思っちゃうんですが、人気だということは売れている、つまり好きな人が多いってことなんでしょうね。

桃太郎君はキムチが好きで、何と自分で作っています。



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2025年6月22日日曜日

ヴィクトリア時代のおうちを覗いてみよう!



こんな街並み、ロンドンでよく見かけますよね。

これらのおうちが実際に家族単位で使われていた時代もあったわけですが、今はほとんどが改造されて小さなフラットになっていたり、ホテルとして使われていたりします。

「おうちだったころの様子を見てみたいなぁ」と思うのなら、いい場所があります。
サンボーンハウス(リンクします)
ここはエドワード・リンリー・サンボーンが住んだ場所で、その当時のまま保存されている小さな博物館なのです。
「誰、それ?」という人も多いかもしれません。

リンリー(友人たちからはサンボーンではなくリンリーとよばれていました)はパンチ誌のイラストレーターです。

パンチ誌は1841年から1992年まで続いたイギリスの雑誌。
風刺画(カートゥーン)を一般に広めた功績で知られています。

パンチ誌初期のイラストレーターはリチャード・ドイル、シャーロックホームズの作者コナン・ドイルの伯父さんなのでシャーロキアンなら聞いたことがあるかも。
リチャード・ドイルやジョン・テニエルの方が有名なので、リンリーはパンチ誌の歴史を調べてもあまり詳しくは出てきません。

でも彼のおうちが博物館になったおかげで彼のイラストをよく知ることができます。
それもこれも彼の子孫がこのおうちを当時のまま残したから。
彼の孫が貴族と結婚して、その子供、写真家のトニー(のちにスノウドン伯爵)がエリザベス2世の妹マーガレット王女と結婚しました。
彼の家系はリンリーという名前で写真や室内装飾でも知られています。



私がここを訪れて一番いいなって思うのはステンドグラスかな。

ヴィクトリア時代の装飾はごちゃごちゃしすぎなことも多い。
例えばこんな壁紙とか天井とか。
お部屋も暗いし、雰囲気をひとことで表すなら憂鬱系(笑)
これ、ご飯のお部屋なんだけど、こんなところで食べたら会話が重くなりそう。
でも実際は人を招くのが好きでいつも賑やかな食卓だったそうです。
テーブルは大きくして12人で囲むことができるようになっていました。


このステンドグラスもいいなぁ。

こちらは居間。
ヴィクトリア時代の流行のスタイルになっています。
とりあえず物が多い(笑)
250以上のものがひしめき合っています。

そしてこちらは主寝室。
リンリーが住んでいた時はモリスの壁紙だったそうですが、その後日本の壁紙に替えられたのが19世紀後半。


そしてこちらがバスルーム。
リンリーにとってとても大切な場所でした。
というのも彼のイラストは写真をトレースして作られたものだったから。
このバスルームは暗室としても使われていました。
バスタブのサイドに開閉式の横板があるのに気づきますか?
写真のプリントに必要な薬剤などを置く必要があったから取り付けられたわけ。

パンチ誌でイラストの趣旨が決まったらお庭で写真を撮って、それを基にイラストを描いたのです。
実際の写真が左、そしてそれを基に描かれたイラストが右手。

こちらは右手が写真です。
写真は趣味と実益を兼ねていたようで、本人や家族たち、そして召使も総動員で小道具を使ったり、面白いポーズを決めたり、そのほとんどが裏庭で撮影されたそうです。

そんな写真を基に彼がイラストを描いた彼の仕事部屋。

ヴィクトリア時代のいろんなことがわかって、とても興味深い博物館です。
ロンドンに数日しかいないという人には、他のもっと有名な観光場所があるだろうけれど、住んでいる人やリピーター、そしてヴィクトリア時代に興味のある人にはとても面白い場所だと思います。

是非どうぞ。



因みにパンチ誌のアーカイブはネットで閲覧が可能です。
こちらもなかなか面白いです。











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2025年6月20日金曜日

痛風の次はドライアイ、次々と起こる更年期の問題!


痛風と診断されたあと処方されたお薬のおかげか、今のところ全く問題がない私の足。

ところが今度は目の充血。
お散歩していた時に目がゴロゴロするので擦ってしまったあとだから原因はきっとそれ。

去年、眼科医から私は涙が目に留まる時間が短くて、そのために目が乾燥しやすいと言われました。
なので異物が入ったりすると傷がつきやすいそうです。

病院に行く前におとずれた検眼医(リンクします)からは潤滑油的な役割がある点眼薬を必要な時に使うように言われました。
普通に処方箋なしで買えるもの。
ひとつ15ポンドちょっとします。


ドライアイ用のもっと安いものを自分で探してもいいんだけど、数ポンドケチって目に何かあったらバカみたいだから勧められたブランドのものをそのまま買い続けています。

しばらくはそれを多めに点していましたが、良くなる気配もないのでお薬屋さんへ。
最近イギリスのお薬屋さんでは結膜炎とかの処方ができるようになっています。
目ヤニは出ますかって聞かれたけど、出ない。
出たら感染用のお薬があるらしいけれど、出ないなら感染ではないって。
で充血用の目薬を買ってきました。

それでも良くならないので、また検眼医に予約を取って診てもらったら病院にリファーしてくれることに。
「え、それって予約されましたとかってお手紙が来るやつですか?」って思わず聞いてしまいました😅
そうしたら「大丈夫、私が送った情報をお医者様が診て、それで電話がもらえるはず。もし診察までに悪化したら私にメールして」ということでした。
その日はもう夕方だったのでどこからも連絡はなし。
翌朝9時くらいに病院から電話があって喜んだのもつかの間、アポイントメントは来週😭
屋外では眩しくて目も開けられないので直ぐに検眼医にメールして昨日よりも酷くなったので来週まで待てないと言ったら、すぐにもう一度診てくれることになりました。

その時に聞いたことはスペックセイバー(イギリス全国展開の眼鏡屋さん)には処方箋が出せる検眼医とそうでない検眼医がいること。
処方箋が出せる検眼医はお店に普通ひとりだけなのでそのシフトによってはいないこともあるそうです。

前日にはいなかった処方箋が出せる検眼医がこの日にいたおかげで無事に目薬を2種類手に入れることができました。
ひとつは抗生物質。
もうひとつはステロイド系。
これに潤滑系の3種類の目薬を時間をずらしながら4時間おきに点眼して、1週間でずいぶんましになりました。

目が赤いことの何が嫌って、やっぱり見た目。
ガイドって対人のお仕事なので感染症と間違われるのも嫌だし。

目薬を持ち歩いたり、外出中に時間通りに点眼するのは面倒だけど、症状がましになって本当に良かった。

ところでドライアイも痛風も女性ホルモンが減ったために起こりやすくなるそうです。
2度あることは3度あるということで他にも何か出てきそう(笑)

ティムちゃんとそんな話をしていたら「最近みきちゃんは怒りっぽくなったと思う」って言われました。
そうかなぁ。
私、あんまり怒らないのが取り柄と思っていたけれど。

気になったのでエストロゲンの減少で起こりやすい他の病気を調べたら骨粗鬆症と動脈硬化!
生活習慣を考え直さないといけないのかなぁ。


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2025年6月18日水曜日

キューパレスに行ってきたよ!



ロンドンはヒートウェーブ中!

今週から最高気温が20度後半、日によっては30度越え!!
2週間ほど続くみたいでちょっと恐怖(笑)

日本の方からすれば「たいしたことないわね」って思うでしょう?
でもね、冷房設備がほとんどないロンドンでは一大事なんです!

私はこの期間に大切なお客様を何組かアテンドするのでレストランをいくつか予約しなおしました。

理由ですか?

エアコンがないからです!!

天井が高くてエアコンが効いている場所はそれほど多くはありません。
美味しいけれど、混んでいるパブとか、ガーデンの温室を利用したレストランとか全てアウト!!

なので忙しく行程の見直しで数日過ごしています。

そんな合間を縫って久しぶりにキューパレスに行ってきました。
キューパレスはキューガーデン内にある昔の宮殿。

でも宮殿というよりは小さなお屋敷という規模です。
30分もあればじっくり見られるのでお勧め。

ガーデンの観光も日影がない場所が多ければ要注意。
実はその確認でキューまで行ったんですけどね。
ルート上、日影がどれくらいあるかとか、その週に行かないとわからないことも多いし。

お花よりも木が多いエリアを縫うように歩くと日影で過ごすことができます。
そんな風に進んでメインのヴィクトリアゲートから奥に進むとキューパレス。


最近はブリジャートン家の人々で有名になった王様一家が19世紀初頭に住んだ場所です。
ジョージ3世。
これはマダムタッソーの蝋人形のレプリカ。
彼とシャーロット王妃の間には15人の子供がいました。
その子供たちの名前がずらりと並んだお部屋。
彼らの後、王位は長男のジョージ、そしてその後は5男の娘ヴィクトリアが王位を継ぎます。
そんな家系図。
15人の子供を産んだシャーロット王妃はその人生の大半を出産とその回復で過ごしたことになります。

私はひとりしか授からなかったけれど、それでも大変だと思いましたがその15倍!
想像できない。

そんなシャーロット王妃が亡くなったのはこのキューパレス。
このプラークは孫であるヴィクトリア女王によってシャーロット王妃の寝室に掲げられています。
暑かったから、ショートパンツで行ったのがプラークに映っていますね(笑)
そのほかのお部屋に比べるとあっさりとした趣向のお部屋。
彼女はこのパレスで病気の王様ジョージ3世と一緒に暮らしました。
キューガーデンは広いので、あまりこの奥の方まで進む方が少ないです。

特に以前はこの宮殿がキューガーデンの入場料を払った人にも有料だったこともあって、いまだに古いガイドブックを見て「有料なら行かない」という人も多いようです。

今はこのパレスの追加入場料は撤廃されました。
11時から4時まで追加の入場料なしで入ることができますから是非どうぞ。















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2025年6月16日月曜日

父の日のカレー



昨日は父の日だったので、ティムちゃんのリクエストで桃太郎君がカレーを作りに来ました。

桃太郎君が私たちのために何かお料理をしてくれたのはこれでたぶん3回目くらいだと思います。

確か残りの二つも煮込み料理だった気がする。

「お肉やお野菜は僕が持っていくからスパイス類はおうちにあるのを使ってもいい?」
ということなので用意して待っていました。
何を使うか詳しくは聞かなかったけれど、たぶん普通のレシピなら十分なはず。

11時半ごろに来て、ひとりでキッチンでお料理する桃太郎君。
お手伝いしようか聞いたんだけど、大丈夫だって。

ティムちゃんは私が行ったら邪魔だし手出しじゃなくて口出ししそうだから行っちゃダメだって。
でもライスは私に作ってほしいとのことだったので、食べる30分前に呼んでもらいました。
今日はプレーンなサフランライスにした。
チキンカレーだけだと思っていたらほうれん草のカレーも作っていました。
何のスパイスを使ったのか、本格的なインド料理屋さんの匂い。

いただきまーす。
このあとは3人でゲームをして楽しい父の日になりました。



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